At leastってどういう意味?どんな使い方するの?

At least、少なくとも、せめて

”At least”という言葉は、とても便利な単語です。

知っておけば色々と活用ができる単語ですので、この機会にぜひ意味を理解し、会話の中で使っていきましょう!

今回の記事は、辞典で調べただけでは掴みきれない”at least”のニュアンスの解説、例文やフレーズだけでなく表現や使用方法や発音もご紹介していきますので参考にしてみてくださいね!

At leastってどういう意味?

まずは、基本的な意味から勉強していきましょう!

意味:少なくとも、せめて、とにかく

発音:at léast

3つの日本語の意味が挙げられていますが、基本的な使い方として”少なくとも~”という表現が一般的に使われています。

「スポーツジムには少なくとも週3で通いたいなぁ」などと程度の目標や気持ちを表わすときって通常の生活でよくあることですよね。このような表現ができると普段使える英語力がグッと上がります。

アクセントは、”e” 部分で強く発音し、“at” と”least”の ”t” の部分は、全て発音せず ”t” は語尾を消します。

At leastの使い方とは?

実は、At leastには以下のように4つの種類の使い方があります。

・少なくとも,せめて,最低でも
・他はないとしても,少なくとも+[悪くないこと]
・少なくとも+[〜すべきだ/〜出来る]
・不確かなことを表す

4つもあるの!?と驚く方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この使い方にはきちんと法則がありますので、例文を含めてそれぞれを説明していきます。ひとつずつ、確認していきましょう。

At leastの4つの使い方とは?

ここからは、At leastの4つの意味と使い方についてご紹介していきます。

表現の仕方、決まった形やフレーズなど正しい知識を学んで活用していきましょう!

①少なくとも~

まずは1の”少なくとも~、せめて、最低でも”の意味と表現の仕方を学んでいきます。日本人もよく使う表現ですね。

重要なのは、At leastの使い方の法則です。この意味を利用する際には、At leastを数量を表す名詞の前に使います。

At least + 数量を表す名詞

この形式が、決まった形になります。

数を表す名詞を使う事で、”少なくとも~”となるのですが注意すべきポイントが。

”少なくとも~、最低でも”という意味は、数量を表す名詞しか使うことが出来ません。

ここでいう、最低でもというのは数量を表しますのでポイントとして覚えておきましょう。

フレーズ例)
at least five thousand yen
少なくとも五千円

at least ten kilos
少なくとも十キロ

at least a few days
少なくとも数日

at least once
少なくとも一回

at least twice
少なくとも二回

at least sixteen times
少なくとも十六回

at leastを使うことで、文脈のなかで数量に関する情報をかなり強調することができます。フレーズ例のように、”At least+数量を表す名詞”で利用するのでこの法則さえ覚えておけば活用が可能ですね!

さらに、「at least 20 minutes before departure」 なら”出発の20分前までには”というようにその時間に間に合わすような状況でも使えます。

②他はないとしても~

続いて、2つ目の”他はないとしても~”という意味を学んでいきます。

重要なのは、At leastの使い方ですね!

ここではAt leastの使い方として、以下の法則があります。

At least + 文
(S+V:主語+動詞)

であることが、法則と言われています。

フレーズ例)
At least her sister won.
少なくとも彼女の姉は勝った

At least I have a job.
何はともあれ、少なくとも私には仕事がある

At least I do.
少なくとも私はそうです。

このフレーズ例をみていると分かるように、At leastの後には主語と動詞が来ていますね。

センテンス(文章)で言うというよりは、相手から質問を聞かれた・言われた際に短く返答する場合などに使ったりできそうです!

③少なくとも+〖~すべきだ/~できる〗

ここでは、3の意味である”少なくとも+【~すべきだ/~出来る】というフレーズの法則を学んでいきます。

ここでまず抑えたいことは、1と2で違うのは3には法則が無いという事です。

ただ、感覚として覚えておいてほしいのは3の意味の中に含まれる【~すべきだ/~出来る】という意味合いを持つ内容として使うことが出来るという事です。

しかし【~すべきだ】というのは、”Should” という英単語もありますが”Should”だけではここで言いたい、【少なくとも】は表現しずらい事も。

Shouldとセットで併用することも、もちろん可能ですが配置には気を付けましょう!

At leastを使う時は、”少なくとも+ ~すべきだ/~出来る”というひとフレーズとして覚えておきましょう。

フレーズ例)
You should at least rejoice.
君は少なくとも喜ぶべきだ。

At least he can speak English.
彼は少なくとも英語が話せるよ。

At least tell her where she is.
少なくとも彼女がどこにいるか教えるべきです。

このように、人の行動を表したり会話の中で”少なくとも+~すべきだ”というような意味を相手に伝えるときは、At leastを利用します。

センテンスで使う際は、SV+At least+O というように動詞の後に入れる使い方が多いですね。

④不確かな状況を表す

この4つ目の意味について、少し不思議に思った方もいるかもしれませんね。

つまりは、あることが起こったかもしれないし、起こっているかもしれないという不確かな状況を表すときに使うという事です。

例文を見ていただく方が分かりやすいと思いますので、早速みていきます。

フレーズ例)
I'm going to play a soccer game... at least if it doesn't rain.
サッカーの試合はするつもりだよ、雨が降らなければね。

I think he is at least in his twenties.
少なくとも彼は20代のはずだよ。

You should be able to ride the ferry ... at least if the weather doesn't change!
フェリーには乗れるはずさ!・・・天気が変わらなければね!

どうでしょうか?少しニュアンスはつかめていますでしょうか?

状況が変わる場合というのは、多々ありますがその”状況”という定義はハッキリとしていません。誤解を避けるためにも、条件や理由を言っておくといったことはよくありますね。

しかし、状況が変わりやすいものと言えば天気や時間だと思いますのでそういった場面で使えるフレーズと覚えておきましょう。

さらに、4つ目の意味ではこのほかに過去に経験した不確かな状況という時も使うことが出来ます。

フレーズ例)
I think it was Kyoto, or at least somewhere that day.
あの日訪れたのは京都…だったと思う。

He wants to come today, no, well at least he is coming.
彼が今日来たいってー。いや、来るって言ってる!

このように、過去に【~だったはず】というような不確かな状況だったこともAt leastを利用して表現できます。

確かこうだったんだよねー、と話題になることも多いはず。

記憶を遡るように、思い出の話をする際に利用しやすいフレーズですね!

At leastの類語ってあるの?

At leastの大きな意味合いとしては、”少なくとも”があります。

その時に類語として挙がるのが

・At the very least
・At any rate
・Leastways
・Leastwise

以上の4つは、全て”少なくとも”、”いずれにせよ”という意味合いを持っています。

少しだけ例文もご紹介しておきます!

例文)
At the very least, I received a lot of influence from the book.
私は少なくとも本の影響をいくらか受けた。

You should go to bed at 10 o'clock at the very least.
あなたは少なくとも10時には寝るべきだ。

I believe in you at any rate.
少なくとも私は君を信じてる。

Leastways, he won't walk by day, and you may lay to that.
少なくとも昼間は絶対に歩かないよ。

以上のように、同じような意味合いが含まれているので置く場所によってセンテンスの構成が変わってきてはしまいますが、ニュアンスは同じとなります。


英語で「わざわざ」を言えますか?こちらのブログでチェックして見ましょう!

nativecamp.net


At leastの覚え方は?

実際に、このAt leastは非常によくネイティブスピーカーの間で使われる単語で、海外ドラマでも映画でもしょっちゅう出てくる代表的な言葉です。

英語を勉強する際に、辞書を使ってAから順に…なんて事も昔やったなーという記憶が残っているかもしれませんが、At leastの使い方はネイティブスピーカーや海外ドラマで使っているのを勉強した方が、意味合いが分かりやすいと思います。

なぜなら、At leastの意味の中で3と4の意味合いは法則が無くこういう条件であれば使えますよという提示だけでした。

明確な定義がないので、頭だけでいろいろ考えたり、勉強したとしてもいざ使うとなれば口から出てこないなんて事は良くある話。

海外ドラマや映画は、シチュエーションが目で見えるのでこういったやり取りの時に使う!というのが明確に視覚で入ってくるからです。

是非、英語字幕で観ることをお勧めします!

まとめ

At leastには、複数の意味があるということで4つの意味を個別にご紹介してきました。

少し、つかみにくい使い方が合ったかもしれませんが1と2の意味合いは法則が決まっている為とてもよく使われます。

基礎英語から少しランクアップさせた言葉遣いで喋ってみたいときは、是非とも使ってみてくださいね!