韓国語で会話盛り上げるために必ず必要なフレーズ集ご紹介!

Korean Self-introduction

こんにちは。韓国語での自己紹介については、すでに取り上げました。

初対面では、まず、お互いの自己紹介が基本ですが、その後は何を話したらよいか分からなくなってしまった方や、会話が続かなくて悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

会話だけがすべてではありませんが、韓国語を学んでいる以上、コミュニケーション手段として会話は基本です。

ここでは、筆者自身の失敗談と克服法も含めて、自己紹介の次の段階の会話についてみていきます。

自分の家族について紹介しよう

自己紹介で自分自身のことについて述べたなら、次は家族について話題になるかもしれません。

韓国は、儒教の文化の影響を強く受けており、家族を大事にする傾向が非常に強いです。

もちろん、日本人にとっても家族は大事な存在です。

ですが、韓国ドラマなどを見ていて、より家族を重んじる姿勢を感じ取ったことはありませんか?

韓国のホームドラマで目にするのが、居間に、家族写真を飾っている光景でしょう。

ドラマの中だけの光景ではなく、実際にそのようですよ。

しかし、家族・親族の呼称は複雑で、なかなか厄介なのも事実。

今回は「家族の集合写真を見ているという設定」で、BさんがAさんに家族の紹介をしている会話から、まず基本を学んでいきましょう。

A 이분은 누구입니까?

(この方はどなたですか?)

B 우리 아버지와 어머니입니다.

(私の父と母です)

A 그럼,이 남자는 누구입니까? 

(では、この男性はどなたですか?)

B 이 사람은 남동생입니다. 대학생입니다. 

(その人は弟です。大学生です)

「この人は誰ですか?」と尋ねる時は、「이 사람은 누구입니까?」でも通じます。

上の例文の분は尊敬語で、「この方」という意味です。

아버지は「父、お父さん」という意味。어머니は「母、お母さん」という意味。남동생は「弟」という意味です。

さらに、家族の属性を紹介するときは、대학생입니다.(大学生です)のようにいいます。

この会話は一例ですので、아버지、어머니、남동생の部分は、他の家族の名称にも言い換えられます。主な家族の名称は次の通りです。

父 아버지

母 어머니

兄 男性から見た場合→형、女性から見た場合→오빠

姉 男性から見た場合→누나、女性から見た場合→언니

祖父 할아버지

祖母 할머니

弟 남동생

妹 여동생

兄や姉は、自分が男性か女性かによって、呼称が変わってきます。

また、오빠というのは、女性が彼氏を呼ぶ呼称でもあります。

さらに、範囲が親族になり、おじやおばなどを呼ぶ時もちょっと複雑ですし、おばの夫、みたいな表現になると、正直一気に覚えるのは大変です。

一気に丸暗記するよりも、韓国のホームドラマなどを見て、自然に自分の中に落とし込んでいく方が近道かもしれません。

そして、家族が“何をやっている人”なのかについて、聞かれることもあるでしょう。

회사원입니다.

(会社員です)

대학생입니다.

(大学生です)

などのように答えます。

既に、このブログの自己紹介についての記事に、職業や学校制度について書かれてありますので、職業や属性を紹介するときは、参考にしてみてください。

性格について伝えてみよう

家族のことを紹介できるようになったら、自分についてより深く語ってみましょう。例えば、重要なのが自分の性格。

そして、会話を広げるという意味で、好みのパートナーのタイプなど。

저는 외향적인 편이에요.

(私は外交的な方です)

저는 내성적인 편이에요.

(私は内向的な方です)

上の2つはよく使われるので要チェックです。

「저는 외향적이에요.(私は外交的です)」などとストレートにいうよりも、-(으)ㄴ/는 편이다 というフレーズを使って、「저는 외향적인 편이에요.(私は外交的な方です)」と言った方がよりネイティブの表現に近づきます。

また、相手に興味がないわけではないけれど、人見知りであることを先に伝えておきたい…という場合は、

제가 낯가림이 좀 많아요. 이해 해주세요.(人見知りが激しいので理解してください)

のように、表現するのもひとつの手だと思います。私はよく使っています(笑)。

そして、よく話題になる「好みのタイプ」の言い方は、이상형(理想形)という言葉を使って、「이상형이 뭐에요?」「이상형은 어떤 사람이에요?」と質問したり、されたりします。

내 이상형은 착한 사람이에요.(私は優しいタイプの人が好みです)

などのように答えます。

また日本では、「(好みの)タイプじゃない」という言い方で「タイプ」を使いますが、韓国では、스타일(スタイル)という言葉を使って、

내 스타일이 아니에요.(タイプじゃない)

と言います。韓国ドラマで、母親が娘や息子にお見合い写真を見せ、それに対して娘や息子が、내 스타일이 아니에요!という会話を繰り広げている場面がしばしばあります。観察してみてくださいね。

その他、よく使いそうな性格を表す語句をいくつか紹介しておきます。

꼼꼼하다(几帳面だ)

느긋하다(のんびりしている)

덜렁대다(そそっかしい)

활발하다(活発な)

착하다(心が優しい)

상냥하다(優しい、にこやかだ)

따뜻하다(温かい)

誕生日はいつですか?

誕生日を聞いたり、血液型を話題にしたりして会話を深めることもあるでしょう。韓国には年上の人を敬う文化があり、年齢によって言葉遣いも変わってきます。

最初の自己紹介で誕生日を直接聞かず、生まれ年だけ聞くことが多いかもしれませんが、ここでは、「誕生日を言えるようになる」という目的で、「何月何日」という表現などを覚えていきましょう。

AさんとBさんが会話しています。

A 생일은 몇 월 며칠이에요? 

(誕生日は何月何日ですか?)

B 시월 십구 일이에요. 

(10月19日です。)

まず、Aさんの会話の発音に注意点があります。

「몇 월」は、初級の人や、ハングルを読み始めた方ひっかかりやすい読み方だからです。

音変化が起こり、「며둴」と発音します。「며춸」という発音にはなりませんので、注意してくださいね。

また、書く時は、몇と월の間にはスペースを空けて分かち書きします。

分かち書きを気にしないネイティブも多いですが、試験となると分かち書きが点数を左右しますので、初級のうちに「そんなもんか」くらいの気持ちで頭に入れておくといいですよ。

それから、「何日」の「며칠」を「몇 일」と書きそうになるかもしれません。注意しましょう。

1月~12月をそれぞれ何というか見ていくと…

1月 일월

2月 이월

3月 삼월

4月 사월

5月 오월

6月 유월 ←注意!!

7月 칠월

8月 팔월

9月 구월

10月 시월 ←注意!!

11月 십일월

12月 십이월

基本的に、일(一)、이(二)、삼(三)사(四)…に、月の「월」を付けていけば、「〇月」という表現になりますが、6月と10月は例外です。

自分が6月や10月生まれの場合は、気を付けてください。

また、相手がそれらの月であれば、発音に耳をすませてみましょう。

そして、「〇日」を表現するときは、単純に「数字+일」です。

また、私の経験から、相手の言っている月日を聞き取る時に「ここはあまり気にして落ち込まないで!」とアドバイスしたいポイントもあります。

スピードの速い文章を聞いていると、삼월(3月) と 사월 (4月)などは、一瞬聞いただけではどちらなのか聞き取れないという壁にぶつかるかもしれません。

삼と사は、パッチムの有り無しで発音が異なりますが、中~上級になっても、一瞬、自信がないときがあります。

私以外の学習者に聞いてみてもそうでした。

ですから、初級の時は、聞き取れたら自分をほめて、速すぎる文章の聞き取りミスをしても、自信をなくさないでください。

発音の話の方に話題がそれてしまいましたが、その他、自分の情報を相手に伝えてコミュニケーションを図る場合は、血液型や星座などの話もいいと思います。

ただし、「〇〇の星座は〇〇な性格」というふうに、上で紹介した性格の表現と結びつけても会話が弾むかもしれません。

日本でよくある「何座?」というような、星座から広がる会話は、まったくないわけではありませんが、韓国では日本ほどメジャーではないようです。

西洋占星術より四柱推命など東洋の占いが盛んだからかもしれませんね。

全部の星座を覚えていなくても、自分の星座だけでも覚えておけばいいと思います。

ここまで、自分が主体的に話すことを想定してみてきました。

しかし、時には聞き役に回る時もありますし、会話は双方向で行われるもの。次は、あいづちについて見ていきましょう。


ここで少し余談!

会話の初めの基本「自己紹介」、こちらをまだ読んでいない方はこちらの記事も合わせて読んでみて下さい♪♪

nativecamp.net


あいづちの表現にバリエーションを

そもそも日本における日常生活で、意見したり話したりするのが好きなタイプと、どちらかというと聞き役に徹するタイプの、両方いらっしゃると思います。

もちろん、言葉のキャッチボールがポンポン弾む人たちもいるでしょう。

会話は双方のコミュニケーションが成り立ってこそ意味があるので、せっかく韓国人と話しているのに、一方通行になるのは、さみしいですね。

「네(はい)」「아니요(いいえ)」だけで返答するのよりも、気の利いたあいづち表現をストックしておき、場合に応じて使い分けるのがコツです。

というのは、筆者自身、あまりしゃべれない頃に、「네(はい)」「아니요(いいえ)」ばかりで反応していたら、会話レッスンで、先生のしゃべっているこを単にリスニングする時間になってしまった…という失敗談があるからです。

「네」「아니요」に織りまぜながら、以下の言葉も使ってみましょう。

例えば、日本語でもよくある表現で、同意・共感するあいづちを打つ時は、

그래요?(そうなんですか…)

그렇군요(そうなんですね・なるほど…)

を使います。

それから、「(相手の言う通りだという意味で)そうなんです」や「そうです」という時は、

맞아요(合っています・その通りです)

내 말이!(そうなんですよ!)

この表現は、“まさに自分の言いたかった言葉を相手が言った時、本当にその通りなのよ!”という気持ちの時に使います。

その他、相手に何かいいことがあった場合の「よかったですね」というときは、

잘 됐네요(よかったですね)

とも言いますし、

何ごともなくて「よかったですね、幸いでしたね」というニュアンスになると

다행이에요(よかったですね)

がよく使われます。

最後に注意点が一つあります。

相手が話している途中に、あまり頻繁に「네」「네~네~、네…」というと、相手はせかされている気持ちになることも…。

頷いてあげるのはいいと思うのですが、いちいち「네~、네~…」を連発しないようにしてくださいね。

あとは、練習と実践あるのみ。場数を踏んでいくしかありません。

相手がどんなふうにあいづちを打っているのか観察しておき、次の会話では自分もそのあいづち表現を実際に使って身につけていきましょう。


ここでまた少し余談!

下記記事で、韓国人と親しくなるために絶対必要な知識をご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


おわりに

ここまで、自己紹介のあとの会話表現についてみてきました。

最初はたくさん話せるけど、その後、続かないという人は、話題がないというのも原因かもしれませんが、もしかすると沈黙が怖かったり、自分がきちんと話せないので相手に申し訳ないと思ったりしている可能性もあります。

話題がない場合は、自分の家族の話や好きな分野の話をストックしておいて、どんどん実践で使って広げていけばいいですし、あいづちの表現を上手に使っていれば、向こうも話してくれるか思います。

そして何より失敗や沈黙を怖がらずに、会話していきましょう!