英語の「感嘆」表現の使い方!8つのタイプと注意点

英語の「感嘆」表現の使い方!8つのタイプと注意点

「そうそう、そうなんだよ」

「へぇ~知らなかったぁ!」

「えっ!すごいじゃないですか」

プライベートでもビジネスの会話のシーンでも、感情を表わすことってよくありますね。または自分が言ったことに対し、相手が素晴らしいリアクションを起こしてくれることだってあります。

日本語同様、英語にもこれらに当てはまる表現や文があります。代表的なものがwhatやhowを使った感嘆文でしょう。

しかし、感情を表わす表現は多岐に渡り、感情豊かな表情と声でそれらを使うことでネイティブスピーカーのようなナチュラルな英会話に近づけることができます。

そこでこの記事では日常英会話を生き生きしたものにするために感嘆詞を紹介します。8つのタイプ別に例文とともに解説しますので、感嘆詞を上手に使えるようにしていきましょう。注意すべき点もご参考にしてください。

感嘆とは?

「感嘆」と聞くと、何かに感心したり相手を褒めるといった意味をイメージします。これは正解です。

ところが、感嘆には嘆き悲しむというまったく異なる意味もあります。悲しみのためにため息をつくという表現がありますが、こういった捉え方は意外という方がいるのではないでしょうか?

さて、「感嘆」をもっと詳しくみると、感嘆文、感嘆詞と感嘆符に分けられます。

感嘆文→ 感嘆や驚嘆を表わす文章。

感嘆詞→ 感動や呼びかけを表わす「おぉ」「まったくその通り!」などの言葉。

感嘆符→ 「!」「?!」など感嘆や疑問文に使われるマーク。

感嘆文の文末に感嘆符をつけるパターンはよくありますね。感嘆文は「もっとも表現力のある英文法」と言ってよいでしょう。

感嘆詞と間投詞

さて、感嘆詞とは「喜怒哀楽」や「相槌」を表現する言葉です。

間投詞という品詞がありますが英語では「interjection」、感嘆詞と同じような意味になります。

上で述べたように、感嘆には感心する、嘆き悲しむという2つの異なる意味がありますが、相槌も見逃せない要素です。

相槌に関しては、実は皆さんも英語で会話をするときに使うものが多くあります。

例えば、Sure!, Excuse me?, Wellなどで、相槌と言えども自分の気持ちが込められた表現と理解すれば分かりやすいのではないでしょうか?

また、感嘆詞(間投詞)だけで返答する「Oh Yeah!」などのリアクションもありますね。

感嘆詞8つのタイプとは?

様々な感情を表わす感嘆詞は以下、8つのタイプに分けることができます。

1. あいさつ

2. 喜び

3. 承認

4. 称賛

5. 驚き

6. 悲しみ・痛み

7. 別れのあいさつ

8. 疑問・ためらい

ここからは、それぞれの感嘆詞を詳しくみていきましょう。例文も挙げますので使い方のご参考にしてください。

1. あいさつ

Hello, Hi, Hey(ねぇ)などは、コミュニケーションの基本であるあいさつ。皆さんも自然に使っている言葉ですね。

Hi! How are you, Mark?

Hey! Where are you going?

感嘆詞無しでも意味が通じるものの、付け足すことで声がけをする気持ちが強く現われます。

2. 喜び

Wow! Hurray! Yay! Woohoo!は「イェ~イ!」「やった!」「万歳!」というようなニュアンス。

自分にとって、また相手にとって嬉しいことがあったときに使える感嘆詞です。使うことで周りと感情の共有ができることがメリットです。

Wow! The house is so pretty.

わぁ!この家とっても可愛い

Hurray! My team won the tournament!

やった!私たちのチームがトーナメントで優勝!

Yay! We are going to the concert.

やった!コンサートに行くぞ

3. 承認

話し相手が言ったことを認めるときにはyeah, exactly, I agree, absolutely, definitely, totally, indeed, certainly, Bingo!, That’s it!などがあります。

Yeahはyesのカジュアルな言い方「うん」になります。使う相手は家族や友人というように近い関係になります。ビジネス英会話でも初対面でなければ相槌として使われます。

「まさにその通り!」「本当にその通り!」といった相槌にはexactly, absolutely, definitely, totally, certainlyが使えます。

これらが使えると一歩ネイティブスピーカーに近づいたような感じになりませんか?単語ひとつで気持ちをバッチリ表わすことができます。

That’s it!も「それそれ!(それを言いたかったんだ)」と相手を承認するときに使えるフレーズです。

またindeedは「実に、本当に」という少し硬めの表現でイギリス人がよく使います。どこかの求人サイトもこの感嘆詞が使われていましたね。通常、”It’s very cold today indeed.”のように文末につける形で使います。

I agreeは”同意する”という意味ですが、感嘆詞として会話で使う場合は「そうだね」くらいの軽いニュアンスになります。

A: See you on Friday at the party? 

金曜にパーティで会える?

B: Definitely!

その通り!もちろん

A: If Sara becomes your girlfriend, you must be very happy.

もしサラが彼女になったらすごく嬉しいでしょ。

B: Absolutely!

本当にその通りだよ!

4. 称賛

相手がしたことに対して、またその結果を称賛するときには「よくやった!」「素晴らしい!」というWell done, Greatといったお馴染みのものから、Brilliant!, Fantastic!, Excellent!, Fab!, Splendid!などがあります。

また、自分と相手に関するポジティブなことについても、これらの表現を使うことができます。

これらの表現によって、お互いが気持ちの良い関係を築くことができます。英語圏では特に他人を称賛する習慣があると感じます。それは自分の家族に対しても変わることがありません。

称賛の感嘆詞こそ、感嘆符(!や?!)がセットで使われますね。

Well done! You finished your homework.

よくやったね!宿題終わったのね

Great! You’ve got your dream job!

素晴らしい!夢の仕事をゲットしたんだね!

Brilliant! You passed the exam!

よくやった!試験に受かったなんて!

Fab! I’m so happy to go on a holiday with you!

わぁやったね!一緒にホリデー行けるなんて最高だ!

※Fabはfabulousの省略形です。

5. 驚き

驚きの感嘆詞はOh, Ah, What! Jeez, Oops, Really?, Amazingなど、短いのが特徴です。

日本語でも「アッ」「え~っ」「何?!」「おっと」など一言フレーズですね。

びっくりしたとき、何かを知って驚いたとき、Oopsは口を滑らしてしまったときや独り言のときにも使います。

Amazingは何か素晴らしいことに驚く際に使える単語で「4. 称賛」とも重なります。

Oh, are you alright?

あっ、大丈夫?

Ah, I didn’t know he became engaged with her.

えー!彼が彼女と婚約したの知らなかった。

Oops, I did it again.

おっと、またやっちゃったよ。

Amazing that you are promoted.

お~!昇進したのね。

6. 悲しみ・痛み

Aww(あぁ、まぁ、、、)は愛おしいものに対して使う表現ですが、悲しいニュースを聞いたときなどにもピッタリの感嘆詞です。

例えば、友人の子どもが事故にあったと言ってきたとき、「Aww I really hope he recovers soon.」(まぁ、、彼がすぐによくなるよう本当祈ってる。)という感じで使います。

悲しいときにはAlas(あ~泣)もあります。

また”十分”という意味のenoughも悲しみを表わす単語になります。「もう悲しみは十分、たくさんだ」という意味で「enough is enough」とすることもできます。

悲しいときに使えるAwwは痛みがあるときにも使えますし、Ouch!(痛い!発音はアウチ)は、指をドアに挟んだときなど、急な痛みを表わします。

7. 別れのあいさつ

Bye!, Goodbye! はいうまでもなく別れるときの感嘆詞です。カジュアルなものにはsee-ya!もありますね。

8. 疑問・ためらい

Huh? What?などは相手が言うことに何かしら疑問があったり、何言ってるの?「はっ?」「えっ?」とイラつく気持ちを相手に投げかけるニュアンスを持ちます。

キツい印象ですので、よっぽど親しい間柄でないと使えません。

Huh? Did you say that again?

はっ?またそれ言ったの?

Hmm, Um, Let me seeなどは「う~ん」「どれどれ」を表現する感嘆詞です。腕を組んで片手を顎に当ててポーズを取り、即答を避けるような姿をイメージしたりします。

また、ためらっている間に無言にならないよう”つなぎ”の役割を果たすこともできます。

ここまで、8つのタイプ別に感嘆詞を紹介しました。これ以上にも色々ありますが、本記事ではネイティブスピーカーがよく使うものをピックアップしました。

ここからは、感嘆文WhatそしてHowに話を進めていきましょう。


ここで少し余談!

下記記事では、英語の「能動態」について解説しています!受動態は多くの方が積極的に学習しているかと思いますが、能動態もしっかり学習しましょう♪

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感嘆文WhatとHowの使い分け

「なんて○○なんだ!」と表現したいときにはWhatまたはHowで始まる感嘆文ですね。

Whatを使うかHowで始めるかには文法の法則があります。どちらも文末に感嘆符「!」をつけましょう。

Whatバージョン=What+形容詞+名詞+!

What a beautiful morning!

なんて気持ちの良い朝なんだろう!

What a cute puppy!

なんて可愛い子犬!

文章の後にit is!といった主語+動詞/be動詞を続けるのもOKです。

Howバージョン=How+形容詞(副詞)+主語+動詞+!

How bright the sun is!

太陽はなんて眩しいんだろう!

How cool the musician is!

ミュージシャンがいかにカッコいいか!

感嘆詞の使いすぎにご注意!

最後に、感嘆詞を使う場合の注意点も紹介しましょう。

平坦な話し方よりも感情のこもった方がコミュニケーションという観点では良いですね。

しかし、会話で相手が「それそれ!」「その通りほんまに」とやたらに相槌を打ってきたらどうでしょう。もしかしたら、これ適当に言ってるんじゃない?と感じる場合もあります。

感嘆詞を使うときは「使いすぎは注意」、これがポイントです。話しの主役を相手から自分に横どりしちゃうことにならないよう気をつけてください。


ここでまた少し余談!

下記記事では、英語の副詞の位置について解説しています!文章や英会話で副詞を使いたいと思ったときに、間違えた場所に副詞を入れないようこちらの記事で今一度確認してくださいね♪

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英語で「感嘆」の使い方まとめ

感情を共有する、一歩進んだコミュニケーションなど、感嘆詞を使う効果は英語学習者にとって見逃せません。使いすぎに注意をしてぜひ取り入れてくださいね!