英文解釈教室シリーズの上手な使い方!本の特徴と効果的な使用方法

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今回は、英文読解を強化できる評価の高いシリーズについてご紹介していきたいと思います。その名も「英文解釈教室」

こちらはシリーズとなっており、レベルによって適切なものを選べるため初心者から上級者まで使えます。そんな英文解釈教室の特徴を理解し、上手な使い方について見ていきましょう!

英文解釈シリーズの特徴

ではまずは、効率的な使い方を理解するために必要な、英文解釈教室の特徴を知っておきましょう。

ここから自分に合っているか、メリットとデメリットはどんなものなのかが掴めるはずです。

どんなレベルの人でも使用可能

序盤で少し触れましたが、英文解釈教室はどんなレベルの人であっても使えるようにシリーズ化されています。

全部で3種類あり、以下のようになっています。

・英文解釈教室 入門編
・英文解釈教室 基礎編
・英文解釈教室 新装版(改訂版)

教材によっては明確にレベルが定められており、自分には合わないというものが多数あります。しかし、英文解釈教室はレベル別で販売されているため、おおよその自分のレベルに合ったものを選べます。

実際に英文解釈教室を使った方のレビューがAmazonにもあるので、一部ご紹介します。参考までに読んでみてください。

①英文解釈教室 入門編を使った方

”親版の「英文解釈教室」の一番初級版です。

親版が好評で、しかしあまりに難しくて初級(と言ってもかなり高度ですが)用にまず「基礎編」次にこの「入門編」が出され三部作の完成を見ました。

ただ日本語に置き換えればよい、というのではなく「英文を読み取って内容を理解する」ことをめざす深みのある読解力がつく参考書です。このシリーズなら絶対に英語の力が伸びる、と信じていましたが、私の知り合いの女の子がそれを証明しました。

高校で「英語がよくわからない」というごく平均的な生徒であった彼女は言われたとおり入門、基礎、そして「教室」と各段階で3回ずつ勉強したとのことでした。その結果英語が分かるようになったと喜んでいました。もちろん彼女はこれと平行して単語熟語の勉強をして、語法の参考書を1冊こなしましたが、本人も驚く1年間で偏差値20アップを達成しました。

短期間では伸びにくい英語の力をここまでつけた本人の努力は当然の事ながら、この3部作が彼女にぴったりあった参考書だったことも確かなようです。力がつく参考書です。(ただし何回も繰り返し忍耐強く勉強したら、です。念のため)

②英文解釈教室 新装編を使った方

この本を買った理由は単に有名で評価が良かったからです。

そして、この本を買って一通り終えた今、東大の入試問題を見てみました。なんと構文が見抜けるのです。今までは全く歯が立たなかった東大の入試問題が読めるのです。

ここまでレベルを上げてくれるとは予想外でした。集中してやれば一通り終えるのに1ヶ月もかかりません。みなさんもこの破壊力を実感してみてください。

英文解釈の基本が徹底解説されている

英文解釈教室は特に受験生からの支持が熱いものですが、その理由の1つに英文解釈の基本のキが徹底的に解説されていることが挙げられます。

他に参考書や問題集を使ったことがある方は、それらを英文解釈教室の解説と比べてみると良いでしょう。どれだけ基本的なことから教えてくれているかがわかります。

「難しい問題にもチャレンジしたい!…けど基本の理解ができているのか自信がない」そんな方におすすめできる解説内容になっています。しかし、解説に力を入れすぎたためか、その日本語の解説用語が難しいという声も一部で聞かれます。

改訂版では随分と良くなったと言われていますが、基本解説をもとわかりやすくしてほしいと思うのであればここはデメリットになるかもしれません。

重要な事柄順に記載されている

英文解釈教室は、最初から順に勉強していけば自然と英文が読めるようになっています。

どうしてかというと、重要な事柄順に並べてあるからです。英文解釈をするにはたくさんの構文に慣れる必要がありますが、その構文の中にも頻繁に出題されるものから、出題率が低いものもあります。

英文解釈教室はその出題率の高いもの、かつ基本的なものから解説してくれているので、順番通りにやっていけば大丈夫というわけなのです。

英文解釈教室の上手な使い方

英文解釈教室の特徴がわかったところで、早速上手な使い方についてご紹介していきましょう!

効率的に進めるにはどうしたらいいのか、読解法を定着させるためにはどう勉強すべきなのかを解説していきます。

とにかく解説を100%理解する

英文解釈教室の特徴の1つに、基本の解説が丁寧にされていることがありましたよね。

これが英文解釈教室のメリットでもありますが、丁寧な解説ほどじっくりと時間をかけて理解していかなければいけません。わかった気でいたり、なんとなく読み飛ばしてしまうのはNG!

解説内容はすべて理解しておきたいものなので、英文を正しく解釈するためにも100%の理解を目指しましょう。

もし日本語の解説内容がわかりにくい場合は、ネットなどを使って別の方法でわかりやすく解説されているサイトはないか探してみるか、学生なら学校の先生に解説を頼んでみてください。

わからないところを放置しないことが最も重要なポイントです。1つでも曖昧なまま前へ進もうとすると、またその構文が出てきた時に解けなくなります。せっかく重要な事柄順に並べてくれてあるのですから、飛ばさずにわかるまで解きましょう。

例文を音読する

英文解釈教室にはたくさんの例文が出てきます。

この例文も無駄にはできません。構文の解説が理解できたなら、その構文を含んだ例文を声に出して脳に定着させていきましょう。

丸暗記せよとは言いませんが、どのように使えるのかをより具体的な方法を通じて理解しておいた方が定着度が上がるのです。ただ理解するだけでなく、実際に自分が英語を使う立場になった時に使えるようになっていることが、真の理解と言えるでしょう。

人が言った、もしくは書いた英文のみを理解できるレベルであるのと、自分から言える、もしくは書けるレベルであるのとは雲泥の差があります。

ここを効率的に進めるために、例文を音読して脳を音慣れさせていくのです。そうすれば、違う構文に出会った時に違和感を持てますし、語学に置ける「慣れ」は最強の時短テクニックになってくれます。「慣れ」はいわば、考えるのではなく感じるというような感覚ですね。

私たちは日本語を発する時にそんなに考えて喋っているでしょうか。そうではありませんよね。もう勝手に言葉が出て来るような感覚ではないでしょうか。理想は英語もこのレベルにまで達することです。

3周繰り返す

問題を解き解説を読んで例文を音読していって、英文解釈教室の1週目が終わったとしましょう。

その時には大きな達成感があるはずです。しかし、ここで終わってはいけません。なぜなら頭の中に定着していることはまだまだ少ないからです。

学生でも社会人でも、勉強をする上で厄介なのが「頭に定着させるまでにかかる時間」です。どんなに時間を取って勉強しても、何度繰り返しても忘れる人は忘れます。そしてそれを防ぐには、忘却を上回るまで繰り返すしかないのです。

脳の仕組み上、覚えた事柄を長期記憶として残してくれるかどうかはその人の地頭にかかっています。ですからどれだけ反復すれば定着するかは個人差が非常に大きいですが、最低でも3周は繰り返して本当の定着を目指しましょう。

何度も繰り返すのは大変ですが、しかし希望はあります。1週目より2週目の方が、2週目より3週目の方が早く終わるからです。1週目で理解したことを思い出す作業となるため、理解にかける時間が短縮できるからです。ここでしっかり覚えて実力をつけていきましょう。

実際に英文を解きつつ使用する

英文解釈教室は、英文読解ができるようにするための準備です。

そのために丁寧な解説や構文理解の方法、例文などが載っています。これを1周した時点で、一度本当に英文読解をやってみましょう。

学生であれば他に学校から問題集をもらっている場合もありますが、なければ練習問題のようなものを買ってみることをおすすめします。もちろん、自分の現時点でのレベルに合ったものを選んでくださいね。

そこで自分がどのくらい英文を理解できるようになったのか確かめましょう。点数よりは、読んでいる時に構文が理解できた感触を優先してください。実感がわけば力が付いてきた証拠です。

もし実感がわかなくても、英文解釈教室を2周した時点、3周した時点で問題を解いてみましょう。そこで何か解き方や理解の仕方の変化があれば少なからず効果が出ていることになります。

【例外】特異なタイプの人もいる

英文読解で、得意とまで言えなくてもなんとなく毎回良い成績が取れるという方は、生まれ持った語学の才能があります。

「なんとなくニュアンスでわかる」、「一定の意味しか習っていなくても、文脈からどんな意味として解釈すれば良いのかがわかる」、そんな場合は構文に頼らなくても解けてしまいます。

受験では、「これは何と言う構文パターンですか?」なんて問いは出されないので、このタイプの方は非常にラッキーですね。人それぞれ合った学習法がありますから、構文に頼らず今のまま感覚で長文を解いてしまって大丈夫ですよ!

まとめ

英文解釈教室の特徴とその上手な使い方についてご紹介してきましたが、これから買おうかなと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

英文読解は受験生が最も苦心すると言われているところですが、逆に言えば周りと最も差を付けられるところです。

英語で得点をとらなければいけないのなら、ぜひ英文強化をしておきましょう。


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