韓国の留学事情徹底解説!こんなデメリットがあるの!?

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韓国は日本から近く週末などを利用して気軽に行ける国なので、旅行で行ったことがある人も多いと思います。

韓国語の勉強をしている人の中には、旅行で韓国に行くうちに、韓国に留学してみたいと思っている人もいるのではないでしょうか?

日本でももちろん韓国語の勉強はできます。

ですが、韓国に限らず、その言語が話されている国に滞在して、その言語を学ぶことは日本ではできない貴重な体験です。

私自身、韓国には5回ほど留学したことがあり、ソウルにある大学付属の語学堂や私立の語学学校で韓国語を学びました。

今回は私の韓国留学の経験も踏まえ、韓国留学についてお伝えしたいと思います。

韓国留学のメリット

まずは、韓国留学するメリットについて挙げてみます。

日々の生活の中でも韓国語を学べる

初めに書いた通り、韓国語は韓国に行かなくても日本でも学ぶことはできます。

ですが、日本で学ぶと、生活の中で韓国語を使う機会はほぼありません。

確かに今では、YouTubeや映画、ドラマのようなテキスト以外にも勉強に使えるコンテンツがあり、それらがテキストには載っていないようなことを伝えてくれてはいます。ですが、それは実体験ではありません。

その一方、韓国に留学すると、日々の生活すべてを韓国語ですることになります。

それにより、日本にいて限られた時間で学ぶ韓国語とは違った、リアルな韓国語を学べることが韓国留学のメリットのひとつと言えます。

韓国語を話す実践の機会が常にある

韓国にいれば言うまでもないですが、周りはみな韓国語を話す環境です。

日本であれば、韓国語を話す機会を得るためには、韓国人の友達を探したり、オンラインレッスンを受講するなど話す機会を探さなければなりません。

ですが、韓国であれば周りはみな韓国語を話すわけなので、自分から積極的に話す姿勢を持てばいくらでも話す機会を得ることはできます。

韓国語を学ぶだけではなく新しい出会いや体験ができる

韓国に留学する人の一番の目的は韓国語を学ぶことだと思います。

ですが、留学によって学べるものはそれだけではありません。

例えば、留学先の学校で新しい友達や先生と出会えたり、韓国人の友達ができたりもします。

また、韓国語の能力がある程度ついてくると、韓国語で自分が興味のあることをやったり、学んだりもできるようになります。

韓国留学のデメリット

次に韓国留学のデメリットを挙げてみます。

日本人留学生が多い

これは、留学する時期や都市、学校やコース、レベルによるので一概には言えませんが、日本人留学生は比較的多いです。

私が、ソウル市内の大学の語学堂に留学した時は、ひとクラスが12~13人くらいでしたが、そのうち日本人留学生が4~5人いました。

地方都市の学校でならともかく、少なくともソウルの学校では、ひとクラスに日本人は自分だけということはまずないはずです。

日本人があまり多くない環境で学びたい場合は、地方都市の学校を選んだり、夏休みや冬休みなど学生の長期休暇の時期は避けた方が良いと思います。

学費やその他費用は安くない

これは、換算レートにもよりますが、日本に比べて大幅に物価が安いということはありません。

学費に関しては、ソウル市内の大学の語学堂に1学期通った場合で大体150万ウォンから170万ウォン、入学金で6万ウォンほどで決して安くはないと思います。

また、物価に関しても、日本より気持ち安いかも知れませんが、ほぼ同水準、買うものによっては日本よりも高いものがあると思っておくと良いです。

私は、ソウルで自炊して生活をしたこともありますが、スーパーで買う食材は日本なら手ごろなものでも高いものが多く、むしろ日本の方が食費は安いと思いました。

ソウルでは家賃が高い割に住環境はあまり良くない

留学生が韓国で暮らす場合、現実的には多くの場合、下宿、コシウォン、学生寮だと思います。

日本だと一人暮らしができる家賃でも、ソウルであればこれらの滞在先になることもあります。

例えば下宿であれば、自分の部屋は与えられるとしても水回りは他の留学生と共用になったり、食事付きの下宿であれば食事の質は下宿により違います。

これらのことが、人によっては気になることがあるかも知れません。

アパートを借りて一人暮らしする方法があることはあります。

ですが、日本と賃貸システムが違い、多額の保証金が入居時に必要になります。

そのため、1年などの長期留学だとしても語学留学であればあまり現実的ではありません。

短期でどうしても一人暮らししたい場合は、日系の不動産屋や地元の不動産屋でも数は少ないですが、物件はあります。

ですが、短期で保証金を払わない代わりに月々の家賃が高くなるデメリットがあります。

韓国留学はどんな感じ?

ここからは、韓国留学はどんな感じなのかについてご紹介していきます。

授業の様子は日本の学校と似ている

私は大学の語学堂と私立の韓国語学校のどちらにも留学したことがありますが、どちらの授業も、日本の学校の授業と似ています。

つまり、基本的にはテキストに沿って先生が説明をし、音読練習や練習問題をやるスタイルの授業です。

これが会話の授業であれば、留学生同士で会話の練習をする時間が増えるといったことはありますが、イメージ的には学校の授業と考えておけば間違いないです。

韓国で勉強するからといって、日本と違う特別な授業スタイルがあるわけではありません。

語学堂は評価が厳しい

大学の語学堂では試験があります。

1学期だけの留学であれば、ある意味関係ないかも知れませんが、複数学期をまたいで留学する場合、試験に合格できないと進級できません。

また、出席率も満たさないといけないので、休みすぎると進級できません。

語学堂は受講料を払ってもお客様扱いをしてくれるわけではないので、しっかりと韓国語を学びたい人向けです。

短期コースもある

各語学堂や私立の韓国語学校では、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みを利用した短期コースもあります。

学生であれば、長期留学も可能だと思います。

ですが、社会人であれば長期留学したい場合は仕事を辞めることになると思うので難しいですね。

そのため、社会人の方には数日から1週間程度の短期留学をおすすめします。

短期であれば、滞在先はホテルでも良いと思うので、住む場所を探す煩わしさがありません。

また、長期留学では必要になる、生活を整えたり雑多な手続きも必要ありません。

そのため、旅行のついでや旅行の延長感覚で韓国留学することができます。

また、ワーキングホリデーを利用して韓国に来る場合も、ある程度韓国語の能力があるのであれば、仕事を始める前に韓国語に慣れる程度に短期コースを受講すると良いかも知れません。

実際、私もワーキングホリデーで仕事を始める前に夏休みの3週間コースを受講しました。


ここで少し余談!

言語学習をしているとニュアンスの似ている言葉が出てきて混乱することって頻繁にありますよね。。下記記事では、韓国語のニュアンスの似ている言葉の使い分け方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


韓国留学の注意点

次に、韓国留学を検討する際の注意点について書きます。

留学すれば必ず話せるようになるわけではない

韓国語に限らずですが、日本にいるから話せない、その国に行きさえすれば話せるようになると考えている人もいますが、実際は違います。

韓国に留学したとしても、勉強をしなかったり、日本語ばかり話していては、いくら韓国にいても韓国語が話せるようにはなりません。

韓国留学は、あくまでも韓国語を学ぶための手段のひとつであって、完璧な手段ではありません。

留学前になるべく韓国語のレベルを上げておく

韓国語を含め外国語はすぐにできるようには残念ながらなりません。

そのため、韓国に留学する前にできるだけ韓国語のレベルを上げておくことをおすすめします。

私の経験、また周りの留学生を見ていて思うことは、少なくとも初級レベルの学習は終わっている段階で行く方が費用対効果、会話力の伸びを考えると良いと思います。

特に短期留学や語学堂で1学期だけと言った場合、初級レベルからの留学だと韓国語が何となくわかり始めたくらいで留学が終わってしまいます。

韓国留学の最大のメリットは話す機会が常にあることです。

それを最大限に活かすためには、少なくとも話すためのベースになる初級レベルの知識は習得しておくと良いです。

韓国語を話すための知識が何もない状態でいくら韓国に行っても、突然話せるようになるわけではありません。

学校選びやコース選びをしっかりする

今ではソウルを中心に韓国語を学べる学校は多くあります。

そのため、どこの学校が良いのかやコース選択に頭を悩ませてしまうかも知れません。

ですが、まず最初に考慮すべきことは、しっかり勉強したいのかどうかです。

先に触れた通り、大学の語学堂は出席率と試験の結果で評価がつきます。

アカデミックな環境で学生気分を味わいつつしっかり勉強したい、大学などへの進学を視野に入れている場合は語学堂を選ぶと良いでしょう。

そこまで厳しく勉強したくない、気楽に勉強したいと思うのであれば語学堂は選ばない方が良いかも知れません。

あとは、授業料やフレキシブルさを優先するのであれば私立の学校を選ぶ方が良いと思います。

また、学校ごとの特色があるので、体験談などを参考にして自分に合ったコースを選ぶようにしてください。

留学費用は余裕を持って準備する

留学費用は主に学費と生活費になりますが、必ず余裕を持って準備をしてください。

今回のコロナウイルスのように、予定通りに帰国できずに急遽、滞在費が必要になる等思わぬ出費が発生することもあります。

私自身、今も海外に住んでいますが、何か困ったことが起きてもお金があれば何とかなることも多いです。

お金の余裕があるかないかは心の余裕にもつながります。


ここでまた少し余談!

下記記事では、韓国語のリスニングを伸ばすコツについて徹底解説しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

韓国留学は、時間、お金、その他の事情が整わないとできない、誰もができることではない貴重な体験です。

その時間やお金をムダにしないためにも、日本にいる時から韓国語の勉強や準備をしっかりと進め、韓国では充実した留学生活を送って下さい。