そういう意味なの!?おしゃれな英語のイディオム10選!!

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イディオムについて

イディオムとは、いわゆる慣用句のことです。言葉やフレーズの意味がそのままの意味と異なる場合が多くあるため、知らずに文字通り解釈してしまうと会話が成り立たない…なんてことも。これらを理解することで、より自然な会話が可能となりますし、サラッと使いこなせるとかっこいいですよね!今回はそんなイディオムを10個、例文と一緒にご紹介します。

おしゃれなイディオム10選

Go With the Flow

「Go with the flow」は、直訳すると「流れと一緒に行く」つまり「流れに身を任せる」や「状況に柔軟に対応する」という意味になります。

例文:

1. Instead of stressing over every detail, try to relax and go with the flow.

(細かいことは気にせず、リラックスして柔軟に対応しよう。)

2. I was initially worried about the changes at work, but then I decided to just go with the flow.

(最初は職場の変化について心配していたけど、結局はただ流れに身を任せることにした。)

A Perfect Storm

「A perfect storm」は、複数の要因が結びついて一層深刻な状況や問題を引き起こすこと=「最悪の状況」を意味します。

例文:

1. This past year has seen a perfect storm in the hospitality industry.

(この過去1年間は、ホスピタリティ業界にとって最悪の状況だ。)

2. Less water means no crops - so it's a perfect storm.

(水が少なければ、作物ができないーつまり最悪の状況だ。)

When It Rains, It Pours

「When it rains, it pours」というイディオムは、悪い出来事や問題が重なることを表現します。この表現は、特に連続して不運な出来事が起きるときに使われます。日本のことわざでいうと「泣きっ面に蜂」が近いですね。

例文:

1. First, my car broke down, then I lost my wallet. When it rains, it pours!

(車が故障し、その後財布を失くしたよ。不幸は重なるものだ!)

2. Just when I thought things couldn't get any worse, I lost my job, my rent went up, and my phone died. When it rains, it pours!

(もうこれ以上悪くなることはないと思ったら、仕事を失い、家賃が上がり、携帯電話が壊れてしまった。不運は重なるものだ!)

Actions Speak Louder Than Words

「Actions speak louder than words」というイディオムは、言葉よりも行動の方が重要であるということを表現します。つまり、言葉だけでなく、実際の行動や振る舞いが、本音や本性をよりよく表すという意味です。

例文:

1. He keeps saying he loves me, but actions speak louder than words.

(彼は私を愛してるって言い続けてるけど、口だけよ。)

2. He keeps promising that she'll finish the project next week. It's been three weeks already and, well, actions speak louder than words.

(彼、来週にはプロジェクトを終わらせますってずっと約束してるんだ。もう3週間経ったけど、言葉より行動が大事だよね。)

The Kiss of Death

「The kiss of death」は、ある行動や状況が致命的な結果を引き起こしたり、可能性を潰してしまうような要因を表現する際に使われます。

例文:

1. The scandal surrounding the CEO was the kiss of death for the company's reputation, leading to a significant drop in sales.

(CEOを巡るスキャンダルは会社の評判を地に落とし、売り上げの大幅な減少をもたらした。)

2. In the film industry, being labeled as difficult to work with can be the kiss of death for an actor's career.

(映画界では、仕事がしにくいとされると、俳優のキャリアに致命的な打撃を与えることがある。)

The Ball is in One's Court

「The ball is in one's court」は、何かの責任や機会が他人の手にあることを指します。この表現は、次の行動や決定が他人に委ねられている状況を表現する際によく使われます。

例文:

1. I've made my offer, so now the ball is in their court. They need to decide whether to accept or decline it.

(私はオファーを出したから今度は彼らの番です。彼らがそれを受け入れるか否かを決める必要があります。)

2. After presenting the proposal, the ball is in the client's court.

(提案した後はクライアント次第だ。)

Skeleton Crew

「Skeleton crew」というイディオムは、最小限の人数で業務を行う、非常に少ないスタッフやメンバーで組織が機能している状況を表現します。

例文:

1. Due to the holiday season, the office is operating with a skeleton crew, so responses to inquiries may be delayed.

(ホリデーシーズンにより、オフィスは最小限の人員で運営されていますので、問い合わせへの返答に遅れる可能性があります。)

2. During the renovation, the restaurant is open with a skeleton crew, offering only limited menu options.

(改装中は、レストランは最小限のスタッフで営業しており、限られたメニューのみ提供しています。)

Cookieと聞くと「お菓子…?」と思いますよね。実はスラングで「〇〇な人」という意味があります。したがって「a smart cookie」は、賢い、洞察力がある、または頭の切れる人を指します。

例文:

1. Sarah is a smart cookie; she always finds creative solutions to difficult problems.

(サラは賢い人だ。彼女はいつも難しい問題に対して創造的な解決策を見つける。)

2. She may seem quiet, but she's a real smart cookie when it comes to business strategies.

(彼女はもの静かそうだけど、ビジネス戦略に関しては本当に頭が切れる。)

Lost At Sea

「Lost at sea」は直訳すると「海の上で迷子」となりますが、それが転じて迷っている状況や、解決策が見当たらない状態、途方に暮れているさまを示します。

例文:

1. After several hours of debate, the team was still lost at sea regarding the best approach to the problem.

(数時間の議論の後も、チームは問題への最良のアプローチに関して未だに迷っていた。)

2. Without a map or any landmarks, we felt lost at sea while hiking in the dense forest.

(地図も目印もなく、密林でハイキングをしているとき、私たちは途方に暮れた。)

On The Ball

「On the ball」は、調子が良い、有能である、抜かりがない、状況をよく理解するという意味を持っています。

例文:

1. The new manager impressed everyone by being on the ball from day one.

(新しいマネージャーは初日からその有能さでみんなを感心させた。)

2. It's important to stay on the ball during high-pressure situations.

(大きなプレッシャーがかかる場面では、状況をよく理解することが重要です。)

Cold Turkey

「Cold turkey」は、直訳すると「冷たい七面鳥」ですが、イディオムで「急にキッパリと」を表します。通常、これまでの習慣をやめたことを話す際に使うため「quite」「go」と一緒に使います。

例文:

1. After smoking for twenty years, John decided to quit cold turkey.

(20年間喫煙していたジョンは、急に禁煙を決意しました。)

2. She had been drinking heavily for years, but one day she went cold turkey and hasn't touched alcohol since then.

(彼女は長年大量のアルコールを飲んでいましたが、ある日急にやめ、それ以来一滴もアルコールを口にしていません。)

Burn Your Bridges

「Burn your bridges」は、関係を断つ、縁を切るという意味を持ちます。文字通り、橋を焼き払うことで、元に戻ることができなくなる=断ち切るとイメージすると覚えやすいでしょう。

例文:

1. By quitting without notice, he burned his bridges with his former employer.

(何も言わず辞めることで、彼は以前の雇用主との関係を断った。)

2. Borrowing money and never repaying it burned his bridges with all his friends.

(借金して返済しないことは彼と友達の関係を断絶した。)

What Will Be, Will Be

「What will be, will be」は、未来の出来事や結果は避けられないものであり、それに対して何もできないという考え方を表現します。

例文:

1. I'm nervous about the job interview tomorrow, but what will be, will be. I've done my best to prepare.

(明日の面接で緊張していますが、何があっても仕方がない。準備は頑張った。)

2. Kate is worried about her exam results, but what will be, will be.

(ケイトは試験結果を心配していますが、心配したって仕方ない。)

「What will be, will be」は未来の話ですが、現在の状況について言いたい場合は「it is what it is」過去のことを言いたい場合には「what's done is done」といいます。意味はどれも「仕方ない」ですが、時制によって異なるので、ご自身が使いたいシチュエーションに合わせてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?今回はイディオムを10個ご紹介しました。私が普段映画やドラマを観ているときに「単語ひとつひとつは知っているのになぜか意味が分からない」というときはイディオムであることが多いです。見たまま、聞いたままの意味じゃない分「おもしろ~い!」というインパクトがあるため、案外覚えやすいですよ。ぜひ気になった言い回しは調べてみてください。ワクワク感を忘れずに、楽しく英語を吸収できますよ!意味を覚えてもなかなか自分の口からは出て来ないかと思いますので、無意識に出てくるぐらいたくさん口に出して練習するのがおすすめです。Practice makes perfect!(継続は力なり!)

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