IELTSってどんな試験? 試験の特徴と対策をご紹介!

IELTSの試験の特徴と対策、IELTSってどんな試験、ネイティブキャンプ

日本では、TOEICやTOEFLが英語力の証明手段として人気ですが、近年IELTSという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

IELTSは海外では大学入学や専門学校入学の判定基準にも用いられる、とても一般的な試験です。

今回の記事ではIELTSの試験とはどんなものか、傾向と対策も踏まえてご説明していきます。

これをお読みいただくことでIELTSについての概要が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

IELTSってどんな試験なの?

IELTSはブリティッシュカウンシルというイギリスの国際文化交流機関が提供している試験です。

試験日程は、会場により異なりますので、
公式ページを参照してください。
試験会場は全国各地に16箇所あります。

特徴として、主にイギリス英語圏(イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど)で語学力判定の手段として活用されています。

IELTSのスコアはどんなことに活かせる?

海外では、留学生や英語が母語でない人が英語力の証明をするための試験としてとても一般的です。

大学や大学院入学だけでなく、永住権やビザの取得の際にも求められることがあります。

一度とったスコアは、2年まで有効とされます。

日本でも一時的に延期となっているものの、大学入学資格として今後IELTSが活用されていくことが発表されています。

また、日本の職業の資格を海外の資格に書き換える際にも、「英語力の証明」として使われています。

筆者の住んでいるニュージーランドでは、日本で看護師の資格を持っている人がこちらの資格に書き換える際にIELTSアカデミックスコア7.0を、教師の資格を持っているひとはIELTSアカデミックスコア7.0の英語力を証明することで、免許を書き換えることが可能となります。

IELTSの試験の形式は?

IELTSは、コンピューターで受けられるcomputer-delivered IELTSと、紙に記述していくタイプの二種類の試験があり、申し込みの時点で、どちらがよいかを選択できます。

コンピューターか手書きか、ご自分にとってやりやすい手段を選択するとよいでしょう。

コンピューターの方が成績証明書の発行が早いという利点があるそうですので、お急ぎの方はコンピューター形式のものを受けられるとよいかもしれません。

値段はどちらも25,380円です。(2019年11月現在)

ジェネラルテストとアカデミックテスト

内容は、ジェネラルとアカデミックという二種類に分かれています。こちらも申し込みの時点で目的に合った方のテストを受けます。

一般的には、大学や大学院留学にはアカデミックを求められ、ビザや永住権などの証明にはどちらでも可ということが多いようです。

自分が必要なのはどちらなのか、事前に確認をきちんと行い間違いのないようにしましょう。

二つの違いは?

ジェネラルの方が出てくる単語などが簡単なため、一件スコアを取りやすいようにみえますが、その分正答率が高くなくてはいけません。

例えば、アカデミックのリーディングでしたら
40問中23問でスコア6.0を取ることができます。

しかしジェネラルですと40問中30問正解しなくてはなりません。

アカデミックの方が難しい内容なため、正当数がジェネラルより少なくとも高いスコアが出るというのが特徴です。

IELTSの試験の特徴

では、実際に試験内容はどのような特徴があるのでしょうか。

試験はリスニング、ライティング、リーディング、スピーキングの4つのパートに分かれています。

パートごとの傾向や、試験で気を付けるべきことなどについてお伝えしていきます。

スピーキングとリスニング

リスニングとスピーキングはジェネラルもアカデミックも同じ内容です。

スピーキングは試験官と直接1対1で、15分ほど話す形のテストです。

簡単な挨拶のあと、試験官から課題を出され、その題に対して自分の考えをまとめ、プレゼンをします。

その後、プレゼン内容に対して試験官からいくつか質問をされ、それに対する自分の答えを述べていくという形式です。

リスニングは、全部で4つのセクションに分かれており、日常的な会話文から、大学の講義のようなアカデミックな文まで出題されます。

30分の音声を聞く時間と10分の問題用紙に答えを書く時間が与えられます。

どのセクションも音声は一度しか再生されませんし、世界各国のアクセントをもつ英語話者の音声が使われていますので、事前に様々な音声に触れておくことが必須となるでしょう。

リーディングとライティング

リーディングとライティングはアカデミックの方がより学術的な内容を問われます。

ライティングではタスク1がアカデミックとジェネラルでは大きく異なります。

ジェネラルでは手紙を書くという日常的な場面の設定ですが、アカデミックでは図や表を読み取りレポートを書かなくてはなりません。

学術的なレポートを書く時のように、話し言葉ではない言い回しの対策がアカデミックでは必要となります。

リーディングは、アカデミックでは学術的な長文を3つ、一方ジェネラルでは短文が4つと、長文が一つ出されます。

一つの長文で、700から900もの単語を読まなくてはなりませんので、かなりの集中力が要求されます。

リーディングもライティングも制限時間は60分です。

一見長いように感じますが、実際にテストを受けると驚くほど時間が足りません。

高スコアを狙う方は、事前に問題を解く練習を繰り返しておくことが必須です。

イギリス英語とアメリカ英語の違い

IELTSは元々イギリスが発祥の地だということは先にお伝えしました。

スペルや単語がイギリス英語とアメリカ英語では異なります。

基本的な言葉を事前に抑えておき、イギリス英語とアメリカ英語を混同して使わないように気を付けましょう。

IELTSの対策方法は?

では、IELTSで目標スコアを取得するためには、どのような方法をとるとよいでしょうか。

ここでは3つの方法をご紹介します。

参考書を用いて独学

一番一般的なのが、IELTS対策の参考書を用いて学習することです。

この方法で大切なことは、「質の良い参考書を使うこと」です。

IELTS対策の参考書と一口にいっても、たくさんの本が出ています。

しかし中には、本番の形式と離れているものもあります。

きちんと傾向をつかまなくてはお金と時間の無駄になってしまいますので、本選びはとても重要です。

一体どれを選べばよいか迷ってしまうという方も多いことと思いますので、以下におすすめの本をご紹介していきます。

IELTS実践トレーニング CD2枚付

IELTS実践トレーニング CD2枚付

まだ一度も試験を経験したことがないという方には、いきなり洋書で読むのはハードルが高く感じるかもしれません。この本は日本語で解説が書かれており、IELTSとはどんな試験で、どんな観点から評価されているのか、ということが詳しく説明してあります。

まずはこの本を活用して、試験の傾向をつかむとよいでしょう。

筆者も初めてIELTSを受験する前にまずこの本を使いましたが、試験の傾向をつかむことができ、その後に他の洋書で勉強する際にも、この本で学んだベースが役に立ちました。

Cambridge IELTS 11 Academic Student's Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests)

Cambridge IELTS 11 Academic Student's Book with Answers with Audio: Authentic Examination Papers (IELTS Practice Tests)

こちらの本は、IELTSを監修している本家本元のケンブリッジ社が出している公式ガイドブックです。

現在、バージョン14まで出ています。

以前はジェネラルもアカデミックも同じテキストでしたが、バージョン11以降は分かれています。

ご自分が受けるテストのものを購入しましょう。

この本の良いところは公式が出版している問題集なだけあって、それぞれのセクションの問題が本番と同じ形式で載っていることです。

他にも海外の出版社の対策本はいくつもありますが、内容が本番の形式とずれていたりしていて、使い勝手がよいとは言えません。

難点は解説が少ないため、自分である程度
「なぜこの答えになるのか」を考えなくてはならない点と値段が張る点です。

特にハイスコアを狙う方は、この本を何度も解いて試験の傾向をつかんでみましょう。

IELTS対策塾に通う

もし、お住まいの地域に塾があるのであれば、IELTS対策をしている塾に通うというのも効果的な方法の一つです。

ただし、必ずIELTS対策に重点的に取り組んでいて、評価や講師の質が高いところに通うようにしましょう。

IELTS試験は高いので、何度も受けるとそれだけ出費も多くなります。

受験回数はできるだけ少なく抑えたいところです。塾は本など他の方法に比べて費用がかかります。

せっかく通うのであれば、実績を上げているところに通い、最短で最大の効果を出すようにしましょう。

オンライン講座を活用する

オンラインでIELTS講座を受けることもおすすめです。

自宅にいながら学習ができますので、手軽に始められるのが利点です。

こちらも、口コミを事前にしっかりと調べて、評判のよいところを受講するようにしましょう。

オンライン講座はたくさんありますが、4技能を伸ばしてくれる所を探すようにしましょう。

スピーキング対策にはオンライン英会話

独学で勉強する人は、スピーキング対策だけでもオンライン英会話を使うとよいでしょう。

元から英会話が得意である人はいいのですが、そうでない人にとってスピーキング対策は必須です。

いきなり渡された題に対して自分の考えを英語でまとめ、プレゼンをするというのは普通の日本人にとってはハードルが高いでしょう。

英語で自分の考えをまとめ、話すことに慣れておくことはとても重要です。

いろいろな題に何度も取り組み、どのような問題が来ても自信をもって答えられるよう対策をとりましょう。

番外編!Youtubeをつかう

Youtubeでは、国内外問わず世界中の多くの人がIELTSのおすすめ学習方法や試験の特徴についてアップしています。

スコアアップの方法から、採点方法についてだけでなく、メンタルの維持や勉強方法などについてかなり具体的な情報を手に入れることができます。

勉強に疲れたときの合間などにこれらを見ることはよい刺激となるでしょう。

ただし、こちらはあくまで補完的な方法です。

まずは本や塾、オンライン講座などでしっかりと学習に取り組む体制を整えましょう。

その上で、新たな知識や対策方法を知りたいときに活用するようにしましょう。

おわりに

IELTSの目標スコアに到達するまでは、なかなか成果があがらず苦しくなることもあるかもしれません。

そんな時に忘れてはならないのは「IELTSは目的ではなく、あくまで通過手段」だということです。

簡単な試験では決してありませんので、スコア達成が最終目的とならないよう、 「達成したその先に何があるのか」
「どんな未来のために学習しているのか」
を常に意識して学習するようにしましょう。

IELTSに合格し、ぜひ「新しい自分」を手に入れましょう!

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