韓国語習得に成功するための条件6つ

韓国語習得、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

日本では韓国語など外国語を習得するには勉強が大事と考えられがちですが、実際にはスポーツができるようになったり、シェフなどの専門職になることと同じく、できないことができるようになり、それを更に熟達できるようになるようなスキルの習得が大切です。

スキルの習得はジャンルを問わず、習得するまでには個々に差はあってもそれなりの時間を要します。英語や韓国語など言語習得でもそれは全く同じです。

例えば会話ができるようになりたい人が日常生活で不便がない程度の会話力を身に付けるまでには、日本のような外国語が日常生活で必要とされない環境で習得する場合、最低でも数年はかかると考えるのが妥当です。

このように習得するまでに数年単位の長い時間を要する韓国語習得ですが、頑張って学習や練習をしてもなかなか習得できない学習者がいる一方で、そんなに大変な思いをせずとも習得に成功している人もいます。

私自身も元々は英語が専攻で英語習得から始めたわけですが、英語では自分が望む結果が出せず悩み試行錯誤した経験があります。

そして、その結果が出ずに悩んでいた状態から気づきを得ることで英語を習得し、その後英語習得に成功した経験を韓国語にも応用し韓国語習得にも成功しました。

その経験や自分と同じく外国語習得に成功している人を見ている中で、自分の理想の状態になる、つまり韓国語習得に成功するためには条件があるということを学びました。

今回の記事では韓国語学習者が韓国語習得に成功するために必要な条件を6つ挙げて説明していきます。

国語学習を内発的動機でしている

私達が何かを始める時、漠然と始めるわけではなく動機があると思います。

韓国語習得のような簡単にできないものであれば、何かしらの動機がなければ習得がなかなかできません。

この動機ですが、成功するためには内発的動機であることが望ましいです。内発的動機とは、自身から湧いてくる興味関心、好奇心が元になっているやる気や動機のことです。

この逆が外発的動機です。外発的動機とは、自分が何か行動を起こそうとする動機が自分自身の中にあるのではなく外的な刺激であることです。

外的動機は以下のようなものです。

「韓国語がなんか流行っているみたいだからやろう」
「友達も韓国語の勉強をしているからやろう」

やらないと不利益があるからやる(例:試験で不合格になる)
すれば何かを得られるからやる(例:人から褒められる、ご褒美をもらえる)

外発的動機から始める学習でも必ずしも成果が出ないわけではありません。ですが、内発的動機に比べるとどうしても学習の動機としては弱いです。

また、外発的動機の中でも不利益を回避したい、利益を得ることが動機である場合、これらがなくなると学習に対するモチベーションが下がります。

試験に合格するなど数カ月程度の短期的な目標の達成であれば外発動機でも結果が出ますが、会話をできるようになりたいなど時間を要する目標の達成の場合は難しくなります。

そのため、長期的に継続して学ぶことが習得のポイントとなる韓国語の勉強では、自発的動機があることが望ましいです。

はっきりとした目標設定

はっきりした目標がないままする勉強は例えるならば、目的地を決めないで行き当たりばったりで旅行に出かけて、いつまでもどこにも辿り着かないようなものです。

目標がなく自分がどこを目指しているのか分からない状態では成果は出ません。

目標を決めるからこそ、その目標達成のために何が必要で何をすべきか、何が不要で何をする必要がないのかも分かるようになります。

外国語学習は、すでに触れた通り始めてすぐに成果が出るものではなく長い時間継続しなければならないものです。そしてやり始めるとキリがなく一生かけても終わらないです。

韓国語学習においても、自分が何を目的に勉強をしていてどうなりたいのかを明確にし、期限を決めて取り組むことで効率良く学習を進めることができます。その結果、自分が望む成果も出すことができます。

何となくやっている勉強ほどムダなものはありません。そして、目標のない勉強は勉強をすること自体が目的になり勉強と言う名の作業になってしまいます。

知識習得をしたら実践する

私達日本人は、学校教育で何でもとにかくたくさん覚える知識偏重の勉強をしてきています。

これは、学校教育の目的が受験に合格するためだからです。

韓国語学習者の学習目的は個々に違い、中には試験に合格することが目的の人もいるでしょう。ですが、韓国語に限らず英語でも何語でも、その言語を習得することは会話ができるようになることと捉えられることが多いと思います。

会話ができるようになるためには単語や文法などを学んで知識習得をするだけではなく実践が必要です。

実践とは具体的には学んだ単語と文法を使い自分で文を作り、それを自分で声に出して何度も練習をし、実践の場で話す経験を多く積むことです。

受験に合格する勉強だとこの実践の部分がほぼありません。そのため、日本人学習者は韓国語のみならず英語でも知識レベルは高いにもかかわらず会話はほとんどできないという人が多いです。

成長実感

韓国語習得に成功するには勉強を継続できることが大前提です。長い時間を掛けて勉強を継続していく上で学習の原動力になるのが成長実感です。

日々の勉強をしていて、自分が少しずつでも成長していると感じることができれば勉強を続けることが大変だと思わなくなり、楽しくもなります。

その一方で、単語集を使ってただ単語を暗記する、文法を知識として学ぶだけだと勉強することが目的で作業のようになってしまい、段々と学習に対するモチベーションが下がったり継続が難しくなってきます。

特に独学の場合、韓国語レッスンのように他の人と学ぶことがないため、習っている人よりも継続が難しいです。

ただ、スキル習得はすぐに感じられる大きな成長がありません。そのため、大きな成長やすぐに結果が出ることを期待せずに、小さな成長でも前進していると感じることが大事です。

自責思考を持つ

自責思考とは、自分の行動に対する結果は環境や他人ではなく自分に責任があるとする考え方です。

私たちは何かをやって自分が望む結果が出た時は、自分が一生懸命に努力して頑張ったからだと当たり前に考えることが多いです。

ですが、逆の場合はどうでしょうか。思ったような結果が出ないと、自分以外の何かのせいにすることが多いのではないでしょうか。

例えば試験を受けて思ったようにできなかった場合、となりの人の咳が気になって試験に集中できなかったとか、試験場が寒かったなど何かしら他人や環境のせいで結果が出なかったと考えがちです。

このような、いわゆる言い訳は自責思考とは反対の他責思考から出るものです。

ちなみに自責思考は、思うような結果が出なかった原因は自分にあるのではないか、とか改善点が自分の中にあるのではないかと反省することです。

自責思考を持っていると、自分の中に改善点を探し改善するので自己成長ができます。

一方で他責思考だと自分は悪くないという考え方であるため、自分が変わろうとすることはなく自己成長がありません。

学習目的に合った勉強法と教材を選定する

韓国語など語学習得はやり始めると終わりがなく、何もかもすべてを完璧に習得することは現実的に考えて不可能です。

受験勉強並みの時間を取ることができ、それを数年かけてできるなら話は別ですが、社会人で仕事をしながらや主婦で家事や子育てをしながらであれば、大抵の人はそんな時間と労力をかけて勉強することはできないはずです。

日々忙しい生活を送る中で、韓国語習得に成功するためには、目標設定でまず学習目的の大枠を決めて、さらに自分がすべき勉強の範囲をできるだけ狭め、それに合った勉強法と教材を選んで無駄のない勉強をすることが必要です。

外国語習得では、勉強する内容と教材はあれもこれもと色々なものをしようとすると学習効率が非常に悪いです。

そうではなく、自分が決めた目標からやることをできるだけ狭めればそこに集中して時間も労力も投下できることで成果が出るのも早いです。

やることをできるだけ減らし早く目標達成し、また次の目標を同じように狭めて設定し、それもできるだけ早く成果を出すというように学習を進めればある程度時間が経った時にはかなりの成果が出ているはずです。

多くの学習者がしてしまうのが、初心者や初級の段階からメインのテキスト、単語集、会話集、発音のテキストのように技能別の教材を揃えたり、文法でも同じようなテキストを複数使ってしまうことです。

韓国語は教材が多いことで習得できるわけではありません。多くの教材を使うと当然のことながらやることが増え、本来自分が集中して学ばなければならないことに時間と労力を集中投下できないので学習効率が下がります。

また初心者や初級者は、韓国語学習自体に慣れていないためそれらのテキストを使いこなすことも恐らく難しいはずです。

ただし、中級くらいからはメインの教材では足りない(強化したい部分を補うため)別のものも使うことはありですがメインの教材以外に1冊程度です。

特に会話においては広く浅い知識より、狭く深い知識をしっかりと使いこなせるようになっていることが必要です。

そのため、あれこれと覚えることを目的とした勉強よりも、必要なことだけをしっかりと理解しできるようになるまで練習や実践を繰り返すことが大事です。

まとめ

今回の記事では韓国語学習者が韓国語習得に成功するために必要な条件を6つ挙げて説明してきました。

韓国語習得に限らず、自分が今できないことをできるようになるためには何か特別なやり方があるのではないかと思うかも知れません。

ですが、特別なノウハウのようなものがあるわけではなく、言われてみれば当たり前のことをきちんとするだけです。

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