韓国の学校で使える用語一覧!使えるフレーズや日本との違いも

韓国の学校で使える用語一覧!使えるフレーズや日本との違いも

 

この先韓国の学校に語学留学したいと考えている方必見!韓国の学校でよく使われる韓国語を、韓国在住の筆者がフレーズなども交え詳しくご紹介します。

留学の予定がない方も、学校は小学校から始まり中高大と16年間もの歳月を過ごす場所。自己紹介や日常会話でも学生時代について触れる機会は多く、学校に関する話題は意外と多いので覚えておくと役に立つでしょう。

 

韓国語で学校は?

 

韓国語で学校は학교(ハッキョ)。これは知っている人も多いと思います。細かい各学校の名称は以下の様になります。

  • 小学校:초등학교(初等学校/チョドゥンハッキョ)
    低学年は저학년、高学年は고학년です。
  • 中学校:중학교(中学校/チュンハッキョ)
    女子中は여중、男子中は남중
  • 高校:고등학교(高等学校/コドゥンハッキョ)
    女子高は여고、男子高は남고
  • 大学:대학교(大学校/テハッキョ)
    韓国人男性は満19歳の時に兵役判定を受け、28歳までに約2年間の兵役につかなければいけません。つまり、大学に入学して1∼2年目に兵役義務が発生します。多くの人がこの時点で大学を休学して軍隊に入り2年後に復学という道を選ぶため、卒業時には男女で2歳の年の差があります。
  • 大学院:대학원(大学院/テハㇰウォン)
  • 専門学校:전문대학(専門大学/ジョンムンテハㇰ)
    日本の専門学校や短大に当たります。略して전문대という事も。
  • 語学学校:어학당(語学堂/オハクダン)・어학원(語学院/オハクウォン)
    ※外国人が韓国語を学ぶ学校は、語学堂と語学院の二種類があります。語学堂は大学が経営し大学のキャンパス内に設置された語学学校、語学院は民間が運営しビルなどに教室を持つ学校です。
    ビザの有無、入学時期や金額など違いがありますので、留学を考えている方はよく比較検討し自分に合った語学学校を選びましょう。
  • 私立:사립(サリㇷ゚)
  • 国公立:국공립(クㇰコンリㇷ゚)

 

学校で使える韓国語単語

 

科目

 

  • 国語:국어(クゴ)
    当然ながら、国語は母国語である韓国語を指します。
  • 算数・数学:수학(スハㇰ)
    昔はどちらに対しても산수(算数・サンス)という単語を使っていましたが、現在は수학(数学・スハㇰ)に統一されています。日本の様に算数が数学よりも簡単なものという概念はありません。
  • 理科:과학(科学/クァハㇰ)
  • 社会:사회(サフェ)
  • 英語:영어(ヨンオ)
  • 物理:물리(ムㇽリ)
  • 化学:화학(ファハㇰ)
  • 地理:지리(チリ)
  • 歴史:역사(ヨㇰサ)
  • 韓国史:한국사(ハングㇰサ)
  • 情報:정보(ジョンボ)
  • 体育:체육(チェユㇰ)
  • 音楽:음악(ウマㇰ)
  • 美術:미술(ミスㇽ)

 

学部

 

学部は〇〇부(ブ)を使用している大学もあれば、〇〇과(課/クァ)を使用している大学もあります。私の個人的な感覚で〇〇과の方が比較的多く耳にする様に感じたので、〇〇과で統一しています。

  • 法学部:법학과( ボバㇰクァ)
  • 経済学部:경제학과(キョンジェハックァ)
  • 経営学部:경영학과(キョンヨンハックァ)
  • 教育学部:교육학과(キョユㇰハックァ)
  • 情報学部:정보학과(ジョンボハックァ)
  • 外国語学部:외국어 학과(ウェグゴ ハックァ)
  • 工学部:공학과(コンハックァ)
  • 農学部:농학과(ノンハックァ)
  • 医学部:의예과(ウィエカ)
  • 薬学部:약학과(ヤㇰハㇰカ)

 

教室

 

  • 教室:교실(キョシㇽ)
  • 保健室:보건실(ボゴンシㇽ)
  • 図書室:도서실(トソシㇽ)
  • 実験室:실험실(シㇽホㇺシㇽ)
  • 自習室:자습실(ジャスㇷ゚シル)
  • 事務室:사무실(サムシㇽ)
  • 職員室:교무실(キョムシㇽ)
  • 校長室:교장실(キョジャンシㇽ)
  • 寄宿舎:기숙사(キスㇰサ)

 

呼称

 

  • 先生:선생님(ソンセンニㇺ)、略して쌤(セㇺ)とも言います。
  • 担任:담임(タニㇺ)
  • 講師:강사님(カンサニㇺ)
  • 教授:교수님(キョスニㇺ)
  • 校長先生:교장 선생님(キョジャン ソンセンニㇺ)
  • 教頭先生:교감 선생님(キョガㇺ ソンセンニㇺ)
  • 院長:원장님(ウォンジャンニㇺ)
  • 学級委員長:반장(パンジャン)
  • 副学級委員長:부반장(ブパンジャン)

 

その他

 

  • 時限:교시(キョシ)
    1時限目は1교시(イㇽキョシ)、2時限目は2교시(イキョシ)と呼びます。
  • クラス:반(パン)
  • 班・グループ:조(ジョ)
  • 当番:당번(タンボン)
  • 授業:수업(スオブ)
  • 休み時間:쉬는 사간(シヌン シガン)
  • 宿題:숙제(スㇰジェ)
  • 時間割:시간표(シガンピョ)
  • 黒板:칠판(チㇽパン)
  • チョーク:분필(プンピㇽ)
  • 単元テスト:단원 평과(単元評価・タンウォン ピョンカ)
    ひとつの単元が終わった時に、理解度を確認するために行うミニテストの様なものです。
  • 中間試験:중간고사(中間考査/チュンガンコサ)
  • 期末試験:기말고사(期末考査/キマㇽコサ)
  • センター試験:수능(修能/スヌン)
    正式名称は대학수학능력시험(大學修學能力試験)。出来次第で今後の人生を大きく左右すると言われているスヌン。3年間の高校生活はこのスヌン試験のためにあると言っても過言ではないほど力を入れて取り組みます。
  • 放課後:방과후(パンガフ)
    学校の授業が終わってからの時間を指すこともありますし、授業後の部活動を指すこともあります。
  • 休み:방학(放學/パンハㇰ)
    春休みは봄방학(ボㇺパンハㇰ)、夏休みは여름방학(ヨルㇺパンハㇰ)、冬休みは겨울방학(キョウㇽパンハㇰ)
  • 始業式:개학식(ケハㇰシㇰ)
  • 終業式:방학식(パンハㇰシㇰ)
  • 優等生:우등생(ウドゥンセン)
  • 模範生:모범생(モボㇺセン)

 

学校で使える韓国語フレーズ

 

  • 入学する:입학하다(イパカダ)
    例)
    イパカン フエ フフェハジ アントロㇰ チャㇽ センガケヤデ
    입학한 후에 후회하지 않도록 잘 생각해야 돼.
    入学した後に後悔しない様に、よーく考えなきゃ。
  • 卒業する:졸업하다(チョロパダ)

    例)
    チョロパミョン オㇽグㇽ ボギ ヒㇺドゥロジゲンネ
    졸업하면 얼굴 보기 힘들어지겠네.
    卒業したらなかなか会えなくなるね。

  • 新学期が始まる:개학하다(ケハカダ)

    例)
    イジェ コッ ケハキネヨ
    이제 곧 개학이네요.
    もうすぐ新学期が始まりますね。

  • 授業が始まる:수업이 시작하다(スオビ シジャカダ)
    수업이 시작하다も使いますが、他にも종 쳤다という言い方もよく使います。종は鐘、치다は打つなので、始業ベルが鳴ったという意味になります。

    例)
    ジョン チョッソ! パㇽリ キョシレ カジャ!
    종 쳤어! 빨리 교실에 가자!
    授業始まったよ!早く教室に行こう!

  • 遅刻する:지각하다(チガカダ)
    寝坊は늦잠(ヌッジャㇺ)と言います。遅刻した時はアレコレ言い訳せず潔く謝りましょう!

    例)
    チェソンヘヨ ヌッジャムㇽ チャソ チガケッスㇺニダ
    죄송합니다. 늦잠을 자서 지각했습니다.
    すみません。寝坊して遅刻しました。

  • 早退する:조퇴하다(ジョテハダ)

    例)
    モミ アン ジョアソ ジョテハㇺニダ
    몸이 안 좋아서 조퇴합니다.
    具合が悪いので早退します。

  • 欠席する:수업을 결석하다/빠지다(スオブル キョㇽソカダ/パジダ)

    例)
    ネイルン イリ イッソソ キョルソカゲッスㇺニダ
    내일은 일이 있어서 결석하겠습니다.
    明日は用事があるので欠席します。

  • サボる:땡땡이를 치다/부리다(テンテンイルㇽ チダ/ブリダ)

    例)
    タウㇺ スオブ テンテンイチゴ ノㇽロ カジャ
    다음 수업 땡땡이치고 놀러 가자.
    次の授業サボって遊びに行こう。

  • 課題を提出する:과제를 제출하다(カジェルㇽ チェチュラダ)

    例)
    イ カジェヌン オンジェッカジ チェチュレヤ デヨ?
    이 과제는 언제까지 제출해야 돼요?
    この課題はいつまでに提出しなきゃいけませんか?

  • 一生懸命勉強する:열심히 공부하다(ヨㇽシミ コンブハダ)
    열심히 공부하다を略した、열공(ヨㇽコン)もよく使います。

    例)
    シホㇺッカジ ヨㇽコンヘ
    시험까지 열공해!
    試験まで猛勉強しな!

  • 試験を受ける:시험을 치다/보다(シホムㇽ チダ/ボダ)

    例)
    オヌㇽ シホㇺ チャㇽ バッソ?
    오늘 시험 잘 봤어?
    今日の試験ちゃんとできた?

  • 進級する:진급하다(ジングㇷ゚ハダ)

    例)
    ノ イデロ カミョン チングㇷ゚ モッ タㇽ コッ カットゥンデ?
    너 이대로 가면 진급 못 할 것 같은데?
    おまえ、このままじゃ進級できないんじゃない?

  • 就職する:취직하다(チジㇰハダ)

    例)
    ハングㇰ フェサエ チジㇰハリョミョン オヌ チョンドエ オフィリョギ ピリョハㇽカヨ?
    한국 회사에 취직하려면 어느 정도의 어휘력이 필요할까요?
    韓国の会社に就職するには、どのくらいの語彙力が必要ですか?

 

韓国と日本の学校の違い

 

  1. 始業時期
    まず、始業時期が違うという点が一番大きな違いでしょう。日本の入学が4月なのに対し、韓国は1か月早い3月始業です。3月1日は삼일절という祝日なので、必然的に始業式は毎年3月2日になります。
  2. 休暇
    韓国は日本に比べて夏休みが短く、冬休みが長い傾向にあります。夏休みは7月下旬∼8月下旬の1か月ほどで、冬休みは12月末から旧正月までの1か月くらい、そして1∼2週間登校したと思ったら2週間ほどの春休みに入ります。年末から3月2日の始業式まではほとんど休みみたいなものです。
  3. 給食
    韓国では弁当の文化が日本ほどないのか、小中高すべて給食が出ます。日本の様に教室まで運んで食べる学校は僅かで、食堂に移動して給食を食べるのが一般的です。
  4. 中学校からは学業に専念!
    部活動に力を注ぐのは小学生まで。中学生からは学業に専念し、運動は気分転換程度になります。高校生になると、学校の授業が終わった後そのまま学校で夕食を食べ、だいたい22時くらいまで自習をして、その後塾へ直行。自宅に帰るのは午前0時すぎという生活をしています。

 

おわりに

 

日本以上に学歴を重視する韓国社会。そのせいなのか、少し親しくなると大学で何を専攻していたのかを聞かれることがあります。

それをきっかけにお互いの学生時代の様子を教えあったり、韓国と日本の学校の違いについて話をしたり、学校に関する会話は国は違えど共通の話題になれるので、案外話が尽きないものです。

いざ学校の話題が挙がった時、韓国語で学校について話ができるように、記事の内容を参考にして頂ければと思います!