「ダサい」の英語表現&スラング17選!ネイティブスピーカーが使うフレーズは

「ダサい」の英語表現&スラング17選!ネイティブスピーカーが使うフレーズは

突然ですが、あなたは「ダサい」を英語でいえますか?ふたつ返事で「言えます」といえるあなたはかなりの英語上級者ですね!

「うーん、なんて言えばいいんだろう?」と悩んでしまったあなたも大丈夫です。「ダサい」というようなくだけた表現は学校ではまず習うことはないので、たいていの人が知らなくて当然です。

ただ「ダサい」は日本語と同様、実際の英会話でもよく使われます。こなれた英会話を目指すなら、ぜひかっこいい言い方を覚えておきたいですよね。

かっこいいけど難しいというのがスラングの特徴ですが、本記事ではスラングを含めた色々な言い方についてニュアンスやシチュエーションの違いをご紹介していきます。ネイティブスピーカーがどのように「ダサい」を表現しているのか順を追って見ていきましょう。

「ダサい」という英語をカッコよく伝えよう!

「ダサい」という言葉は英語だとスラング表現になる場合も多いので、シチュエーションに合った言葉のチョイスが重要になってきます。

場違いな言葉のチョイスをしてしまったら、それこそ「ダサい」人になりかねません。それで済めばまだいいですが、ビジネスシーンなどで人間関係や信頼関係に悪影響を及ぼすようなことがあっては大変です。

そんなことにならないよう、かっこよく、かつシチュエーションにあった色々な「ダサい」の英語表現を具体的に説明していきたいと思います。これらの表現を知ることで「その服、ダサいよ」なんていう英語のやりとりができるようになります。それぞれの意味合いやニュアンスの違いを確認してみてくださいね。

1:bad taste

”bad taste”は「悪趣味」「下品な」「センスが悪い」といった意味をもつ表現です。

「taste」というと味のことだけだと思いがちですが、”bad taste”には味以外にも服のセンスや友達選びなど、幅広い事柄に対して「センスがない」というニュアンスがあります。

She has bad taste in fashion.

彼女は服選びのセンスがない。

2:wack

”wack”は、辞書的には「crazy」や「mad」(どちらも”狂っている”、”おかしい”)という意味をもつ言葉です。

言葉自体に元々「ダサい」というニュアンスはあまりないのですが、HIPHOP界隈の若者を中心に「つまらない」「かっこ悪い」「いけてない」を意味するスラングとしてよく使われてきたことから、現在では「ダサい」を表現する言葉として広く認知されています。

The party was wack.

あのパーティはつまんなかった

見た目や考え方、シチュエーションなど色々な対象について「ありえない」「最悪」「ダサい」というニュアンスを伝えることができます。

若者が仲間内での会話で「ダサい」を表現したいときには最適な単語といえますが、逆に年長者やビジネスシーンではまず使わない言葉(=ダサいのスラング)ですので、注意しましょう。

3:lame

”lame”は「ダサい」という表現をひとつだけ覚えるとしたら"lame”だけでいい、というくらい王道で万能な、イケてない状態を表すスラングです。

ファッションだけでなく、行動やシチュエーションなどに対して幅広く使うことができます。

He’s such a lame.

彼はめっちゃダサい

4:corny

“corny”「ありきたりな」とか「面白味がない」という意味での「ダサい」を表現する言葉です。

”corn”はトウモロコシを意味する名詞(コーン)で、そこに"y"がついて形容詞になったものが”corny”です。直訳すると「トウモロコシっぽい」「トウモロコシみたいな」という意味になりますね。

これは日本語でいうところの「イモっぽい」のようなニュアンスです。芋っぽいの英語として洗練されていなく田舎をイメージさせるものであったり、あるいはトウモロコシの粒々のように同じようなものがたくさんありすぎて個性がない、というイメージがあることから「ダサい」という意味を持つようになったと言われています。

It’s a corny joke.

その冗談全然面白くないね

5:dumb

ダサい英語”dumb”「呆れてしまうくらいバカげている」「考え方がおかしい」「場違い」というようなニュアンスのスラングです。

通常あるべき姿とマッチしていなくてズレている、という意味合いが強いので、見た目などによく使われます。

You look so dumb.

その格好ヤバすぎだよ

ちなみに、"dumb”の最後の「b」は発音しません。climbなどと同じですね。

6:awful

"awful"は「ダサい」を意味する言葉の中では珍しく、教科書などでも学習するような一般的な単語です。通常は「酷い」と訳すことが多く、スラングというイメージはあまりないかもしれません。

元々の「酷い」から派生して「酷くダサい」を意味する単語になった、というニュアンスで、ださいの英語として使われます。

Her dress is awful.

彼女のドレス、すごくダサいね

7:shitty

“shitty”は「みすぼらしい」「汚らしい」「しょぼい」というニュアンスのスラングです。

”shit”は糞を意味する汚い言葉ではありますが、実際の会話では多用されているようです。

That restaurant was shitty.

あのレストランはしょぼいよ

この言葉ももちろんビジネスシーンなどでは使わないようにした方が無難です。

8:crappy

”crappy”は“shitty”とほぼ同じようなニュアンスを持つスラングで、「イケてない」「クオリティが極端に低い」という意味で使われます。

I had a crappy day today.

今日は最悪だったよ

ちなみに"crap"は”shit”と同様、”poop"(糞)の言い方の一つですが、"shit”よりは"crap”の方が若干丁寧とされています。しかし汚い言葉であることには変わりないので、原語の意味をよく理解して使うようにしましょう。

9:boring

"boring"は「退屈な」とか「オリジナリティがなくてダサい」「つまらない」というような意味をもちます。

新鮮味がないとか、見たり聞いたりする価値がないほど内容が薄い、というようなニュアンスでダサいという時に使います。

His speech was so boring.

彼のスピーチ、マジイケてなかったわ

10:phony

”phony”は「何かを演じている」「嘘っぽい」「偽物っぽい」「無理をしていてかっこわるい」「~ぶっている」というような意味でダサいと感じるときに使われるスラング表現です。一瞬、かっこいいけど実はダサい、見る人が見ればわかってしまうようなシーンで使える英語になります。

He’s a phony guy.

彼、かっこつけてるのが逆にダサいよね

11:fake

“fake”は「フェイク」という日本語にもなっている通り、「本物ではない」「偽物の」「インチキっぽい」という意味の単語です。「偽造品」「模造品」というような意味でも使われます。ということでこちらも日本語にすると「ダサい」の英語になります。

本物ではないのに、そう演じているところがダサく感じる、という意味では前述の"phony"と似ています。

His new watch is fake.

彼の新しい時計、なんかニセモノっぽくない?イケてないよね。

12:tacky

“tacky”は「一時的に貼りつけてあって、馴染んでいないもの」というニュアンスの語源を持つ言葉です。そこから転じて「悪趣味」「安っぽい」という種類の「ダサい」というスラングとして使われています。

人に使われることはほとんどなく、主に物に対して使われます。

Oh, that’s a typical tacky restaurant in this city.

あ~、あのレストラン典型的なダサいレストランって感じだよね、この街の

“tacky”もスラング表現なので、シチュエーションや相手に合わせて使うようにしてくださいね。

13:ugly

英語で「みにくいアヒルの子」を"The Ugly Duckling"と言うように、”ugly”は「醜い」「ブサイクな」といった見た目の美醜に言及する言葉です。

女性に使うと「ブス」と悪口を言っているようなニュアンスになるので、使うタイミングや相手には気をつけた方がいいかもしれません。

人や物について「見苦しい」「ひどい」という意味にも使われるため、そこから転じて「ダサい」という意味のスラングとして使われることも多いです。

例えばアメリカでクリスマスにダサいセーターを着るのが流行っていますが、それを「ugly sweater」と呼んだりします。

I don’t like her new bag. It’s ugly.

私は彼女の新しいカバン嫌いだなぁ。ダサいよ。

14:out of style

“out of style”は「out of」=「~の外に」と「style」=「スタイル」が組み合わさった慣用句です。

ちなみに英語の「style」は日本語のスタイルと少し意味が違います。日本では、スタイルといえば「スタイルがいい」というような使われ方をしますよね。つまり、身体のシェイプ(体型)が理想に近い、というような意味合いを持ちます。

それに対して、英語の「style」は「その人・時代がもつ独特な世界観」という意味合いがあります。体型という意味合いは薄く、むしろファッションの趣味や話し方など、全体的な表現のことを意味しています。ちなみに「スタイルが良い」は「nice figure」と言います。

”out of style"は「オリジナルな、独特なスタイルがない」あるいは「流行りのスタイルから外れている」ということになるので、「ダサい」という意味になります。

His clothes are always out of style.

彼の服はいつもダサい

15:dork

"dork"は「変わり者」「センスが人と違う」といった意味での「ダサい」を表現するスラングです。

ある意味、人と違うという個性を表すともいえるので、自分から「dork」だという人もいたりします。

She’s such a dork.

彼女ってほんと変(ダサい)

16:naff

”naff”はイギリスのスラングで、「クズの」「ガラクタの」「流行おくれの」「くだらない」というニュアンスの「ダサい」を表現する言葉です。

何かが恥ずかしいくらいにかっこ悪いというときに使われます。

His purple pants are naff.

彼の紫色のパンツはダサい

17:fugly

“fugly“は「f●●king ugly」を略した言葉で、「最高にダサい」という意味のスラングです。

もともとダサいを意味する「ugly」を強調しているのですから、本当に救いようがないくらいダサい、と言いたい時に使います。

His new hair looks fugly.

彼の新しい髪型はめっちゃダサい

「ダサい」の英語スラングまとめ

17個の「ダサい」の英語表現を見てきました。日本語では同じ「ダサい」でも、ニュアンスが違っていたり、使う対象が異なっていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ださい英語はスラング表現も多いので、なかなか使いこなすのは難しいと感じるかもしれません。まずは親しい友達や、失敗しても許される英会話レッスンの場などで「ちょっと練習させてね」という雰囲気で使ってみてはいかがでしょうか。

使い分けが身につけば口語表現を増やすことになり、イメージ通りの英会話表現を楽しむことができるようになるはずです。失礼だったり人を傷つける表現もありますのでその点は注意しながら、どんどん実際に使ってみてくださいね。


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