日本と海外の働き方の違いとは?こんなに違いがあるの!?

f:id:nativecamp_official:20201127161305j:plain

よく、「日本人は働きすぎ!」と言われますよね。

しかし、そう言われるものの海外での働き方がどのようなものなのか具体的に知らない人は多いです。

海外ではそんなに休みがあるのか、どんな風に働いているのか、そこがわからないとしっくりきませんよね。

周りが皆自分と同じように働いていると違いは実感しにくいものです。ということで、ここでは日本と海外の働き方の違いについて深掘りしていきたいと思います!

アメリカは意外と日本より働いている!

日本人は働きすぎと言われますが、あのアメリカはなんと日本よりも働いています!このことだけでもびっくりしたという方はいませんか?

実は、日本の1日の労働時間の平均が7.1時間なのに対し、アメリカは7.5時間というデータがあります。

これは2017年のOECD経済協力開発機構の調査ですが、働きすぎと言われ続けてきた日本人にとっては結構意外な結果になったと思います。なんせ海外と言ったら今はアメリカが中心ですからね。そのアメリカよりは働いていなかったのです。

オフィス環境が充実している

働く時間が長いアメリカとは言え、仕事に行くのが楽しくなるような仕掛けは満載です。

日本の企業で働くと、お昼はお弁当を持って行ったりコンビニで買ったりするのが一般的だと思いますが、アメリカの企業では無料でランチやスナックが出たりします。

それだけではなく、オフィスに卓球台やマニキュアサービス、コーヒーカウンターなどがあるところも!

これなら仕事に行きながら遊ぶこともできますよね。人間の集中力は8時間も持ちません。

だから仕事の失敗をなくし、効率良く働けるようにお昼寝も推奨されていたりします。そのような空気感なら気兼ねなく寝られそうではないですか?

また、子どもが風邪をひいたなどの緊急事態には融通を利かせてくれるのもアメリカ企業と日本企業の大きな違いです。

もちろん企業によりますが、日本が家庭より仕事を大切にしているのに対し、アメリカは仕事より家庭を大切にしている傾向があります。

このようにフレキシブルに動いてくれるのであれば、有事の際に助かりますね。子どもが小さい時には乳児同伴で出勤が可能なところもあるなど、やはり家庭のことを社会で支える仕組みが企業にも表れていると言えます。

ドイツ人は意外と働いていない?

皆さんは、ドイツというとどのようなイメージがありますか?

ドイツ人は日本人と同じような気質を持っていて、勤勉で真面目という国民性があります。というと、働き方も似ているのではと感じるのではないでしょうか。

けれど、実際は意外にもドイツの労働時間は1日5.6時間と、日本の7.1時間を大幅に下回ります。

同じく勤勉だと言われる国同士ですが、日本は周りとの和を重んじる文化があり、皆と一緒に仕事をすることが良いとされています。

一方、ドイツでは周囲との和よりも個人が尊重され、1人1人が頑張ることが良いという認識があります。この認識の違いが労働時間にも表れています。

日本人が勤勉だと言われるのは仕事の量を多くこなすからです。時間をかけてじっくりと量をこなすことを良しとしているため、海外から見ると「よくそんな長い間働くなあ」と言われるわけです。

ところが、ドイツは仕事の量より質を重んじます。個人のスキルが高ければ、そんなに時間をかけなくてもすべき仕事は早く終わります。よって、効率良く集中して短時間で仕事をする姿勢が、「仕事に対して真面目だなあ」と世界から言われるわけです。

日本でも最近は残業をしている人が偉いという考えはおかしいという風潮が出てきましたよね。もしこの考えが定着すれば、ドイツのように効率良く働ける個が活躍できる時代が来るのではないでしょうか。

研修なしのドイツは学生時代に仕事を学ぶ

日本の場合、就職したら研修が待っていますよね。そこで仕事のノウハウを覚え、戦力になっていきます。

けれど、ドイツの場合は研修がありません。それならどうやって仕事を覚えるのかというと、学生の間に行うインターンです。日本にもある制度ですが、ドイツほど盛んではありません。

ドイツのインターンは、本当に入社したかのような本格的なもので、他の社員もインターンだからと特別扱いはしないそうです。

意見があれば上司に行っても良いですし、一般社員のように同じ仕事をして経験を積めます。ここでしっかりと基礎ができるようになるので、就職後には即戦力となるわけです。

学生の間にここまでしっかりと社会に出ることを学べる制度、皆さんはどう思いますか?

日本の有休休暇取得率は世界最下位…

日本も古い働き方から新しい働き方へと変化してきているようには思えますが、なかなか実行には移せず口だけになっている部分があるように思います。

その結果か、世界19か国の中で調査した有休の取得率は日本が最下位となっていました。ちなみにワースト2位はオーストラリアですが、日本の有休取得率が50%なのに対し、70%というのでかなり差が空いています。つまり、圧倒的最下位というわけです。

なぜ世界と比べてこんなにも有休取得率が低いのか、それを紐解くカギは「罪悪感」にあります。

休みを取ることに対して罪悪感を抱くという日本人は58%ほどいるそうです。これは世界でも割合が高い結果です。

やはり和を重んじ周りを意識する文化が影響していそうですね。逆に世界では、有休をとらないことに罪悪感を抱くそうですから考え方がそもそも真逆なのですね。

フランスの有休休暇取得率

一方フランスですが、有休取得率はなんと100%!取得日数も世界でダントツに多い30日となっています。けれど、休み不足だと感じている人は64%いるとのことで、休みに対してかなり積極的だと言えます。

ちなみに日本人の中で休み不足と感じている人は53%だそうで、働いている割には少ないと言えます。

皆さんは今の仕事の休みに満足していますか?日本人は有休取得率が低いにも関わらず比較的休み不足を感じていません。この結果をどう受け止めますか?

日本は上司が有休取得に非協力的

日本人が有休を取りにくい理由の1つは罪悪感でしたが、もう1つは上司が有休取得に非協力的だからです。

なぜなら、上司が有休休暇取得に協力的だと答えた割合が世界最下位だったからです。協力的だと答えた人は43%にとどまったのです。

上司の立場になってくる50代は、休み不足を感じている人が40%程度、一方管理職ではないであろう年代の18~49歳は、60%以上が休み不足と感じていました。この差から、上司が休まないのに部下である私が休んで良いのだろうかという不安が生まれます。

もし休みが多く欲しいのであれば、上司や周りに気を遣わない人になるか、それとも企業に勤めるのはやめてフリーランスになるか、これらの選択肢があるでしょう。

今の日本で企業で働くとなると、まだ休みが多くもらえるような雰囲気ではないようです。女性の社会進出も、言われているだけで未だ出産を期に仕事を辞めてしまう人が多いですからね。休暇をもらうというのは制度的にも精神的にも難しいのでしょう。


ここで少し余談!

国によって言葉のアクセントなどがある為、どの国で英語を学んだ方がいいのか迷う方もいらっしゃると思います。下記記事では、国による英語の違いについてご紹介しています♪♪

nativecamp.net


海外にある面白い職業

では、ここからはちょっと趣向を変えて海外の面白い職業を紹介しましょう!

「こんな職業があるんだ…」とびっくりするかもしれませんよ?思い切って自分がその職業に就いてしまう人生だってアリです。

ゴルフボールダイバー

ゴルフをしていて池ポチャした時、あのボールはどうなるんだろうと思ったことはありませんか?

おそらく池の中にはたくさんのボールがあるはずですが、それを拾う「ゴルフボールダイバー」という仕事があります。

アメリカのゴルフボールダイバーは、ボール1個当たり80円とかなりわかりやすいお給料になっていて、働けば働くほど稼げる仕事と言われています。80円と聞くとちょっと安すぎると思うかもしれませんが、トップにもなると年収1千万円以上というから驚きです!

ただ、一度ボールを拾ってしまえばその池には用無しですから、本業にするなら各地を転々とし、他のゴルフボールダイバーに仕事を取られないようにしないといけませんよね。

泣き屋

「泣き屋」は、お葬式などで故人をしのんで泣く仕事です。

インドなどでは有名で、泣き屋のプロがいるとのこと。日本のテレビでも取り上げられることがありますが、あまりに大げさなのでそこに驚いた方もいるかもしれませんね。

実は葬儀ごとに泣き方が変わるなど、ただ大声で泣くだけではないそうです。今では見かけなくなってしまった職業ですが、細々と続いている地域もあります。

スネークミルカー

「スネークミルカー」とは、蛇の毒を採取する仕事です。

どうしてこんなことをするかというと、蛇の毒からは血清が作れるからです。心不全や血栓の治療薬にも使われることがあるので、製薬会社としては欠かせない存在となっています。

人によってそれが毒になることも薬になることもあるというのはこのことですね。人の技術によって毒が良い薬にもなるものです。

スネークミルカーは蛇の毒を採取するだけでなく、副業のような形で観光客を受け入れている人も多いそうです。

たくさんの毒を採取するためにはたくさんの蛇が必要です。ですから、その飼育状況を観光客に見てもらおうという一石二鳥な仕事です。


ここでまた少し余談!

下記記事では、イギリス英語とアメリカ英語の違いについてご紹介しています!この二つが英語を学ぶ上で大きな基盤となるアクセントなので、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

国によって働き方が違うのは、労働に関する考え方が異なるからでした。

日本が仕事量を重んじる一方で、同じく勤勉と言われる国では質を重んじています。有休休暇取得率が低い日本ですが、それにもかかわらず休み不足だと感じていないという性質は世界から見ると理解できないかもしれませんね。

日本も働き方改革を視野に入れてはいるものの、その効果はイマイチ出ていないようです。もし、たくさん休みたいのであれば企業で働くのは向いていないでしょう。

世界にある面白い職業を学びに行くのも1つの人生ですし、休みが多いフランスに行って気楽に過ごすのもアリかもしれませんね。