「忘れっぽい」って英語で?忘れっぽいにあたる英語表現

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ついつい忘れ物をしてしまう人や、物忘れが激しい人は、自分のことを「忘れっぽい」と言い表すこともあるでしょう。

では、この「忘れっぽい」を英語で表現することはできるでしょうか。すぐにはピンと来ないなんて人もいるかもしれませんね。

そこでこの記事では、「忘れっぽい」にあたる英語表現をいくつか、その使い方や例文フレーズとともにご紹介します。忘れっぽい自覚がある人は、ぜひこの記事を参考に、「忘れっぽい」を英語で言えるように練習してみてくださいね。

「忘れっぽい」は英語で何と言う?

「忘れっぽい」にあたる英語表現、英単語はひとつではなく、イディオムなどを含めると、実はさまざまな言い方があります。

そのすべてを覚えるのは大変なので、ここでは日常英会話でよく使われている表現を中心に、「忘れっぽい」にあたる英語表現・英単語をリストアップしてみました。

forgetful

forget easily

have a bad memory

absent-minded

goldfish brain/memory

どうでしょうか。結構種類が多いことに、驚いている人もいるでしょう。また、基礎英語の範囲の表現もあるので「なるほどな」と思った表現もあるかもしれませんね。

上記すべてが「忘れっぽい」という意味で使えるのですが、文法的にもニュアンス的にも違う部分があり、それぞれ言い表したいことや、文章構成に合わせて使い分けが必要です。

「忘れっぽい」にあたる英語表現の意味と例文フレーズ

ここからは、上記で挙げた5つの表現それぞれの意味と使い方を例文を交えながらご説明します。

このすべてを覚える必要はありませんから、覚えやすそうなものをいくつか選んで、英会話に役立てましょう。

Forgetful

「Forgetful」は「忘れっぽい」として使いやすい英単語の一つです。

形容詞なので「私は忘れっぽいです」なんて言いたい時には、この言葉を使えば良いでしょう。

I am forgetful.

私は忘れっぽい

I am a forgetful person.

私は忘れっぽい人だ

とてもシンプルですね。自己紹介などで、自分の性格について説明するときに使いやすい表現ではないでしょうか。

Forget easily

上記の「forgetful」に似た表現の「forget easily」は、単に動詞の「forget(忘れる)」に「easily(簡単に)」という形容詞をつけただけの表現です。こちらもとてもシンプルですから、すぐに使いこなせるようになるでしょう。

I forget things easily.

私は物事をよく忘れる

※物にも出来事にも使える

I forget people’s names easily.

私は人の名前をよく忘れる

上記のように「forget」の後に何を忘れるのかという名詞を入れることで、何をよく忘れるのかを特定することができます。「忘れっぽい」というよりは、「よく忘れる」と動詞の形で言いたいときに便利な表現ですよ。

Have a bad memory

直訳すると、「悪い記憶を持つ」となるこちらの表現。

外国人が英語で会話をしているのを聞いていると、耳にすることもあるかもしれません。そのくらい、忘れっぽさを表現したい時によく使われる言葉です。

I have a bad memory.

私は忘れっぽい

She has such a bad memory. She doesn’t even remember my name!

彼女は忘れっぽいんだ。私の名前さえ覚えていないんだから!

上記の翻訳では「忘れっぽい」としていますが、「have a bad memory」というと、「記憶力が悪い」というニュアンスに近いです。とは言え、忘れっぽいと記憶力が悪いはほとんど同じ意味ですから、あまり使い分けを気にする必要はありません。

上記の「forget easily」は、「何を忘れるか」を文中に入れるのに対し、こちらの表現は対象物を入れなくても使えます。

「何に対して忘れっぽいのか」を特定したい時には「forget easily」一般的な話をしたい場合は「have a bad memory」と使い分けると良いでしょう。

Absent-minded (absentminded)

こちらの「absent-minded」は、地域によって表記が異なります。

「Absent-minded」とする場合もあれば、「absentminded」とくっつけることもありますし、「absent minded」と完全に離した状態にすることもあります。

アメリカでは「absentminded」、イギリスでは「absent minded」が比較的よく見受けられますが、どれも同意語だと覚えておきましょう。

この言葉は、忘れっぽいという他に「ぼんやり」というニュアンスが加わります。ぼんやりしていて何かを忘れてしまう・物忘れをしてしまう人には、この表現がぴったりでしょう。

I am really absent-minded. I can never remember where my key is.

私は本当に忘れっぽいです。自分の鍵がどこにあるのか覚えられません。

He is always absent-minded. He even forgot the important meeting.

彼はいつもぼんやりしている。重要な会議のことさえ忘れたんだ。

ぼんやりしていて忘れがちな感じが伝わるでしょうか。忘れっぽいということに、ぼんやりしがちな雰囲気を持たせたいときには、こちらの表現が最適ですね。

Goldfish brain/memory

最後にご紹介する「goldfish brain」は直訳すると、「金魚の脳」となります。とても面白い表現ですが、つまり金魚なみの頭しかない=忘れっぽいということになります。

ちなみに「brain」の部分を「memory」とする表現もよく使われます。どちらにしても、金魚並みの記憶力だという意味です。

I have a goldfish brain.

I have a memory like a goldfish.

My brain is like a goldfish.

すべて、自分が忘れっぽい・記憶力が悪いということを伝える表現です。使い方としては、「have a bad memory」と似ていますが、「bad」の部分が「goldfish」に置き換わっているイメージですね。

もしも、ネイティブスピーカーや外国人と話しているときにこの表現を聞いたら、どんな風に使っているか注目してみてくださいね。

まとめ

ここでご紹介した以外にも「忘れっぽい」にあたる表現はまだまだありますが、ひとまずこれだけおさえていれば、日常英会話で困ることはないでしょう。

「Forgetful」「forget easily」「have a bad memory」は、自分でも使えるように練習することをおすすめします。

なかなか口に出して練習する機会がないなら、ぜひネイティブキャンプのレッスンで講師相手に練習してみてくださいね。たとえばレッスン中に習ったはずの英単語・表現を思い出せない時などに「I have a bad memory」なんて言ってみてはいかがでしょうか。