どこの国でも「詐欺」はありますが、いざ英語で話そうと思うと、なんて言えばいいかわからず困ってしまいますよね。
「詐欺」を英語で言う方法は様々あります。また、色々なタイプの詐欺があり、それぞれで表現方法や使い方も変わってきます。
本記事では、「詐欺」に関する英語表現を紹介していきます。「オレオレ詐欺」や「加工詐欺」、「騙す」などの言い方も載せているので、ぜひ参考にしてください!
詐欺
「詐欺」を意味する代表的な単語は、以下の4つです。
②scam
③fraudulence
④swindle
それぞれの意味と使い方を見ていきましょう。
fraud
「fraund」は、人を欺いてお金や利益を得る犯罪のことで、一言で言えば「詐欺」になります。
様々ある「詐欺」という意味の中では比較的フォーマルな響きで、ニュースなどでもよく使われる単語です。
投資詐欺でたくさんお金を失いました。
彼はクレジットカード詐欺で逮捕されました。
scam
「scam」は、人を騙してお金や優位性を得る行為を指し、「詐欺」という意味で使える単語です。
ほぼ「fraud」と同じですが、「scam」のほうがやや口語的でカジュアルな会話でよく使われます。
オンライン詐欺でお金が盗まれました。
このメッセージはフィッシング詐欺のように見えます。
fraudulence
「fraudulence」は、「騙す行為」という意味の単語です。欺くことを意味する名詞で、日本語で言うと「欺瞞(ぎまん)」という言葉が当てはまります。
私は彼の欺いた行為に本当に腹が立っています。
私たちはオンライン取引における不正行為の問題に対処する必要があります。
swindle
「swindle」は、誰かを騙して不誠実にお金を得る、という意味です。
「騙してお金を奪う」という動詞なので、「詐欺にあう」と表現したい場合は「be/get swindled」のように受動態にします。
私は彼に騙されそうになりました。彼のビジネスは詐欺です。
投資で騙されたと、しばらくは気づきませんでした。
オレオレ詐欺 it's me fraud/scam
「オレオレ詐欺」は、
It’s me scam.
と言います。
電話口で「It’s me.」と言われたら、直訳だと「それは私です」ですが、知っているような男性の声だったら「俺だよ」って言っているように聞こえます。
ちなみに、オレオレ詐欺そのもの自体は、以下のように英語で説明することが可能です。
オレオレ詐欺とは、詐欺師があなたの息子や孫になりすまし、嘘をついて金銭を要求する詐欺のことです。彼らは主に電話またはインターネットでこれを行います。
加工詐欺
「加工詐欺」とは、実際の姿形とは思えないくらい、良い見た目に修正加工して見せる詐欺です。
以下のような単語が、「加工詐欺」の意味で使えます。
②fake
③catfishing
Photoshop
Adobeの画像編集ソフト「photoshop」は、「画像を修正する」という意味の動詞としても使われます。
「photoshop」で実物とは全然異なる見た目に加工できるので、「加工詐欺する」という表現が可能です。
また「修正されている」のように形容詞的に使いたい場合は、「photoshopped」という形にすることで表せます。
この写真は加工されたものだと確信しています。彼女の見た目は完璧すぎです。
fake
「fake」は「本物のように見せた偽物」という意味の単語です。
画像などを加工することで、あたかも本物のように見せているものは、「fake」だと呼ぶことができます。また、「本物のように見せる」という動詞としても使用可能です。
この写真は完全に偽物です。この財布は通常、これほど安い価格では購入できません。
catfishing
「catfishing」はSNSで使われるネットスラングで、「なりすますこと」という意味の単語です。
画像を加工して誰かになりすまし、別人として振る舞って他人を騙す行為なども、「catfishing」で表せます。
誰かがソーシャルメディアでなりすましをしているかどうかを見分けるのは難しいです。
詐欺師・ペテン師
詐欺師・ペテン師は、
②swindler
といった単語で表せます。
con man
「con」は、誰かを騙して誰かからお金を得ること。
男性だという前提にはなりますが、「con man」という2つの単語を組み合わせることで、「詐欺師」という表現ができます。
詐欺師は請負業者を装い、代金を受け取りましたが、何の仕事もしませんでした。
swindler
「swindler」は、「詐欺をする者」という名詞。
「騙してお金を奪う」という意味の動詞「swindle」に、「〜する者」を意味する「-er」を付けた単語です。
同じような意味で、「scammer(scam + -er)」という単語もあるので、一緒に覚えておきましょう。
詐欺師は私のお金を倍増させると約束しましたが、代わりにお金を持って姿を消しました。
騙す
最後に、動詞「騙す」という意味の単語を、以下の4つに絞って紹介します。
②deceive
③mislead
④cheat
trick
「trick」は日本語で使う手品の「トリック」からも連想できるように、ズルくかつ賢い方法で誰かを騙すという意味の動詞です。なんらかによって「勘違いをおこさせる」というイメージです。
彼は私をだまして自分の詐欺的なビジネスを信じさせようとしました。
deceive
「deceive」は「欺く」という言葉に近い動詞です。利益を奪うために説得しながら騙すようなイメージがあります。
やや堅い表現にはなりますが、日常会話でも使われますし、曲の歌詞などにもよく出てきます。
彼女がインスタグラムで別人のふりをして私をだましていることに気づきました。
mislead
「mislead」は、「誤解させる」や「誤ったほうに導く」という意味の動詞です。真実ではないことを、相手に信じさせる方向へ意図的に持っていくというニュアンスがあります。
この広告は人々を誤解させ、不必要にお金を支払わせる可能性があります。
cheat
「cheat」は「ズルをする」というニュアンスの強い動詞。カンニングといった不正行為などに使われます。
また「cheat on 人」で、「〜を欺いて浮気する」という意味にもなります。
テストでカンニングをしてしまいました。誰も気づかないと思ってたけど、結局バレてしまいました。
まとめ
今回は様々な「詐欺」に関する英語表現を紹介していきました。たくさんあって、それぞれ少しずつ意味が異なるので、整理して覚えていきましょう。
また覚えた表現は、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」のレッスンで練習してください。レッスン回数は無制限なので、たくさん話していきましょう!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.