英会話スクールや毎日の英語学習で英語スキルを磨いていくと、知識や経験が身についていきますよね。そうなると、「英語を使う仕事をやってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
ひとくちに「英語を使う仕事」といっても、未経験からチャレンジできるアルバイト、空港やホテルなどで英語でサービスを提供する各種スタッフ、英語の専門職で高収入を得る翻訳業など多岐に渡ります。職種によって、求められる英語レベルやスキル、資格も変わります。今回は英語を使う職業について、一覧形式で一気にご紹介していきます。
- 英語力を活かせる職業一覧
- こんな人にオススメ!自分の好きなことや目標から仕事を選ぶ
- 実はこの職業も英語が必要!?英語力が必要な意外な職業
- 英語力が上がると年収も上がりやすくなる!?
- 今の時代は英語×別のスキルのかけ合わせが重要!
- まとめ
英語力を活かせる職業一覧
英語力を活かせる職業にはさまざまな種類があります。
・全国通訳案内士(通訳ガイド)
・トラベルライター
・客室乗務員(CA)/グランドスタッフ/クルーズ船員/パイロット
・児童英語講師/英会話講師/日本語教師
・英会話スクールスタッフ
・海外留学サポート
・観光地のショップスタッフ
・ホテルスタッフ
・外資系営業
・貿易事務
・中学校・高校英語教員
・外資系コンサルタント
・外資系エンジニア
・公認会計士
・国際弁護士など
近年では外国人観光客が増え、これまで英語を使う機会の少なかった職種やエリアでも英語が求められる場面が増えてきています。
「英語を使う仕事ができたらいいな」と思ってはいるけれど英語レベルに自信がない…と思っている方も、改めていろいろな職種について調べてみると、ご自身にぴったりの英語を使う仕事が見つかるかもしれません。
こんな人にオススメ!自分の好きなことや目標から仕事を選ぶ
自分の好きなことや目標に関連している職種であれば、能力も発揮しやすくやりがいを持って働くことができますよね。ここからは好きなことのタイプ別に、英語を活かせるおすすめの仕事をご紹介していきます。
旅行が好き
旅行が好きな人は、旅行に関連する以下のような仕事がおすすめです。
・ツアープランナー旅行の企画を行います。海外情報へのアクセスや問い合わせで英語を使います。 ・ツアーコンダクター
主に日本人向けの旅行に同行し、案内を行います。海外旅行に同行することも多いので、旅行の経験や英語能力を活かした仕事ができます。 ・全国通訳案内士(通訳ガイド)
国家資格を取得し、高度な英語能力と日本に関する知識を駆使して通訳案内を行います。 ・トラベルライター
国内外を旅行しながら、旅に関する記事を執筆する仕事です。英語と旅行を掛け合わせて仕事をすることができます。 ・客室乗務員(CA)/クルーズ船員
飛行機や船のスタッフとして働く仕事です。国際航路の乗務員であれば、世界を舞台に仕事をすることができますし、世界中の色々な方と英語で触れ合うことができます。
人に教えるのが好き
人に何かを教えるのが好きな人は、以下のような仕事で英語を活かすことができます。
・児童英語講師子供たちに英語を教える仕事です。資格や実務経験が必要となる職場もあります。子どもが好きな方にはぴったりです。 ・中学校・高校英語教員
教員免許を取得し、中高生の英語教育にあたります。 ・海外留学サポート
ご自身の英会話力や海外経験を活かして、これから留学する方のサポートを行います。 ・日本語教師
日本語を学びたい外国の方に日本語を教えます。対面だけでなく、オンラインで世界中の人に教えることもできます。
人と接するのが好き
人と接するのが好きな方には、英語を使ってコミュニケーションをとる機会の多い仕事がおすすめです。
・観光地のショップスタッフ外国人観光客の多い観光地では、飲食店や小売店で英語を使う機会も多くあります。プロフェッショナルな英語ではなくても、おもてなしの心を伝えることができます。 ・英会話スクールスタッフ
英会話スクールの受付など、外国人講師とのやりとりで英語を使う業務があります。 ・ホテルスタッフ
世界中から日本を訪れるお客様と英語でのやりとりをする機会があります。
英語力を活かしてバリバリ働きたい
高度な英語力を活かしてバリバリ働きたいという方には、以下のような職業がおすすめです。今はまだ資格や語学力が足りないかも…という方も、将来のビジョンとしてこういった職業を知り、目標にしていくこともおすすめです。
・外資系営業外資系企業の営業職は基本給に加えインセンティブ給がつくことが多く、日系企業に比べ1.5~2倍の収入を得られることもあります。 ・貿易事務
海外との貿易に関する事務処理に当たります。英語書類の取扱いや、英語での電話のやりとりが発生します。 ・外資系コンサルタント
企業向けのコンサルタント業務にあたります。外資系の場合はビジネス英語が必須となります。 ・パイロット
飛行機の操縦にあたって英語でのやりとりが必須となります。 ・外資系エンジニア
外資系企業にてエンジニアとなる場合は、業務上英語が必要となることが多くあります。常に世界の最新IT情報を得るため、英語での情報収集も欠かせません。 ・公認会計士
ビジネス英語スキルのある公認会計士は、海外での会計業務が可能となります。米国公認会計士資格を取得すると、高収入の可能性も高まります。 ・国際弁護士
国内外の案件に対して弁護士業務を行います。ビジネス英語に加えて専門用語の知識も必要となる難易度の高い職種です。
実はこの職業も英語が必要!?英語力が必要な意外な職業
英語を活かせる職業の中には、通訳や英会話講師といった有名なものだけでなく「この仕事でも英語を活かせるのか」と思うような意外な職業があったりもします。ここでは、3つの職種についてご紹介します。
ITエンジニア
ITエンジニアというと、固定的な職場環境のなかでプログラミングに励んでいるというイメージを持たれがちかもしれません。プログラマーとして専門で仕事をしている場合であればそのイメージ通りかもしれませんが、多くのITエンジニアは部署や会社を超えて、たくさんの人とコミュニケーションを取りながら業務にあたっています。
クライアントが海外企業であったり、自身の勤める会社が外資系であったりする場合には、社内外のやりとりで英語が必要となります。また、多くのプログラミング言語が英語ベースで作られているため、英語力が高いとプログラミングを円滑に進めやすくなります。
最新のITやプログラミングの知識を収集する上では、海外の英語サイトの情報を読めることは大きなアドバンテージになります。ITエンジニアにとっては、英語力の高さが業務へのプラス効果に直結しているといえます。
接客、販売業
近年では海外から観光客だけでなく、日本にビジネス目的で訪れる人も増えています。
英語圏以外からの訪問客でも、英語は共通言語として一通り話せるという方が多いため、海外からの訪問客が増えるということは、日本国内でも英語を用いた接客や営業の機会が必然的に増えるということになります。
そのため、観光地はもちろんのこと、都市部や地方の主要駅近辺での接客業や販売業では、英語力が必要となる場面が増えてきています。
事務職
事務職は職場によって大きく業務内容が異なります。外資系企業や貿易事務、商社での事務など、海外とのやり取りが発生する職場では英語力が必要になります。
その場合は、英語の書類やメールに目を通す場面も多くなるため、スピーキングやリスニングだけでなく、リーディングの他にも専門知識の習得も進めておきたいところです。
英語力が上がると年収も上がりやすくなる!?
英語力と年収には相関関係があるのでしょうか?
グローバル人材の紹介派遣を行っているエンワールド・ジャパン株式会社が正社員として働いている方を対象に行ったアンケートでは、年収1,000万円以上である人の割合が「英語レベル上級」では約60%、「英語レベル初級」では約10%という結果になりました。
また、ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社が行った「語学力と年収に関する調査」では、英語力がネイティブレベルである人の平均年収は、英語力のない人に比べると1.3倍であることがわかりました。
これらの結果に表れているように、英語力の高さと年収には「英語力が高いと年収も高い」という傾向がみられます。
現時点では、ビジネスレベルの英語力を持つ日本国内の人材が少ないため、ビジネスシーンで英語でコミュニケーションを取れる人材に希少価値があり、その分年収も高くなるという状況です。
今の時代は英語×別のスキルのかけ合わせが重要!
一昔前は英語を流暢に話せる人材が今よりも希少であったため、英語が話せるだけで仕事を得ることも可能でした。
現在では、英語学習のプラットフォームやサービスが多様化し、留学も以前ほど特別ではなくなり、多くの人がハイレベルな英語教育を受けることができるようになっています。ネイティブレベルで英語が話せる人はまだ少ないものの、日常会話レベルで英語が話せる人の数は以前より増えてきています。
今の時代では、英語だけでなく「英語を使って何ができるのか」という “英語以外のスキル” との掛け合わせで職業を考えることが重要です。
英語 ✕ 動画編集
英語 ✕ 接客
など、掛け合わせるスキルは人それぞれで、いろいろな可能性があります。「英語を使って何ができるのか」に着目し、ぜひご自身の強みを分析してみてくださいね。
まとめ
「英語を使う仕事」といっても、英語のレベルや求められるスキルは職種によって大きく変わってきます。
英語力だけでなく、コミュニケーション能力や専門知識などを合わせて求められる場合も多くあります。ご自身の適性や経歴との掛け合わせも考慮して、英語力を活かした仕事について広い視野で調べてみてくださいね。

◇経歴(英語を使用した経歴)
高校時代にイギリスへ短期留学。
大学院進学の傍ら、TOEICスコアアップや海外留学、海外旅行を経験。
社会人生活を経て、現在は英語に関するWEBコラム記事を執筆中。
◇資格
TOEIC900
◇留学経験
・ロンドン:2週間 Harrow School
・ハワイ島:2週間 Universal English Academy
・バレンシア:3週間 don Quijote Valencia
◇海外渡航経験
留学:イギリス、ハワイ、スペイン
旅行:イタリア、チェコ、アメリカ、メキシコ、韓国、モロッコ、フランス、デンマーク、フィンランド、スイス、ハンガリー、ベルギー、オーストリア
◇自己紹介
ラジオ基礎英語をきっかけに英語の世界へ。理系専攻ながら英語を磨き、留学や旅行で色々な国を訪れた。結婚を機にWEBライティングを始め、現在は二児と共に英語ライフを楽しんでいる。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.