何かと使うことの多い、「ずっと」という言葉。
「ずっと一緒だよ」
「ずっとここにいなければならない」
「こっちのほうがずっと良いよ」
など、「ずっと」にも様々な使い方があります。
また未来形や現在形、現在完了進行形など、時制によって「ずっと」の使い方やニュアンスが変わってくるのもポイント。言いたいことによって使う単語も異なるので、間違った表現をすると相手に伝わらない可能性もあります。
そこで今回は、色々なパターンの「ずっと」を英語で言う方法を紹介します!例文も載せて解説しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
未来形の「ずっと」
まずは、未来形「will+〜」で「ずっと」を表現する方法を、以下の3つに絞って紹介します。②will+always
③will+until
will+forever
「will+forever」は、「永遠に〜します」という表現です。「永遠=ずっと」という解釈になり、「ずっと愛している」や「ずっとこの場所で暮らします」など、死ぬまで変わらないであろう意志を主張するときなどに使えます。
ずっと永遠にあなたのことを愛します。
このフライパンを永遠に使い続けます。
will+always
「will+always」は、「常に〜します」という表現です。「常に=ずっと」というニュアンスになり、日頃いつもやることから、「will+forever」のように永遠的な意味まで、幅広く使えます。
ちなみに、アメリカの歌手だった故ホイットニー・ヒューストンの代表曲、「I will always love you」にも「will+always」が使われていますよ。
ずっとあなたのことを恋しく思うでしょう。
ずっとあなたと一緒にいます。
will+until
「will+until」は、「〜までずっと〜します」という表現です。「until」は「〜まで」という意味で、「夕食の時間まで」や「5時まで」といった表現に使います。
続いている何かの終着点を意味するため、継続していることが終わるまで「ずっと」、というニュアンスを出せます。
彼が電話してくるまで、私はここにいます。
お父さんが帰ってくるまで、このゲームで遊びます。
現在完了形・現在完了進行形の「ずっと」
「継続」の意味として使える、現在完了形と現在完了進行形。「長い間ずっと〜してきた」
など、「ずっと」というニュアンスで使えます。
ここでは、現在完了形・現在完了進行形それぞれの使い方を解説していきます。
現在完了形の「ずっと」
現在完了形「have+過去分詞」の用法の1つが「継続」。過去のある時点から現在に至るまで「ずっと〜」という、何かが続いていることを表現できるのが特徴です。
be動詞の過去分詞「been」と形容詞を使って状態を表すときや、状態的な一般動詞(like、knowなど)を使って「ずっと」を表現する場合、大抵は現在完了形で表します。
私たちは小学生の頃からずっと友達です。
私は彼のことを10年以上ずっと知っています。
先週末からずっと病気しています。
現在完了進行形の「ずっと」
現在完了進行形は、「have been 〜ing」という形で使う用法で、継続の意味になります。「動作的な一般動詞を使うときは現在完了進行形」という説明が多く、確かに間違いではありません。
ただし、「have been living in 〜(〜にずっと住んでいる)」のように、状態動詞の場合でも現在完了進行形にすることがあるので覚えておきましょう。
私は東京に20年ほどずっと住んでいます。
昨夜からずっと働いています。すごく疲れています。
3日間ずっと雨が降っています。とてもジメジメしています。
現在形・過去形の「ずっと」
「ずっと」という表現には、現在形・過去形で言えるものもあります。ここでは、以下5つの言い方を紹介していきます。
②permanently
③continue
④keep
⑤〜+比較級
forever
「永遠に」という意味を持つ「forever」。向かっている先は未来ですが、時制を未来形にせず、現在形でも「ずっと」という意味で使えます。
この会社で永遠に働きたいです。
私の犬となら永遠に遊んでいられます。とてもかわいいです。
permanently
「permanently」は「永遠に、永久に」という意味の副詞です。「forever」ととてもよく似た単語ですが、以下のような違いがあります。
・具体的かつ現実的な意味での永遠
・システム的に永久に続く
・変更が効かない
・抽象的な意味での永遠
・有形物を描写するのには使われない
「forever」と比べると、「permanently」のほうがやや堅い響きになります。
その交通事故によって、彼女の足は永久的に麻痺してしまいました。
私の家族はずっと永久的に日本に住むのだと思っていました。
continue
「continue」は「続ける」という意味の動詞です。継続を表す単語なので、「ずっと」というニュアンスが含まれています。なお、形としては主に以下の3パターンです。
continue 〜ing:〜することを続ける(一時的)
continue to 動詞:〜することを続ける(習慣的)
飽きるまではこの旅をずっと続けたいです。
みんなが寝た後も私はお酒を飲み続けました。
あなたは英語をずっと学習し続けたほうが良いですよ。
keep
「keep」は「保つ」という意味の動詞です。「keep 〜ing」という形にすることで、「〜し続ける」という意味になり、「continue」と同じように使えます。
「〜し続ける」という意味では、「keep to 動詞」という形はとらないので、注意しましょう。
一日中ずっと立ちっぱなしでいなければなりませんでした。ただただきつかったです。
私たちは夜中12時までずっと話し続けました。とても楽しかったです。
〜+比較級
「ずっと〜」という言葉は、「ずっとマシ」や「ずっと多い」など、「さらなる」という比較級の強調ニュアンスでも使われます。この場合は、以下のような単語と、比較級を組み合わせることで表現可能です。
much+比較級
a lot+比較級
way+比較級
私の給料のほうがあなたのよりもずっと低いです。
私の子供のほうがこの荷物よりもずっと重いです。
イエローカレーよりもグリーンカレーのほうがずっと辛いです。
彼のほうが私よりもずっと速く走れますよ。
まとめ
最後に、「ずっと」の英語表現のまとめです。①will+forever:永遠にずっと
②will+always:いつでもずっと
③will+until:〜までずっと
have+過去分詞:ずっと〜する
have been 〜ing:ずっと〜し続ける
①forever:永遠にずっと
②permanently:永久にずっと
③continue:ずっと続ける
④keep:ずっと続ける
⑤〜+比較級:比較級を「ずっと〜」と強調
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◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.