英語で雑談をしてみよう!会話で使えるフレーズと雑談で避けるべき話題とは

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そもそも「雑談」は英語で何という?

「英語で雑談をする」――簡単なようで、実はなかなか手ごわいことです。「ビジネス英語よりも実は雑談の方が難しい。雑談がスムーズにできるようになれば英語上級者の仲間入り」と言う人もたくさんいます。

でも、恐れる必要はありません。まずは気に入った簡単なフレーズをいくつか覚え、必要な時にすぐに使えるようにしておくことから始めてみましょう。

今回は、そんな、英語での雑談について、具体的な例をシチュエーションごとに紹介していきたいと思います。「雑談力」を身に付けて、英会話中・上級者を目指しましょう。

「雑談」は英語で何という?

いろいろな言い方がありますが、「雑談」という名詞としては「small talk」「idle talk」「chat」などがよく使われます。「small talk」は日本語でもそのまま「スモールトーク」と言われたりします。

「雑談する」と言いたい場合は、「make small talk」「have an idle talk」「have a chat」などがあります。「chat」はこれ一語で「雑談する」という意味の動詞としても使えます。

Tom is good at small talk, so he makes friends with girls easily.

トムは雑談が得意ですぐ女の子と友だちになれる。

Be careful not to have an idle talk before the meeting this time.

今回は会議前に雑談しないようにしてくださいね。

The cashier often has a chat with a customer, so there is always a long line before the checkout counter.

そのレジ係は客とよく雑談をするので、レジの前にはいつも長い行列ができる。

では次に、実際にどのような英語フレーズが雑談に使えるのか、シチュエーション別に解説していきたいと思います。

天気についての雑談

欧米人の方が日本人よりも雑談を好む、と言われたりします。もちろん人にもよりますが、確かに、多くの英語ネイティブスピーカーの人々は、全然知らない初対面の人に対しても親しげに話しかけ、ちょっとした雑談をしたりするのが普通です。

そんな文化的な違いはあるものの、古今東西、雑談の話題として最もポピュラーなのが天気でしょう。特別な場合を除いて、相手の気持ちを傷つけたりすることのない、とても安全なトピックといえます。

It’s pretty cold today.

今日は寒いですねえ。

It’s getting warmer, isn’t it?

暖かくなってきましたねえ。

It’s been raining on and off today.

今日は雨が降ったり止んだりですね。

Did you expect this heavy rain?

こんなにひどい雨が降るなんて思ってもみませんでしたよね。

There was a beautiful snowfall last night. Did you see that?

昨夜の雪は素敵でしたね。見ました?

相手の調子を聞く雑談

挨拶の基本フレーズの一つとして、学校でも最初の方に学ぶのが「How are you?」

あえて日本語にするならば「あなたはいかがですか?」と相手の調子を聞くような意味になりますが、実際にはもう「こんにちは」と同じような、挨拶の定形フレーズですね。

大事なのは、その意味よりも「How are you?」を元気に話しかけること。相手のことを知っているかどうかにかかわらず、英語ネイティブは積極的に「How are you?」と聞いてきます。

海外旅行などで買い物をしてレジに行くと、「Hi! How are you?」と笑顔で話しかけられることが多いです。

そしてこの「How are you?」は定形挨拶というだけでなく、相手との親密さを増すための雑談の始まりであり、また、雑談の一部であるともいえます。

相手に「How are you?」を言われたら、「Good.」などと返答するとともに「Thank you.」と述べて、次に相手の調子を尋ねるのを忘れないようにしましょう。

A: Hi! How are you?

B: Good. Thank you. And you?

A: I’m great. Thanks.

A: やあ、調子どう?

B: いいよ。ありがとう。君は?

A: いいよ。ありがとう。

以下、「How are you?」と同じように使われる、相手の調子を聞くフレーズです。

How are you doing?

How are you getting along?

How’s it going?

How’s everything?

現在完了形を使うと、「このところどうだった?」というような、最近の調子について少し期間を持たせて尋ねる表現ができます。

A: How have you been lately?

B: I’ve been great. Thanks. How about you?

A: 最近どう?

B: 好調! ありがとう。あなたは?

趣味の話で雑談

趣味に関する話も、雑談のテーマとしてはポピュラーです。互いの趣味が合ったりすると、会話も弾みます。

趣味というと「hobby」という単語を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ちょっと注意しないといけません。

一般的に「hobby」は、本業以外で、写真、楽器、スポーツ(ゴルフなど)、絵画、何かの収集などを指すことが多いです。音楽鑑賞、映画鑑賞、読書、買い物、食べることなどはあまり「hobby」とは言いません。

A: Do you have any hobbies?

B: I play the piano.

A: 何か趣味をお持ちですか。

B: ピアノを弾きます。

音楽鑑賞や読書などを含めて聞きたい場合は次のような質問がいいでしょう。

What do you usually do in your spare time?

時間がある時は何をしていますか。→趣味は何ですか。

上の「spare time」は「free time」でもOKです。それに対して答える場合は、「like」や「love」を使うといいでしょう。

I love watching movies.

映画を見るのが大好きです。→趣味は映画鑑賞です。

I like shopping and traveling.

買い物することと旅行が好きです。→趣味は買い物や旅行です。

休みの日についての雑談

多くの英語ネイティブの人々がまるで挨拶のようによく口にするのが、週末や休日の過ごし方についてです。

海外で生活していると、「今週末は何をする予定ですか?」「この前の週末はどうだった?」といった質問を毎週のように聞かれたりします。

Do you have any plans this weekend?

今週末は何をする予定ですか。

What are you going to do next Sunday?

今度の日曜日は何をするの?

How was your weekend?

週末はどうだった?

What are you planning to do this Christmas Eve?

クリスマス・イブの予定は?

こうした質問をされた時、慣れていないととまどってしまうかもしれませんので、どう返答するかを日頃から準備しておくのもいいと思います。

I’m going to my uncle’s home.

おじさんの家に行く予定。

I'll stay home and be watching movies.

家にいて映画を見てると思うよ。

I went to the new shopping mall with my friends last weekend.

先週末は友だちと新しいショッピングモールに行きました。

I don’t have any plans for this Christmas.

クリスマスは何の予定もありません。

雑談で使えるあいづち

会話を盛り上げるためには、適度なあいづちも大事です。ただ注意しておきたいのは、日本語での会話と英語での会話のスタイルの違い。

日本人同士の場合、相手の話に調子を合わせて「はい」「ええ」などといった言葉を頻繁に入れたり何回もうなずいたりする傾向がありますが、英語スピーカー同士では、多くの場合、あまりこうした言葉をはさんだりしません。それよりも相手の目をしっかり見てじっと話を聞くのが大事です。

そして、うまくタイミングをみて、以下のようなあいづちを入れたりするのが一般的です。

I see.

なるほど。

Really?

本当?

Seriously?

マジ?

Wow!

ワォ!

That’s great!

すごいですね。

That’s nice!

いいですね。

It sounds interesting.

面白そうですね。

I can’t believe it.

信じられないわ。

I agree.

私もそう思います。

雑談で避けたい話題とは?

雑談の話題の基本は、例えば「天気」のように、相手が容易に理解できると思われること。

しかし、いくら相手が理解できたりよく知っていると思われることでも、以下のようなテーマは雑談では避けるべきでしょう。

プライベートな話題

年齢、既婚か未婚か、家族構成、住んでいる場所の詳細、これまでの経歴など、プライバシーに深く関わる話題は、相手が言い出した場合を除き、こちらから詳しく尋ねるのはやめましょう。

政治に関する話題

日本人同士では政治のことを話題として軽い会話をすることも少なくないと思われますが、英語スピーカーの中には政治に関してしっかりとした自分の意見を持っている人が少なくありません。

政治の話を始めたら真剣な議論になることもあります。軽い雑談のテーマとしては避けた方がいいでしょう。

宗教に関する話題

これも軽い雑談には向かないテーマです。相手がどの宗教を信じているのか、といった質問はこちらから積極的にはしない方がいいでしょう。

もっとも、中には「あなたの宗教は何ですか?」と尋ねてくる人がいたりします。もし尋ねられて答えたくない場合は、「Sorry, I wouldn’t like to talk about it.」などと正直に言うのがいいと思います。

セクシャルな話題

性的なことに関しても、たとえ同性同士であっても雑談の話題にするのは避けましょう。

容姿や服装に関する話題

「ちょっと太り過ぎではないですか」などというのは、日本人同士でもほとんど言わないかと思いますが、難しいのは、容姿や服装に関して相手をほめるような場合です。

たとえほめられるにしても、人から意見を言われるのを嫌う人もいます。また、本人が思っていることと全く違う恐れもあります。

相手を見極めた上で、例えば次のような言い方ならば、大丈夫な場合もあるかもしれません。容姿や服装に言及する場合は、あくまで慎重に。

The green shirt looks nice on you.

緑のシャツが似合ってますね。

Where did you buy the hat? I love it.

どこでその帽子を買ったんですか。素敵ですね。

まとめ

いかがでしたか。今回は英語での「雑談」について、状況別に解説しました。雑談がスムーズにできるようになると、会話も弾み、相手との距離もグッと縮まります。

まずはしっかりと挨拶をすることから始めて、それに少しずつ他の話題を加えていく、というのがいいのではないでしょうか。

雑談達人になって、友だちの輪を広げましょう!

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