みなさんは普段、地下鉄に乗りますか?日本でも地下鉄が走っていますが、海外にも地下鉄はあります。一言に「地下鉄」といっても、実は英語表現がアメリカとイギリスでは異なることはご存知ですか?
今回の記事では、地下鉄を意味する英語の中でもアメリカとイギリスではどう違うのか、また日本でもおなじみの「地下鉄」を表すその他の表現、地下鉄に乗るときに使える英語フレーズなどをご紹介していきます。
それぞれ例文とともに詳しくご紹介していきますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
「地下鉄」は英語で?
「地下鉄」の英語表現として、主に「underground(アンダーグラウンド)」「tube(チューブ)」「subway(サブウェイ)」の3つが挙げられます。以下、それぞれ詳しく解説していきます。
<h3>イギリスでは「underground」または「tube」
イギリスでは、「地下鉄」のことを「underground」または「tube」と表現します。これら2つの表現の違いや使い分けについては、後ほど詳しく解説します。
ちなみに、イギリスのロンドン地下鉄は、1863年1月に世界初の地下鉄として運行が開始されました。現在でも、古き良き雰囲気が残っています。なお、イギリスといえばロンドン地下鉄が有名ですが、スコットランドのグラスゴーや、イングランドのニューキャッスルやリバープールにも地下鉄があります。
私の夫はバスより地下鉄の方が好きなんです。
地下鉄とバス、どちらが速いですか?
すみません、一番近い地下鉄の駅はどこですか?
雨が降っていますね。地下鉄に乗りましょう。
地下鉄ではスリが多いので気を付けてください。
※実際、地下鉄や地下鉄の駅ではスリがよくありますので、気をつけてくださいね。カバンはしっかりとチャックをしめる、前に抱えて持つ、スマホや財布を外ポケットなどの見えるところに入れない、周囲をよく見る、などの対策が可能です。
<h3>アメリカでは「subway」
アメリカでは地下鉄のことを「subway」と言うのが一般的です。ニューヨークやワシントンDC、ロサンゼルスなどの大きな都市で走っています。特にニューヨークの地下鉄は有名で、利用者はロンドン地下鉄よりも多いと言われています。また、ニューヨーク地下鉄の歴史も古く、1904年に開通しました。
ちなみに、イギリスで「subway」と言った場合は、「地下通路・地下道」という意味になります。また、大手ファストフードチェーンの「サブウェイ」をイメージさせます。
地下鉄でそこに行けると思います。
地下鉄は早くて安いです。
多くの人が地下鉄で通勤しています。
美術館の近くに地下鉄の駅はありますか?
すみません、地下鉄の切符はいくらですか?
イギリス英語の「tube」と「underground」の違いは?
先ほど、イギリスでは「地下鉄」を表す英単語として「tube」と「underground」があるとご紹介しました。イギリスのロンドンにある地下鉄は、「the tube」という愛称・ニックネームで呼ばれることがあります。
一方、「the underground」は正式名称です。ロンドンの地下鉄のことを「The London Underground」といいます。地下鉄の駅であることを示す看板などには「underground」と書かれています。なお、「the tube」というニックネームですが、円筒形・アーチ型のトンネルを走ることが由来だと言われています。
「地下鉄」を表すその他の表現
「地下鉄」を表す単語は他にもあります。ここでは、日本でもおなじみの「metro(メトロ)」という単語をご紹介します。
<h3>Metro
「metro」はイギリスのメトロポリタン鉄道(世界で最初に開業した鉄道)に由来する表現です。パリの地下鉄の愛称として使われたのをきっかけに、現在ではヨーロッパやアジアなど、世界の色々な国で使われています。
「東京メトロ」でもおなじみの表現ですね。ロシアにおける最大の地下鉄「モスクワ地下鉄」も「メトロ」と呼ばれているほか、アメリカでもワシントンDCの地下鉄を「metro」と呼ばれています。
地下鉄では、特に朝は人が多いです。
私たちのホテルは地下鉄駅に近いです。
東京の地下鉄は複雑ですが、慣れれば便利です。
この地下鉄の駅は大きいから、みんな迷子になりやすいんです。
地下鉄の地図を手に入れました。
地下鉄に乗るときに使える英語フレーズ
ここまで、「地下鉄」を意味するさまざまな英語表現をご紹介してきました。国による違いや、正式名称やニックネームかの違いなど、一言に「地下鉄」といってもバリエーションが豊かなことがわかりましたね。
ここからは、海外で地下鉄に乗るときに使える英語フレーズをいくつかご紹介します。特に慣れない国や地域で地下鉄に乗る場合、日本と勝手が違って戸惑うこともあるでしょう。できるかぎりスムーズに、トラブルなく地下鉄を利用できるよう、ぜひここでご紹介するフレーズを覚えてみてくださいね。
まず、地下鉄に乗るためには駅を探さなければなりません。「underground」などと書かれた看板がないか周囲を見渡し、もし見つからなければ人に聞いてみましょう。
具体的な駅名が分からない場合は、「Where is the underground station?(地下鉄の駅はどこですか?)」や「What' the nearest/closest underground station?(一番近い地下鉄の駅は何ですか?)」のように質問します。
もし具体的な駅名が分かっている場合は、「Where is ~station?(~駅はどこですか?)」と聞いてみましょう。いずれも、話しかけるときにはいきなり切り出すのではなく一言「Sorry.」や「Excuse me.」と言ってくださいね。
また、駅構内で困ったときには、「Which line goes to ~?(~行きの路線はどれですか)」や「Where can I get the route map?(路線図はどこで手に入りますか?)」などの表現も便利です。
すみません。ピカデリーサーカス駅はどこですか?
すみません。地下鉄の駅はどこですか?
コベントガーデン行きの路線はどちらですか?
キングスクロス行きの路線はどれですか?
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「地下鉄」を意味する英語表現をご紹介しました。アメリカとイギリスでは違う単語が使われていることなどがわかりましたね。あわせてご紹介した地下鉄に乗るときに使える英語フレーズは、覚えておくと役に立つものばかりですので、ぜひ例文を何度も音読して練習してみてくださいね。
なお、一概には言えませんが、一般的に海外の地下鉄や駅ではスリなどが多い場合があります。周りの様子に注意しながら利用してくださいね。
今回学んだ「地下鉄」に関する英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどのように使っているのか、感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
「地下鉄」に関する英語表現をさらに練習しても良いですし、地下鉄に乗るときのシチュエーションを想定して会話の練習をしても良いでしょう。また、日本と海外における地下鉄やその他の交通手段の違い、マナーの違いなどを講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.