本日のテーマは【天才】について!です。皆さんは天才と聞いて誰を思い浮かべますか?また秀才と天才の違いを説明できますか?そもそも天才を英語でなんというかご存知ですか。
英語が好きな人であればパッと思いつくものに【genius】があるかもしれません。ネイティブスピーカーの間でも一番よく使われる言葉でもあります。
かの有名なトーマス・エジソンのGenius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration.(*inspiration ひらめき perspiration 汗、汗をかくほどの努力)【天才とは1%のひらめきと99%の努力である】というとても有名なセリフはきっと皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
また、他にも天才にまつわる名言として
教育のない天才は、鉱山の中に埋まっている銀のようなものだ
というものがあります。これもまた有名な100ドル札の肖像が描かれているベンジャミンフランクリンの言葉です。
天才というとやはりgeniusがよく使われています。しかしそもそもよく使う言葉であるにも関わらず、《天才》の定義については漠然としているところがあるのではないでしょうか。次のチャプターで掘り下げてみてみましょう!
天才・秀才・凡人の違いとは
よく聞くこれらの言葉ですが、実際この3つの言葉にはどのような違いがあるのか調べてみました。
【秀才】自らが努力し行動をし続けて得られた才能を持っている人
【凡人】これといって優れた才能やかわった性質を持たない人
ちなみに豆知識ですが、秀才の語源は中国で長く行われていた官吏登用試験である【科挙】と言う制度にあります。
科挙における秀才という学科名の名残が今でも使われているということです。天才とは違い、人より優れているけれど、それは本人の努力の賜物であるという意味合いが秀才にはあります。
それに対して天才は字の通り天から与えられた才能であり、小さい頃からその片鱗を表していることが多いと言われています。
要は天才は先天的で秀才は後天的とも言えます。そもそも日本語における秀才とは学問について指す場合が多いのに対して、天才とは学問だけに関わらず様々な分野で使用することができます。
天才と秀才の違いを英語で説明した文として
事実として天才とは飛び抜けて才能を奏でていて最高に頭のいい人のことだから、頭がとても良いからといって天才と言えるわけではない。
要はいくら秀才だからと言って秀才全員が天才と呼べるわけではないということですね。
それに対して凡人とは優れた素質も才能もなく平均的な人のことを指します。大きな欠点のない普通の人という意味ですが、他人に向けて使うと失礼に当たるため気をつけましょう。
ではこれらを英語でどのように表現するのか見ていきましょう!
秀才
talented person
日本語でタレントという言葉がありますよね。この言葉はそもそも才能や技能を意味する英語"talented"からの外来語です。
またマルチタレントとは英語の”複数の”を表すMultiからきており、俳優、歌手、司会等多様なジャンルをそつなくこなす人達のことをさします。(*日本語ではマルチと発音しますが、英語ではマルタイもしくはマゥティと発音しマルチでは通じません)
あなたはとても才能がある
彼はとても才能のある歌手だ
秀才は日本語では主に学力的に優れている人を指すのに対して、talentedは幅広い分野で使われます。
intelligent person
他にも秀才を表せるよく聞く日本語でインテリジェンスがあるのではないでしょうか。
知能の高い、賢いと意味で使われ
彼は枠に囚われずに考えることのできる頭の良い人だ
のように英語で表現できます。
※outside the box【型にはまらずに、枠に囚われずに】
イルカはとても知能の高い動物である
今現代、どんどん進化を遂げている通常AIの正式名称も、Artificial intelligence(人工知能)からきたものです。
凡人
ordinary person
凡人と特別であったり違ったりせずあらゆる点で普通である
凡人なくして偉人なし!
*Mortalsと複数形で(普通の)人間
天才を表すシリーズ
genius
私の母は天才アーティストとして幅広く認知されている
冒頭でもお尋ねした通り、皆さんは天才と聞いて誰を思い浮かべますか。面白いことに英語でgeniusと検索すると出てくる画像はほぼ全てアルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)!
彼のIQはおよそ160前後ではないかと言われています。ちなみに全人口の約95%の人が70−130の間に入るので彼のずば抜けた天才ぶりがわかりますね。
昨日から学び、今日を生きて、明日への希望を持つ。
prodigy
Prodigy もまた天才という意味で使えます。が、基本は子供に使う言葉です。
彼は数学の神童だと考えられている
Gifted
日本でも認知され始めたGiftedも、文字通り”与えられた”才能として、生まれながら才能に恵まれた人達であり、天才という括りに入るでしょう。
ギフテッドはしばしば知的能力を示すIQが130かそれ以上を有する人で、また一つのスキルに対して、もしくはもっも全般的に高度なスキルをもっている人のことを指す
彼女はピアノを上手にひける才能を持ったギフテッドだ
brilliant person
ブリリアントとは英語で光り輝くという意味があり、そこから派生して光り輝くほど見事だ、素晴らしいという意味で用いられます。
ダイヤモンドのカットでブリリアントカットというものがありますが、これはたくさん輝きを放つようにするための加工です。
彼女には素晴らしい娘がいる。
flair endowment
これらの単語は日常会話ではあまり使われませんが、本や記事の中ではたまにみかけます。
何かを上手にできる生まれつきの才能がある
a flair for 〜の才能がある
彼はインテリアデザインの才能がある
Flairは元々はフランスからきた言葉で【鋭い嗅覚、ものを嗅ぎ分ける能力】とあり、そこから派生して【才能、センスのよさ】という意味で使われるようになりました。
Endowmentはエンダウメントと発音し、もとは寄付する、寄贈するといった意味で、米国名門大学の基金として使われるようになりました。またflair のように才能、素質という意味もあります。
私達は両親からの遺伝的素質を受け継いでいる。
おまけ
かの有名な漫画、スラムダンクの主人公桜木花道の決め台詞【天才ですから】は英語版の漫画では
I'm a phenom
と訳されています。Geniusだと少し畏まったニュアンスとなるので、桜木花道のようなおちゃらけた性格にはまさにこちらのPhenomの言い方のほうがあっていますね。
もともとはPhenomenonの異常現象から派生して異常なほどすごい!という意味合いで使われるようになりました。
また先日たまたまスポーツ中継を見ていたら Shohei Ohtani is a baseball phenom!と聞こえてきました。さすがアメリカでも野球ファンなら知らない人はいない大人気選手ですね♪
まとめ
天才と秀才そして凡人についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?凡人でも努力次第で秀才になれるということがわかりましたね。
英語で才能を褒める言葉はたくさんあります!Genius 以外にもご紹介したBrilliant! You are a phenom!等、様々なフレーズを忘れないようにぜひネイティブキャンプや日常会話で実践練習してみてくださいね!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.