毎日欠かせないスキンケア。最近では日本のスキンケア用品も海外で知名度が上がってきています。
海外ではデパートコスメやオーガニックのスキンケア用品が手頃な価格で手に入るので、旅行先や留学中に化粧品コーナーに立ち寄る方も多いですね。
そんなスキンケアに関する英語表現・フレーズをみていきましょう。
「スキンケア」は英語?それとも和製英語?
スキンケアは 英語でもskin careといいます。
skincareと一つの単語として使われる場合もありますが、特に使い方などに違いはありません。
care:手入れ、世話
(肌、特に顔や手の洗浄、マッサージ、保湿など。) Collins Dictionaryより
スキンケアに関する単語
スキンケア用品
スキンケア用品は英語で、skin care productsと呼ばれます。顔用のスキンケア製品を指している場合が多く、体用のスキンケア用品はbody care productsと分けて呼ばれます。ちなみにヘアケア用品はhair care productsです。(product:製品)
泡立つ洗顔料:foaming face wash (form:泡)
クレンジング:cleanser、makeup remover、cleansing balm、cleansing oil
(cleanser:洗浄剤 makeup:化粧 remove:除去する cleanse:洗う balm:香油、芳香のある軟膏)
クレンジングシート:makeup remover wipes、facial cleansing wipes (wipe:ふき取るもの)
水クレンジング:micellar water (micellar:ミセルの)
化粧水: toner (toner:化粧液)
保湿化粧水:hydrating toner、moisturizing toner (hydrate:水分補給する moisturize:しっとりさせる)
乳液:lotion
クリーム:face cream、face moisturizer、face balm
朝用クリーム:day cream
夜用クリーム:night cream
目元用クリーム:eye cream
美容液 :serum
パック:facial mask
はがすパック:peel off facial mask (peel off:はがす)
シートパック:sheet mask (sheet:一枚のシート状の)
マッサージクリーム・オイル:massage cream、massage oil
マッサージ器:facial massager
電動マッサージ器:electric facial massager
スクラブ:face scrub
コットン:facial cotton (cotton:綿)
顔用日焼け止め:face sunscreen (screen:さえぎる、守る)
リップクリーム:chap stick、lip balm (chap:皮膚や唇のひび、あかぎれ、荒れ)
日本のスキンケアは、洗顔の後に保湿用化粧水、乳液、美容液やクリームというのが一般的ですね。海外のスキンケアは日本と異なる部分が多いので、ここで少しお話します。
まずアメリカで売られている洗顔料は、泡立たないものがほとんどです。日本のクレンジングローションやジェルに近いものが「フェイスウォッシュ」として売られています。フェイスウォッシュとクレンジングの違いも微妙で、アメリカのクレンジングを使ってもウォータープルーフのメイクは落ちにくいことが多いです。
micellar waterと呼ばれる「水クレンジング」は比較的化粧落ちもよく、洗い流す必要もないので便利で人気です。
洗顔後にローション、またはクリームだけというスキンケアラインも多く、日本のような保湿化粧水や乳液を探すのは難しかったりします。「トナー」はふきとり化粧水の場合が多く、「ローション」は乳液に近いです。
クリームや美容液はとても種類が豊富です。高級ブランドのもの、プチプラのもの、オーガニックのものなど、たくさんの中から選ぶことができます。最近は日本の大手メーカーのスキンケアがアメリカでも売られていて、デパートやコスメ専門店で買えるようになりました。
スキンケアでよく使われる単語
oily skin:脂性肌 (oily:油性の、脂性の)
dry skin:乾燥肌 (dry:乾いた)
sensitive skin:敏感肌 (sensitive:敏感な、傷つきやすい)
combination skin:混合肌 (combination:組み合わせ)
acne prone skin:ニキビ肌 (acne:ニキビ prone:傾向があって、~しやすくて)
exfoliating:角質除去
purify:きれいにする、取り除く
clarify:澄ませる、浄化する
anti-aging:老化防止、エイジングケア (age:年を取る、ふける)
anti-wrinkle:シワ防止 (wrinkle:シワ)
rejuvenating:活性化させる、若返り
skin brightening:美白 (bright:明るい、輝く)
repair:修繕する、回復する
アメリカでは日本のように美白の意識は高くありません。skin brighteningは美白といっても「肌のくすみをなくして明るくする」という感覚です。エイジングケア製品はたくさんあります。
natural:自然の
paraben free、no paraben:パラベン(防腐剤)不使用の
preservative free、no preservative:保存剤不使用の、防腐剤不使用の
sulfate free:硫酸系界面活性剤不使用の
scented:香りつき
unscented:無香料、無臭の
dye free:無着色料の
non-comedogenic:ニキビができにくい、毛穴を詰まらせにくい
肌のトラブル、悩みを表す単語
fine lines:小ジワ 目じりの小ジワをcrow’s feet(カラスの足)と呼びます。 (fine;細かい line:線)
acne、pimple:ニキビ
dark spots:シミ
dark circles:目の下のクマ (circle:円)
face redness:赤ら顔
dull skin:くすみ (dull:鈍い、ぼんやりした)
rough texture:キメが粗い (rough:粗い、ザラザラした texture:キメ、手ざわり)
large pores:大きな毛穴 (pore:毛穴)
blackheads:毛穴の角栓
eczema:湿疹
スキンケア用品によく使われる成分
Hyaluronic acid:ヒアルロン酸 (acid:酸)
Retinol:レチノール
Vitamin C:ビタミンC
Vitamin E:ビタミンE
Vitamin B:ビタミンB
Niacinamide:ナイアシン
スキンケアに関するフレーズ
「毎日の肌のお手入れ」を英語では「daily skin care routine」といいます。人によってスキンケアの習慣や順番が違うかもしれませんが、基本的なスキンケアを表現するフレーズをまとめました。
顔を洗う:wash face
私は1日に2回顔を洗います。
化粧水をつける:use (put) toner
化粧水を顔につけます。
乳液をつける:put (use) lotion on
乳液を顔につけます。
クリームをつける:put (use) cream on
クリームを顔につけます。
化粧を落とす:remove makeup
オイルで化粧を落とします。
美容液をつける:use (put) serum
クリームの前に美容液をつけます。
パックをする:use facial mask
週に1回パックをします。
マッサージ機を使う:use a facial massager
夜、マッサージ器を使います。
マッサージする:massage face
顔のマッサージをするのが好きです。
日焼け止めをつける:put (use) sunscreen on
顔にいつも日焼け止めをつけます。
put onは「つける」useは「使う」という意味の単語です。
スキンケアで「顔に○○をつける」という時には、どちらを使っても通じます。パックやマッサージ機など、使用後に肌の上に残らないものはuseを使ったほうが自然な文章になります。
朝のスキンケア習慣:morning skin care routine (routine:型にはまった、慣例、手順)
夜のスキンケア習慣:night skin care routine
夏のスキンケア:summer skin care
冬のスキンケア:winter skin care
特別なスキンケア習慣:special skin care routine
エステの施術:facial、facial treatment
エステサロン:facial salon、facial spa
ボディケアに関する英語
先ほどお話したように、体用のスキンケアには顔のスキンケアと違う単語やフレーズが使われることがあります。顔、体どちらにも使う製品はskin lotionやskin creamと呼ばれます。顔用の製品にはface、体用の製品にはbodyをつけることが多いです。
体用のスキンケア用品:body care products
体用スキンケア用品
固形せっけん:bar soap (bar:棒状のもの)
体用スクラブ:body scrub
体洗い用タオル、スポンジ:wash cloth、bath sponge、shower loofah (cloth:布 sponge:スポンジ loofah:海綿状の繊維)
体用ローション:body lotion
体用クリーム:body cream
ボディバター:body butter
ハンドクリーム:hand cream、hand lotion
手洗い用せっけん:hand soap (ポンプから泡の出るハンドソープはfoaming hand soapと呼ばれます)
足用クリーム:foot cream
日焼け止め:body sunscreen
日本語でも使われているボディローション、ボディクリーム、ボディバター。どれも体の保湿製品だけど何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか?この3つは水分量と油分量が異なります。
油分の割合が高く、保湿効果の高い順に ボディバター、ボディクリーム、ボディローションとなります。ボディバターは植物性の油脂が原材料で、食べ物のバターのように温めると柔らかくなることからバターという名前で呼ばれるそうです。
ボディケア用品でよく使われる単語
nourishing:栄養のある、滋養に富んだ
soothing:落ち着かせる、なだめる
calming:穏やかな、落ち着かせる
comforting:心地よい、なだめる
emollient:柔らかにする、荒れ止めの
firming:ひきしめる
radiant:輝いている
glowing:光っている
light weight:軽い
non-greasy:油っぽくない
hypoallergenic:低アレルギー性の
antibacterial:抗菌性の
refill:つめかえる
ボディケア製品によく使われる成分
shea butter:シアバター
cocoa butter:ココアバター
jojoba oil:ホホバオイル
coconut oil:ココナッツオイル
almond oil:アーモンドオイル
argan oil:アルガンオイル
aloe:アロエ
oat:オート
lavender:ラベンダー
chamomile:カモミール
honey:はちみつ
petroleum jelly:ワセリン
アメリカでは、最近日本でも流行っているオートミールの「オーツ麦」が保湿成分として知られています。精油の中でもラベンダーはリラックスする香りとして人気で、ボディケア用品にたくさん使われています。
ボディケアに関する例文
無香料のボディーソープを使っています。
私は固形石せっけんのほうがボディソープよりも好きです。
冬にはボディバターを使います。
シャワーの後に足用のクリームをつけます。
毎晩ハンドクリームを寝る前につけます。
私は日焼け止めを毎日つけます。
体洗い用スポンジを使うと、せっけんが泡立ちます。
(lather:せっけんの泡)
私はいつも、つめかえ用のハンドソープを買います。
まとめ
いかがでしたか?「スキンケア」は和製英語ではなく、他にも日本でそのまま使われているスキンケア用品の名前が結構たくさんありました。パッケージや商品名に使われる英単語は聞きなれないものも多いですが、意味を知ると日本の製品に使われている言葉と似ていて、なるほど!と納得します。
スーパーや化粧品売り場で、海外ならではの香りを試したり、カラフルなパッケージを眺めるのも楽しいです。みなさんも是非、スキンケア製品をチェックしてみてくださいね。
大阪出身。人生の大半を、阪急沿線で過ごしたため大阪、京都、神戸好き。英語とは全く無縁の生活でしたが、社会人になって初めての海外旅行(ハワイ)で会話のできないもどかしさを感じ、英会話を勉強することに。旅行会話習得が目標だったはずが、次第に語学留学、ワーホリとエスカレートし、留学先のアメリカで国際結婚。現在アメリカ在住10数年です。趣味は旅行、料理、かわいい動物の動画を見ること。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.