これだけは避けて!英語学習で失敗してしまうパターンを紹介!

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みなさんは普段英語を勉強していて、一生懸命に取り組んでいるのになかなか成果がでない、思うようにスキルが伸びない、と感じることはないでしょうか?そのように感じている方は、もしかしたら知らず知らずのうちに英語学習の失敗パターンに陥っているかもしれません。

そこで、今回の記事では、英語学習者が陥りやすい失敗パターンを分野ごとにご紹介していきたいと思います。どのような失敗が起きやすいのか、代わりにどのようにすれば良いのか、より良い学習法は何かなど、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。この記事を読んで、ぜひみなさんの英語習得に役立ててみてくださいね。

英語学習での失敗パターン

「英語学習での失敗パターン」と一言で言っても、実はさまざまなものがあります。また、具体的にどのような分野でどのような失敗が起きやすいのかを知ることで、その対策を立てることができます。

この記事では、リスニングの失敗・リーディングの失敗・文法での失敗・コミュニケーションでの失敗・スピーキングでの失敗・ライティングでの失敗の6つにわけて具体的にご紹介していきます。

リスニングの失敗

リスニングにおいて、陥りやすい失敗のひとつが「聞き流しをする」ということです。常に聞き流しをしている、繰り返し聞き流しをしている、というのは、確かに「勉強している感」は得られます。英語のリズム感覚をつかんだり、英語のイントネーションなどに慣れることはあっても、実際に英語が聞き取れるようになったり、話せるようになったりすることはほとんどないと言ってよいでしょう。

その理由は、聞き流しでは十分に集中できない(していない)ためです。特に新しい音源に触れる場合は、聞き流しではなくしっかりと集中できる環境で聞くことが大切です。

「何を言っているのか」「文法は何が使われているのか」「聞き取れなかった個所はどこか」など、ロジカルに分析して聞くようにするのがポイントです。教材については、音声だけでなくスクリプト(台本)もあるものを選びましょう。聞いた内容を台本で確認することで頭に入りやすくなりますし、自分が聞き取るのが苦手な箇所もわかるようになります。

また、リスニングの勉強として、洋画や海外ドラマを字幕付きで見るのも避けた方が良いでしょう。字幕を追ったり、ストーリー展開を追ってばかりでリスニングに集中できないことが多いのが理由です。

英語学習のモチベーションを保つために洋画や海外ドラマを見る、という程度にしておいた方が無難と言えるでしょう。

リーディングの失敗

リーディングにおける失敗で多いのが、「自分のレベルや興味に合っていない(難しすぎる・つまらないと感じる)英文をたくさん読もうとする」というものです。

確かに、難しい単語がびっしりと並んだ長文を読んでいる姿はかっこいいかもしれません。しかし、特に多読を目標とする場合は、文中の80~90%くらいの単語を知っている(調べなくても意味がわかる)文章を読むと良いでしょう。

また、英字新聞や英語ニュースは毎日発信されますし、良いリーディングの教材となりえます。しかし、時事に興味のない人が「英字新聞や英語ニュースを読む」ことだけを目標にするのは避けた方が良いでしょう。

ニュースを知りたいと思って読むのと、仕方なく読むのとでは、頭に入ってくる情報量に大きな差が出ます。もし時事に興味がないのであれば、無理して英字新聞を読むのではなく、自分の興味のある分野の記事を読むのをおすすめします。

ちなみに、筆者(私)はイギリス在住ということもあり、普段は洋書をよく読んでいるのですが、最初からスラスラと読めたわけではありませんでした。最初のころは子ども向けの本や短編を読んでいました。最初から難しい本を読むと挫折しやすいので、まずは簡単なものから始めて、「できる!」という成功体験を積み重ねていくことが大切だと思います。

文法での失敗

「文法は無視しても大丈夫」「文法なんて気にしないでひたすら話せばOK」というアドバイスを聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、これが文法面での大きな失敗です。

確かに自信を持って話すことは大切ですが、文法を無視して適当に話したとしても、結局相手に言いたいことが伝わらず、上手くコミュニケーションが取れないでしょう。その結果、自信を失うことにもつながります。

文法については、中学・高校で習うものをマスターすれば問題ありませんので、まずはそこをしっかりとカバーしましょう。

文法を無視することは、自分の間違いに気付かなくなるということでもあります。間違いに気付き、修正していくことで英語は上手くなっていきます。自分の間違いに敏感であるためにも、文法は無視しないようにしましょう。

コミュニケーションでの失敗

コミュニケーションにおける失敗としては、「十分なアウトプットの機会をもうけていない」ということが挙げられます。

多くのリスニング教材を聞き、英文を多読し十分なインプットをしても、それを実際に口に出して相手に伝える機会がなければ、コミュニケーション能力は上がりにくいでしょう。

英会話スクールに通ったり、外国人と日本人が交流するコミュニティなどに所属したりするのは良いですが、「自分がどれだけアウトプットできているか」を常に確認するようにしましょう。複数の人がいる場合は、講師や他の受講生、他の人ばかりが話している、という状況にもなりかねません。

きちんと自分がアウトプットできる時間を確保したい場合は、マンツーマンの英会話レッスンがおすすめです。

なお、もちろん自分が話すことは大切ですが、コミュニケーションですので、相手の話をきちんと聞くことも大切です。相手の話を遮ると不快な思いをさせる可能性がありますので、気を付けてくださいね。

スピーキングでの失敗

おそらく、多くの日本人が苦手としているのが英語のスピーキングではないでしょうか。スピーキングに苦手意識を持っている人は、どうしても「話すスキルが足りないからだ」「とにかく話す練習をしなければならない」と思いがちですが、これが失敗につながりやすいのです。というのも、スピーキングが苦手な人は、実は「圧倒的にインプットが足りていない」場合が多いためです。

口に出して話す(アウトプット)ばかりをしていても、言いたいことを適切に表現できるボキャブラリーや、それを正しく説明できる文法力がなければ、いつまで経ってもスピーキングは上達しません。

英語をスラスラとよどみなく話している人はかっこよく見えるかもしれません。しかし、そのような人も、そのレベルに至るまでに地道に単語や熟語を覚え、文法を覚え、それを何度も繰り返すという地道な作業をしてきたはずです。英語習得に近道はありませんから、コツコツと努力を続けていきましょう!

ライティングでの失敗

ライティングの失敗で多いのが「自分でゼロから英文を考え、そのまま書いてしまう」というものです。確かに自分の頭で考えることは大切なのですが、特に英語を勉強し始めたばかりの人や英語初心者であれば、何も参考にせずに自分で作った英文には間違いが発生する可能性が高いでしょう。

こうした失敗を避けるためにすべきことは、お手本となる英文を探し、それを自分なりにアレンジすることです。例えば、自分の趣味についてライティングしたいと思ったら、同じように趣味について書いている文を探してみましょう。このときにポイントとなるのが、ネイティブが書いている文章を参考にすることです。自分と同じような英語学習者の英文には間違いがあるかもしれませんので、正しくミスのない文章を見つけましょう。

そして、お手本の文の単語だけを変えたりしてライティングの練習をしましょう。そうすることで、正しい文法が身に付きますし、また英語としてどのように書けば論理的なのかということもつかめてきます。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、英語学習で失敗してしまうさまざまなパターンを徹底的に詳しくご紹介していきました。「これだけは避けたい!」というような根本的なものばかりをご紹介しましたので、ぜひ反面教師にして、みなさんの英語学習に活かしてみてくださいね。

一言で「英語を勉強する」といっても、ただやみくもにやれば良い、というわけではありません。何も考えずに勉強していると、今回の記事でご紹介したような失敗をしてしまうかもしれません。

英語学習での失敗は、基本となる4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)だけでなく、コミュニケーションや文法面でも起こりえます。自分が苦手に感じている分野はもちろん、得意だと感じている分野でも意外なところに落とし穴があるかもしれませんので、ぜひ気を付けながら勉強してみてくださいね。

他の人がどのような部分で失敗しているのか、自分はどのような失敗をしやすいのかということがわかれば、それを活かすことができますし、コツをおさえながら学んでいけば、効率よく英語を身につけることができますよ。

また、自分ひとりの力では英語学習が続きそうにない、途中で失敗してしまいそう、誰かにチェックしてもらいながら勉強したい、と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。特に、リスニングやスピーキングは実戦練習が重要ですが、普段日本で生活しているとなかなかその機会を得ることは難しいですよね。そんなときにもネイティブキャンプのレッスンは役に立ちますよ。

ネイティブ講師は英語学習のプロですから、今回ご紹介したような失敗をしないためにはどのようにすればよいのか聞いてみても良いですし、どのような勉強法が自分には合っているのかディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

nativecamp.net

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