「足」を表すfootとlegの違いは?かかと、足首、すねは英語で?

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英語学習を進めるうえで避けて通れないのが「似たような意味を持つ英単語の使い分け」です。

英単語を覚え始めると、意味が似ているのに違う英単語を使っていることに気付くのですが何となく覚えるのではなく、”なぜ似ているのに違う英単語なのか” ”使い分けや使い方はどう違うのか?” など、疑問を抱くことで英語力がぐんとアップします。

そんな似た意味を持つ英単語は数多くあるなかで今回注目するのは「foot」と「leg」です。

みなさんのご存知の通りこの2つの英単語は「足(脚)」を意味します。ですが「違いは何ですか?」と聞かれてはっきり答えられる人はどれくらいいるのでしょうか。脚の部分で違うのか?それとも前後の意味合いで使う英単語を使い分けるのか?など疑問点は多いと思います。

今回も足(脚)を意味する「foot」と「leg」を例文を紹介しながら使い方・意味を掘り下げてみます。

footとlegの意味と違いとは

そもそも「foot」と「leg」の違いをきちんと理解していますか?まずは、「foot」と「leg」の意味をみていきます。

foot 足・歩み・足取り・徒歩・すそ・足の入る部分
leg 義足・脚の部分・脚部・(椅子などの)脚・支柱

英和辞典で書かれている意味を並べてみましたが、あまりピンとくる方はいないかもしれません。

英語で「foot」と「leg」、2つの単語があるように日本語にも「あし」という漢字は2種類ありますよね。

脚と足

この漢字をみれば何となくどの部分を脚と書き、どの部分を足と書くのか分かるような気がしますが実際に書くとなると使い分けが難しいかもしれません。

先ほどから「どの部分」という言葉が太字にされていますが実は「foot」と「leg」の違いはこの部分という言葉がキーワードとなります。

foot(足)
足首(くるぶし)からつま先の部分を指す
leg(脚)
太ももから足首までを指す

「foot」と「leg」の違いはあしの部分のどこまでかというところで違いがあるのです。

この違いをしっかり頭に入れておきましょう!

footの使い方

では、「foot」と「leg」の違いを知ったところで使い方について今度は説明していきます。まずは「foot」からみていきましょう。

footは、足首からつま先までを指すと前項で紹介しました。日常会話でも「foot」はよく使いますし、耳にする機会がきっと多いと思いますよ。

こんな場合に使えます!

・脚と使い分けが不要な場合
・歩き進むこと
・加えること
・靴下や靴を履く部分を指す(くるぶしから下を指す)

そして注意したいのが複数形の場合です。なぜなら脚は左右で1組と考えるからです。名詞としては「foot」と単体で使うこともありますが、会話上では左右1組(2本の脚を1組と考える)ため複数形が使われます。

footの複数形はfeetです。原型が少々変わりますが、FとTに挟まれる英語が変わるだけなので比較的覚えやすいと思いますので覚えておきましょう。

ちなみに、foot(feet)は欧米では独特の長さの単位として使われています。フィートという言葉、聞いたことあると思いますがこのフィートが英語ではfeetなのです。

豆知識として、1footは約30.48㎝(12inch)を表していて欧米では身長や物の長さ・荷物の大きさなどとてもポピュラーな長さの単位として使われています。しかし、1foot約30㎝という欧米サイズはビックリですね。

Your foot size and mine are very different.
あなたの足のサイズと私の足のサイズは大きく違うわね。
I'm thinking of giving you socks as a gift. Canyou tell me your foot size for reference?
靴下をプレゼントしようと思っているのですが、参考までに足のサイズを教えて?
I injured my left foot yesterday.
昨日、左の足を怪我したのよ。

legの使い方

次はlegの使い方です。legは太ももから足首までを指すと前項で紹介しました。

つまりは脚の付け根から足のつま先まで全てを指すということですね。このlegも日常会話では身体の1部を指すので使われることが多いと思います。

こんな場合にも使えます!

・長い脚
・椅子や家具の脚
・動物や生き物のの脚

つまりは

・脚のように支えとなるもの
・脚のある道具

を指すときには「脚」が使われるので、英語でも同じような場合では「leg」を使います。

legも複数形が存在します。footの時と同じ考え方で、左右で1組の考え方は同じですが複数形はfootよりももっと簡単で覚えやすいです。legの複数形はlegsで、複数形にお決まりの"s"を付ければlegの複数形になります。

footと同じく複数形があるので、どの場合に単体を使ってどの場合に複数形を使うのかの見極めも必要になってきます。

よく会話で出そうなフレーズとして「足が長い」「足が短い」というフレーズがあります。テレビに出ている有名人を対象としたり、自分の身近な人や動物を対象としたりすることがあると思いますが、この場合は「leg」を使うのが正しいです。

足が長い long legs 
足が短い short legs

日本語で見ると「足」なのでfootかとおもわれがちですが、そこは日本語に引きずられてはいけません。

I admire that actress, her legs are so beautiful.
あの女優さん、脚がとても綺麗で憧れます。
I was snowboarding and fell and broke my leg.
スノーボードをしていて転倒し、足を骨折してしまいました。
That table has a broken leg and needs to be replaced.
そのテーブルは脚が折れているので、買い換えないと!

「足」に関する英語表現

「foot」と「leg」以外にも、足に関する英語表現がいくつかあります。

足(脚)と一言にいっても、具体的な部分が分かっていれば語彙力もアップしますし英会話力もアップします。

日本語で会話していても「足(脚)のどこ?」と聞き返されることもあるはずですし、英会話でも同じく聞き返されたら具体的な場所の英単語を知っていれば、言葉で返答できます。

足(脚)のどの部分がどういう英単語なのか例文も交えてご紹介します。

かかと

まずは「かかと(踵)」です。踵の英単語はheelです。

日本でも靴の踵をヒールと呼ぶことがありますので、馴染み深い英単語ですよね。

日本では「ヒールを履く」= 踵が高い靴を履くという解釈をされていますが間違いではありません。直訳すれば「踵を履く」なんて摩訶不思議な英訳になってしまいますが、日本では通じます。

しかし、英語では通じませんのであしからず。

そしてこのheelは、役柄で悪役などを指す言葉として使われている「ヒール役」もこのheelと同じ英単語です。

もともとはプロレス業界から来たスラングだという噂があり、理由も諸説あるようで真実は分からないようですが、覚えておくといいかもしれませんね。

足首

次は足首です。これまでの項目の中で、足首を英語表記した箇所があったかと思いますが足首を英語で言うとankleです。

これも日本人にはなじみがある言葉の1つではないでしょうか。アンクルブレスレットというアクセサリーや、アンクルストラップが付いた靴などがあるので何となく「アンクル=足首」とイメージ付いていた方も多いと思います。

足首は「foot」と「leg」を繋ぐ境界線で、足首はlegに含まれますよ!

すね

最後はすね(脛)です。すねは、legに含まれる脚の部分ですがこの英単語も聞き覚えがある方は多いと思います。

脛を英語で言うとshinです。発音はそのまま「シン」で通じますよ。

脛について英語で語ることは殆どないかもしれませんが、日本でいう「親のすねをかじる」なんて表現に似たことわざが英語にもありますので豆知識としてご紹介しておきます。

sponge off one’s parents

冒頭のsponge off というのは「人にたかる」というイディオム。そしてそこにone’s parentsとくっつけることで「親にたかる」という意味になります。

ちなみに、sponge offは「スポンジで綺麗にする」という意味も持ち合わせているのでややこしいかもしれません。

基本的にこのようなフレーズを覚えておく必要は無いのですが、仮に覚えるのであれば個別に覚えるのではなくこのフレーズ1つでイディオムだと理解し、そのまま丸っと覚えておくと良いでしょう。

まとめ

今回は「foot」と「leg」について掘り下げてみました。

似た表現でも英単語が違えばニュアンスも意味も違ってくるのが英語の面白いところでもあり、難しいところかもしれません。

今回の「foot」と「leg」は、違いとしてあしのどの部分からなのかというところがキーワードでしたよね。

他の英単語だと、ニュアンスで使い分けられていたり微妙な意味の差で使い分けられていたりと複雑な場合も多いのですが、今回の2つの英単語はとても分かりやすい違いだったと思います。

足首を境界線として全体かその先かで使い分ければOKなので、覚えやすいですよね!ただし注意すべきは複数形です!単語ごと変わるのか、ただ単に「s」を付けるだけでいいのか判断を間違えないよう気を付けましょう。

そして、どの場合に複数形を使うべきなのか見極めも大切です。名詞であれば単体で使われることが多いですが、それ以外は曖昧になるかもしれませんね。

例えば足を折ったのが片方なら単体、両方なら複数です。さらにはある有名人の脚を褒めるなら脚は左右で1組ですが本数で言えば2本の脚があるので複数を使うなど、判断が難しい場合もあるかと思いますが覚えておくのは左右で1組ということ!

どの場合かをしっかり理解して見極めてつかってみてくださいね。

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