「話が違う!」の英語表現を例文も合わせてご紹介♪♪

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「それって、話が違うんじゃ・・・」

聞いていた話と違う、約束があったのに話が変わっている、こんな経験をしたことはありませんか?

私ごとですが、イギリス人夫がオンラインショッピングするとき、話と違うじゃないということをしょっちゅうするんです。

たいがい品数や金額が事前に聞いていたより多くなります。

だから品物が届いたとき、「話がまた違ってるでしょ」と言わずにいられないわけです。

こういった小さなことには目をつむれば良いところもありますが、そうはいかないケースもあります。

特に海外では、話が違うと思ったときは何でも受け入れることなく、はっきり伝えることが必要になります。

”そうは言ってもどう伝えるの?”という声が聞こえてきますね。

そこで今回の記事は、「話が違う」シーンに出くわしたときに使える英文のフレーズをご紹介します。

使える英語を増やし、はっきりと意見を主張できるようになりましょう!

あるある「話が違う」シーン

「話が違う」というフレーズは、以下のようなシーンで使われます。

・期待していたものと違う

・聞いていたことと違う

・約束したのに違っている

待ちに待った海外旅行で部屋が期待していたグレードと違ったり、転職してみたら面接で聞いた内容と違いがあってサービス残業が酷かったりすると、”何これ~ 話が違うじゃない”ということになります。

話が違うと言いたいときは、期待や約束されたことより実際の物ごとが悪い場合になります。

もし、部屋が期待以上のグレードなら喜びますし、勤め始めてみて福利厚生が思った以上に良かったと発見すればこれもモチベーションがあがります。

こんなときには「話が違うよ」とは言わないですし、思いもしないんですね。

こんなとき、皆さんは「それは話が違う!」とはっきり言える性格ですか?

それとも、遠慮してしまいますか?

何かしら不満があるから「話が違う」と思うわけであり、その際はしっかりと伝えるようにしたいものです。

言いづらくてそのまま受け入れてしまうと、相手への不信感を持ち続けてしまいます。

そうなると、せっかくの旅行でも仕事でもメンタル的によくありません。

「話が違う」の”違う”で間違える英語表現

”話が違う!”と思ったとき、パッとそのフレーズが出てきますか?

ガッカリしたりショックを受けたりするなかで、聞き手に自分の言い分をすぐに伝えることは難しかったりします。

”話”がstory, ”違う”がdifferentだから、

「Your story is different.(あなたの話が違う)かな?!」

など、自分の知る限りの単語が頭のなかでグルグル回ることもあるかもしれません。

Your story is different.という英文は文法的には間違っていません。

しかし残念ながら、”話が違う!”というあなたの言い分を的確に表わしているとは言えないのです。

では少し変えて「That’s a different story.」にしてみましょう。

これは直訳すれば「それはまた別の話だ」ということになり、やはり意味が違ってきます。

ここからは一気に頭を切り替え、differentから離れます。

本題の「話が違う」の表現を紹介していきましょう。

「That’s not what you said.」で話が違うことを伝える!

相手が「話が違う」ことを言うときには、ズバリ、「That’s not what you said.」と伝えましょう。

関係代名詞what以下に、you said(あなたが言った)をもってくることで、what you said.(あなたが何を言ったか)にします。

それをThat’s notで否定することから、

「それはあなたが言ったことではない」

「話が違う」となるのです。

ここで私とイギリス人夫のやりとりを例文とし、確認してみましょう。

Husband: Have you received my parcel?

イギリス人夫:僕の荷物届いた?

Me: Yes I’ve got them.

私:うん、きたよ。

Husband: Great! Can I see?

イギリス人夫:お~!見せてくれる?

Me: Of course. But there are 3 items instead of 2 items.

私:もちろん。でもね、2つでなくって3つあるね。

Husband: I know, I added one item that I wanted.

イギリス人夫:そうそう、欲しかったもの1つ追加したんだ。

Me: That’s not what you said.

私:話が違うよね(冷静)。

Husband: I know, sorry.

イギリス人夫:うん、ごめん~

Me: You did again.

私:またやったね(いたって冷静)。

最初から3つと言えば、「話が違う」ことにはならないんですよね!

さて、「That’s not what you said.」を使えるようになると、これを基本にいろいろなパターンを作って話が違うことを表現することができます。

さっそく、ご紹介しましょう!


ここで少し余談!

下記記事では勘違いした時の英語表現をご紹介しています!これを知らないと勘違いをしたときにトラブルに繋がってしまうのでしっかり覚えていきましょう♪♪

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「話が違う」のバリエーションは?

「That’s not what you said.」を使いこなせるようになっていくと、文末を少しだけ変えることでさらにシーンに合った表現ができます。

それぞれのシーンに合った的確な意味合いの「話が違う」を言うために、That’s not whatの後を変えていくところに注目してくださいね。

上述した3つの「話が違う」シーンを表わすフレーズから紹介してみましょう。

例文もぜひご参考にしてください。

1) That’s not what I expected.

”期待する・予期する”という意味を持つexpectを使ったフレーズです。

結果が期待していたものと違うため、ガッカリしたことを伝えることができます。

expectedをhopedに変えて使うことも可能です。

My boyfriend and I broke up.That’s not what I expected as we started looking for an apartment where we can live together.

- 彼と別れた。一緒に住むアパートメントを探し始めたのに話が違うよ。

※broke up=別れた

アパートメントまで一緒に探し始めたというのに気が変わった彼。

そんなの話が違う、私の時間を返して~と言いたくなってしまいますね。

結果はこれで良かったと思える日が必ず来ます!

That’s not what we expected – you leaving your job that early.

- こんなに早く仕事を辞めるとは、話が違います。

これは雇用側の話になりますね。

辞めようと考えたら有効雇用契約に最低勤務期間があるのか、要チェックです。

労働契約期間前に辞める場合は、労働者側にやむを得ない理由が必要です。

expectedという単語は期待していた以上に良い結果がでた時など、ポジティブにも使うことができます。

少しだけ頭の片隅に置いておいてくださいね。

2) That’s not what I heard.

”聞いていたことと違うよ”という経験、よくあるものではないでしょうか?

始めに紹介した「That’s not what you said.」は相手が言ったことですが、「That’s not what I heard.」は自分が聞いたことということでwhat以下の主語が逆転していることが分かりますね。

Do I have to pay more for my mobile phone? That’s not what I heard.

- 携帯にもっと支払いしないといけないって?それは話が違うよ。

買い物や契約をするときには細かい字で書かれているところまで契約書の内容を読んでくださいね。

That’s not what we heard. You said you will look after the dog, that’s why we bought one.

- それは話が違うわね。あなたが面倒見ると言うから犬を買ったんじゃない。

子どもがワンちゃんが欲しい~!ちゃんと面倒見るから!と言ったのに、ワンちゃんの散歩は結局親がすることになったという話は結構ありますね。

3) That’s not what we agreed on.

約束したのに違っている、同意したものではない、というシーンに使えるのがこのフレーズです。

特にビジネスで、こうしたフレーズが交渉の場面などで使われることがあります。

Excuse me, That’s not what we agreed.

- 失礼ですが、それは話が違うと思います。

違うことは違うということを発信しなければビジネスは成り立ちませんね。

話が違うと言うときには、記録などの客観的証拠などを提示できることが大切です。

責めるというものではなく、相手のミスを指摘し、ビジネスを前進させることが目的であるべきでしょう。

Could you please explain why the cost is more expensive?That’s not what we agreed on.

- なぜ費用が高くなるのかご説明いただけますか?これは同意したものと違っております。

コストや納品期限などで相手の発言が違うと思う場合は、しっかりと質問して説明して貰わなければなりませんね。

「話が違う」と思ったときのリアクションを紹介

さて、”話が違うじゃん”と思うとき、そこには同時に色々な感情が起こっているのではないでしょうか。

そこで、合わせて覚えたいフレーズを紹介します。

- Is that so?(そうですか?/そうなの?)

話が違うという前に、相手に再度考えてもらえるような問いかけフレーズです。

このような相槌を入れることで、いきなり話が違う!というよりソフトな感じになります。

- I don’t think so.(そうは思いません。/そうじゃないと思う)

まずはそうじゃないと考えていることを言い、そして話が違うよと言うとダブルで否定できます。

- I can’t accept it.(納得できません)

話が違うし、納得できないというときに使えるフレーズです。

I can’t accept what you said.という使い方もできますね。

- Give me a break.(もう勘弁してよ)

私のパターンのように何度も何度も同じことが繰り返されるケース、こんなフレーズをついつい言いたくなってしまいますね。

- That’s enough.(いい加減にしてよ)

Give me a break.にも似たニュアンスですが、これ以上我慢できないような状況に使うことができます。

- No way!(まさか!無理でしょ!)

スラングのNo way!は”ウソでしょ”といったニュアンスを持ち、話が大いに違っているときのスタートダッシュに使えるフレーズです。

- It was crystal clear to me.(そのことは私にとって完全にはっきりしていたよ)

明らかに相手が間違っているとき、自分側はしっかりと把握していたことを言いたいときに使えるフレーズです。

crystal clearはイギリス人が良く使いますし、これ以上ないほど物ごとがクリアなことを表現できる面白い表現と言えるでしょう。


ここでまた少し余談!

下記記事では「言い換え」の英語表現をご紹介しています!この表現も使えるとかなり便利なので一緒に学んでいきましょう♪♪

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話が違う!英語まとめ

日々の生活のなかで起こる「話、違うでしょ」という場面。

That’s not what you said.をベースに、what以下を少し変えるだけで様々なシーンに使えるフレーズをご紹介しました。

初心者の方にとっても馴染みのある単語で構成されていますので、覚えやすいのではないでしょうか?

確認すべきところは確認して、なるべく思いちがいのないようにしたいものですが、今回の記事を読んでいただきましたので、話が違うと感じたときでもきちんと伝えられるようになりましたね。

ぜひ、生きた英語を使う楽しさを感じてくださいね!