今回は、日本の食卓によく登場するマヨネーズを英語でどう表現するのか解説していきます!調味料に関する英語は自分から学ぼうとしない限りなかなか学習する機会がありません。アカデミックな問題が多い英検でも、ビジネス英語が中心のTOEICにとっても重要単語ではありませんからね。
しかし、日常会話ではよく使う単語なので、海外に旅行へ行く方や留学を考えている方には必須単語と言えるかもしれません。
マヨネーズについて
マヨネーズと言えば、日本ではサラダだけでなく白飯にかけて食べるなんて人もいるくらいで、人気の高い調味料です。隠し味として料理の過程で使う方も多いのではないでしょうか。
カタカナなので一見英語のように思えますが、どう言えば英語圏のネイティブスピーカーに伝わるのでしょう。
マヨネーズ英語
マヨネーズは、英語でmayonnaise、もしくはmayoと言います。元は英語なのですが、そのまま「マヨネーズ」と言っても発音的に伝わらないため練習が必要です。いわゆるカタカナ英語を使うのはNGです。「メヤネーズ」のように発音しましょう。
日本人の中には、ご飯の上にマヨネーズをかける人もいるんだよ
Mayoは、mayonnaise のインフォーマルな英語表現です。省略形は口語的でカジュアルなのですが、かしこまったシーンやビジネスシーンで「マヨネーズ」と発する機会はそんなにないと思われます。個人的には、省略せずmayonnaiseと言う人の方が多い気がします。
卵とマヨの組み合わせはマジで最高だよね
マヨネーズと言う際には冠詞は付けなくても良いですが、数えるのであればa mayonnaiseではなく、a tube of mayonnaiseなどと言います。数えられない名詞はカップの数やスライスの数などで数えるため、a cup of~ や a slice of~を使うことを覚えておきましょう。
海外のマヨネーズの味は日本の有名メーカーのものと違うので、どう違うのか確かめてみるのも楽しいですよ?
ケチャップ英語
ちなみに、ケチャップは英語でtomato sauceや、そのままketchupと言います。
イギリスではケチャップのことをtomato sauceと言います。この時、重要なのは発音です。イギリス英語の代表的なものなのですが、tomatoのことは「トマァートゥ」と発音します。
アメリカ英語では「トメーィトゥ」と発音し、日本ではこちらの発音で教えられるので注意しましょう。日本の英語教育はすべてアメリカ英語なので、イギリス英語を習いたい方は後で学び直す必要があります。
一応ケチャップのスペルはketchupの他にもkatsupやcatsupなどがあると言われることもありますが、それは昔の話です。アメリカの大手がketchupという綴りを使い始めてからはこちらで安定したのだとか。Ketchupで間違いないので暗記してみてくださいね。
語感的に英語っぽくないと思った方、鋭いですね!ケチャップの語源をたどってみると、所説ありますが有力なのは中国の「鮭汁」、「ケ・ツィアプ」から来ていると考えられています。
ケチャップと言うと日本ではトマトで作ったソースを意味しますが、フィリピンではバナナを使ったケチャップが、イギリスではマッシュルームを使ったケチャップがあるそうです。
マッシュルームケチャップをどこで食べられるか教えていただけませんか?
ケチャップを数える時はマヨネーズと同じようにa tube of ketchupなどと言いますが、瓶に入っているタイプのケチャップはa bottle of ketchup、two bottles of ketchupと数えます。
「マヨネーズをかける」は英語で?
名詞を覚えたら、その名詞を使う際にセットになりやすい動詞も覚えておくことをおすすめします。
例えば、マヨネーズであれば「マヨネーズをかける」という文をよく使います。この場合に使う動詞はputです。「置く」という意味で覚えることが多いかと思いますが、ケチャップを食べ物に置くイメージで日本語ではたまたま「置く」ではなく別の「かける」という動詞があるため訳が変わります。
何にマヨネーズをかけるのか目的語を追加したい時には、前置詞のonの後に入れましょう。onには何かに接しているニュアンスがあるため、中学校で暗記する「~の上に」ではまかなえないことがあります。
言葉ではなくイメージで単語を捉えてみてください。よって、put mayonnaise on~で覚えるのが手っ取り早いです。
たこ焼きにマヨネーズかける?
ケチャップも「かける」と言うので、同様にput ketchup on~と言えます。
お店でマヨネーズの有無を聞かれたら
海外のレストランなどでマヨネーズ、あるいは他の調味料をかけるかどうか聞かれた場合の答え方をご紹介します!
大抵はすでにかかっているかテーブルに置いてある調味料を自分でかけるのですが、答え方は応用できるので日常会話の言い回しとして覚えておきましょう。
マヨネーズだけかけてください
主語や動詞がない砕けた調子になっていますが、注文時に短く簡潔に伝えるなら問題ありません。ただし、文化圏によっては表情が朗らかでないと失礼な客だと思われかねないため注意が必要です。
マヨネーズはいりません
上記のフレーズと同様に最後のpleaseが使われていますが、この一言は非常に大切です。Pleaseがないとぶっきらぼうな印象になり、特に丁寧な言葉を使うイギリスではpleaseをとても大事にします。英語学習者であれば学習中であることを理解してもらえるでしょうけれど、ネイティブスピーカーに近づくためには覚えておくべきです。
マヨネーズを多めにお願いします。
「余分の」という形容詞であるextraが使われます。このようなセリフを文字にして書く場合には、文の最後に置くpleaseの前にコンマが入ります。文頭に置く場合には必要ありません。
ドレッシングの種類別英語表現
では、ここからはマヨネーズやケチャップ以外のドレッシングの英名をご紹介していきましょう!
カタカナで知られているものが多いため覚えやすいとは思いますが、発音がカタカナとは違うため英会話などで使う際には音に慣れてから使うことをおすすめします。
タルタルソース
タルタルソースは英語でtartar sauceと言います。そのままですね。
タルタルソースがあったらな!絶対今必要じゃん
シーザードレッシング
シーザードレッシングは、Caesar (salad) dressingと言います。「シーザー」というのは「ブルータス、お前もか」で有名なジュリアス・シーザーのことです。
世界史でユリウス・カエサルと覚えた方もいるでしょうか。読み方が違っても同一人物です。このように、人の名前であるため、CaesarのCは大文字になっています。書く際には注意してくださいね。
帰る途中でシーザードレッシング買ってきてくれない?
フレンチドレッシング
フレンチドレッシングは、英語でそのままFrench dressingで伝わります。
フレンチドレッシングがいい?それとも他の?
その他のドレッシングはこちらにまとめておきます。
タバスコ:Tabasco
マスタード:mustard
ディジョンマスタード:Dijon mustard
ミントソース:mint sauce
グレービーソース:gravy
アイオリソース:aioli
チャツネ:chutney
ほとんど英語をカタカナにしたものなので、暗記自体はしやすいと思います。
日本で使われている独自の調味料は、ramenやsushiなどと同じでローマ字で書きます。海外でも知られている有名どころはワサビwasabiと醤油soy sauceですね。
海外の回転寿司屋さんで使われていますし、パッケージに入って売られている寿司に調味料として付いてきたりします。日本文化を海外で見つけた時は、それが海外風にどのようにアレンジされているか調査するのも面白いのでおすすめです。
まとめ
マヨネーズは、英語でそのままmayonnaiseと言うのでしたね。砕けた言い方であればmayoと省略するのも日本語と同じです。
ただ、スペルを見た時にサッとそれがマヨネーズとわかるかどうか、書けるかどうかというところまで考えるなら、スペルが長いため少し練習が必要かもしれません。普段よく使っている調味料やドレッシングは日常会話で使う率が高いため、ホームステイをする予定がある方には事前に学習していくことをおすすめします。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.