皆さん、こんにちは。海外に行くと、必ず一度は、「予約をする」経験があるのではないでしょうか。もしくは、日本でも外国の方がレストランなどで予約をしたい場合、手助けするなんてことがあるかもしれません。皆さんは、「予約」と聞いて、どんな単語を思い出しますか?
実は、「予約」に使える単語はたくさんあります。また、「予約する」と言っても、レストランや空港など場面や状況によって使い分ける必要があるのでしょうか。この記事では、予約するを英語で使うことができるよう紹介していきます。また、予約の英語を使い分けできるよう解説もしていきます。一緒に、学んで海外に行った際に困らないようになりましょう。
予約 英語
予約を意味する英語は、たくさんあります。ここでは、代表的な3つを紹介していきます。
reservation
booking
appointment
の3つです。
それでは、「予約する」の英語を例文と共に学習していきましょう。
また、同じ意味でも「予約」の英語の違いについても学んでいきます。
Reservation
予約を意味する英語reservation の読み方は、アメリカ英語で「rèzɚvéɪʃən」、イギリス英語で「rezɜ:ˈveɪʃʌn」です。「リザーベーション」と発音します。レストランの席やホテルの部屋といったスペースや場所を確保したい時に「reservation」が用いられます。動詞の「make」と一緒に使うことが多く、「make a reservation」で「予約する」と表すことができます。動詞で使いたい場合は、「reserve」で「予約する」という意味になり、こちらもよく使用します。では、例文で確認しましょう。
予約 英語 レストラン でしたい場合
Hello, I would like to make a reservation for 4 at Native Camp restaurant for March 10th at 9 PM.
「こんにちは。私は、そちらのレストランに3月10日、夜の9時、4人で予約がしたいです。」
予約 英語 ホテル でしたい場合
A: Hi, can I help you?
B: Yes, I’d like to reserve a room at your hotel for next weekend.
「こんにちは、何か手伝えることはありますか?」
「はい。次の週末にそちらのホテルの部屋を予約したいです。」
また、動詞「make」の代わりに動詞「have」を用いて「have a reservation」「予約がある」と表すこともできます。
I already have a reservation for a music room because I have a piano test tomorrow.
「私は、すでに明日のピアノのテストのために、音楽室を予約しています。」
Booking
「Reservation」と同様、予約の意味でよく使われるのが、この「booking」という単語です。「Booking」単体で、「予約」という意味になります。「Booking」は元々、「記帳」という意味からきています。「Book」が「本」という単語の意味になることからも、理解できますね。そのため、予約を記帳しておくようなイメージです。
この予約を意味する「booking」は、飛行機の座席やコンサートのチケットなどの予約で使われることが多いです。
I have a flight booking to go to New York tomorrow.
「私は明日のニューヨーク行きの予約をとっています。」
I want to book a ticket for a Jazz concert in New York.
「私はニューヨークでジャズコンサートのチケットを予約したいです。」
「Booking 」は、ひとまず予約をとっておくというニュアンスが強いです。日本でも、予約の英語をカタカナで、「オーバーブッキング」や「ダブルブッキング」などと表すことがあります。「予約をとりあえずとっておく」つまり、「もしかしたら予約が何らかの理由で無効になるかもしれない」と解釈できるのがこの「booking」です。予約に問題が生じる「オーバーブッキング」や「ダブルブッキング」といった言葉として使われるのも納得です。
Appointment
3つ目に紹介するのは、「appointment」という単語です。しかし、この単語には「予約」という直接の意味はありません。「Appointment」は、「約束」と訳すことができます。「人に会う約束がある=予約する」といった意味で使われます。そのため、人を介入して「予約する」と表したい場合には、「appointment」を使います。日本語でも「アポはとった。」などと話す時に使用する時があります。これは、予約の英語を略して「appointment」の「アポ」からきています。
「Appointment」 も名詞のため、動詞「have」と一緒に使用することが多いです。
I am so busy because I have another appointment after work.
「私は仕事の後にもう一つの約束があって、とても忙しいです。」
また、「appointment」の後に「with」を使い、その後に人の名前や職業をいれることで、具体的に表現することができます。
I have an appointment with a professor in the afternoon.
「私は、午後に教授と会う予約をしています。」
3つのちがい
以上、予約を表すことができる単語、「reservation」、「booking」、「appointment」について学習しました。では、3つの単語に違いはあるのでしょうか。これらの単語の違いについて解説していきます。
まず、「reservation」と「appointment」には、それぞれ動詞をつけることで、予約の英語を動詞化することが可能です。
例えば、「reservation」は、動詞「make」や「have」と一緒に使うことを学習しました。「Make a reservation」で「予約する」、「have a reservation」で「予約がある」などと表せます。「Appointment」も、動詞「have」をつけることで「have an appointment」「約束がある」などと動詞化して訳すことができます。
一方、「booking」は動詞「make」や「have」をつけて使うこともありますが、ネイティブスピーカーにとっては、少し不自然に感じるようです。
また、「reservation」や「booking」は、動詞「reserve」と「book」というように、形を変えて動詞にしても「予約する」という意味になります。
しかし、「appointment」は動詞にすると「appoint」となり、「任命する」などと少し違った意味になるので、「予約する」という意味で使用することはできません。
意味や状況による使い方の違いについてですが、「reservation」と「booking」は、実際のところ辞書を引いてもほぼ同じ意味です。
ホテルやレストランの予約、また飛行機やコンサートチケットの予約に関しては、どちらの単語を使用しても間違いではありません。
ただ、厳密には、「reservation」には、あるサービスを「確保する」という意味合いをもち、ビジネスや日常的な会話にいたるまで幅広く使われることが多いです。
「Booking」には、アイテムやサービスに対して「手配する」という意味合いをもち、エンターテイメントや旅行に関した場所で使われることが多いです。そのような違いを意識して使い分けができると良いです。
また、「appointment」は、「人と約束する」時に「予約する」という意味で使用できるという独特な意味合いがあります。人との「予約」と覚えておくと良いでしょう。
その他の表現
ここからは、以上3つの他にも使うことのできる「予約」の単語とフレーズについて学習します。状況に応じて使い分けができるようになると良いでしょう。
Order
「Order」は、「注文する」という意味で皆さんも使うことが多いのではないでしょうか。
実は、この「order」には「予約する」という意味でも使用することができます。例えば、ある販売している商品を予約する際には、「order」の使用が適しています。
I ordered a turkey for the party.
「パーティーのためにターキーを予約しました。」
また、まだ売られていない商品を予約したい際には、「order」に「前の」などを意味する接頭語「pre」をつけて、「pre-order」などと表現することもできます。
I can’t wait to pre-order new products at this shop.
「私は、このお店の新しい商品の予約が待ちきれません。」
予約のシチュエーション
予約をする際には、様々なシチュエーションがあります。例えば、予約をしていたとしても急な予約を変更しなければいけないことがあるでしょう。ここからは、予約のシチュエーションに応じたフレーズをご紹介します。
予約の時間を変更したいとき
予約をする以上、予定通りに行かない経験は一度や二度はあるはずです。その際、予約した先にその旨伝えたい場合は、どのように伝えることができるのでしょうか。
予約の時間を変更したい、つまり、時間を変えるわけですから、「change the time 」を使えばよいです。
I apologize that I need to change the time of the reservation.
「申し訳ありませんが、私は予約の時間を変える必要があります。」
商品を予約したいとき
商品の予約をしたい時は、「order」が使えることを学習しました。ここでは、その他にも使えるフレーズを紹介します。
商品を予約するということは、商品を取り置きしてもらうわけです。そのため、商品を取り置きする意味の「lay away」や「put on hold」も「予約する」のニュアンスで使用することができます。
Could you put it on hold? I will come back later.
「取り置きしてもらうことはできますか?後で戻ります。」
I found a perfect dress, so I decided to lay it away until my wedding.
「私は完璧なドレスを見つけたので、ウェディングまでとって置いてもらうことに決めました。」
また、「取り置き」ではなく、「取り寄せ」という言葉も「予約する」の意味で使うことができます。
「取り寄せ」のフレーズは、「place an order on/for〜」です。
Can I place an order?
「商品を取り寄せてもらえませんか?」
I'd like to place an order for a new laptop. Otherwise, I have to get an old one.
「私は、最新のパソコンを取り寄せたいです。そうしなければ、古い物を買うことになります。」
まとめ
いかがでしたか?この記事では、「予約」に関する単語やフレーズについてご紹介しました。旅先でのホテルやレストラン、またお店での商品の予約など英語で伝えられると良いですね。参考にしてくだされば嬉しいです。
◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.