体調不良に関する英語を知らないと大変な事に!

Physical condition

私は以前ヨーロッパのベルギーに4年ほど住んだ経験があるのですが、4年も住んでいると当然の事ながら風邪を引いたり、ストレスが原因で体調を崩したりという事が何度もありました。

そんな時は、現地の病院へ行って診てもらうのですが、「頭が痛い」「熱があります」程度の簡単な英語なら分かるのですが、「体調不良が続いていて」なんて表現は何と言えば良いのか分かりません。

英語自体を知らなくてもジェスチャーだけでなんとか伝えられる時もありますが、一つの英単語・一つのフレーズを言えなかったおかげで、とても苦労したという事が何度もありました。

そこで今回は、覚えておくと役に立つ体調不良に関連する英語のフレーズについてご紹介したいと思います。

「体調不良」を英語で言うと?

そもそも「体調不良」を英語で何と言うかご存知ですか?

「体調不良」

と同じような意味で

「気分が悪い」

という言い方がありますが、気分が悪いと言う時の表現としては、日本人にもなじみの深い

「not feeling well」

というフレーズを使って、

「I'm not feeling well.」

と言えます。

「体調不良」も「気分が悪い」も同じような意味ではありますが、日本語でも以下のような使い分けをしていると思います。

✕最近は気分が悪くて困っている。

○最近は体調不良で困っている。

✕飲み過ぎで吐きそうなくらい体調不良だ。

○飲み過ぎで吐きそうなくらい気分が悪い。

英語の場合でも、

「気分が悪い」

と言いたい時(急に気分が悪くなった場合)は

”I'm not feeling well”

で良いと思いますが、

「体調不良」

と言いたい時にネイティブがよく使うフレーズとしては

”under the weather”

があります。

体調不良です。→

I’m under the weather.

又は

I feel under the weather.

ちなみに

「under the weather」

というフレーズは、悪天候などの原因で船員が船酔いした事が語源となっているそうです。

「体調不良」の時に使えるフレーズは?

ここでは体調不良の場合だけではなく、体の調子や具合が悪い時に使える表現をご紹介しておきますので、海外旅行や海外出張中のもしもの時のために、ぜひマスターしておいてくださいね。

I have a fever.
 熱があるんですが。

I caught a cold.
 風邪を引きました。

I have a cough.
 咳が出ます。

I have a sore throat.
 喉が痛いです。

I have a runny nose.
 鼻水が出ます。

I have a stuffy nose.
 鼻が詰まっています。

I have a headache.
 頭が痛いです。

I have a neckache.
 首が痛いです。

I have a stomachache.
 お腹が痛いです。

I have a backache.
 背中(又は腰)が痛いです。

I have diarrhea.
 下痢をしています。

I have a toothache.
 歯が痛いです。

I feel dizzy.
 目まいがします。

I feel nauseous.
 吐き気がします。

I'm not feeling well.
 気分が悪いです。

I feel terrible.
 気分がとても悪いです。

I’m under the weather.
 体調が悪いです。

I feel under the weather.
 体調が悪いです。

I’ve been under the weather for a few days.
 ここ数日、体調不良なんです。

但し、英語初級者の方が自分の症状に合わせていろんな英語のフレーズを使い分けるのは大変です。

「I have a headache.」 「I have a stomachache.」 程度はすぐに覚えられると思いますが、それ以外は無理やり覚えなくても 「I'm not feeling well.」 一本で行きましょう。

特にひどい時は

「I feel terrible.」

この表現なら中学英語で何度か聞いた事があると思いますし、実際に具合が悪い時にあれこれ考える必要もないと思います。

体調が悪いことさえ伝えておけば、後はお医者さんがあなたの症状を診て判断してくれますからね。


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体調が回復した時のフレーズも覚えておこう!

体調を崩して会社を数日間休んだ後に会社へ出社すると、会社の同僚などから以下のような表現で体調が回復したかどうかを聞かれると思います。

Are you OK now?
 もう体調はいいの?(良くなったの?)

Are you alright now?
 もう体調はいいの?(良くなったの?)

これ以外にも以下のような表現で体調について聞かれかもしれません。

Are you feeling any better now?
 少しは良くなりましたか?

Is everything OK?
 何も問題ないですか?

How’s your cold?
 風邪の具合はどうですか?

このように聞かれた時のために、体調が回復した時に使うフレーズについても覚えておきましょう。

Yes, I'm all right now. Thank you.
 はい、もう大丈夫です。ありがとう。

Yes, I'm fine now. Thank you.
 はい、もう大丈夫です。ありがとう。

My cold got better. Thank you.
 風邪は治りました。ありがとう。

一つの単語を知らなかったために起こった恥ずかしい出来事とは?
これは体調不良とは直接関係ないかもしれませんが、私がベルギーに滞在していた頃のとても恥ずかしい思いをした時の話です。

現地へ赴任後、工場の立ち上げが一段落した時点で妻を呼び寄せたのですが、その時点で長男を妊娠していたため、定期的に病院へ検査に行く必要があったのです。

妻を初めて現地の病院へ連れていく時は、どの病院へ行けばよいのか分からなかったので、現地のスタッフに病院の場所を調べてもらい、予約も入れてもらった上でいく事になりました。

当時私たちが滞在していたところは、オランダ語が話されていたのですが、病院のスタッフは英語も普通に話せるため、現地スタッフの友人が病院を予約する際、私がある程度英語を話せると告げていたようでした。

そのため診察室に入ると、先生らしき人がいきなり英語でまくし立ててきました。

かなりのスピードで話されたため全く理解できず、

「Please speak slowly.」

とお願いして聞き直してみると、

「どこが悪いのか?」

と聞いているようでした。

その先生が話しているのは英語のようではあったのですが、普段現地スタッフが話している英語とは全く異なりかなり独特の訛りのある英語だったのです。

とりあえず、

「妻が妊娠しているので検査してほしい」

という事を伝えなければならないのですが、緊張のせいもあって英語が全く出てきません!

まあジェスチャーでなんとかなるだろうという軽い気持ちで、妻のお腹を指さしながら、たしかその時は

「Please check.」

(検査してくださいのつもり)と言ったのではないかと記憶しています。

するとその先生がまた早口で何やら話し出したのですが、その話の中で

「stomachache」

という単語が聞き取れたので、「お腹が痛いのか?」と聞いていると思い、

「No.」

と答え、今度は妻のお腹がふくらんでいるというジェスチャーをしてみました。

すると先生がすかさず

「Is she プラグ…?」

と質問してきました。

この「プラグ…」こそ私が知らなかったために恥ずかしい目に合った英単語なのです。

私が考え込むような表情をしていると、先生の回りにいた看護師からも「プラグ…?」、「プラグ…?」、「How many…プラグ?」と何度も何度も聞いてくるんです。

どうしても理解出来なくて、仕方なく「baby in her stomach」、「3 months」、「please check」などと言っていたらなんとか理解してくれたようで、看護師さんが妊婦さんのたくさんいる所(産婦人科?)へ連れていってくれて、やって検査を受ける事が出来ました。

家へ帰ってからどうしても分からなかった「プラグ…」が何だったのかを調べた結果、やっとその単語が

「pregnant=妊娠」

だったことが分かりました。

「Is she プラグ…?」
→「Is she pregnant?」
→「彼女(奥さん)は妊娠していますか?」

「How many …プラグ?」
→「How many months is she pregnant?」
→「彼女(奥さん)は妊娠何か月ですか?」

私自身、英単語力には結構自信があった方なのですが、この「pregnant」という単語はこの時に生まれて初めて知りました。

「妊娠」という日本語は男性であっても普通に知っていると思いますが、英単語としてはどれくらいの方が知っているのでしょうか?

このように日本語としては普通に用いられている単語であっても、それに該当する英単語を知らないというものは他にもたくさんあるのかもしれませんね。

今回の場合は現物?がそこにあったのでなんとかなりましたが、例えば言葉だけで伝えなければならない電話での場合を考えると、「pregnant」という単語一つを知らないだけで、相手に伝える事がかなり難しかったと考えられます。


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体調不良に関する英語のまとめ

私にも経験がありますが、言葉や文化・法律までもが異なる外国で一人で生活していると、特に何もなくても不安なものです。

その上に体調まで崩してしまったら、必要以上の不安を感じてしまうこともあります。

日本にいる時は、まわりに家族がいて世話をしてもらえますし、例え一人暮らしであったとしても、近くの友人を頼ったり、タクシーを呼んで掛かり付けの病院へ行って診てもらう事も難なく出来ますよね。

しかし、自分一人だけで海外生活をしている時に病気にかかって体調を崩してしまった場合、自分の症状によってどの病院へ行けば良いのか? 料金は?保険は? 何と言えば良いのか? 等々心配事は尽きません。

そんな時の為にも、特に長期で海外へ出かける場合は、自分の滞在する近くにはどんな病院(診療科目)があるのか? 保険や料金体系はどうなっているのか? 英語(又は日本語)は通じるのか?そのくらいの情報は事前に調べておくようにしましょう。

英語がペラペラの人であれば別ですが、英語初級者の人が海外滞在中に急に体調不良になってからいろんな事を調べようと思っても、かなり無理があります。

最低でも現地のガイドブックや体調不良に関するフレーズ集などを事前に揃えておくことをお勧めします。