「あの人はこだわりが強い」
「コーヒーにはこだわりがある」
「今回のプロジェクトはとことんこだわりたい」
日常でもビジネスでもよく使われる「こだわり」や「こだわる」の言葉。英語でどう言うのか知っていますか?
この記事では、「こだわり」の英語表現や「没頭する」「熱中する」などの類似表現を詳しく解説します。ぜひ毎日の英語学習にお役立てください!
こだわりの意味
「こだわり」とは、ある事柄に対して注意深く、細かい部分まで気を配ることを指します。妥協せずに徹底的に追及したり熱心に取り組んだりすることで、物事の質や価値を高める姿勢を表現している言葉です。
「こだわりの店」「こだわりの品揃え」など、ポジティブな意味で使われることが多い一方、「こだわりが強い」「こだわりが捨てられない」などといったネガティブな側面も。たとえば、小さなことに気を遣いすぎていたり、こだわりが強すぎて柔軟性が欠けていたりする場合は、ネガティブな要素として捉えられることもあります。
英語で「こだわり」を表現する際は、ニュアンスに応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
こだわりの英語表現
さっそく、「こだわり」の英語表現を7つ紹介します。
・stick to
・particular about
・comitted to
・picky about
・fussy
・be hung up on
それぞれのニュアンスを例文を用いながら分かりやすく解説していきます。
Take ~ seriously
「take〜 seriously」は「〜を真剣に受け止める」「〜ついて真面目に考える」という意味です。ある事柄に対して、真剣に考えたり行動したりすることを表現したいときによく使われます。
例えば、「わたしは学業を真剣に受け止めています」と言いたい場合、「I take my studies seriously.」と表現します。「キャリアを真剣に考えている」であれば、「I take my career seriously.」と言い換えることができます。このフレーズは、仕事や学業、人間関係などさまざまな文脈で活用できます。
彼女は仕事の責任について真剣に考えています。
健康にこだわって栄養価の高い食事を摂ることは大切です。
Stick to
「stick to」は「〜に固執する」「〜に執着する」というニュアンスで使われる英語表現です。「stick」には「くっつく」「張り付く」などの意味があります。シールを「スティッカー」と呼ぶことからもイメージしやすいですよね。
私は自分の決断にこだわり夢を追い続けることにしました。
彼は他人が何と言おうと常に自分の信念にこだわります。
その会社の成功は、核となる価値観にしっかりとこだわり続けたことの賜物です。
Particular about
「particular about」は、ある事柄に対してとても注意深く気を配ることを指す英語表現です。特に、洋服や食べ物の好みに対して使われます。例えば、「わたしは食べ物にこだわりがある」と言いたい場合は、「I’m particular about food.」と言います。
わたしの母は家の清潔さに非常にこだわっています。
彼女は自分の仕事の品質に非常にこだわっています。
Committed to
「committed to」は「〜に専念している」「〜に熱心に取り組む」といったニュアンスで使われる熟語です。日本語でも「コミットする」は一般的に使われていますね。目標に向かってこだわりを持って真剣に取り組んでいることを表現するのにぴったりです。
彼は勉強に熱心です。
私はこの問題の解決策を見つけることに全力で取り組んでいます。
Picky about
「picky about」もこだわっていることを意味するフレーズです。
「picky」は「pick(選ぶ)」から派生した言葉で、「非常に選り好みする人」「細かいことにこだわる人」を意味します。例えば、食べ物の好みがうるさく、特定の種類の食べ物しか食べないような人に対して使われます。
また、こだわりが強くて柔軟性に欠けているようなニュアンスも含んでいるため、ネガティブな意味として使われることもあるフレーズです。使う際は状況や相手との関係性に十分に注意しましょう。
彼は食材の品質にとてもこだわりがある。
彼女は服のフィット感に強いこだわりがある。
Fussy
「fussy」も「picky」と同じようなニュアンスで使われる単語です。何かに対してとても慎重で細かい点までこだわることを意味しますが、「細かいことにうるさい」「好き嫌いが激しい」「神経質」などのネガティブなニュアンスが強く含まれているので、使う際には注意が必要です。
彼はレストランを選びにはかなりうるさいです。
彼はデスクの配置について少し神経質です。
Be hung up on
「be hung up on」は、「執着している」「こだわりすぎている」ことを意味する熟語です。このフレーズは、過去の出来事や感情について、過度に考えすぎていたり気にしていたりする状態を表現する際によく使われます。
例えば、昔の失恋をずっと引きずっているような状況が挙げられます。また、心理的なこだわりを指す際に使われることも多く、容姿や恋愛などに夢中になっているような状況でも使われます。
まだ過去の失恋にこだわってるの?
彼女は外見にあまりにもこだわりすぎている。
こだわりの類似表現
続いて「こだわり」の類似表現を3つ紹介します。
・be absorb in:夢中になる
・be into:はまる
英語の表現の幅を増やしたい方は、英会話で使えそうな単語を選んで練習してみてください。
Immerse oneself in:没頭する
「immerse」は「〜を没頭させる」という意味を持つ他動詞です。人が没頭していることを表現するには、「immerse onself in」「be immersed in」といった使い方をします。
わたしはフランス語を学ぶためにフランスに行って、言語と文化に没頭しました。
Be absorbed in:夢中になる
「absorb」には「〜を夢中にさせる」という意味があり、「be absorbed in」と使うことで、「〜に夢中である」「〜に没頭している」状態を表すことができます。
ある活動や興味に夢中になっていて、他のことを考える余裕がないような状態に最適なフレーズです。
わたしは本に夢中になりすぎて、時間が経つのを気づかなかった。
Be into:はまる
「be into」は「〜に興味がある」「〜にはまっている」という意味で使われます。最近はまっていることについて話す際に便利な表現です。
わたしは最近ヨガにはまっていて、毎朝練習しています。
まとめ
この記事では「こだわり」の英語表現を紹介しました。ぜひここで紹介した英語を使って様々なニュアンスを含む「こだわり」を表現してみてくださいね!
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、オンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットできます!無料体験レッスンも受付中です。
◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.