「お世辞」って英語だとどうやって表現する?お世辞の意味や似た表現などを例文を用いてご紹介します!

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皆さんは英語で「お世辞」を表現することはできますか?

誰かに会った時や仕事上の関係の人と話をしているときに、「素敵ですね!」「今日も綺麗ですね!」というようなお世辞。
このお世辞を、英語ではどのような英単語や英語フレーズで表現するのでしょうか。

そこで今回は「お世辞」の英語を、具体的な例文とともに徹底的に解説します!

似たような表現の「媚びる」「ごまをする」の英語表現も一緒に見ていきますので、それぞれの表現のニュアンスや意味を掴んでいきましょう。

 

 

お世辞とは

まず初めに、お世辞とは何でしょうか?聞いたことあるけれど説明をするのは難しいですよね。

お世辞とは、口先だけで誰かを褒めることです。

日常生活や仕事をしていく中でお世辞を言う機会はたくさんあるのではないでしょうか。相手にとって良い言葉を口先だけで伝えるということで、ネガティブなイメージがあります。

しかし、悪い意味だけではありません!

例えば誰かに褒められたときに「お世辞でも嬉しい!」と謙遜を表したりしますよね。このような謙遜の態度を示したいときにも使える表現をこれから学んでいきましょう。

お世辞という単語を英語では以下のように表現します。

・flattery
・compliment
・false praise

それぞれの意味と使い方を早速見ていきましょう!

flattery

flattery:お世辞、おだて

今回は「お世辞を言う」という意味を持つ、動詞“flatter”も一緒に例文を見ていきます。

He is all flattery and is seen as amiable by everyone.
彼はお世辞ばかり言っていて、みんなから愛想よくみられている。
I didn't want to be a person who only flattered people like her.
彼女のようなお世辞ばかり言う人間にはなりたくないと思いました。
My mother told me that flattery is not a bad thing.
お世辞を言うことは悪いことではないと母から聞きました。
I didn't mean to flatter her, but I was surprised when she gave me an angry look and said, "Thanks for the flattery.”
私はお世辞を言ったつもりではないけれど「お世辞をありがとう」と彼女に怒った表情で言われて驚きました。
I was taught that in order to convey one's honest feelings in love, one should use one's own words to convey one's true feelings, not flattery.
恋愛では素直な気持ちを伝えるために、お世辞ではなく本心を自分の言葉で伝えるべきたと教わりました。
She knew she was being flattered, but she was happy to hear, "You are beautiful," and she went home in a good mood.
彼女はお世辞だと分かっていたが、「あなたは綺麗ですね」と言われたのが嬉しく、気分が良い状態で家につきました。

 

compliment

compliment:褒め言葉、お世辞

Aさん:You are always youthful and enviable! Do you do anything special to your skin?
Bさん:Please don't flatter me! Compliments will get you nowhere.

あなたはいつ見ても若々しくて羨ましいです!何かお肌に関して特別なことはしていますか?
お世辞はやめてください!褒めても何の得にもなりませんよ。
Aさん:Those clothes are very nice! Where did you buy it?
Bさん:I actually made these clothes myself!
Aさん:This is the level sold at the store!
Bさん:You flatter me very well! I am very happy with the compliment.

その洋服はとても素敵ですね!どこで買いましたか?
実は自分でこの洋服を作りました!
お店で売っているレベルです!
お世辞がうまいですね!褒め言葉がとても嬉しいです。
He often buys beautiful flowers and compliments his wife to put her in a good mood.
彼はよく妻の機嫌を取るために、綺麗なお花を買ってきたり、褒め言葉を言っています。

 

false praise

false praise:お世辞、偽りの賞賛

There is no need to believe those who give you false praise.
お世辞を言う人を信じる必要なんてありません。
Aさん:Your face is really pretty and you look like a model.
Bさん:That's false praise! But I am very happy, thank you.

あなたの顔は本当に可愛くて、まるでモデルのようですね。
それはお世辞でしょ!でもとても嬉しいです、ありがとう。
Mother, what is the right way to respond when I get false praise?
お母さん、お世辞を言われた時どのように返答するのが正しいのでしょうか?

 

スラング表現

日本語でお世辞や機嫌を取ることを「ごまをする」と言ったりしますよね。

英語ではどのように表現するのでしょうか?

「ごまをする」を英語では“butter up”という英語を使います。意味や使い方を覚えて、スラング表現も一緒に学んでいきましょう!

butter up

butter up:~にごまをする、~におべっかを使う

直訳するとbutter upは「バターを塗る」という意味になります。バターが溶けるように滑らかに口から褒め言葉が出てくるというようなイメージです。

I don't think there is anything wrong with buttering up your boss.
上司にお世辞を言うのは悪いことではないと思います。

 

似た表現シリーズ

その他にも「お世辞」に似た英語表現がいくつかあります。

媚びる
・suck up
ごまをする
・apple-polisher
・yes-man
・lick someone's boots

それではそれぞれの意味と使い方を早速見ていきましょう!

媚びる suck up

suck up:ごまをする、機嫌をとる

英語スラングでよく聞く“suck”は「吸う」という意味があります。

Suck upは吸い上げるという意味もありますが、「ごまをする」と言いたいときに使える表現なので覚えておきましょう。

He sucks up to his teachers every day.
彼は毎日、先生に媚びている。

 

ごまをする apple-polisher、yes-man、lick someone's boots

apple-polisher:ごまをする

直訳すると「りんごを磨く人?」となり、意味がわかりません。語源はいくつかありますが、「りんごは医者いらず」という言葉があります。

これは以下のイギリスのことわざから来ているようです。

“An apple a day keeps the doctor away.”
1日1個のりんごを食べていれば医者にかからなくて済む

りんごは健康にいいものとされています。あるアメリカの学生が先生に気に入ってもらうために、綺麗に磨いたりんごを送ったことから相手に媚びを売って自分の評価を高めたようです。

He consulted with his teacher because someone told him that he was an apple-polisher.
The teacher said there is nothing wrong with giving false praise to someone, but we should think about how often we say compliments.

彼はごますりだと言われたので、先生に相談をしました。
先生は、間違った褒め方をするのは悪いことではないが、褒める頻度を考えるべきだと言いました。

 

Yes-man:イエスマン、ご機嫌取り、ゴマすり

「イエスマン」は普段の会話で使用する通り、何でも人の言うことを「はいはい」と聞く人のことを言います。ノーと言わないことで、機嫌を取っているイメージです。

余談ですが、ジム・キャリー主演の映画のタイトルにもなっていますので、お時間のある方は是非観てみてください!

He is considered a yes-man at work because he always accepts his boss's requests.
いつも上司の要求を受け入れているため、職場ではイエスマンとみなされている。
I heard from someone that being a yes man might give you a chance to be happy.
ご機嫌取りでいることが、幸せになるチャンスを掴むことになるかもしれないと誰かから聞きました。

 

lick someone's boots:ごまをする、媚びを売る

直訳すると「人の靴を舐める」という意味になります。相手の靴を舐めることでご機嫌を取っているイメージです。

ちなみに、“Lick”は「舐める」という意味を持つ動詞です。

You are always licking your boss's boots.
あなたはいつも上司に媚びを売っているよね。

まとめ

皆さん、今回もお疲れ様でした!「お世辞」に関する英語表現をいくつか頭に入れることはできたでしょうか?

意外な英単語を使って表現するものもあり、勉強になりますよね。今回学んだ英語フレーズも使っていけるように忘れずに復習していきましょう!

 

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