英語で「混乱する」はなんて言う?「confuse」の使い方や類義語を紹介

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英語でも日本語でも、「混乱する」と言いたい場面は多々あると思います。

英語学習をしている方であれば、まず「混乱する」と聞いてまず思い浮かべる単語は「confuse」でしょう。

しかし、confuse・confused・confusing・confusionなど、色々な形で使われるため、どう使い分けたら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、「混乱する」を意味する「confuse」の使い方や、類義語などを紹介していきたいと思います。英語例文も載せて解説しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

「混乱する」は英語で’confuse’

英語で「混乱する」は「confuse」ですが、品詞によって意味合いや使い方が異なります。ここからは、以下4つの異なる使い方を解説していきます。
①動詞「confuse」
②形容詞「confused」
③形容詞「confusing」
④名詞「confusion」

①動詞「confuse」の使い方

原形の「confuse」は、以下のような意味があります。

・混乱させる
・混同する

「混乱させる」のconfuse

「confuse」は、主語が目的語を「混乱させる」という形で使います。

主語は「混乱する」側ではなく、「混乱させる」側になるので注意が必要です。

例えば、「あの人はいつも私を混乱させる」や、「私は彼を混乱させてしまった」と言いたいときに使います。
My boss always confuses me.
私の上司はいつも私を混乱させます。
We tried to confuse the opponent, but it didn’t work.
私たちは相手チームを混乱させようとしましたが、効果はありませんでした。

「混同する」のconfuse

「confuse」は、「混同する」の意味でも使われます。

「AとBを混同する」という表現をするときに使い、「confuse A with B」という形にするのが一般的です。

I confused coding with programming.
私はコーティングとプログラミングを混同してしまいました。
Don’t confuse quantity with quality.
量と質を混同しないでください。

②形容詞「confused」の使い方

形容詞の「confused」は、「混乱している」という状態を表し、以下のパターンで使われることが多いです。

・主語+be動詞+confused
状態や存在を表すbe動詞が使われているので、「主語は混乱している」というニュアンス。

・主語+get+confused
状態が変化するときに使われる「get」が入っているので、「主語が混乱する」といったやや動作的なニュアンス。

・主語+feel+confused
「feel」が入っているので、「混乱している」という感情が表に出ている。

・主語+look+confused
「look」が入っているので、「混乱しているように見える」という様子を表す。

なお、「〜に混乱している」と言いたいときは、「be confused by / about 〜」という形が一般的です。1つのことについて混乱している場合は「by」、もう少し大きい全体のことについてであれば「about」を使います。

I got confused by what he told me this morning.
私は今朝彼が私に伝えたことに混乱した。
I’m confused about the whole COVID-19 situation.
私は新型コロナウイルスの全体の状況に混乱しています。

なお、「confuse」の過去形も「confused」なので、混同しないように注意しましょう。

③形容詞「confusing」の使い方

形容詞「confusing」は、「混乱させるような」という意味の単語です。

主語は人よりも物事が来ることが多く、以下のようなパターンで使われることが多いです。

・主語+be動詞+confusing
状態や存在を表すbe動詞が使われているので、「主語は混乱させるようなものである」というニュアンス。

・主語+get+confusing
状態が変化するときに使われる「get」が入っているので、「主語が混乱させるようなものになる」といったやや動作的なニュアンス。

・主語+look / sound +confusing
「look」の場合は「混乱させるようなものに見える」、「sound」の場合は「混乱させるようなものに聞こえる」。

Her explanation was so confusing.
彼女の説明はとても混乱させるようなものでした。
The situation is getting more confusing.
その状況はさらに混乱させるようなものになってきています。

④名詞「confusion」の使い方

名詞の「confusion」は、「混乱」という意味の単語です。

英語では混乱そのものは数えられる単語として扱わないため、「confusion」に単数形の「a」や複数形の「s」は付けずに使います。

To avoid confusion, let me explain this more in detail.
混乱を避けるためにも、より詳細にこのことについて説明させてください。
There is still confusion about the company’s announcement.
会社の発表についてまだ混乱があります。

「confused」と「confusing」の使い分けに注意!

「confuse(混乱させる)」のように、「〜させる系」の単語で多い間違いが、「-ed形」と「-ing形」の形容詞の使い分けです。

それぞれを混同して使ってしまうと、意味が変わってしまうので注意が必要です。まず、「〜させる系」の単語は、「confuse」以外にも以下のような単語があります。

surprise:驚かせる
bore:退屈させる
tire:疲れさせる
など

他にもたくさんありますが、上記に挙げた単語はいずれも、原形では「〜させる」という意味です。これらの単語を「-ed形」や「-ing形」が付く形容詞として使う場合、以下のような意味になります。

surprise:驚かせる
surprised:驚く
surprising:驚かせるような
bore:退屈させる
bored:退屈している
boring:退屈させるような
tire:疲れさせる
tired:疲れている
tiring:疲れさせるような

特に人を主語にするとき「-ed形」か「-ing形」を使うかで、以下のように意味合いが大きく変わってしまいます。

I’m surprised.
私は驚いています。
I’m surprising.
私は驚かせるような人です。
I’m bored.
私は退屈しています。
I’m boring.
私は退屈な人です。
I’m tired.
私は疲れています。
I’m tiring.
私は疲れさせる人です。

「confused」と「confusing」も同様です。

I’m confused.
私は混乱しています。
I’m confusing.
私は混乱させる人です。

「-ing形」の形容詞を使用した場合、主語が自分なら自虐的であるものの、別の人が主語になる場合は悪口になることもあります。「〜させる系」の形容詞「-ed形」と「-ing形」を使うときは、このような間違いに気をつけましょう。

「confuse」の類義表現

最後に、「confuse」の類義表現として、以下2つの単語を紹介したいと思います。

①puzzled
②baffled

①puzzle

「puzzle」は、「悩ませる」や「困惑させる」といった意味の単語です。動詞の原形は名詞と同じで、「パズルゲームをするときは悩むもの」と考えると覚えやすいです。

また、形容詞の場合は、以下のような意味になります。

puzzled:悩んでいる、困惑している
puzzling:悩ませるような、困惑させるような
I was puzzled by what happened in front of me.
私は目の前で起きたことに困惑しました。
The whole test was so puzzling.
そのテストは全体的にとても悩ませるようなものでした。

②baffle

「baffle」も「悩ませる」や「困惑させる」といった意味の単語です。ニュアンス的には「puzzle」よりもより困惑度が高くなります。

また、形容詞の場合は、以下のような意味になります。

baffled:悩んでいる、困惑している
baffling:悩ませるような、困惑させるような
This puzzle game baffled me a lot.
このパズルゲームは私をとても悩ませました。
I wasn’t able to answer the question. It was so baffling.
私はその質問に答えられませんでした。それはとても悩ませるようなものでした。

まとめ

・動詞「confuse」:混乱させる、混同する
・形容詞「confused」:混乱している
・形容詞「confusing」:混乱させるような
・名詞「confusion」:混乱

今回は、「confuse」のそれぞれの品詞での使い方や、文法的なポイント、類義語などを紹介していきました。

はじめはスムーズに使い分けるのが難しいですが、意味をしっかり意識しながら使っていくことで、少しずつ自然にできるようになっていきますよ。

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