【重要】海外留学で想定される危険性と危機管理について

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今回は、海外留学で想定される危険性と危機管理についてのまとめ記事になります。夢と希望を抱く留学と言っても、現実世界ですからリスクは常についてまわります。

文化の違いによっては日本で普通にできることが罪に問われるなんてこともあるので、被害者になるリスクだけでなく加害者になるリスクを知るために、現地の常識や文化を留学前に学ぶことも大切です。では、留学における危険性の面について以下で知っていきましょう!

海外留学で想定される危険性

海外留学のポジティブな面ばかり見ていると落とし穴に落ちることもあります。それを予防するために大切なのが、留学前に培う知識です。海外留学で想定される危険性は、大きく分けて3つあります。

安全面のリスク

まずは、安全面のリスクについて考えてみましょう。日本は、世界でも比較的安全で犯罪が少ない国として有名です。ですから、日本に住んでいる時と同じ感覚で行動していると、思わぬ犯罪被害に巻き込まれることがあります。

何よりも注意が必要なのは、飛行機に乗って現地の空港に着いた時です。いろいろと気が張っているものの、逆に入国手続きや滞在場所までの道のりに集中しすぎて所持品への注意が向かない場合があるからです。特に注意すべきはスリです。財布を絶対に手放さないよう、そしてリュックなどは念のため前にかけるなど対策をしてください。

実は、筆者も1年間の留学初日に財布をなくしました。空港で隙をつかれたのか、タクシーで落としたのか、今でもどうなったのかわかりません。大事な初日に躓いて教科書なども買えない生活を送ったため、スタートダッシュでいきなりめげてしまいました。引きずると1年が辛いので、自分は大丈夫と思っていても空港から滞在先まではかなり注意してほしいです。

身体面のリスク

海外留学中には、身体面のリスクへの対処法も知っておきたいところです。いつもと違う環境では病気にもなりやすくなるため、風邪を引いた時や持病の痛み対策など、想定できる範囲で注意しましょう。

私もよく留学先に持っていって良かったものは何かと聞かれるのですが、唯一総合風邪薬だけは良かったかなと思います。風邪などほとんど引かない体質なのですが、念には念をと、鼻に来ても熱が出ても咳が出てもいいように、どの症状にも効く風邪薬を持っていきました。

すると、9月というまさに新学年がスタートするその時に風邪を引き、薬がなくなるまで重宝しました。海外でも薬局で薬は買えますが、西洋に行くなら薬は日本人には強いことが多いため注意しなければいけません。

持病がある場合は、日本のかかりつけ医に相談しましょう。私の場合は、薬を家族に取ってきてもらい滞在先に送ってもらっていました。薬剤師さんからは「たまには本人が顔を見せてください」と言われたようですが、留学中ですと母が説明すると黙ってしまったようです。

また、医師に相談した際には英語で病気とその症状、飲んでいる薬の説明を書いて持って行きました。しかし、英語ができる医師は多いとは言えないため、結局のところ自分の英語力にかかっていると言っても良いでしょう。今はオンライン診療ができる病院もあるため、留学中の悩みを聞いてもらえるかもしれません。

もうひとつ、日本にいる間に対処しておきたいのは虫歯です。海外留学の数か月前には歯医者に行き、仮に虫歯が複数見つかったとしても留学前には治療が終わるようにしておきましょう。親知らずがまだ生えていない方は、レントゲンを取ってもらい留学期間中に生えてこないか診てもらうことをおすすめします。

精神面のリスク

留学中には、身体面だけでなく精神面のリスクも想定しておくべきです。自分のことを誰一人知らない遠く離れた土地での新しい生活では、メンタルが不安定になりがちです。ワクワクすることもたくさんあるかもしれませんが、それ以上に辛い経験をする覚悟がないと厳しいでしょう。

例えば、留学早々に注意すべきはホームシックです。自分はならないだろうと思っていても、今まで一人暮らしをしたことがない人がいきなり寮暮らしをすると孤独にさいなまれることもあります。友だちができれば良いかもしれませんが、家族ほど気を遣わなくてもいい人ではなかったり、気の合わない人が隣でうるさくしているとイライラすることが増える場合もあります。

集団生活を始めるのであれば、日本の常識が通じない騒音の中で生活しなければいけなくなるかもしれませんし、家事の負担が増えると精神的に疲れることもあります。ストレス発散方法を見つけたり、日本人の友だちを作っておくことや、留学生カウンセラーへの相談など対策を考えることが大切です。

留学先での危機管理

留学先での危機管理方法はいくつかあります。日本の大学や留学エージェントなどから留学する場合はサポートもありますし、現地の学校のサポートもあるため組み合わせることで安心が得られます。

緊急連絡先を財布に入れておく

日本の大学や留学エージェントでは、何かあった時の緊急連絡先を教えてくれます。連絡先は財布に入れておくことで外出先でも身に付けられるでしょう。

また、現地の学校のサポート先がわかっているとより心強いため、留学カウンセラーへの連絡先なども確認しておくべきです。

タクシーの番号を把握しておく

留学先では観光もすると思いますが、特に暗くなってから道に迷うとパニックに陥る可能性があります。知らない土地、しかも海外でまだ言葉が満足に伝わらないとなると危険です。

そういった場合に備えて、地元のタクシー会社の連絡先を手に入れて持ち歩くことをおすすめします。中には、タクシー会社とその電話番号が記載されたキーホルダーなどがあるので、鞄に付けておくと安心です。

トイレに行く時には鞄を持っていく

日本にいると、カフェなどでトイレに行く際に荷物をそのまま置いていく人もいます。しかし、留学先によっては、カフェの席を取られないようにと思って所持品を置いておくと危険な地域もあります。

海外から来ている生徒が友だちと一緒にレストランなどにいる際には、友だちに「鞄見といてくれる?」と行ってトイレに行くことが非常に多いです。これはどこの国から来ている生徒でも共通しています。このように、防犯意識をいつもより強く持って過ごすことを心がけましょう。

意外と見落としがちな危険性

留学では、留学経験者でないと見落としてしまうようなリスクもあります。ネットで情報はこれだけあるにもかかわらず、想定してないことが起きるのが留学です。どういったリスクがあるのか追加で見ていきましょう。

教科書類は飛行機に預けない

留学において見落としがちな危険性というと、日本の大学の海外提携校に交換留学している人に起こりやすいものがあります。それは、現地の大学で学んだ証拠である教科書やノートを機内に預けてしまい、紛失する事件です。

大学から口酸っぱく言われることもありますが、こういった教科書やノートなどをなくすと単位交換ができなくなり、日本の大学を卒業できなくなる可能性があります。現地で取った単位を日本の大学の単位に置き換える単位交換制度を利用する場合は、重くても手荷物として教科書類を持ち帰る必要があります。

公共トイレが有料のところも

地域によっては、公共トイレに入るのにお金が必要になる場合があります。近場なら手ぶらで出かけても良いですが、日本の常識のまま過ごしていると予想外のハプニングはいつでも起こりうるため滞在してしばらくは財布とスマホはつねに身に付けておくことをおすすめします。

逆に、日本では普通は有料のサービスが無料になっている国もあるため、文化の違いをある程度把握するまではあまり油断すべきではありません。

ナプキンの質が悪い

女性の中には、現地のナプキンの質が悪いと感じる人もいるようです。ごわごわしたり、経血が漏れやすいと感じている人もいるため、場合によっては日本から送ってもらうよう手配する必要があるかもしれません。

恋しくなりがちな日本のお味噌汁や白米はインスタントのものやチンして温められるものもあるので、ナプキンなどの日用品と一緒に送ってもらうと良いでしょう。

水道水が飲めない

日本では水道水は飲めるのが当たり前ですが、そのような国は世界でも珍しいです。つまり、海外では喉が渇いても水を飲むにはお金を払う必要があるのです。日本の水は軟水ですが、海外では硬水のところもあるため気を付けましょう。

シャンプーで髪がキシキシに

水道水が飲めない国が多いと書きましたが、硬水でシャンプーをすると髪がキシキシになることも知っておくと良いでしょう。水の問題なので、シャンプーを変えてもあまり変わらないと思います。

ちなみに、日本人の髪は太くて断面が丸いので、現地の美容院に行くと驚かれるかもしれません。切った髪が飛び散るため、扱いに日本人に慣れていない美容師さんだと戸惑う可能性があります。

スリッパが必要かも

海外では靴を履いたまま部屋にあがるので、自分の部屋では靴を脱ぎたいという方はスリッパを買うと良いでしょう。トイレが部屋の中になく共同の場合は、いちいち靴を履くのは面倒です。スリッパで過ごせば廊下を歩いても足が汚れないためおすすめです。

まとめ

海外留学には夢と希望が詰まっていますが、常に楽しいわけではありません。不安を募らせたいわけではありませんが、ある程度覚悟を持っていないと予想外のダメージを食らってしまうことも…。

日本の大学やエージェント、現地の学校と、組織のサポートに頼りつつ安全な留学生活を楽しめるよう対策しておきましょう。日本にいる間にしかできない対策もあるため、今回の記事を参考にしてみてください。

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