「御朱印」の英語表現とは?御朱印や神社について英語で説明してみましょう

御朱印、英語、ネイティブキャンプ

日本には、神社仏閣がたくさん全国に点在しておりそれを巡る人々が大勢います。日本の首都である東京のど真ん中にも厳かな雰囲気漂う明治神宮や上野公園に点在する稲荷神社や弁天様など、実はひっそりと佇んでいる神社やお寺などが存在しています。

昨今では外国人の方が日本の仏教文化を知り、各神社仏閣を巡られている方が非常に増えてきました。

筆者も最近、上野公園にある神社やお寺を参拝しましたがたくさんの外国人の方がお参りに来ていました。そこで買い求めるものと言えば、お守り・お札・おみくじの他に「御朱印」という参拝した証明書のようなものもあります。

筆者自身も必ず「御朱印」を買い求めており、御朱印帳にはいくつかの神社仏閣のお参りした履歴が書かれております。

そんな「御朱印」集めは若い人からご高齢の方まで非常に幅広く知られており、実は外国人の方が買い求める姿をよく目撃するようになりました。「御朱印集め」は趣味の一環として集めに巡られている方も多く、その魅力は何と言ってもそれぞれの神社仏閣で違うデザインと印です。

非常に達筆な文字と独特の印は、この世に1つしかないと思わされるほど美しい芸術のようで、まさにそれが人気を博していると言われています。今回は、その「御朱印」について掘り下げていきます!

「御朱印」の英語表現

まずは、「御朱印」についての英語表現をみていきます。

冒頭でもお伝えした通り、「御朱印」は外国人の方が買い求める姿が当たり前になってきており都内でも各所を巡っている外国人の方を目にすることがあります。

しかも、きちんと御朱印帳までお持ちなので驚きました。そもそも「御朱印」は参拝したことを証明するためのものです。

御朱印帳を持っている外国人の方はその意味を分かって購入しているようなのでよく勉強されているなぁと思いました。

red ink stamp

「御朱印」は、red ink stampと訳します。

redは赤という意味ですが、ここでいう赤は「朱色(しゅいろ)」を意味します。そして、inkとstampは日本語でもおなじみのインクとスタンプです。

直訳とすれば「朱色で押された印」という訳ですが、これを「御朱印」と訳します。

英単語それぞれの並びから分かるように、「御朱印」は朱色と黒と印が使われていますのでそれを英単語に照らし合わせて組み合わせたという感じですね。

ちなみに、冒頭からお伝えしているように、外国人の方で神社仏閣を巡られている方の中には「御朱印」を承知している方が多いのでそのままGOSHUINと発音している方もいました。

筆者も「御朱印」を頂くためにならんでいたのですが、目の前の男性が外国の方で「GOSHUIN」とお社の方に伝えていたのを聞いたので、「あ、もうGOSHUINで通じるのか‥!」などと感動しておりました。日本の文化である「御朱印」がそのまま英語として伝わるのは嬉しいですよね。

「御朱印」について英語で説明してみよう

「御朱印」という言葉の英語表現を知ったなら次は「御朱印」について英会話で説明してみましょう!

外国人の方の中でよっぽど日本通でない限り「御朱印」を知っている方は少ないと思います。さらに言えば、日本通と称していても神社仏閣を巡るまでに至る方は中々いないかもしれません。

そんな場合に、「御朱印」についてどう説明すればいいか悩ましいところですよね。

物を実際に見せながら話をするのもコツの1つです!そして、物を説明するときには順序だてて説明する方が相手に伝わりやすいので、長文で語るのではなく1文1文で区切ってみるといいかもしれません。

キーワード

御朱印:red ink stamp
神社:temple
神宮:shrine’s
御朱印を集める:collect red ink stamps
参拝の証:a proof of visiting temples and shrines
御朱印帳:red stamp book

「御朱印」にまつわる英単語や英語表現を挙げてみました。この中でもポイントは、proof(証明・証)ですね。「参拝」はvisitの「訪れる」という英単語で表現できますので、proofと合わせて「参拝の証」としました。

ここからは、「御朱印」を説明する例文をいくつか挙げてみます。

The design of each Goshuin differs depending on the temple or shrine.
御朱印のデザインは神社やお寺ごとに違っています。

A red ink stamp is a certificate of the visit to a shrine or temple.
御朱印とは、神社やお寺の参拝証明書のことです。

A red ink stamp cannot be written in an ordinary notebook.
御朱印は、普通のノートには書けません。

To receive a Goshuin, you must pay for it.
御朱印を貰うためにはお金を払わなくてはいけません。

We pay at the reception desk, and the person at the shrine or temple writes in the red stamp book.
私たちが受付でお金を払うと、神社やお寺の人が御朱印帳に書き込んでくれます。

「御朱印」がどういうもので、どうやって貰うのかをメインにいくつか例文をしょうかいしてみました。

あえて、Goshuin と red ink stamp を混ぜて例文を挙げてみました。難しい単語は特に使っていないので、覚えやすく言いやすいのではないでしょうか。

もちろん、他にももっと説明できるかもしれないですがこの程度くらいであれば相手には「御朱印」とは何かを理解してもらえると思います。

神社について説明しよう

次に、神社について説明できるようにしておきたいですね!

日本人でも神社とお寺の違いを実はよく知らないなんて方も多いと思います。明確な違いがあるので日本人である限り知っておいて損はありません。

さらに、神社とお寺では参拝方法が違いますし、祀られている方も違います。ここは知識としてしっかり覚えておき、説明できるようになっておきましょう!

まずもっとも大きな違いは信仰する宗教の違いです。神道と仏教といえばわかりやすいでしょうか。神社は神道でお寺は仏教というもともと信仰する宗教に大きな違いがあります。

ではそれぞれを個別に説明していきます。

神社

まずは、神社について。神社が信仰するのは神道であると記載しました。

神道とは

日本古来の宗教で、複数の神がいらっしゃると信じられています。

日本には古くから自然を崇拝する文化があり、その自然にはありとあらゆる神様が宿るとして信じられてきました。さらに、人や物や土地にまで広がって「八百万の神々」という概念が生まれたといいます。

八百万の神々という言葉は聞いたことがある方も多いですよね。この言葉の由来は、ありとあらゆるものに神が宿るということからきているのです。

この様々な神を信仰する宗教を神道と呼び、その中でも最も位が高いのは太陽神である「天照大御神(あまてらすおおみかみ」です。

そしてもう1つ神道の特徴として、教祖はおらず決まった教えも存在しないことから教えを乞う意味で付けられる「教」という言葉を付けず、「道」と付けられているのも特徴です。

天照大御神は代表的な神宮として伊勢神宮に鎮座しており、伊勢神宮には毎年大勢の人が参拝しています。

お寺

次に、お寺です。お寺が信仰する宗教は仏教です。

仏教はもともと古代インドから生まれ「釈迦(ブッダ)」を開祖とする宗教です。大陸を渡り中国を経由して日本に伝来したと言われています。

仏教は釈迦を始め、悟りを開いた「仏」を信仰の対象としているのが特徴です。

仏教に関して派生している宗教が多数ありますが、釈迦を教祖として崇拝しているのは派生した宗教でも共通しているのも特徴です。

お寺はもともと、僧侶が修行を行ったりする場所でもありました。お寺を「寺院」と呼ぶのもその名残からです。実際に現在でもお寺で修行をされているお坊さんがいらっしゃいます。

修行を行うだけではなく、祈りの場としても広まり「○○院」と付いた呼び名で存在しているお寺もあります。

参拝方法

冒頭で、参拝方法が違うと説明しましたのでここで詳しくご紹介していきます。

まず入り口となる鳥居の前で一礼し、くぐります。(出る時も同じ作法)参道は端を歩くのが作法とされます。(真ん中は神様の通り道と言われていますね)

お参りの前に手水舎(ちょうずや)で手や口を清める。柄杓で左手→右手→左の手のひらに水をためて口をゆすいで柄杓を立てに傾けて柄の方まで水で清めます。

この方法は、神社もお寺も共通です。

神社の参拝方法

拝殿の前に立ったら、お賽銭を入れ鈴があれば鈴を鳴らします。

鈴を鳴らすのは神様に「来ましたよ」とお知らせし、近くに来てもらうためと言われています。

そして「二礼(拝)二拍一礼(拝)」を行います。2度深いお辞儀→2拍手→お願い事やお祈りなどのご挨拶→最後にもう一度深いお辞儀

お寺の参拝方法

本堂に向かう途中、線香を供える常高炉(じょうこうろ)がある場合があるので100円程度のお賽銭をして選考に火をつけ刺します。

この煙で身体を清めたり、悪いところを浄化するなどをすると良いです。

本堂の前に来たら、お寺では手を合わせて合掌のみ。音を鳴らさず静かに合掌しお祈りして、一度だけ最後にお辞儀をして離れます。

こうした参拝方法の違いは広く知られていますので、間違えないようにしたいですね。この違いを英語で説明するのはまたの機会に。

まとめ

今回は「御朱印」をテーマに、お寺と神社の違いまでほりさげてみました。

御朱印を集める外国人の方がとても増えていて、筆者は神社仏閣巡りが好きで御朱印を集めている身でもあるためとても嬉しいことです。

この記事内でも書いている、外国人の方がGOSHUINと発言していたのもつい最近聞いたもので英語版の案内パンフレットを片手に集め歩いているのを見て「同士よ‥」なんて思ってしまいました。

そして、お寺と神社の違いについても触れました。ここは英語表現がなく日本語での説明だけになってしまいましたが日本語で、自分の国のこうした違いや歴史を知ることは語学を勉強するうえでとても大事なことです。

自分の国を知ること。筆者は海外へ留学した際に、外国人の方から「日本の人口ってどれくらい?」「国土の広さは?」と本当に聞かれたのですがすぐに答えられませんでした。

今でもそうだと思いますが、当時の留学ガイドブックや指さし英会話などの本の後ろにある付録には日本についてのデータが載っている程にポピュラーな質問のようです。

他の国の言語を知るにはまず己を知ることから。これを頭において英語を勉強してみてくださいね。

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