then の正しい使い方とは?便利な4つの意味と使いこなし方

then の正しい使い方とは?

今回、取り上げる英語表現はthenです。このthenはとても使い勝手のいい単語なのですが、複数の意味合いを持っているところも特徴の1つ。文章を繋げ、伝えたい言葉の順番をはっきりさせてくれる単語なのです。

このthenの正しい意味と使い方をしっかり覚えて、使いこなしていきましょう。最後まで、ぜひ記事をお読みください。

thenが持つ4つの意味

thenを使いこなすことで、文章を接続させたり1つの文章に2つの意味合いを入れたりできるので、英文の表現の幅がぐっと広がります。

それほど便利なthenという単語は、あまり学校では深く教えてくれないことも。ここでは学校でも教えてくれないthenの意味を英語学習に役立てるため、今回はしっかりお伝えしていきます!

副詞の意味合いを持つthen

まず、thenを副詞として使う場合の解説から始めましょう。thenという1つの単語には複数の意味合いを兼ね備えているとお伝えしましたが最初に知っておいて欲しいのは副詞の意味合いを持つthenです。

そもそも、副詞の意味をご存知でしょうか?ここは日本語の説明になってしまいますが、副詞とは動詞・形容詞・副詞を修飾する言葉を副詞といいます。

例えば、「はるばる」「しばらく」「ますます」「やや」「あたかも」などの言葉です。

英語にもこうした英単語に対してニュアンスを強調するために修飾することができる英単語があるのです。

では、副詞の意味をもつthenの訳は

時の表現  その時(あのとき)・それから

接続の表現 それなら(じゃあ)・その場合

です。

この2つが接続副詞のthenの意味で、特にそれからという意味でよく英文でも英会話でも使われることが多いです。

接続副詞のthenを使った例文

さらに、thenの使い方をみていきましょう。まず時の表現で紹介した、その時(あのとき)・それからの例文をご紹介します。thenが使われた例文では英文の最後にきているとき、文中で使われているときという点もチェックください。英語のリズムを感じてthenを発音してみると記憶に残りやすくなります。

What was it like in Sydney at that time then?

その時のシドニーの様子はどうでしたか?

My hands were shaking with nervousness then.

そのときは、緊張で手が震えていた。

I had just turned sixteen years old then.

私はその時、まだ16歳になったばかりだった。

Okay, let's hang out again then.

じゃあ、またその時に遊びましょう。

Would you like to have dinner with me then?

その時は、一緒にご飯でもどう?

I spilled the water as hard as I could and then looked at the clerk.

私は思いっきり水をこぼしてから、店員を見た。

First, I enjoyed the spectacular view in front of me and then took some pictures.

まず、目の前の絶景を堪能してから、写真を撮りました。

例文からも分かるように、thenは過去・未来どちらの文章に対しても使うことができる便利な単語なので、文章の幅が広がりますよね。thenの使い方の中でも知っておくべき特徴です。

ちなみに、それからで出てきているand thenのandは省略することもできます。使い分けを説明するならば、それからを強調したいときはand thenを使うといいですよ。

The first thing you need to do is to choose a place to display the answer you want to derive, then type in the number and hit enter.

まず、導き出したい答えを表示する場所を選び、数字を入力してエンターキーを押すと、その答えが表示されます。

それからは物事の順序を説明する場合によく使われます。物の使い方やマニュアルの方法などを説明する時や出来事を説明するときは、いかに時系列に順序だてて説明するのが大切かは日本語でも同じです。

英語も同じように、どこになにを持ってきて説明するかを考えたときに役立つのがthenです。

言葉を繋ぐthen

次に紹介するthenは、接続の表現thenです。

thenは言葉を繋ぐことができる優れた英単語なので、正しい使いどころを知っているとグッと語彙力も増えます。thenの使い方のうち、文頭に持ってくるやり方も覚えましょう。

接続の表現は、それなら(じゃあ)・その場合です。

まず、それなら(じゃあ)の使い方ですが会話の中で相手の言葉からヒントを得てアイデアを提案することもありますよね。

そんな時、日本語だと「じゃあ○○しようよ!」と伝えることもあると思います。こうした場合に使える英単語がthenです。前で述べられたことに対してthenが接続詞として使われ、それ以降のアイデアを相手にうまく伝えることができるのです。

A:He says we're all going to have a picnic next week.

B:Then we'll need to get some leisure seats and lunch boxes!

A:来週、みんなでピクニックするって言ってるよ。

B:じゃあ、レジャーシートとランチボックス用意しないとダメだね!

A:Have you heard from him lately?

B:I heard his phone died.

A:No wonder I haven't heard anything from him even though our appointment is coming up then.

A:最近、彼から連絡ある?

B:スマホが壊れたって聞いたよ。

A:どうりで約束の日が近いのに何の連絡も来ないわけだ。

例文のように、thenは文頭でも文末でもOK

しかし、日本人にはそれならという英単語をよく使っているのをご存知ですか?それがSoという単語です。

この意味合いでthenを使うよりも馴染みの深いSoの方が使い勝手も良く、口に出しやすいのでSoを使っても問題ありません。

あと、よくネイティブスピーカーが使っている表現としてOK, Then.というのがあります。洋画や海外ドラマでもよく使われるフレーズなので聞き馴染みがあるかもしれませんね。

Ok, Then.

じゃあ、オッケー。

All right, Then.

それじゃあ

Well, Then.

えーっと、それじゃあ

I’ll see you, then.

じゃあまたね。

このthenは間接的に使われているので、大きな意味を持っている訳でははありませんが、話がまとまって会話を切る時、話をまとめる時や相手と別れる時などで使われています。

筆者も、海外に居た時は言葉にしたり、メールに書いたり頻繁に使っていたシリーズの1つです。

次に、その場合の意味合いで使うthenですがこれはifとセットで使う必要がありますので覚えておきましょう。

If the forecast is for snow tomorrow, then I won't leave the house.

もし明日が雪の予報なら、家から出ません。

I don't know if I can get an appointment now, but if I can, then I want to go to that restaurant.

今、予約が取れるかどうかはわからないけど取れたら、そのお店に行ってみたいです。

I'm not sure how many people we'll have, but if it's a lot of people, then we will try to get a bigger place.

何人になるかわからないけど、もし大勢になったら、もっと広い場所を確保しようと思っている。

この場合のthenは必ずしも文章内に必要という訳ではないのですが、thenを使うことでより結論を明確に相手に伝えようとする姿勢が伝わるので、時と場合によっては使うべきかもしれません。

名詞で使うthen

次にご紹介するのは、名詞で使うthenです。

名詞に使うということは、then単独ではなくthen+英単語の組み合わせになっていることが特徴です。

since then それ以来(継続)

I learned about it then and have been buying it ever since then.

その時に知って、それからはずっと買っています。

by then それまでには(期限)

I'll finish this homework by then.

それまでに、この宿題を終わらせておきます。

from then on それからずっと(継続)

From then on, my son loved this character.

それからずっと、息子はこのキャラクターが好きなのよ。

until then それまではずっと(継続)

Unless you teach me, I will be unable to do anything for a long time until then.

教えてくれない限りは、それまでずっと何もできないままです。

back then その頃は(過去)

We were all young, and we were interested in everything back then.

当時はみんな若くて、何にでも興味を持っていました。

just then ちょうどそのとき(過去)

Just then I think I was still working part-time.

ちょうどその頃、私はまだアルバイトをしていたと思います。

例文のように、時を表す意味でthenの前に前置詞を付けることで、表したい時間軸を伝えることができます。大体は文末に付けることが多いのですが、中には文頭に置くものもありますので置く場所には気を付けて文章を作ってみましょう。

thenを正しく使って英会話を充実させよう!

今回の記事は、thenということで取り上げてきました。注意するべき点は、文章の中に置くべき場所の理解と前置詞を組み合わせる場合などもあるというところです。

英語学習において、さまざまな単語と使い方を覚える必要があると思います。

thenの表現パターンも多いです。しかし、thenは使い方を1度覚えてしまうと英語の会話やメッセージなど書くときにも使い勝手がとてもいいのでぜひ正しい使い方を覚えて英会話に組み込んでみましょう。


nativecamp.net

nativecamp.net