危険!dangerとriskの意味の違いとは?それぞれの使い方も紹介!

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「危険」を英語で表したいときに思い浮かぶ単語として、「danger」や「risk」が挙げられます。いずれも似たような意味ですが、それぞれコアイメージが異なり、使い方を間違えるとやや不自然な表現になってしまうので注意が必要です。

また「danger」や「risk」以外にも、「危険」を意味する似たような単語が存在しており、知っておくことで表現の幅を広げられます。

そこで今回は、「danger」と「risk」の意味の違いや、それぞれの使い方、その他の類義語を紹介していきます。例文も載せているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

dangerと riskの違い

「danger」と「risk」の大きな違いとして挙げられるのが、「危険を自ら避けられるかどうか」です。

danger:いわゆる「危険」を意味する言葉

risk:避けようと思えば回避できる危険

それぞれ詳しく見ていきましょう。

danger

まずは、「danger」の意味から見ていきましょう。

「danger」は最もスタンダードな「危険」という意味の名詞で、幅広い危険な物事・状況などに使えます。

例えば台風による大雨で土砂崩れが起きる状況や、車の運転中に何かにぶつかりそうになって急ブレーキを踏むようなシーンも、「danger」が意味する危険に当てはまります。

数えられない名詞として使う場合は「状態的な意味での危険」「a danger」のように数えられる名詞として使う場合は「危険の原因の要素」を意味します。

「danger」が文中に入るときは、以下のような形もよく使われます。

a danger to 〜:〜にとって危険(脅威)

the danger of 〜:〜の危険

in danger:危険な状態で

out of danger:危険から脱した状態で

また、形容詞の「dangerous(危険な)」も非常によく使われる単語ですが、品詞が異なるので混同しないように注意しましょう。

(例文)

One of our neighbors often shouts at other people for no reason. He is a danger to us.

私たちの隣人の1人が、理由もなくよく他の人に怒鳴り散らします。彼はわたしたちにとって危険人物です。

I think my boss has ignored the danger of the construction site.

私の上司はその建設現場の危険性を無視していると思います。

She got hit by a car yesterday. She got taken to hospital but she is still in danger.

彼女は昨日、車にぶつけられました。病院に運ばれましたが、まだ危険な状態です。

We are out of danger now, but we should still be careful.

私たちは危険な状態から脱しましたが、まだ気をつけるべきです。

The way he drives is so dangerous. I think he should learn how to drive safely again.

彼の運転の仕方はとても危険です。彼はもう一度安全に運転する方法を学んだほうが良いと思います。

risk

次に、「risk」の意味を見ていきましょう。

「risk」も「危険」という意味の名詞ですが、何かをしたときに付随して起きる可能性のある危険を意味する単語です。

逆を言えば、避けようと思えば回避できる危険でもあり、自ら敢えて冒すことができる危険でもあります。

例えば仕事を辞めて転職活動をすることによる減収や、動作保証のない非純正品の機器を購入することも、「risk」が意味する危険に当てはまります。

また、抽象的な意味での「危険」として使う場合は数えられない名詞、具体的に起こりうるリスクを述べる場合は数えられる名詞になるのもポイントです。

「risk」が文中に入るときは、以下のような形もよく使われます。

take a risk / take on a risk:リスクをとる

at risk:危険な状態で

at one’s own risk:自己責任で

なお動詞は「risk(〜を承知の上でやる)」と同じ形、形容詞は「risky(危険な)」となるので、ついでに覚えておきましょう。

(例文)

If you really want to succeed, you have to take a risk.

もし本当に成功したいなら、リスクをとらないといけません。

I was told by a doctor that I’m at risk of having a mental illness because of overwork.

働き過ぎが原因で、精神病を患う危険性があると医者に言われました。

I don’t encourage you to do it, but if you want to, do it at your own risk.

それをやることはおすすめしませんが、もしやりたいなら自己責任でやってください。

I know it’s risky to do, but I can’t stop myself.

それが危険なことはわかっていますが、自分自身を止められないんです。

他の「危険」を表す英語表現

「danger」と「risk」以外にも、危険を意味する英語表現がいくつかあります。

ここでは、以下に挙げる3つの単語に絞って紹介していきます。

hazard

peril

jeopardy

hazard

「hazard」は、何かしらの危害を加える可能性のある危険を意味する名詞です。

日本語でも「ハザードランプ」や「ハザードマップ」という言葉がありますが、いずれも「hazard」から来ているのでわかりやすいでしょう。

「hazard」を文章内で使う場合、以下の形でよく使われます。

a hazard to 〜:〜にとっての危険

a 名詞 hazard:〜の危険

なお動詞は「hazard(危険を冒す)」と同じ形、形容詞は「hazardous(危険な)」となるので、ついでに覚えておきましょう。

(例文)

I know that smoking is definitely a hazard to health. I tried to quit smoking many times but I couldn’t.

喫煙が健康にとって確実に危険であることはわかっています。何度もやめようとしたことはありますが、できませんでした。

I used to be very lazy, never cleaned my house, and garbage was everywhere. That was a hazard to my life.

私はかつてはとても怠慢で、家も掃除はせず、ゴミはそこらじゅうにありました。自分の生命にとって危険な状態でした。

I was not aware that I was in a hazardous situation. If my friend hadn’t told me that, I wouldn’t have been here now.

私が危険な状況にいることは気づいていませんでした。もし友人がそのことを教えてくれなければ、私は今ここにいなかったと思います。

peril

「peril」は大怪我を負ったり、死に至らしたりする可能性のあるような、危険度の高いことに対して使われる単語です。

発音記号は、「pérəl(アメリカ発音」、または「perʌl(イギリス発音)」です。「ペラロー」という響きになり、「ペリル」ではないので注意しましょう。

(例文)

I didn’t know that his life was in peril. He always looked energetic and happy.

私は彼が命の危険にあったことは知りませんでした。彼はいつも元気で幸せそうに見えていました。

We should know the perils of being overweight, and exercise on a daily basis.

私たちは太り過ぎの危険性を知り、日々エクササイズをするべきです。

jeopardy

「jeopardy」は、「danger」と同じように一般的な「危険」を意味します。「danger」よりも響きは硬く、フォーマルな表現として使われることが多いのが特徴です。

また動詞は「jeopardize(危険にさらす)」で、英語でのニュースでもよく使われるので、一緒に覚えておきましょう。

(例文)

You should’ve been more careful. Please don’t put yourself in jeopardy.

あなたはもっと注意すべきでした。どうか自分自身を危険にさらさないようにしてください。

My living area was in serious jeopardy because of the flood that occurred last night.

私の住んでいる地域は、昨夜起きた洪水のせいで、かなり危険な状態にありました。

The typhoon and heavy rain jeopardize the whole town and our lives. It’s a miracle that we all survived.

その台風と大雨はその町と私たちの命を危険にさらしました。全員が生き残ったのは奇跡です。

dangerとriskの違い まとめ

最後に、本記事のまとめです!

danger:一般的で大きな意味での危険

risk:自ら避ける or 冒すことのできる危険

今回は、「danger」と「risk」の違いを中心に、その他の「危険」を意味する類義語も紹介していきました。まずはそれぞれの意味・ニュアンスの違いを認識し、意識しながら使い分けてみましょう。

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