英会話をせっかく身につけるのであれば、日常英会話、ビジネス英会話、いずれであっても雑談を楽しめるようになりたいですよね。
そうは言っても、下記のような状態の方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、英会話の雑談力を上げるための方法や、雑談時に使える便利なフレーズを沢山ご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
英語での雑談力をあげるポイント
まず初めに、英語での雑談力をあげるためのポイントを5つ紹介します。
これらのポイントを押さえることで、英会話の雑談がより楽しめるものになるはずです。
雑談で話す内容を事前に準備しておく
英語で雑談をすることが事前に分かっているのであれば、その雑談をする前に雑談で話す内容の整理と単語やフレーズのチェックをしておくことをおすすめします。
日本語の場合には、その言葉や単語、言い回しで困ることはないと思いますが、英語で雑談をしようとした際にはそうした要素が原因でうまく雑談が進まないということもあり得ます。
例えば、雑談中に言いたい単語やフレーズが出てこない、相手の意見や話を聞きたいのに上手く話を振れないといったケースです。
こうした事態を避けるためにも、事前に雑談で話す内容の整理とその中で出てくるであろう単語やフレーズをチェックしておけると良いでしょう。
雑談をスムーズにするための英会話定形フレーズを覚えておく
英語での雑談をスムーズに進めるための英会話フレーズにも様々な種類がありますが、例えを挙げると以下のようなものです。
・相手の状態や近況を聞くフレーズ
・聞き取れなかった単語や会話内容を確認するためのフレーズ
・相手の意見を聞くためのフレーズ
・相手の家族や趣味、仕事などについて尋ねるフレーズ
これらはほんの一例ですが、こうした英会話フレーズを覚えておくことで、英会話での雑談をグッと楽しみやすくなるはずです。
なお、これらの具体的な英文フレーズを本記事内で後述しているので、そちらをぜひチェックしてみてください。
相手の話を聞く
「話し上手は聞き上手」ということわざがあるように、雑談を上手に進めるためには自分の話をするだけでなく、相手の話をうまく聞き出すことも重要です。
例えば、友人や知人との会話であれば、相手の家族や趣味の話などを聞くことで、話し相手も自分からその内容を詳しく話してくれるかもしれません。
また、職場の同僚や取引先相手の人と雑談をする場合には、相手の仕事の状況や趣味・スポーツの話題を振ることで会話が上手く進みやすくなるはずです。
いずれのパターンにおいても、相手の話を聞き出せるような英会話フレーズを覚えておく必要はあるので、事前に忘れずにチェックしておきましょう。
雑談の話題についても意識する
英語に限らず日本語でも同様ですが、雑談をする際には身体的特徴や年齢、男女の性差に関する内容、政治や宗教の話など、初対面や相手の距離感によっては扱わない方がよい話題もあります。
コミュニケーションの基本として、明るく、気持ちよく話せる話題を選択していくことで、英会話での雑談も楽しくできるでしょう。
雑談の場数を増やす
英会話での雑談を上手にできるようになりたいと考えたら、やはりその場数を増やしていくことも必要になります。
私達が日本語で雑談ができるのも、それは雑談をこれまで日本語で沢山こなしてきたからです。
なので、これから英語での雑談を楽しくしたい、上手くなりたいと考えるのであれば、新しい雑談用の単語やフレーズを覚えながらそれを実践に落とし込んでいく必要があります。
ただ、難しく考える必要はなく、次項で紹介しているようなフレーズなどを覚えながら実践に挑戦していけば自然と英語での雑談力は上がっていくので心配は不要です。
英語で雑談をスムーズに進めるためのテクニックフレーズ
前項まででお話した通り英語での雑談を円滑に進めるにあたっては、いくつか覚えておいた方がよい表現やフレーズというものがあります。
ここからは、それら英会話フレーズの中でも、日常やビジネス、いずれのシーンでも活躍する便利フレーズを紹介していくので、ぜひ覚えて実際の英会話雑談の中で使ってみてください。
雑談をするであろう日の予定や週末の予定などを英文で考えておく
例えば、オンライン英会話であれば、いずれのレッスンであってもレッスン初めにスモールトークをすることは多いはずです。
その一番初めのスモールトークの場面で話すことに困ってしまうという方は、あらかじめその日の雑談で使えるネタを英文や英会話フレーズで仕込んでおきましょう。
オンライン英会話のレッスン初めのスモールトークでよく使われるフレーズというのはある程度決まっているので、それらフレーズの返答パターンをいくつかシュミレーションしておければ、レッスンのアイスブレイクをスムーズに始めることができます。
以下に英会話レッスン初めのスモールトークで聞かれるフレーズをいくつか紹介します。
How was your day?
どんな一日でしたか?
How was your weekend?
週末何をしていましたか?
Anything new?
何か新しいことありましたか?
What are you doing this weekend?
週末は何をしますか?
こうした定型フレーズはオンライン英会話以外の英会話の場面でも使われるので、ぜひ覚えておきましょう。
また、オンライン英会話以外のシーンで、挨拶の後に上記のフレーズを自分から話しかけていければ自然な形で雑談を始められるはずです。
相手の話を聞くフレーズを暗記[T1]
英語での雑談に限らずですが、雑談中に会話が途切れてしまう、次に話すことが浮かんでこない、そんな瞬間もあるかと思います。
そうした時に、自分の話を一生懸命しようとするのも一つの手段ではありますが、相手の話を聞くという方法も使いたいところです。
以下に相手の趣味などを聞く際に使えるフレーズを一例として示します。
What do you like to do in your free time?
あなたの趣味はなんですか?
What kind of … do you like?
どんな…が好きですか?
What do you do for a living?
どんなお仕事をしていらっしゃいますか。
Have you ever … before?
これまで…をされたことはありますか?
話し相手の話を聞くことができれば、雑談の話題が広げられる可能性も自分と相手分で二倍になりますし、仮に相手の興味のある話題を引き出せれば、話し相手も気分よく雑談をしてくれるでしょう。
話し相手の意見を聞いて話を広げる
雑談をする中で、自分の意見を言った後に相手の意見や考えを聞くことで、より話題を広げていったり、盛り上げていったりすることも可能です。
下記のようなフレーズを使うことで英会話の雑談であっても相手の意見を聞き出せるようになるでしょう。
What do you think?
あなたはどう思いますか?
Do you agree with it?
それに賛成ですか?
What's your take on this?
これについてどう思いますか?
I would like to know your opinion on this issue.
この件に関するあなたの意見を聞かせてください。
聞き返すフレーズを覚えておく[T2]
英会話で雑談中に相手の話している内容が分からなくなってしまった、もしくは会話に出てきた単語が分からなかった。
英会話をしているとそうした場面に遭遇することも少なくないはずです。
仮にですが、相手のしゃべっている内容が一度分からなくなったまま雑談を止めずに進めていってしまうと、会話が進まなくなってしまったり、話し相手から「理解しているのか?」と疑問を持たれてしまったりする可能性も出てきます。
そうした事態にならないためにも相手の言ったこと、言っていることを確認する英会話フレーズを事前に覚えておきましょう。
Could you say that again?
もう一度言ってくださいませんか?
Could you explain that again?
もう一度説明して頂けませんか?
Sorry?
すいません、もう一度言ってもらえますか?
(語尾を上げながら質問するように発音することで単語の意味を聞き返すフレーズになります。)
I beg your pardon?
もう一度おっしゃってもらってもよろしいでしょうか?
こうした聞き返しのフレーズを覚えておくことで、雑談中に仮に話し相手の言った英語や話の内容が分からなくなっても、理解しながら進めていくことができるようになります。
ここで少し余談!皆さん英会話をする時のコツをご存知ですか!?やり方を間違えると英語の成長率が半減するかも!?下記記事で英会話のコツをご紹介しているのでぜひご覧ください♪♪
シチュエーション別、雑談が楽しくなるための英会話フレーズ
ここからは雑談で使える便利なフレーズについて、これまで記事内で紹介してきていないものを日常英会話・ビジネス英会話に分けてそれぞれ複数紹介していきます。
日常英会話で使える雑談フレーズ
日常的な英会話であれば、自己紹介や天気の話、趣味やスポーツの話題をすることでスムーズに会話を進めていくことができるでしょう。
I am Taro Yamada. Please call me Taro.
私はYamada Taroです。Taroと呼んでください。
I was born and raised in ….
私は…で生まれて育ちました。
How’s the weather like over there?
そちらの天気はいかかですか?
Did you watch the … last night?
昨夜…見ましたか?
(…にはTV番組やスポーツの試合などを入れるとよいでしょう。)
これまでに紹介してきた雑談を広げる英会話フレーズと合わせて、これらフレーズも使ってみてください。
ビジネスで使える雑談用英会話フレーズ
ビジネスシーンの英会話であっても、日常英会話同様に天気の話、趣味・スポーツの話題を活用することができます。
それに加えて、職場で同僚や上司、顧客との間で使える仕事がらみのフレーズを使えれば、ビジネスシーンでの雑談も上手くこなせるでしょう。
How’s your business?
仕事の調子はどうですか?
What have you been working on these days?
最近どのような仕事をしていますか?
I like your shoes, where did you get it?
いい靴ですね。どこでお求めになられたのですか?
Is this your first time to Tokyo?
東京は初めてですか?
同僚や上司との会話はもちろん、顧客との会話で雑談が上手くできれば、ビジネスの本題もきっと進めやすくなるはずです。
雑談用のフレーズを実際に使ってみよう
英会話の雑談も日本語の雑談と同様に、相手の話を聞いたり、共通の話題を見つけてその話題を広げていったりすることが大事です。
その際に、日常英会話やビジネス英会話、シーンごとに使える、会話を盛り上げる・話を深めていける単語やフレーズを覚えて使えるとよいでしょう。
初めから全てのフレーズを覚えるのは難しいですから、まずは一つでも新しいフレーズを意識して雑談を始めてみてください。
オンライン英会話フリートークで沈黙を避ける方法
参考:Hapa英会話

2018年まで国内メーカーで製品設計を担当しながら、海外顧客とのやりとりや英日翻訳などの業務も経験。そして、2019年からフリーランスのライターとして英語学習に関するライティングを中心に活動を開始。現在は英語学習ブログの運営やツイッター、YouTubeなどライティング以外の活動も積極的に行っている。TOEICの自己ベストスコアは870点、現在オンライン英会話を使って英会話を猛特訓中。趣味は海外ドラマを見ることや言語設定を英語にしてゲームをすること。