意外にたくさんある「あなたたち」の英語表現!あなたたちはいくつ言える?

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皆さんは、相手の人と話す際、どう呼んでいるか意識したことはありますか?「〇〇ちゃん、今週末は何をしているの?」と相手の名前を呼ぶことが多いかもしれません。

もしくは「今週末は、何するの?」のように主語を省略することもあります。このように、私達日本人は、日本語で会話の際、「あなた」という言葉は意識しません。主語を考えずに会話ができることは日本語の特徴でもあります。

しかし、英語の場合はそうはいきません。常に主語を意識して会話をします。相手と会話をしたい場合は、必ずと言うほど、「you」「あなた」という言葉を使用します。

また、外国人は何度も同じ言葉を使うのを嫌う傾向があります。例えば、名前を呼んでも、その後の会話では「you 」「あなた」や「he」「彼」「she」「彼女」を頻繁に使用します。

日本語では複数人に呼びかける際、「〇〇ちゃんと、〇〇ちゃんと、〇〇ちゃんは」などのように名前を一人ずつ呼びますが、海外では「あなたたち」とシンプルに表します。

今回の記事では、「あなたたち」を英語で紹介していきます。皆さんで一緒に、「あなたたち」を英語で表現できるようになりましょう。

「あなたたち」って英語で?

学校で「you」という表現は「あなた」でも「あなたたち」でも使うことができると、学んだ記憶はありませんか?

確かに、「you」だけで単数形にも複数形にもなります。けれども、話を聞いていると「あなた」と「あなたたち」のどちらに問いかけているのか、聞いている側はわからないのが本音です。

もっと分かりやすく「あなた達」を英語で表現できるといいですよね。実は、「あなたたち」は、もっとわかりやすい英語の表現で表すこともできます。よくネイティブスピーカーの話を聞いていると、彼らも実は使っています。ぜひ、この記事を読み、マスターしていきましょう。

「あなたたち」は英語での表現がいくつかあります。また、アメリカ英語とイギリス英語では使うフレーズが少し異なります。自分にあった表現を目指しましょう。

今回、「あなたたち」として使われる表現の以下6つを紹介します。これらは、全て「あなたたち」という英語フレーズです。

you

you guys

you all

all of you

you lot

yous

また、使い方は立場や状況によっても異なります。では、それぞれ紹介していきましょう。

You guys

「あなたたち」として、よく使われる表現が、「You guys」です。ネイティブスピーカー達もよく使っているのを耳にします。ここでの、「guys」は「みんな」という意味です。

冒頭でも述べましたが、英語では、男性だと「he」、女性だと「she」を日頃から使い、男女の呼び方には敏感です。

しかし、この「guys」は、男女を問わず使うことができるので、とても便利です。

しかし、注意も必要です。複数形ではなく単数形で「guy」の単語を使用する場合は、「男」という意味になるからです。女の子だけで恋バナをする際、「guy」を使って男性の話をすることがあります。また、「やつ」という意味も「guy」にはあります。

つまり、とてもフランクで使える表現なので、友達や親しい間柄で使うのがおすすめです。

I'll meet you guys at the restaurant around 7 P.M.

みんな!だいたい7時ごろにレストランで会おうね。

You guys always make me happy!

あなたたちはいつも私を幸せにしてくれるね。

ネイティブスピーカーはよく、「How are you?」「元気」を挨拶として使用します。「You」の部分に、「guys」を加えるだけで1人に対してではなく、みんなに呼びかけている表現になります。

学校の先生としてクラスの子供達に呼びかける際、仲の良い職場の後輩達に呼びかける際に使うイメージです。もちろん、友達とあった際に3人で会話をしていて1人が2人に呼びかける時なども使用できます。

ちなみに、「You guys」はアメリカでよく使用されています。また、「あなたたち」は英語の疑問文で使用することもできます。その場にいる人全員に質問したい場合などに便利です。

How are you guys?

皆さん、調子はどうですか。

What are you guys doing tomorrow?

明日、あなたたちは何をするの?

You all

「You guys」は少しフランクな表現だと学習しました。では、職場などかしこまった場所で「あなたたち」と呼びかけたい場合はどのように表現するか学んでいきましょう。

「あなた達」をビジネス英語 で 表現したい場合は、「You all」を使うことができます。「all」は「みんな」「全て」を表すので、呼びかけているのが伝わります。

「You all 」はフォーマルな場所で使うことができるので失礼になることはありません。あなたたちを英語で丁寧に紹介したい場合は、ぜひこちらの表現を使ってください。

しかし、フォーマルな分、少し堅苦しい印象もあるので、相手や立場によって使い分けられるといいですね。

例えば卒業式で校長が子供達にスピーチをしたり、職場のプレゼンがあった際、周りの人に呼びかけたりする時に便利な表現です。

Thank you all and have a nice weekend!

みんな今日もありがとう。素敵な週末を過ごしてね。

You all did a good job on this speech.

みんなスピーチをよく頑張ったね。

Do you all need help?

みんな、助けは必要?

all が加わるだけで、日本語の敬語のような雰囲気で「あなたたち」と呼びかけることができます。こちらもアメリカでよく使用される英語表現です。「y'all」と省略して使用することもあります。

all of you

ここからは、その他の「あなたたち」の表現を紹介します。同じ「あなたたち」でも、たくさん知っていると便利ですね。

まず、「all of you」です。この表現は、「You all」と変わりません。「of」は「〜の」を意味します。

I appreciate all of you.

みんなに感謝しています。

Listen carefully, all of you.

みなさん、注意して聞いてください。

「You all」は、アメリカで使われる表現ですが、「All of you」は、アメリカのみならず、より多くの地域で一般的に使われています。多国籍の人がいる場所で「あなた達が大好きです。」と英語で表現したい場合は、「I love all of you」と伝えましょう。

you lot

アメリカ英語での「あなたたち」の表現があるなら、イギリス英語での「あなたたち」の表現もあります。

次に紹介するのが、イギリス英語で使われている「あなたたち」「You lot」です。

「lot」という単語は「a lot」や「 a lot of 」の表現で聞いたことがある人も多いと思います。「たくさんの」と訳すことができます。「You」に「lot」をつけることで「たくさんの」という意味、つまり、「あなたたち」となります。こうすることで、みんなに呼びかけている表現になります。この表現は、アメリカ英語の「You guys」と同じ意味を表します。

Thank you lot.

みんな、どうもありがとう。

What are you lot doing this weekend?

みなさん、週末は何をしますか?

つまり、「You guys」と同じということは、正式な場面では使うことができません。気をつけましょう。くだけた会話や親しい間柄で使われる表現です。カジュアルな場面で使ってみてください。

yous

最後に、紹介するのは、「yous」です。複数形にしたい時には、Sをつけます。

同じように、「You」にもSをつけて複数形にしています。この言い方は、イギリスの一部の地域(アイルランド英語やスコットランド英語)で使われています。正式な言い方ではないので、残念ながらあまり使用することはないようです。

Are yous coming to lunch?

君たちもランチに来る?

「あなたたち」を含む英語表現

ここまで、「あなたたち」の表現方法を学んできました。皆さんは、どのフレーズが一番、馴染みがあったでしょうか。

場面や状況に応じての使い方は、わかりましたか?次は、「あなたたち」を含む英語表現を紹介します。

例えば、「あなたたちのもの」を英語で表現したい場合は、どのように使えばいいのでしょうか?あなたたちのものを英語で表現したい場合は、「yours」を使うことができます。

Yours

「Yours」は一般的に所有格としての意味で「あなたの」と使用します。聞いたことがある人も多いと思います。この「yours」が「あなたたちのもの」としても利用できます。

具体的なもの(名詞)が前の文で、すでに言及されている場合、続けて使う際に有効です。例えば、こんな感じです。

I saw a textbook on the desk at the library yesterday. I didn't know whose it was because it didn't have a name. Was it yours?

昨日、図書館の机で教科書をみたよ。名前がなかったから誰のかわからなかったんだ。それってあなた達のものだったの?

belongings of yours

他にも、「あなたたちのもの」を英語で表せる表現はいくつかあります。

例えば、より具体的なあなたたちの「もの」を表したい場合、「belongings」「持ち物」を使うと便利です。「Belongings of yours」で、「あなたたちのもの」と表すことができます。

I found some belongings of yours in the gym.

体育館であなたたちのものを見つけました。

your things

また、「your things」という表現は、より一般的に「あなたたちのもの」を表します。

Pick up your things here, please.

ここにある、あなたたちのものを片付けてください。

以上、「あなたたちのもの」を英語で使用できる、「yours」、「belongings of yours」、「your things」を紹介しました。

あなたたち2人と限定したい場合は?

他にも、2人など人数が決まっている場合、ネイティブスピーカーは「Two of you」と語りかけてくれます。3人なら「Three of you」のように数字を入れ変えて表現することもできます。

I'm talking to the two of you.

二人に話をしています。

I need three of you to help me with this job.

この仕事を手伝ってくれる人を3人探しています。

このような表現は、複数の人数がいた際2人など限定して示したい場合に使われます。

まとめ

今回の記事では、二人称複数である、「あなた達」の英語表現を紹介しました。いかがでしたか?日本語で表す「あなたたち」は、英語では、たくさんの言いまわしがあることを学びました。

「You」だけでも「あなたたち」と表現できますが、今回の学びを通して、得た表現方法で「あなたたち」を試してみてください。そして、フォーマルとカジュアルで「あなた達」を上手に使い分けてくださいね。

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