みなさ~ん、脳トレやっていますか?
目標はなんであれ、英語など語学学習は最高の脳トレです。そしてもうひとつ、脳トレによいとされるのがクロスワードパズル。それも英語のクロスワードなら、英語の勉強と脳トレを兼ねてベネフィットがたくさんです。
この記事では、クロスワードに関わる英単語やフレーズを抑えるとともに、英語でクロスワードパズルをすると得られる嬉しいベネフィット、無料のアプリ・クロスワードの紹介など、盛りだくさんでいきましょう!
- イギリス人が作った英語クロスワードパズル
- クロスワードで覚えておきたい基本の単語・フレーズ
- おさらい!クロスワードのやり方
- 英語クロスワードの例を見てみよう!
- 英語クロスワードのベネフィット5つ
- 英語クロスワードで勉強するには?
- 英語クロスワードで賞金も!
- 英語クロスワードで英単語の勉強をサポート
イギリス人が作った英語クロスワードパズル
筆者の住むイギリス。クイズ関係がかなり人気です。本屋にSudoku(数独)の本が売っているのは当たり前ですし、テレビのクイズ番組も多くあります。英カルチャーの代表のひとつであるパブでは定期的に「パブクイズ」なるものも行なわれ、優勝するとビール無料券がもらえたりします。
そして、忘れてはならないクイズがクロスワードです。パブと言えば朝からオープンしていますが、朝食を食べたり朝の一杯をやる人が下を向いて新聞に載っているクロスワードパズルをしている光景をよく見ます。
ウィキ先生によれば、最初にクロスワードを作ったのはイギリス生まれのアーサー・ウィン氏だそうです。1913年のことで、ニューヨークワールド紙に掲載されました。日本語のものは1925年にサンデー毎日に載ったものが最初ということです。
引用:ウィキペディア「クロスワードパズル」
https://ja.wikipedia.org/wiki/クロスワードパズル
クロスワードで覚えておきたい基本の単語・フレーズ
クロスワードは英語で「crossword」または「crossword puzzles」です。「スポーツ」や「食べ物」など、テーマが決まっていることもあります。以下、英語でするときのために基本の単語とフレーズを抑えておきましょう。
横 across
文字 letter
カギ clues(ヒント。番号とともに書かれるもの)
マス square
マスに書き込む full in the square
おさらい!クロスワードのやり方
クロスワードパズルのやり方をおさらいしておきましょう。英語も日本語も同じルールですので、気軽に取りかかりやすいのではないでしょうか?マスの数の多さによって、クロスワードのレベルの高さもいろいろです。
- 縦・横それぞれのカギを読む。
- カギに対して思い当たる答えを考える。
- カギとマスに書かれている番号が一緒のところを探す。
- 自分の考えた答えの文字数の合う答えかどうか確認する。
- 文字数が合っていれば、マスに答えを書き込む。
- 縦・横が交差する場合も言葉として成立しなければならない。
英語クロスワードの例を見てみよう!
ここで、英語版のクロスワードはどのようなカギがあるのか、その答えは何なのか例を紹介して見ましょう。皆さんも語彙力を確かめてみてくださいね。()内の数字は文字数です。1. Instrument for finding directions (7)
2. North America falls (7)
3. Achieve one’s ambitions (7)
4. Person requiring medical care (7)
5. Edible bulb (5)
1. COMPASS
2. NIAGARA
3. SUCCEED
4. PATIENT
5. ONION
これらはDaily Quick Crosswordのパズルでしたがいかがでしたか?これらの答えでマスを埋めていきます。
英語クロスワードのベネフィット5つ
日本語でも脳のトレーニングになるクロスワードを英語でする、英語学習者にとってのベネフィットとはどんなものがあるのでしょう。1. 楽しく気軽に英語に触れる時間を作りだす
クロスワードパズルの本を1冊買うのも良いですし、この後紹介しますがアプリもあります。
ちょっとした息抜き・暇つぶしに英語クロスワードにチャレンジすれば、普段の英語学習に加えて、ゲームの感覚で英語に触れる時間を増やすことができます。これなら、中学生でも高校生でも、また社会人でもチャレンジできますね。
2. 遊び以上!語彙力があがる
気軽にできるクロスワードですが、カギを読んで言いかえする類語や言い回しを考えます。
普段の英会話に使わない単語を知る機会にもなります。このことによって英単語力をあげるのに役立ちます。
3. 単語のつづりが確実になる
クロスワードは文字数が決まっています。
このことは単語は知っているけれどなんとなくの域をでない場合は正解を得ることができません。また縦の単語のスペリングがあやふやだと、横を書き込むときにつまずきます。このように、英語クロスワードをすることで単語のつづりを確かにしていく効果があります。
4. アンチエイジングが期待できる
クロスワードパズルをやってみるとカギを読み込む、答えを考える、縦と横とで答えが重なり合うのか確認するなど、かなりの集中力が必要だと感じるでしょう。
英国・University of Exeterにて、脳トレを定期的に行なっている人ほど、脳機能が向上するという研究結果がでました。この脳トレにクロスワードパズルや数独などのパズルが有効ということです。
英語でも日本語でも、クロスワードパズルにはアンチエイジング効果が期待できます。
5. クロスワードを完成させた達成感がある
ビギナーズから高レベルまで、クロスワードパズルは何種類もあります。
それぞれのマスに言葉を入れていくと、他の言葉が答えのヒントになっていきスルスルとマスが埋まっていく快感があります。パズルを完成させれば達成感を得られ、次のクロスワードを始めたいという継続のためのポジティブな気持ちになるでしょう。
英語クロスワードで勉強するには?
パズルが大好きなネイティブスピーカーのために作られた英語クロスワードパズル。ひっかけ問題もあるのでなかなかの語彙力や理解力が必要となります。しかし、ゲーム感覚でそれらにチャレンジすること自体が大切ではないでしょうか?では、どのように英語のクロスワードパズルを手に入れれば良いのでしょう。
実はプリントされたパズルブックに加え、オンライン、アプリと何でも揃っていますので自分の好みで選ぶことができます。プリントされたパズルブックは楽天やアマゾンなどで多く見つけることができます。
以下、オンラインとアプリを利用してできる英語クロスワードパズルを紹介しましょう。
実は日刊紙などの新聞社が提供していることが多くあります。紙ベースの新聞にも毎回クロスワードパズルが載っているからです。その新聞を持ってカフェやパブでやっている人を多く見かけるというわけです。
The Guardian Quick crossword
サイト:https://www.theguardian.com/crosswords/quick/16057
ガーディアンと言えば、1821年設立のイギリスの大手日刊紙です。
このガーディアンのオンラインサイトで英語クロスワードパズルを無料で楽しむことができます。使い方はとてもシンプル、そして画面の見やすさもおすすめの理由です。
右側に表示された横(across)と縦(down)を読み、左側のパズルのマスにタイプしていきます。タイプしたところは色が黄色に変わっていきます。マスの下には「Check this」「Reveal this」「Clear this」「Anagram helper」というボタンがあります。書き込んだ単語を「Check this」したり、どうしても分からない単語を「Reveal this」したりと、難易度から難しいと思う人にもヘルプがあるところもおすすめです。
なお、このガーディアンのクロスワードはサイトからアプリをダウンロードもできるようになっています。
Mirror Crosswords, Puzzles and Games
サイト:https://games.mirror.co.uk/category/crosswords-sudokus-and-word-games
ミラーもイギリスの主要な日刊タブロイド紙のひとつです。
このサイトにいくとSudokuも載っていますが、おすすめの理由はクロスワードが何種類もあるところです。
例えば、1分でやるマスの少ない「Micro Crossword」、テレビ番組がテーマの「TV Crossword」、アメリカ人でクロスワードのマスターの1人であるThomas Joseph氏の「Thomas Joseph Crossword」などなど11種類。その日の気分で選べるのがミラーのクロスワードです。
ひとつを選ぶと「Play」がでてくるのでクリック。右側のカギをクリックすると、左側にあるマス目の上部にも同じ内容が表示されるのと、書き込むマス目がオレンジ色になるところがかなり使いやすいと感じられるポイントです。
マス目の上にはかかっている時間、Reveal, Check, Clearボタンが表示されています。面白いのはRevealにはLetter, Word, Puzzleという3つの選択肢があるところ。1文字だけなのか、言葉全体なのか選べるとチャレンジも変わってきます。
英語クロスワードで賞金も!
賞金をクロスワードパズルの楽しみの目的のひとつにする人も多くいます。例えば、The Telegraph(1855年創刊のイギリスの一般紙サイズの新聞)のPuzzlesでは、次の3段階で賞金が用意されています。
パズルを解く→正しい答えを投稿すると、毎週50ポンドの抽選に参加できる→また正しい答えを投稿すると、毎月行なわれる100ポンドの懸賞に応募できる
※1ポンド=約156円(2021年10月23日現在)
英語クロスワードで英単語の勉強をサポート
日本語のクロスワードをしたことのある人もない人も、英語学習のために英語版のクロスワードにチャレンジしてみてはいかがでしょう。プレー方法はいたって簡単、一方でネイティブスピーカーがするものと同じ内容にチャレンジすることができます。語彙数の少ない人であれば、小学生達がするレベルを選ぶことも可能です。
そう言えば、イギリス在住の筆者も息子が小さい時のホリデーには塗り絵と一緒にクロスワードの小さい本も持って出かけたものでした。
物凄い数が用意されているクロスワードを利用して、脳トレしながら楽しく英語に触れてくださいね!
◇経歴
日本では外資系製薬会社などで勤務。
2006年夏に渡英し、現在イングランド在住。
2012年以来、南ロンドンで剣道道場を運営。地元の行政と関わり、日本文化を紹介するイベントを担当したり、剣道や居合道のデモンストレーションのオーガナイスを行なう。
また、日本の2大学と英国剣道協会とのパートナーシップ締結のためのリエゾンおよび翻訳・通訳を担当。
◇資格
・Food Safety Level 2
・Principles of Internet Safety Prepare to Deliver Excellent Customer Service
◇海外渡航経験
スキューバダイビングで訪れた国々を始め、3ケ月間のヨーロッパ各国バックパッカーの旅を経験。
◇自己紹介
こんにちは!椿サリーです。夫がイギリス人、日英ミックスの息子(UK大学生)という家族構成の国際結婚組です。ライターとして、多国籍メンバーが所属する剣道道場の女将として、日本文化紹介を紹介する地元グループ代表として行政とのやりとりなど、イギリスで幅広く活動しています。英会話ができると世界が広がりますし、外国人とのコミュニケーションは楽しい!を日々実感しています。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.