「要点をまとめておいてね」
「要点を明確にして」
ビジネスやアカデミックな場面でよく使われる「要点」という言葉ですが、英語ではなんと言うのか知っていますか?
この記事では「要点」の英語表現をたくさんまとめています。「概略」「要約」などの関連表現も紹介します。ビジネス英語をマスターしたい方、必読です!
要点とは
まず「要点」の意味について理解を深めましょう。
「要点」とは、文章や情報の中で最も重要な部分やポイントのことを指します。文章や情報を簡潔にまとめる際には、要点を押さえることが大切です。また、要点を明確にすることで、全体像を理解しやすくなったり、必要な情報を素早く把握できたりなどの利点があります。
「要点」の類義語は、概略、要旨、要約、要件、ポイントなどです。
要点 英語表現
「要点」を表す英語表現は主に以下の4つが挙げられます。
・Main point
・Essentinal point
・Gist
それぞれ例文とともに詳しく解説していきます。
Key point
「Key point」は、「要点」「要旨」を指すフレーズです。文の中で特に注目すべき情報やポイントという意味で一般的によく使われます。日本語でも「キーポイント」と言うため、イメージしやすいですよね。
たとえば、ビジネス会議で重要な要点を強調する際に「Let me highlight the key point of our marketing strategy.(私たちのマーケティング戦略の重要なポイントをご紹介します。)」といった使い方ができます。他にも、プレゼンテーションやディスカッションなどの文脈でもよく使われます。
私たちのプレゼンテーションの要点は、顧客満足度に焦点を当てることです。
私たちの議論の要点は、新製品の開発における市場調査の重要性を強調することです。
今度のプロジェクトのプレゼンテーションの要点について話し合いましょう。
Main point
「Main point」も「要点」を意味するフレーズです。ビジネスシーンで一般的に使われる熟語で、会議やプレゼンテーションなどの核心的なポイントを「main point」と表現します。
前述した「Key point」と「Main point」はよく似ていますが、両者には微妙なニュアンスの違いがあることがポイントです。
「Key point」は議論の中の特に注目すべき情報や事柄を指すのに対し、「Main point」は議論全体の主要な内容を指します。「Key point」の方が、より焦点を絞っているようなニュアンスが強いです。
今日の議論の主なポイントを要約していただけますか。
B:Of course. The main point we need to emphasize is the benefits of our new product.
A:明日のクライアントとのミーティングの前に、提案書の要点を確認しましょう。
B:もちろんです。わたしたちが強調すべき要点は、新製品の利点についてです。
Essential point
「Essential point」は、「重要なポイント」「欠かせないポイント」を意味するフレーズです。会議やプレゼンテーション、議論などにおいて、本質的かつ不可欠なポイントだと強調したい際に適したフレーズです。「Essence」(名詞:核心・本質)と言い換えることもできます。
交渉を進める前に、契約の要点をまとめてみましょう。
このプレゼンテーションの重要な点は、当社の製品が顧客のニーズをどのように満たしているかを示すことです。
Gist
「Gist」は、「要点」「大意」「骨子」を意味する名詞です。細かい情報を省いて、内容の本質や要点を表現したい際に適した言葉です。
記事の要点を教えてもらえますか?全文を読む時間がありません。
議論の要点は何ですか?私は出席できませんでしたが、主要なポイントを知りたいです。
概略 英語表現
主要な内容や要点を簡潔にまとめたものを意味する「概略」。細かい情報を省略し、大まかな要点をまとめるので、内容の全体像を即座に把握したい際に便利です。
「概略」の主な英語表現は以下の3つです。
・Overview
・Outline
それぞれ例文とともに解説します。
Summary
「Summary」は、「要約」「概要」といった意味を持つ名詞です。文章や会議の内容を簡潔に伝えたり、情報を効率的に伝達したりする際によく使われます。また、「要約する」と動詞で言いたい場合は「Summarize」を使います。「Summarize the meeting」で「会議を要約する」を意味します。
この本を読んだ後、私は主なテーマについて簡単に要約しました。
会議は議論中に下された主な決定の概要で終了しました。
Overview
「Overview」は「概要」を意味する最も一般的な単語です。「Overview」は、会議やプレゼンテーションなどの全体像を把握するために使用されます。たとえば、プレゼンテーションやレポート、会議の最初に、全体をより理解しやすいように「overview」を話すことがあります。
最初に、このプロジェクトの概要を説明します。
マネージャーは会議で過去1年間の会社の業績について概要を示しました。
Outline
「Outline」はプロジェクトや計画、会議などの「概要」を意味する単語です。具体的な細かい内容ではなく、大まかなポイントや要点をまとめたものです。
今日のプレゼンテーションで取り上げる主要なトピックの概を伝えます。
プレゼンテーションの概要では、導入・主な発見・結論の 3つの主要なポイントをカバーします。
要約 英語表現
文章や議論の内容を簡潔にまとめたものを「要約」といいます。要約することで、情報を効率的に伝えたり、内容を理解しやすしたりするメリットがあります。特に、長い会議や複雑な文章などを扱う際は、要約があると便利ですよね。
「要約」を意味する最も一般的な英語は、前述した「Summary」です。また、「Abstract」も要約を意味する名詞です。次項で詳しく解説します。
Abstract
「Abstract」は、論文や報告書などの「要約」を指す単語です。また、論文やレポートの冒頭部分に「Abstract」を記載することで、読者の内容理解を手助けしたり興味を惹きつけたりする役割もあります。
論文全文に入る前に、研究論文の概要を確認して、研究の内容を簡単に理解しました。
まとめ
この記事では英語で「要点」と言いたいときに使える英語表現を紹介しました。どれもビジネスやアカデミックな場面で頻繁に使われる表現です。ぜひこの機会に覚えてくださいね。
また、会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットしてくださいね!無料体験レッスンも受付中です。

◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.