英語で褒められた時は何て返事をする?

褒められた, 英語, ネイティブキャンプ

「○○さんって仕事がいつも速いですよね」「××ちゃんのワンピースかわいいね」「~~くんは礼儀正しいよね」など、仕事でもプライベートでも、誰かを褒めたり、逆に誰かから褒められたりすることがあると思います。

もちろん人によりますが、日本では褒められると謙遜して「そんなことないよ」「めっそうもない」などと返事をすることが多いのではないでしょうか?そして、英語で褒められたときはどのように返せば良いのか迷ってしまうという方もいるでしょう。

今回の記事では、英語で褒められたときにどのような返事のフレーズがあるのかご紹介していきます。友達に対して使えるカジュアルな言い方や、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面での表現に加えて、相手を褒め返す言い方やユーモアのある言い方、「ありがとう」の様々な言い方などについてもわかりやすく解説していきます。

それぞれ例文とともにご紹介しますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。

友達に使えるカジュアルな言い方

まずは、友達から褒められたときに使えるカジュアルな返答をご紹介します。

日本では「いやいや」と謙遜して否定の言葉を返すことが多いと思いますが、英語ではまず褒めてくれたことに対して、素直に感謝の気持ちを伝えることが大切です。「Thank you.」と言うのを忘れないようにしましょう。

褒められたときに何も言わないのはNGです。謙遜して否定する場合も「Thank you」と感謝の気持ちを先に述べることで、相手が褒めてくれたことを肯定的に(ありがたく)受け止めました、ということを表現できますし、相手の発言を否定するものではないことを伝えられます。

また、「Thank you」を言う時に、笑顔で最後に「!」をつけるような明るいトーンで言うとさらに効果的です。

例文

A:Oh, I like your new dress! It really suits you!

(ああ、あなたの新しいドレスはいいね!本当に似合ってるよ!)

B:Thank you!

(ありがとう!)

A:I love your new hairstyle!

(新しいヘアスタイル、いいね!)

B:Thanks!

(ありがとう!)

ビジネスなどフォーマルな場面での言い方

ビジネスシーンなど、フォーマルな場で褒められたときにも、感謝の気持ちの伝え方は同じです。

そのうえで、ポジティブなニュアンスを含みながらも、謙虚な気持ちを伝えられるのが「I'm still working on it.(まだまだ勉強中です・まだまだ努力している途中です・上達するために頑張っています)」や「I still have a long way to go.(道のりはまだ長いです・まだまだです)」といったような表現です。

また、自分の上司などが褒めてくれたことに感謝する表現として「Thank you for taking the time to let me know(私に知らせるために時間を使ってくれてありがとうございます)」や「appreciate you taking the time to express~(~を表すために時間を取ってくれたことに感謝する)」なども覚えておくと便利です。

例文

A:Your presentation was excellent yesterday.

(昨日のあなたのプレゼンテーションは素晴らしかったね。)

B:Thank you very much! I'm still working on it.

(ありがとうございます。まだまだ勉強中です。)

A:Your report was very clear and concise.

(あなたのレポートはとてもわかりやすく簡潔にまとまっていたね。)

B:Thank you very much, I appreciate you taking the time to express that.

(ありがとうございます。お言葉のために時間をとっていただき感謝いたします。)

concise:簡潔な

Thank you, but I still have a long way to go.

(ありがとうございます。でも、まだ道のりは長いです。)

相手を褒め返す言い方

日本ではあまり一般的ではないかもしれませんが、英語圏では誰かから褒められた際、相手を褒め返すということもあります。

例えば、外見や持ち物、着ているものなどを褒められたときに、相手が身につけているもののなかで自分が素敵だなと思ったもの、目立っているなと思ったものなどを使って褒め返すことができます。そのようなときには「I like your ~, too!(あなたの~も素敵ですね)」というフレーズが便利です。

また、褒めてくれた内容が自分だけでなく相手にも同じように当てはまると思った場合は、シンプルに「You, too!(あなたもね!)」という表現を使うこともできます。

さらに、褒めてくれるような優しい性格を持っている、というニュアンスで「it's very nice/kind of you.(とても優しいですね)」という表現もよく使われます。

例文

A:I like your T-shirt.

(あなたのTシャツ、いいね。)

B:Thank you, I like your earrings, too!

(ありがとう。あなたのイヤリングも素敵だね!)

A:Good job!

(よく頑張ったね!)

B:Thank you、 you too!

(ありがとう、あなたもね!)

Oh, thank you. That's very nice of you.

(まあ、ありがとう。とても優しいですね。)

ユーモアのある言い方

こちらもあまり日本では一般的ではないかもしれませんが、ユーモアのある言い方で返事をする方法もあります。

例えば、「Wow! Keep them coming.(わあ、もっと続けて)」というフレーズを使うことで、「もっと褒め言葉をちょうだい」「もっと言って」というニュアンスを出すことができます。

また「I won't argue with that.(異議はないね)」や「Could you please say that again?(もう一回言ってくれる?)」などのフレーズもあります。

ただし、これらのフレーズは、相手との関係性によっては傲慢な人だと捉えられてしまうこともあるため、仲の良い友達同士で使ったり、関係性ができている親しい相手に使うと良いでしょう。また、真面目過ぎるトーンではなく、冗談だということがわかるような表情・声のトーンにしてくださいね。

英語では、褒められたときにまず否定から入らないと前述しましたが、だからといって褒められたこと・褒められた内容を当然視するような言動は好まれません。

「ありがとう」の様々な言い方

最後に、「ありがとう」の様々な英語表現をご紹介します。

例えば「That means a lot to me.(そう言ってもらえて嬉しいです)」や「I'm glad to hear that.(それが聞けて嬉しいです)」、「I appreciate that.(感謝します)」、「I'm flattered.(お上手ですね・そう言ってもらえて嬉しい・光栄です)」などがあります。flatterは動詞で「お世辞を言う」「おべっかを使う」という意味があります。

例文

A:You're really good at cooking.

(あなたは本当に料理が上手ですね。)

B:I'm flattered.

(お上手ですね。)

A:I think you'll definitely be successful one day.

(あなたはいつか必ず成功すると思います。)

B:Thank you, that means a lot to me.

(ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです。)

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、英語で褒められたときににどのような返事のフレーズがあるのかご紹介しました。友達に対して使えるカジュアルな言い方、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面で好まれる表現の違い、相手を褒め返す言い方やユーモアのある言い方、「ありがとう」の様々な言い方などについてわかりやすく解説しました。

日本で生活していて、海外のクライアントや外国人の友人から英語で褒められることもあるかもしれません。海外旅行や留学、移住した際にも、褒められるシチュエーションは多々あるはずです。そのようなときに、ぜひ今回の記事でご紹介した内容を思い出して、それぞれのフレーズを使ってみてくださいね。

また、今回学んだ英語について「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーはどのように使っているのか、感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。

今回ご紹介した英語で、褒められたときの返事の仕方をさらに練習しても良いですし、褒められたシチュエーションを想定して会話の練習をしても良いでしょう。また、日本と海外における「褒める」文化の違いなどを、講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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