「言い換え」の英語表現を学んで英会話の幅を広げよう!

言い換えを英語で、英語の言い換え言葉、ネイティブキャンプ

「言い換えって英語でどのように言うのだろう?」英会話をしていたり、英語を学習していたりすると、ふと疑問に思う瞬間がありますよね。

この記事では、日本語の「言い換え」に対応する英単語やフレーズをまず紹介します。

それに加えて、英会話を行う上で「言い換え」の表現や方法が必須とも言われていますが、それはなぜなのかといった理由と、実際の英会話で使える「言い換え」のスキルについても紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。

言い換えを英語で言うと

初めに、「言い換え」を英語で言うとどのような表現になるのか、その一例として3つの「言い換え」をそれぞれ例文つきで紹介します。

・in other words

She works hard every day. In other words, she is diligent in her duties.

彼女は毎日一所懸命に働いている。言い換えれば、彼女は職務に勤勉だ。

・rephrase

Let me rephrase my question.

私の質問を言い換えさせてください。

・to put it another way

To put it another way, don’t talk about it.

つまり、それについて話すなということだ。

これら表現を覚えて、ぜひ次の英会話シーンから使ってみてください。

英会話で「言い換え」が必須な理由

英会話をおこなうに当たっては「言い換え」の表現を使ったり、スキルを身につけたりすることが必須とも言われますが、それはなぜなのでしょうか。

ここから、英会話で言い換えが必要な理由について2点、解説していきます。

最適な英語表現がない日本語表現がある

「言い換え」が英会話に必須となる理由の一つ目が、「最適な英語表現のない日本語表現がある」ということです。

英語には日本語に直接該当しない言葉というものがあります。

例えば、日本語の「いただきます」に直接該当する英単語はありません。

これは、「いただきます」という言葉が神道に関連する言葉であり、アメリカなどの欧米にその文化がないからです。

そのため、「いただきます」を英語で言おうとした場合には、「食事を始めましょう」といった日本語に言い換えてからその日本語を英語に訳す必要があります。

今回例に挙げた「いただきます」以外にも、「ごちそうさま」や「お疲れ様」、「先輩後輩」など日本語から英語に直接一単語できれいに訳せない単語は様々です。

こうした理由があるため、英会話をおこなうに当たっては表現の「言い換え」が必須となります。

「英語で言いたいことが言えない」を解消できる

前述のような理由以外にも、英会話では「言い換え」が必要、できると便利なシーンが多くあります。

英会話をしていると、とっさに言いたい英単語が出てこないという場面に誰しもが出くわすと思います。

そうした時に英語の言い換え表現が使えると、英会話で詰まることなく、スムーズに会話を進めることが可能です。

例えば、社長という単語を英語で言いたかったとしましょう。

でも、「Company President」という英単語が出てこない。そんな時には、「Boss」や「leader」といった単語を使えばよいのです。

厳密には「Company President」と「Boss」の意味合いが異なる場面もありますが、その英会話の中で「Boss」について補足の説明をすれば、その「Boss」が社長であることは話し相手に通じるはずです。

このように、「言い換え」を使うことで、英会話の最中に言いたいことが言えないという状況を解消できる可能性が出てきます。

英会話で使える「言い換え」の具体的な方法

ここからは、「英語で言いたいことが言えない」を解消するための具体的な「言い換えテクニック」を3つ紹介していきます。

難しい単語を簡単な単語に言い換える

言い換えの手段の一つとして、頭に浮かんできた難しい日本語を簡単な日本語に変換する方法があります。

例えば、英語で「ご支援ありがとうございます。」と言いたかったとしましょう。

するとまずひっかかるのが、「ご支援(assistance)」という単語ですよね。

ありがとうございますは「Thank you」でいいけど、ご支援(assistance)は英語でどのように言ったら良いのだろう?

すぐに単語が出てくれば問題ないですが、悩んでしまうという方もいらっしゃるかと思います。

ここで考えたいのが、日本語の「ご支援」を簡単な日本語に言い換えるということです。

「ご支援」をシンプルで簡単な日本語に言い換えると「助ける」と言えますが、「助ける」であれば該当する英単語「help」もすぐに出てくるのではないでしょうか。

挙げた例の手順まとめると次のようになります。

1. 「ご支援ありがとうございます。」をまず簡単な日本語に変換。

「ご支援ありがとうございます。」→「助けてくれてありがとうございます。」

2. 「助けてくれてありがとうございます。」を英語で作文する。

「助けてくれてありがとうございます。」→「Thank you for your help.」

このように、頭に浮かんできた日本語を簡単でシンプルな日本語に変換することで、英語の文も作りやすくなります。

複数の文章に言い換える

英会話をスムーズに進めるための言い換え方法には、簡単な言葉に直す以外にも、複数文章に言い換えるという方法もあります。

例えば、「仕事のできる田中先輩みたいになりたい。」こんなフレーズを英語で言いたいとしましょう。

ここでまず注意したいのが、「先輩」という日本語に直接あたる英単語がないことです。

さらに、「仕事のできる」ってどういえばいいのだろう?と考えてしまうケースもあるかもしれません。

こうした時に、使いたい「言い換え表現」が複数の文章を使うという方法です。

下記にその例文を示します。

Tanaka is a co-worker.

田中は同僚です。

He joined the company earlier than I did.

彼は私より先に入社しました。

He is good at his job.

彼は仕事ができます。

I want to be like him.

私は彼みたいになりたいです。

このように簡単な英文をならべて次々に話をつないでいくことで、仮に「仕事のできる田中先輩みたいになりたい。」といった文が英語ですぐに出てこなかったとしても同様の内容を話し相手に伝えることが可能です。

単語を説明する

分からない英単語があったとしても、その単語の概要を英語で説明できれば話し相手がその英単語の内容を類推して当ててくれるといったことも可能です。

例えば、梨を英語で言いたいけど梨に該当する英単語が口や頭から出てこない。

そんな時には梨の見た目や特徴を英語で解説してみましょう。

It’s fruit.

それはフルーツです。

It’s like an apple, but the color is not red.

リンゴのようなものだが、色は赤じゃありません。

こうした梨を説明する英語を発言していくことで、仮に梨の単語「pear」が分からなくても話し相手に梨の話をしているのだと伝えることができます。


ここで少し余談!

下記記事では「頑張れ」の英語表現をご紹介しています!フレーズによっては相手を不快にさせてしまうこともあるので、正しいフレーズを身に付けていきましょう!

nativecamp.net


「言い換え」のスキルを習得するには

ここまでは、英会話のスピーキングで使える「言い換え」のスキルやテクニックを紹介してきました。

ここからは具体的にどのようにその言い換えスキルを伸ばしていけば良いのか、具体的なおすすめの勉強方法などを紹介していきます。

オンライン英会話レッスンを受ける

英会話で使える「言い換え」のスキルを身につける一番の近道がオンライン英会話のレッスンを受けることです。

実際に自分がどのような単語や英会話フレーズを言おうとするときに詰まってしまうのか、上手く言えないのかというのは実践の英会話をする以外には分からないものです。

そのため、オンライン英会話のレッスンを受けてみて、自分の口から出てこない単語やフレーズがあったらメモをとるようにしましょう。

そうすることで、レッスンが終わった後に自分自身で言い換えフレーズをチェックすることもできますし、講師の方に質問することも可能です。

また、オンライン英会話のレッスン内容や講師の方によっては、言い換えのフレーズをレッスン中に教わることもできます。

言い換え表現を身につけられるレッスンを受ける

オンライン英会話のレッスンの中には「言い換え」スキルを向上させるのに適したレッスンというのも存在しています。

例えば、ネイティブキャンプの「5分間単語クイズ」レッスンは「言い換え」スキルを向上させるのにぴったりのレッスンです。

「5分間単語クイズ」では覚える対象の単語の同義語の推定や、写真を見て文章を作成するといったアクティビティーがあります。

これらはいずれも英会話での「言い換え」スキルを向上させるのに最適です。

なので、言い換えで使える単語力や表現力をアップさせたいと考えたら「5分間単語クイズ」を受講するのもよいでしょう。

単語帳学習で類義語もチェックする

英語学習で使う多くの市販されている英単語学習帳では、その単語帳で紹介しているメインの単語以外にも、類義語を紹介しているものが多くあります。

なので、そうした類義語も単語学習の際に覚えていくことができれば、自然と言い換え先の英単語まで覚えることができ、語彙力アップが可能です。

また、TOEICなどの試験でも類義語に関連する問題は出題されるので、英会話以外でのシーンでも類義語学習は有意義だと言えるでしょう。

英英辞書を使う

初級の英語学習者や英会話初心者の人にはハードルが高いかもしれませんが、知らない英単語を調べる時に英英辞書を使う方法もあります。

英英辞書はあらゆる英単語が英語で解説されているので、英単語を別の英語で表現する方法を学ぶ最高の教材になります。

また、英英辞書を使えばそれだけ英文に触れる機会も増えるので、使うことができれば「言い換え」のスキル向上だけでなく、英文読解力の向上も期待できるでしょう。

ただ、単語の解説が全て英語でされていたり、その解説英文が人によっては難しかったりすることもあるので、自分の英語力と相談しながら負担にならない範囲で使えるとよいのではないでしょうか。


ここでまた少し余談!

下記記事では、英会話を始める前にしておいた方が良い「準備」の仕方をご紹介しています!これから英会話を始めようかと考えている方は必見の記事になっています♪♪

nativecamp.net


まとめ:言い換えを使いこなして英会話スキルをアップ

日本語での「言い換え」に該当する英語表現の一例には下記があります。

・in other words

・rephrase

・to put it another way

また、英語の言い換え表現やそのスキルを身につけることで、英会話で言い詰まることを防止し、スムーズに会話を進めることもできるようになります。

ぜひ本記事内で紹介したような言い換えの方法やトレーニング方法を使ったりしながら、言い換えの技術を向上させて英会話を楽しんでみてください。