hangの意味とは?様々な場面で使えるhangの英語表現も紹介!

hang、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

Hangの意味と英語表現

「hang」には、他動詞だと「〜を掛ける」「つるす」「つり下げる」などの、自動詞だと「つり下がる」「ぶら下がる」「ぶら下がっている」などの意味があります。

そしてそれ以外にも、前置詞や副詞と組み合わされて、句動詞として実にさまざまな意味になり、使われ方も多彩です。英語ネイティブスピーカーの会話で頻繁に登場するフレーズもたくさんあります。

今回はそんな「hang」を使った句動詞や派生語の中から、「hang out」「hang in」「hang up」「hang around」「hangover」「hang on」の6つをを取り上げ、意味と使い方を例文とともに紹介します。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

ちなみに、今回紹介する意味での「hang」の過去形と過去分詞は「hung」です。

Hang out

「hang out」には「ぶらつく」「ぶらぶらする」「ぼうっとして過ごす」「時間をつぶす」「たむろする」などの意味があります。主にアメリカ英語で使われます。

We used to hang out every night when we were young.

(若い頃は、私たちは毎晩ぶらついたものだ。)

I hung out at the department store today.

(今日はデパートでぶらぶらしていました。)

OK! Please hang out.

(わかりました。時間をつぶしていてください。)

It was fun today. Let's hang out again.

(今日は楽しかった。また遊ぼうね。)

Are you free tonight? Let’s hang out.

(今日の夜、時間ある? 遊ぼうよ。)

Hang in

「hang in」には、逆境などに負けずに「耐え抜く」や「頑張る」という意味があります。

「Hang in there!」は、あきらめかけている人やくじけそうになっている人に呼びかける決まり文句で、「頑張れ!」「あきらめるな!」といった意味になります。

海外テレビドラマや映画でもよく聞くセリフです。

「元気ですか?」という「How are you?」という問いに対して、「I’m OK.」や「I’m fine」などと同じように、「Hanging in there!」と答えるアメリカ人も少なくありません。意味は、「毎日いろいろあって大変だけど何とか頑張ってる」「なんとか踏ん張って毎日過ごしている」といった感じです。

Hang in to the end! You’re almost done!

(最後まで頑張って! もうすぐ終わるよ!)

Hang in there! I'm sure things will work out.

(頑張れ! きっとどうにかなるさ。)

Don’t give up! You hang in there.

(諦めたらダメだよ。頑張れ、しっかりしろ!)

My new classes are so hard but I’m hanging in there.

(新しい授業はとっても大変だけどなんとか頑張っているわ。)

ちなみにアメリカのスラングでは、「Hang it easy!」で「のんびりやろうぜ」という意味になります。あわせて覚えておくといいでしょう。

Hang up

「電話を切る」「受話器を置く」という意味です。元々は「hang up the phone」というフレーズで、これの「the phone」が省略され「hang up」となりました。

「hang up on+人」だと「(人の)電話を一方的に切る」という意味になります。

Don't hang up!

(電話を切らないで!)

Do you know what time it is? Hang up!

(何時だと思っているの? 電話を切りなさい!)

After I hung up, I went out.

(電話を切ってからでかけた。)

He was so boring that I hung up on him.

(彼の話は退屈だったので電話切っちゃった。)

Hang around

日本語では「ぶらつく」「うろつく」「たむろする」という意味がある「hang around」。目的があってぶらつくというより、特に目的がなくぶらぶらするというニュアンスです。

「家でゴロゴロする」という意味でも使用できます。

They hang around an amusement quarter every night.

(彼らは毎晩盛り場をぶらついている。)

I’m going to hang around for a while.

(しばらくぶらついているよ。)

OK, I can hang around here. Please take your time!

(了解、ここで待っているよ。ゆっくりどうぞ。)

My younger brother hung around the house all day and played video games.

(弟は一日中、家でゴロゴロしてビデオゲームをしていました。)

Hangover

「hangover」は名詞で、意味は「二日酔い」です。例えば「私は二日酔いです。」と言いたい場合は、「I have a hangover.」というように「have (has)」を一緒に使うことが多いです。数えられる名詞なので「a」が付きます。

一方、「hungover」という「hangover」の派生形の形容詞もあります。「二日酔いの」という意味です。つづりと発音が微妙に異なりますので注意しましょう。

また、「hung-over」とハイフン(-)が入ることもあります。

この形容詞を使って「私は二日酔いです。」と言いたい場合は、be 動詞と組み合わせて「I am hungover.」となります。

Coffee is the best cure for a hangover for me.

(私にとって二日酔いにはコーヒーが一番効く。)

I think he has a hangover.

(彼は二日酔いだと思います。)

I am completely hungover. I have a racking headache.

(完全に二日酔いだ。頭が割れるように痛い。)

He was so hungover this morning that he couldn't go to work.

(彼は今朝、二日酔いがひどくて仕事に行くことができませんでした。)

また、「hangover」ではなく「hang over」を使った「hang over one’s head」という熟語があります。心配事などが「(人を)不安がらせる」、危険などが「(人に)に差し迫っている」という意味です。「have〜hang over one’s head」で「~が気になる」「~が気掛かりだ」という意味にもなります。発音だけ聞くと、「hangover」と混同しやすいので、このような言い方もあることを覚えておくといいでしょう。

A lot of concerns about my son always hang over my head.

(いつも息子のことが心配でたまらない。)

Hang on

「Hang on.」はこれだけで「ちょっと待って」という意味になります。

「待つ」という意味の類義語としては、「wait」「hold on」「await」などがあります。これらの違いをここで簡単に説明しましょう。

「hang on」と「hold on」は、少しだけ人に待ってもらいたい時に、命令文として使います。どちらかというと「hang on」の方がカジュアルです。

「wait」は「for」を伴い、「wait for〜」で「〜を待つ」という意味ですね。

「await」はかたい表現で、例えば誰かの到着、子供の誕生、裁判の結果など、何かを待ち望むニュアンスです。「await」は他動詞なので「for」などの前置詞は不要です。

Hang on! I'll be with you in a second.

(ちょっと待ってて。すぐ行くわ。)

Hang on! It’s my fault?

(ちょっと待って! 私のせいってこと?)

Hang on a minute. I’ll tie my shoes.)

(ちょっと待って。靴紐を結ぶから。)

「Hang on a minute.」の「minute」を「second」に変えて、「Hang on a second.」とも言えます。これらは「ちょっと待って」の決まり文句です。

また、「待つ」という意味に加え、「hang on」には「しがみつく」という意味もあります。

一緒に覚えておくといいでしょう。

Hang on! Here we go!

(しっかりつかまって! さあ行くぞ!)

We are going to bank hard to the left and swing around. Hang on!

(大きく左に傾いて方向転換します! つかまってください!)

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「hang out」「hang in」「hang up」「hang around」「hangover」「hang on」の6つをを取り上げ、意味と使い方を例文とともに紹介しました。

これらはいずれも、日常会話で頻繁に使われているフレーズばかりです。まずは暗記するまで音読してみましょう。シチュエーションを想像しながら音読すると身につきやすいですよ。恥ずかしがらないでなりきって練習してみてください。そしてネイティブスピーカー相手にぜひ、覚えたフレーズをどんどんアウトプットしてみてください。

アウトプットに役立つのがオンライン英会話。ネイティブキャンプの講師たちにどんどん質問しながら、いろいろ使い方を教えてもらいましょう。早く身につくこと間違いなしですよ!

Practice makes perfect! Good luck!

nativecamp.net

nativecamp.net