子供の頃、ファミリーレストランや洋食店に行くとデザートにいちごがたくさん乗っているフルーツパフェを食べることがとても楽しみだった!という方も多いですよね。
大人になってもスイーツには目が無いという方も多いはず。そしてそのスイーツの中でもひと際インパクトがあるのがパフェです。
深くて高いグラスに、層になったコーンフレーク・スポンジ・フルーツ・アイス・クリームの見事な見た目、キラキラに輝く色とりどりのフルーツ、チョコやナッツといったデコレーション。さらには、和風ならつるんとした白玉に小豆や抹茶ゼリー。文字を羅列するだけで頭の中でイメージができてしまいます。
最近では、有名な高級フルーツ店やさまざまな飲食店で旬のフルーツや話題の食材をつかった珍しいパフェなんかもでてきており、世のスイーツ好きの口を唸らせているとか。
そんな「パフェ」って言葉。実は英語じゃないの知っていましたか?今回は、そんな美味しい「パフェ」にフォーカスした内容です!
パフェは英語じゃない?言語の由来とは
当たり前にある言葉が、実は英語じゃない(英語が語源ではない)というのは割とあるあるです。
私たち日本人が使っているカタカナ言葉は、日本語以外の語源があるのはご存知の通り。しかし、全てが英語から来ているわけではありません。英語の他に、フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語など英語圏以外も多数あります。
では、「パフェ」ってどこの言語が語源なのでしょう。実は「パフェ」の語源はフランス語です。
完全な・カンペキな
英語で言うperfectと同じ意味ですね。ちなみに、perfectとparfaitの語源は「perfectus」というラテン語に由来する言葉であるためparfaitとルーツは同じです。perfectという英語の由来がラテン語ということも1つ勉強になりますね!
もともとフランス料理の最後のデザートとして完成度の高いデザートのことをparfaitと呼んだそう。
このparfaitは、20世紀初めにフランスで初めて作られた、背の高いグラスにアイスクリーム・フルーツをメインにナッツや甘いお菓子やシリアルを重ねて入れ、生クリームやチョコシロップをかけた上品でかつ、完璧なデザートのことです。
パフェは英語で何という?
「パフェ」がフランス語というのは分かりましたね。では、英語では何というのでしょうか?
アメリカ発音:paar·fay イギリス発音:paa·fay
実はスペルは同じ。しかし、英語では「パフェ」と発音するのです。そこから日本語である「パフェ」が誕生したということ。
つまり、「パフェ」の語源である「parfait(フランス語読み:par·fè/パルフェ)」は英語発音だと「パフェ」となるため、日本語の「パフェ」という言い方は英語の発音からきている。ということで少しややこしいかもしれません。
スペルはparfaitで、語源であるフランス語と英語は同じ。発音は、フランス語ではパルフェで英語ではパフェ。日本語の「パフェ」という言い方の語源は英語からきている。
じゃぁ、「パフェ」の語源は英語じゃないの?と思われる方もいるかもしれません。なぜなら、自分達の主とする言語がどこから来たかという目線で考えるためそう思われると思います。
しかし、言葉自体(どう音として発するかではなく)の語源はその言葉自体がどこから生まれたか、何が基となって自分の主とする言語になったのかという歴史を知ることがとても大切です。
言葉の意味ではなく、言葉自体の生まれとしては「パフェ」は英語からきているという理解をしましょう。
パフェに関する英語表現
ここからは、「パフェ」という言葉を使った英語表現をいくつかご紹介します。
国によっては、この「パフェ」自体を見たことない人もいるかもしれません。その方に「パフェ」ってこういうものだよ。と説明できるといいですね!
パフェというデザートを知ってる?
日本ではとてもポピュラーなデザートで、子供から大人まで多くの人が大好きなの。
パフェは、背の高いグラスにコーンフレーク、スポンジ、生クリーム、ヨーグルトを重ね、アイスクリームと生クリームをトッピングし、たくさんのフルーツとフルーツシロップ、チョコレート菓子で仕上げた大きなデザートなの!
パフェはお店によって種類がたくさんあるんだけど、私のおすすめは抹茶パフェ!
抹茶パフェは、普通のパフェと同じコーンフレークや抹茶アイスを重ねた上に、抹茶クリーム・白玉・小豆・抹茶ゼリーを乗せて最後の仕上げに抹茶ソースとチョコレートソースときな粉がかけられているの。最高に美味しいのよ!
季節のフルーツをメインにしたパフェもたくさんあるわ。
特に、いちごの季節になるとたくさん売られる、いちごをたっぷり乗せたいちごパフェがお気に入りです。
パフェに使われる食材の英単語もいくつか出てきていますので覚えてみましょう!そして、太字の部分にも注目してみてくださいね。
パフェ以外のデザートは何という?
サンデー
ファミリーレストランでは、「○○サンデー」と謳って販売されている場合もありますよね。「パフェ」と「サンデー」の違いはなんでしょうか?
サンデー
発祥はアメリカです。発音が同じである「Sunday」からきており、スペルを変えたものとなります。1980年代にアメリカのアイスクリーム屋さんが販売を始め、日曜日限定で販売をしていたことから名づけられたと言われています。
その当時はスペルも「Sunday」でした。しかし、日曜はキリスト教の安息日とされており教会関係者から反発が起こったことでスペルを変えたという歴史があるとか。
sundaeは、アイスクリームがメインのデザートで器も大きさもパフェとは違って背の低い丸みを帯びた器を使います。パフェと比べ、フルーツをたくさん使ったデコレーションは無く適度な量で提供されるのが違いです。
ファミリーレストランでも、「○○サンデー」と売られているものは背の低い器部分が丸みを帯びた器のことが多いですよね。
ソフトクリーム
次に、「ソフトクリーム」ですがこれは和製英語です。英語圏に行って「soft cream」って言っても通じませんのでご注意を。
正しくは
で、やっと相手に通じる英語になります。
日本で広めるために長い言葉をやめて「ソフトクリーム」と省略して売り出したのがキッカケとされています。意外でしたか?
アイスクリーム
最後に「アイスクリーム」ですが、これは英語からきています。
なのでちょっと英語っぽい発音で「アイスクリーム」と言えば、相手にも通じますので気軽に使えますね。
ちなみに、日本語では「アイス」と言えば「アイスクリーム」と理解できますが英語圏で「ice」とだけ言うと、「ice(氷)」と理解されてしまいます。
もし、あなたが何かの会話中に「アイスクリーム」について話をしたかったら必ず「ice cream」というようにしましょう。
まとめ
ここまで「パフェ」にまつわる話をしてきましたが、執筆している筆者はパフェが食べたくなりました。あのボリュームは実際に食べると胃もたれしちゃうこともあるのに、写真で見るととても魅力的ですよね。不思議です。子どもの頃に戻ったような感覚になってしまいますが、高級なものは良いお値段になりますよね。
記事の中でも触れたように、パフェを知らない国の方もいらっしゃいます。実際にネット上では、様々な国の方が初めてパフェを食べたレポが溢れていて見るだけでほっこりしちゃいます。
もしあなたがそんな方に出会ったら、パフェの魅力を語源も含めて会話できるといいですね!
少しずつでもいいです。パフェの食材を羅列してそれについて語るもよし、文章として頑張って話すのもよし。努力をすればきっと会話が盛り上がること間違いなしなので、ぜひたくさん会話してみてくださいね!
◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.