もし、あなたが海外で部屋探しをすることになったら、必要な英会話はすべてできる自信がありますか?
海外留学や長期滞在をするのであれば、部屋探しは最初にすべき課題でしょう。
そこで今回は、部屋探しに使える英語表現を電話やメール表現も入れつつご紹介することにします。ぜひ参考にしてください!
部屋探しは英語で何と言うのか
「部屋探し」は、英語で以下のように言います。
flat-hunting
部屋を探すことを、ハンティングとして表現しているのですね。これ、もし英語をしっかり学習している方ならjob-huntingと同じ要領だなと気付けたはずです。部屋も仕事も、自分から獲物を見つけ狩りをすると表現するのが面白いですよね。
ちなみに、apartment-hunting はアメリカでよく使われ、flat-hunting はイギリスでよく使われます。アパートを指し示す用語が異なることによって起こる単語の違いですね。
文章で部屋を探していることを相手に伝えたいなら、「I’m looking for~」で「今~を探している」と言うのが簡単です。
部屋探しに関連する英語表現
では、次に部屋探しをする際に使うであろう英単語をご紹介していきます。
先んじて学習しておけばすんなり言葉が出てきますし、中にはちょっとした不動産にまつわる専門用語もあるので、日本語での理解もしておきましょう!
不動産屋:real estate agent
部屋探しをするとなれば、最初に訪れたい、あるいは電話やメールで連絡を取りたいのは不動産屋ですよね。
不動産屋は英語だけ見ると難しそうですが、意外と基礎単語として扱われているので既にご存じの方も多いかもしれませんね。
ちなみにイギリスではland agent とも言うので、イギリスやイギリス連邦諸国に住む予定がある方はこちらを覚えておくようにしましょう。
敷金:deposit
敷金とは、万が一家賃が払えなくなったりしたときのために、大家さんに先んじて支払っておくお金です。
depositは頭金という意味もあるので、敷金もニュアンス的には似ていますね。不動産に関連する場合は手付金と訳した方がわかりやすいでしょうか。
TOEICでは頻出する単語で、日常生活で使う英語が多いため、不動産関連の用語として出てくることもあります。
ちなみに、礼金は海外にはありません。礼金は、文字通り大家さんに支払うお礼としてのお金です。敷金は使わなけば退去時に返ってきますが、お礼なので礼金は返ってこないのが特徴です。
ただ、欧米では部屋の鍵をもらったときに大家さんにお金をいくらか渡す習慣があります。これはkey moneyと言うので、日本の礼金に当たるとしたらこちらでしょうね。
家賃:house-rent
部屋探しをする際に欠かせない単語は家賃でしょう。
家賃がいくらするかで部屋を決める人が大多数だからです。周辺環境や住宅設備は良くても、家賃が予算オーバーなら住めませんからね。
家賃は英語でhouse-rentと、意外とシンプルな単語で形成されています。rentは「借りる」という意味ですから、そのままの意味ですね。文脈上通じるのであれば、単にrentだけでもOKです。
水道料金:water-rate
新居に移って過ごすのに欠かせないのが水道料金。こちらはwater-rateかwater billと言います。
余談ですが、海外の水道水は飲めるところと飲めないところがあるため、お腹に合わない場合はスーパーなどで購入する必要があります。
日本は軟水ですが、硬水の地域だと飲み水としては使えないかもしれないので注意してください。
メールで物件に関して問い合わせるとき
部屋探しをする際、海外に行ってからではなく日本にいる間にある程度的を絞っておきたいのなら、メールで問い合わせる方法もしっておきましょう!
使うと便利な英語表現をいくつかご紹介するので、実際にメールを送る際に真似してみてください。
ネットを見て部屋探しをすることもできますが、大抵は広告に連絡先が書いてあるのでそのメールアドレスに問い合わせをしてみましょう。使える英語表現は以下の通り。
部屋見学のリクエスト:Room-viewing request
メールの件名に何を書くか迷ったら、Room-viewing requestと書いておきましょう。
viewは「見学」や「見学する」という意味です。オーシャンビューなどと言いますよね。見ることに焦点を置いた単語です。それをリクエストするという要件だと、件名だけで相手はメールの内容を理解できます。
ただこちらは、目的とするアパートがあるそばまで来ているときに送った方が良いかもしれませんね。日本にいては見学するまでに時間がかかってしまいますから、現地に到着してから送っても良いと思います。
まだ空いていますか?
こちらは例文としてそのままメールの中に書ける文言です。「I’m wondering if~」で、「~かどうかと思う」という意味になり、「it’s still available.」で「まだ空いている」という意味になります。
availableはとても便利な表現で、人について使うならアポを取るときに使います。部屋探しなら部屋が使えるかどうかについて聞けます。対象となるものが使えるかどうかで覚えるとイメージがつかみやすいでしょう。
これだけで要件は伝わるのですが、自分のことを少し紹介しておくと第一印象が良くなります。
例えば、タバコは吸わないとか、ペットを飼う気はないなど、大家さんにとって都合の良いことはアピールしておくと加点ポイントになるでしょう。
英会話にあまり自信がない場合はマイナスポイントになるかもしれませんが、最低限の会話ができることを示せば相手も安心してくれるのではないでしょうか。きちんとしたメールが届いているとしたら説得力があります。
電話で物件に関して問い合わせるとき
メールは返信されるまでにどれくらいの時間がかかるかわかりません。特にゆったりしている海外では、いつになるかわからないなんてことも…。
そんなときは、メールではなく電話で物件について問い合わせてみましょう。英語ではちょっと緊張するかもしれませんが、練習しておけば大丈夫です。
~で貸し出されている物件のことで電話しました
電話をしたら、最初に名乗りましょう。そして次に、I’m calling about the room for rent at~.と言うようにすると話が早いです。
「I’m calling about~」は、現在進行形を使って今何について電話をしているのかを明確にするための表現です。その後に、「the room for rent at~.」と続け、貸し出されている物件について問い合わせをしたことを伝えます。
電話先ではリアルタイムの会話が繰り広げられますから、パニックにならないようにこういった表現は丸暗記してしまっても良いでしょう。
ぜひ見学したいです
部屋の見学は、単にseeと言うだけでも伝わります。日本語では内覧や内見というものですね。相手とは初めて話すので、一応「I would like to」と丁寧な表現を使っておきましょう。
見学するだけなら契約までいかなくても良いので、他にも気になる物件があるならどんどん見て比較してみてください。日当たりや部屋の広さなど、実際に足を運んでみないとわかりにくいことも見えてきます。
住所を教えてもらえますか?
物件の見学ができそうであれば、Can I check the address?と物件がある場所を聞きましょう。「Can I check~」で、「~をチェックさせてください」という意味になります。
欧米では、どんなに小さな道にも名前がついていたり、家に自分の住所の番号をつけていたりするので比較的迷いにくいです。
とはいえ、知らない町ならスマホを確認しながら早めに着くように準備しておきましょう。
内見した時につかう英語表現
最後に、内見しているときに使える英語表現をお伝えしましょう。
確認したいことがあるのに英語できちんと言えなかったら残念ですからね。納得の行く部屋に住めるよう、質問事項は事前にまとめておくと良いかもしれません。
光熱費は含まれていますか?
値段を言われているなとわかっても、そこに光熱費が含まれているのか不安ならしっかり確認を取りましょう!
「utilities」には「光熱費」という意味もあり、「included」は「含まれる」という意味になります。なかなかパッと言えない英語なので、内見前に覚えていくことをおすすめします。ペットは飼えますか?
原則としてはダメでも、他の入居者の迷惑にならない爬虫類やハムスターなどの小動物なら飼えるところもあるので聞いておきましょう。鳴き声が響かず、部屋を汚さないペットなら飼える可能性が高いです。
まとめ
英語圏での部屋探しは難しそうですが、乗り越えなければずっとホテル暮らしになってしまいます!
問い合わせ表現を覚え、メール、電話、そして内見のときにそれぞれ適切な英語を話せるように準備しておきましょう。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.