髪に関する話題は日常的に行われますよね。髪型を変えたとか、髪を染めたとか。では、これを英語で言うとしたらどんな表現が使われるのでしょうか。美容院に行ったあとや、相手の髪型の変化を褒めるときなどに必要なので知っておきましょう。
「髪を伸ばす」は英語で grow hair
意外と英語だと言えない「髪を伸ばす」は、以下のような表現を使います。
grow one’s hair out
grow out one’s hair
let one’s hair grow
どの表現にも「育つ」という意味のgrowが入っていることがポイントです。日本語では、髪には伸ばすという動詞を使いますが、英語では育てるという動詞になります。とはいえ、これはgrowを一般的な訳に直しただけなので、髪が伸びるニュアンスさえ理解していれば問題ありません。問題なのは、髪を伸ばすと言いたいときにどんな英単語を使うか知っているかどうかです。
今現在髪を伸ばしているのであれば、上記の言い回しを現在形にしてみましょう。
growing my hair
letting my hair grow
こんな感じで、ing形にすれば切らずに髪型を変えたいと思っていることを相手に伝えられます。
せっかく髪に関することを学ぶのですから、様々な髪型についても言えるようになっておくと良いでしょう。以下は、よくある髪型を英語でどう表現するのかまとめたものです。今の自分の髪型は何と言うのか、チェックしてみてください。
坊主→Buzzcut
スキンヘッド→Shaved head or Shaven head
ハゲ頭→Baldhead
角刈り→Crew cut
ツーブロック→shaved sides, undercut or two-block cut
おかっぱ→Bob
ポニーテール→Ponytail
ツインテール→Pigtail or Twin tail
お団子ヘア→Bun
ストレート→Straight
癖毛→Curly hair
波打った髪型→Wavy hair
パーマ→Perm
スキンヘッドやツーブロックなど、髪型は英語由来でカタカナ表記のものも多いですよね。スキンヘッドは和製英語です。ツーブロックも和製英語なのですが、最近は海外でも通じるようになってきたため表記しておきました。
髪型にも流行りがあり、おしゃれな美容院のサイトを見ていると英語ばかりです。英単語の意味を知っていればすんなり理解できますが、知らないとカタログを見なければわからないスタイルになっています。髪を染めるにしても同じで、いろいろなカラーが英語で表現されているため基礎単語力は必要に感じます。おしゃれな感じ=英語で表記、という図式がよくわかるのが美容院ですね。
「髪を伸ばす」の会話例
では、上記で覚えた「髪を伸ばす」という英語表現を使って、会話例をいくつかご紹介していきますね。どんな感じで使えばいいのか覚えたら、自分で何も見ずにオリジナルな会話例を作って実際に口に出して言ってみてください。良い練習になります。
A: I am growing my hair out.
「今髪伸ばしてるんだ」
B: Really? Why?
「そうなの?なんで?」
A: For my wedding of course.
「もちろん結婚式のためだよ」
B: Oh, that’s right. I don’t wanna grow my hair out.
「ああ、そうだよね。私は髪は伸ばしたくないな」
A: Um, I know it’s much easier to wash your hair, but let your hair grow. You should look prettier.
「短いと洗うのは楽だけど、伸ばしてみたら?可愛くなると思うけど」
日常生活で会話するならこんな感じではないでしょうか。髪って、一度切ってしまってから伸ばすまで待つと結構時間がかかってしまいますよね。だから、切るときのようにすぐ髪を伸ばせたらいいのにという人もいます。
ちなみに、髪は一日に約0.3mm伸びるため、1カ月で約1cm伸びる計算になります。もちろん多少は個人差があります。ショートにしてからロングにするまでには1年以上かかるということですね。
もし早く髪を伸ばしたければ、アクセラレーターを使うといいですよ!頭皮の健康状態を整えてくれて、髪の伸びる速度を上げてくれます。ドラッグストアやAmazonなどで販売されています。こういうことも英語で言えるようになると良いですよね。
髪を切る
髪を切ると言いたいとき、皆さんはcut my hairと言っていませんか?これも間違いではないのですが…よく使うのは以下の2パターンです。
have haircut
get haircut
解説すると、上記2つは、美容院などに行って髪を誰かに切ってもらったことを表すときに使います。一方、cut my hairは、自分で髪を切ったことになります。ですから、もし美容院で切ったのにこの表現をしてしまった場合は、ネイティブスピーカーはちょっと違ったイメージを持ってしまうでしょう。髪を切ってもらうのか、それとも自主的に切るのか、その違いと言えばわかりやすいでしょうか。
美容院に行って髪を切ってもらうのであれば、以下のような例文を使いましょう。
I made an appointment to have my haircut tomorrow.
「明日髪を切る予約入れた」
自分で髪を切るなら以下の文ですね。
I cut my hair.
「自分で髪切ったよ」
ちなみに、cutは現在形でも過去形でもcutと形が変わらないので、時制を意識するときには注意しましょう。
髪を染める
「染める」は「dye」という動詞を使います。発音は「die(死ぬ)」と同じで「ダイ」です。スペルが違うだけなので、初めて音だけで聞いた人はびっくりするかもしれませんね。髪を死なせて染める…と解釈できなくもないですが、綴りは違うのでそんなダメージを与えるような言い方ではありません。
髪を染める場合は、切る場合と違って誰かに染めてもらっても自分で染めても以下のようにいいます。
I dyed my hair.
dyeを過去形にすれば、どんな染め方かに着目せず、ただ染めたよと言えます。この後に、何色に染めたか色を付け加えればより具体的になります。では、以下で例文を見てみましょう。
A: Did you dye your hair?
「髪染めた?」
B: I dyed my hair dark brown.
「暗い茶色に染めたよ」
今は市販で売られているおしゃれカラーにも本当に多様な色があり、メーカーによって作られた色なんかもあります。ブリティッシュアッシュやブルーシルバーなどなど、非常にカラフル。商品の書いてある色を見て、どんな色かを説明してあげると良いですね。
ちなみに、日本人の場合は元の髪の色が黒なので、黒髪を染めるとなるとかなり大変です。髪の色の色素を抜くブリーチをしたら色は入りますが、髪が傷むのがネックです。ブリーチせずに染めるとなかなか色はつかないので、何度か染めて明るくしていく人も多いですね。
欧米の方で元から金髪などだと、かなり色が入りやすいので髪を染める際の事情はちょっと異なりそうです。自由度が高い海外では、日本だとお堅い職場でも髪をカラフルに染めてOKであったり、文化の違いも感じられそうですよ!
ヘアドネーションをする
ヘアドネーションは、英語ではそのままhair donationと言うので覚える必要がありません。
ヘアドネーションとは、切った髪の毛を医療用ウィッグとして提供したり、シャンプーを販売しているメーカー、カラーリング材を販売しているメーカーに提供したりすることです。
一定の長さにならないと提供できなかったり、きちんとブロッキングして乾いた状態で切らないといけなかったり、ルールがあるので美容院でやってもらうことが多いです。
髪に関するその他の英語表現
髪に関する英語表現は大方説明できましたが、他にも細かく見ていくと、「これは英語で何て言えばいいんだろう」と首をかしげる言い方もあります。以下でその他の言い回しを見ていきましょう。
I have split ends.「枝毛がある」
枝毛のことをsplit endsだと知っていればすごいです!日常的な英会話に特化している感じがしていいですね。
I can't fix my hair. 「髪の毛がきまらない」
「きまらない」というニュアンスはfixでいきましょう。
My perm is gone. 「パーマがとれちゃった」
「とれた」ということは、パーマが「どっかにいっちゃった」というニュアンスで表します。
I bleached my hair. 「髪の毛ブリーチしたんだ」
ブリーチはそのまま使えます。あえて和訳するなら「脱色」ですね。
I should fix your bed hair. 「寝癖直した方がいいな」
寝ぐせはbed hairと言います。なかなか言えないけれど、知れば簡単に覚えられるタイプの英語表現ですね。
My bangs are bothering me. 「前髪がうっとうしいな」
前髪はbangsです。女性で美容やヘアスタイルなどに興味がある方なら、既に日本語になっていることを知っているかもしれませんね。
「髪を伸ばす」は英語表現 まとめ
英語で「髪を伸ばす」と言いたいときにはgrowを使い、「髪が育つ」というように表現するのでしたね。他にも、髪型や染めるときの言い方、髪を切ったときの言い回しなど、自分が髪型を変えたときには言えるようにしましょう。オンライン英会話などをやっているなら、スモークトークで髪についての話題を広げられるかもしれませんよね。ちょっとした日常会話をより楽しむために、語彙力はたくさん持っておきましょう!

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.