「頭がいい」と一言で言っても、学校の勉強ができる頭のよさもあれば、要領よく生きていける頭のよさもあります。
また、知識が豊富だったり、適切なタイミングで正しい判断ができるといったことも、「頭がいい」と表現することがありますよね。
英語でも、「頭がいい」を表す語はさまざまなものがあり、ニュアンスによって使い分けがされています。そこで、今回の記事では、「頭がいい」を表す英語表現をいくつかご紹介していきたいと思います!
それぞれの表現について、意味や使い方、ニュアンスの違いなどを詳しく解説します。それぞれ、例文とともに詳しく解説していきますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
「頭がいい」の英語表現
ここからは、「頭がいい」の英語表現について、大きく6つ(「smart」「intelligent」「bright」「brilliant」「keen」「erudite」)の単語をご紹介します。
みなさんがよく知っているものから、単語自体は知っているけれど「頭がいい」の意味を持つことは知らなかったもの、さらに普段なかなか目にしない単語などがあると思います。
一つ一つ丁寧にチェックしていきましょう!
smart
「smart」は「頭がいい・賢い」を意味する代表的な単語です。一般的な知性を持っている、理解が早い、といったニュアンスがあり、幅広く使える表現です。主にアメリカで使われることが多いです。口語・文語いずれでも使うことができます。
また、「頭がいい」だけではなく、「要領がいい・手際がいい・自分で問題解決ができる」といった意味もありますし、また文脈によっては「抜け目ない・ずる賢い」という意味になることもあります。
ちなみに、大人・子ども、また動物に対しても使うことができます。
例文
(私はボーダーコリーを飼っていますが、彼女はとても頭がいいです。彼女はたくさんの指示を理解しています。)
(彼女はとても頭がいい子どもです。)
(彼は素敵で、頭がよくて、ユーモアのセンスもあります。)
(彼女は自分が思っているほど頭がよくないです。)
(彼は友達より自分の方が頭がいいと思っています。)
intelligent
「intelligent」は「知識がある、理解力や記憶力、思考力がある、高度な知力がある」といった意味があります。人間だけでなく、動物や機械などにも使われます。やや文語的でフォーマルな単語となります。
「intelligent」には、「smart」のようなずる賢さや要領の良さといったニュアンスは含まれません。
例文
(彼は知的で教養があるように見えます。)
(イルカは賢いので、私は好きです。)
(彼らは知識がある子どもたちです。)
(私のボーイフレンドは魅力的で聡明です。)
(トムは頭がいいですか?)
bright
「bright」は「明るい」という意味で覚えている方も多いと思いますが、「頭がいい」「賢い・利発な」という意味もあります。「物覚えが速い・利口だ」と訳されることもあります。また、特に子どもや若者などに使われることが多く、「将来有望だ」「きらっと光る才能がある」というニュアンスを含みます。
なお、こちらは口語的な表現です。
例文
(彼女の息子は利発そうに見えます。)
(彼女はとても賢いです。彼女の将来が楽しみです。)
(私の息子は子どものとき頭が良かったです。いまは東京大学で勉強しています。)
(エミリーはとても賢い若い女性です。近い将来、彼女は成功するでしょう。)
(彼女はいいアイデアがあると言っていました。)
brilliant
「brilliant」は「素晴らしい」「才能あふれる」という意味があり、そこから「類を見ない才能がある」「並みはずれて頭がいい」などの意味で使われることがあります。とてもポジティブな表現です。幅広い一般的な頭の良さというよりは、ある特定の分野における才能に対して使われることが多いです。
例文
(私は化学が得意ではありませんが、私のおじいさんは素晴らしい科学者だったんです。)
(私はその会議で素晴らしい才能を持つ数学者と出会いました。)
(ウイリアムは彼の小説において魅力的な登場人物を創り出す才能に秀でています。)
(彼のアイデアは類を見ない素晴らしさでした。)
(彼女はユーモラスな文章を作るのがとてもうまいです。)
keen
「keen」は「鋭い」という意味がありますが、そこから「鋭い洞察力・観察力がある」や「頭の切れる」といった意味で使われることがあります。また、何かに対して鋭い興味がある、というニュアンスで使われることもあります。
ただし、ここまでご紹介してきたsmartやintelligent、bright、brilliantなどと比べると使用頻度は低めです。
例文
(メアリーは社会科学に強い関心を持っている。)
(彼はコンピューター・サイエンスの勉強にとても熱心な学生です。)
(私の子どもは数字にとても強い関心があるように見えます。)
erudite
「erudite」は普段の英語学習でなかなか目にしたり耳にしたりすることがない単語ではないでしょうか。発音はカタカナ表記すると「エリディ(ダイ)ト」に近いです。「erudite」は形容詞で「(人が)博識な、学識のある、博学な、学問に対する深い知識がある」や「(物事が)学問的な」といった意味があります。
基本的には良い意味で褒め言葉として使われます。
例文
(彼は博学な学者です。)
(彼女はこの時代で最も博学な研究者の一人です。)
(彼らはどんなスモールトークも博識なディスカッションにすることができます。)
(彼女は博識な歴史学者です。)
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「頭がいい」を意味するさまざまな英語表現を、例文とともにご紹介しました。
日常生活でも、ビジネスシーンでも、「頭がいい」と言う機会は意外と多いのではないでしょうか?だからこそ、いざというときにパッと適切な表現が口から出たら助かりますよね。
今回ご紹介した単語やフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。
今回ご紹介したフレーズをそれぞれ適切なシーンで使うことができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブスピーカーからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
また、今回学んだ「頭がいい」の英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーはどのように使い分けているのか聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!
レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「頭がいい」にまつわる英語表現をさらに練習しても良いですし、ご自身や講師が「頭がいい」と思う人の特徴は何か、自分が「頭がいい」と言われたのはいつだったかなどについて、講師とディスカッションをするのも良いのではないでしょうか。
ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.