ゴールデンウィークは通じない?GWの言い方と連休で使える英語表現

GW、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

英語でゴールデンウィークについて話をしたいとき「Golden Weekでネイティブスピーカーに通じるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか。

ゴールデンウィークは和製英語。英語には代わりの表現がないため、sushiやramenのようにそのままGolden Weekと言っても大丈夫です!

ただし、日本の文化をあまり知らないネイティブスピーカーにとって「ゴールデンウィーク」は聞き馴染みのないもの。ゴールデンウィークとはどんなものか、補足の説明をしてあげると親切ですね。

そこで本記事ではゴールデンウィークの英語での説明のしかたと、バケーションのときに使える便利な表現を紹介します。

日本文化について話せるようになると、ネイティブスピーカーとの会話も弾みますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

ゴールデンウィークを英語で表現すると

ゴールデンウィークを簡単にいうと「連休」ですよね。

連休を直訳するとconsecutive holiday(連続した休み)ですが、少しだけ固い表現になってしまいます。ネイティブスピーカーにはピンと来ないかもしれません。

もっと分かりやすく説明するために、ゴールデンウイークの説明を日本文化いろは辞典で調べてみました。

”ゴールデンウィークとは、4月末から5月初めにかけて多くの祝日が重なった大型連休期間のことです。

4月29日から5月5日までの1週間に多くの祝日が集まります。GWと略式に表記されることもあります。”

引用:日本文化いろは辞典

説明をみると「大型連休」や「祝日」がキーワードになりそうです。こちらを踏まえて、ゴールデンウィークを説明するのにぴったりな英語フレーズを紹介します。

long weekend

英語で「大型連休=長い休み」long weekendと表現できます。

long weekendを使えば、ゴールデンウィークを次のように説明できます。

Golden Week is a long weekend in Japan in late April and early May.

The name "Golden Week" comes from this special time of year when people can enjoy their vacation and the beauty of spring.

ゴールデンウィークとは、4月末から5月初めにかけての長期休みのことです。「ゴールデンウィーク」という名前は、休みや春を楽しめる「貴重な時間」であるというところからきています。

long weekendには「土日が絡んだ」長期休みといったニュアンスが含まれます。単に長期の休みであれば、long vacationやlong holidayということもあります。

より具体的に数字を入れて「〜連休」と言うことも可能。5連休ならa five-day weekend  / holiday / vacationと表現します。

例文を見てみましょう。

A: Do you have any plans for Golden Week?  Why don’t you go skiing in Nagano prefecture?

B: Uhh, I’ll only have a three-day weekend this year.  It will be tough to travel that far.

A: ゴールデンウィークに予定ある? 長野へスキーしに行かない?

B: うーん、今年は3連休しかなくてね。そんなに遠くへの旅行は厳しいかな。

A: Look!  I can take a nine-day holiday in this year’s Golden Week, taking paid leaves.  Maybe I’ll go on a trip somewhere overseas.

B: Jealous!  I’ve already used up all of my paid holidays.

A: 聞いてよ!有給を使えば、今年のゴールデンウィークは9連休になりそう。海外のどこかに旅行に行こうかな。

B: いいなぁ!有給なんてもう使い果たしちゃったよ。

上のようにpaid leave「有給」を使えば、さらに長いゴールデンウィークを楽しめる人もいますよね。

national holiday / public holiday

次のキーワードは「祝日」です。

祝日は英語でNational holiday(国が決めた休み)やPublic holiday(公休日)と言います。

日本の「祝日」に一番近い表現はNational holidayでしょう。Public holidayは「公休日」を意味するため、地域によって異なる祝日を表すこともあります。

「祝日」のキーワードを使って、ゴールデンウィークを説明してみましょう。

Golden Week is a collection of National holidays and weekends, grouped closely together. It’s called “Golden” because it’s the longest vacation period for most Japanese people.

ゴールデンウィークは祝日と週末が近くに固まった期間のことです。ほとんどの日本人にとって、最も長い休日なので「ゴールデン」と呼ばれています。

ゴールデンウィークに含まれる祝日は、英語では次のように表します。

Showa Day(4月29日|昭和の日)

Constitution Day(5月3日|憲法記念日)

Greenery Day(5月4日|みどりの日)

Children’s Day(5月5日|子どもの日) 

日本の祝日を説明しつつゴールデンウィークについて話せたら、ネイティブスピーカーとの会話も弾みそうですね。ぜひこの機会に覚えてみてください。

バケーションで使える便利な英語表現

ゴールデンウィークについて説明できるようになったら、英語で休暇について感想を言ったりたずねたりしてみましょう。

ゴールデンウィークの過ごし方は、人それぞれ。海外旅行や観光地に行く人もいれば、車で旅行、家でゴロゴロして過ごす人もいるかもしれません。

そこでバケーションの話題で便利に使える英語表現を紹介します。

Road trip

ゴールデンウィークには、車で県外に旅行する人もいるでしょう。そこで使えるフレーズがroad trip「ドライブしながら旅行すること」を表します。

たとえば長野へ車で旅行するなら、次のように言います。

take a road trip to Nagano

go on a road trip to Nagano

例文をみてみましょう。

Do you have any plans for Golden Week?  Let’s take a road trip to Fukuoka.

ゴールデンウィークの予定ある? 福岡まで車で旅行しようよ。

In last year’s Golden Week, I took a road trip to Kyoto.  I saw many beautiful temples.

去年のゴールデンウィークでは、京都まで車で旅したんだよ。綺麗なお寺をたくさん見たな。

車での旅行の道中であれば、次のようなフレーズも使えます。

Let’s hit the road. 「出発しよう」

Let’s make a pit stop. 「(車を停めて)休憩しよう」

どれも口語的な表現で、ネイティブスピーカーがよく使う表現です。車で旅する時に、思い出して使ってみてくださいね。

get away

本来は「離れる「逃げる」という意味のget away

旅の文脈では「仕事があまりにも忙しくて、仕事から離れて旅行する」という意味を表します。

ただし、具体的な場所を入れることはできず「漠然とどこかに行きたい」といったニュアンスがあります。

例文をみてみましょう。

You are working too hard recently.  Let’s get away for Golden Week.

最近働きすぎだよ。ゴールデンウィークに旅行にでも行こうよ。

さらに、get away from it allという言い方も便利です。itは日常のストレスや悩みを指し「現実のわずらわしさから逃れて旅に出る」という意味です。

A: I’ll travel to Hawaii for Golden Week.

B: That’s so cool!

A: It's the perfect spot to get away from it all.

A: ゴールデンウィークにハワイに行くんだ

B: うらやましいなぁ!

A: 現実を忘れて旅に出るにはうってつけの場所だよ。

仕事が忙しくてストレスを感じたら、ぜひ使ってみてくださいね!

Staycation

ゴールデンウィークの観光地は混んでるし「お家や近所でゆっくり過ごす」という人もいますよね。

そんな時に使える便利な表現がstaycation。stay「滞在する」とvacation「休暇」を掛け合わせた、英語でも比較的新しい造語です。

stayとは言っても家でゆっくり過ごすだけでなく「家の近くでするレジャー活動」も含みます。staycationには、次のような活動が含まれます。

近所の図書館に行く

散歩に行く

友達を家に呼んでバーベキューをする

staycationを使った会話の例をみてみましょう。

A: How was your Golden Week?  Did you visit anywhere?

B: Not so special.  I had a staycation for this year’s Golden Week.

A: ゴールデンウィークはどうだった? どこかに行ったの?

B: 特別どこにも。今年は近所で過ごしたよ。

A: I’ll have a barbecue at my house for Golden Week.  Why don’t you come?

B: Absolutely!  I was thinking it would be a staycation this year.

A: ゴールデンウィークに家でバーベキューやるんだ。来ない?

B: 絶対行く!今年は近所で過ごすつもりだったから。

「ゴールデンウィークは遠方への旅行には行かず、ゆっくり過ごす」という人はstaycationを使ってみてください。

まとめ

ゴールデンウィークは日本独自の文化なので、英会話のときもGolden Weekで大丈夫です。ただし、日本文化を知らない人には補足の説明があると親切でしょう。

long weekend「長い休暇」National holiday「祝日」などのキーワードを使えば、次のように説明できます。

Golden Week is a long weekend, including four National holidays in Japan in late April and early May.

The name "Golden Week" comes from this special time of year when people can enjoy their vacation and the beauty of spring.

ゴールデンウィークとは、4月末から5月初めにかけて4つの祝日を含んだ長期休みのことです。「ゴールデンウィーク」という名前は、休みや春を楽しめる「貴重な時間」であるというところからきています。

英会話で休暇について話す時には、次の表現が便利に使えます。

take a road trip 「車で旅行する」

get away「(現実を離れて)旅に出る」

staycation「(旅行にいかず)近所で過ごす」

日本独自の文化であるゴールデンウィークを説明できれば、国際人の仲間入り!ぜひステキなゴールデンウィークを過ごして、紹介したフレーズを使ってみてください。休暇の話題について英語で楽しく会話を広げられますよ。

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