リプライってどんな意味?SNSでよく使われる用語について詳しく解説!

リプライってどんな意味、SNSでよく使われる表現、ネイティブキャンプ

スマホが普及し、日常的にSNSを使うことが当たり前になった今日この頃。

SNSの機能を上手に使えば、世界中のどんな人や、有名人たちとも交流をしたりすることが可能になりました。

ところで、ツイッターやインスタグラムでよく使われている言葉の意味について、みなさんはちゃんとご存知でしょうか?

また、これらの言葉は、実際の英語の会話文ではどのように使われているのでしょうか。

今回の記事では、いくつかのSNS用語についての意味や語源、間違いやすい用法などについて詳しくご紹介していきます。

ぜひ、これを読んでSNS用語について詳しくなり、普段の英語学習にも役立ててみてください。

リプライの意味とは?
用法や語源についても紹介!

Twitterでよく使われる「リプライ」という表現。

日常的には、「リプ」という言葉で使われてはいるものの、一体どんな意味があるのか正しく理解していますか?

ここでは、リプライという言葉の語源や意味、用法などについて詳しくご説明いたします。

リプライの意味&例文や成り立ちなど

Oxford English Dictionaryでリプライ(=reply)の意味を確認したところ、以下のような意味になりました。

Say something in response to something someone has said.
(訳)誰かが言ったことや、何かについて答える形で意見を言うこと

例えば、以下の例文のようになります。

He replied that he was not there at that time.
(彼はその時、そこにいなかったと答えた。)

この文は、この会話の前段階として「彼」はそのときそこにいたのかどうかという問いがあり、それに「彼」が答えるという文になっています。

また、この言葉には動詞以外にも名詞の意味もあり、「reply」という言葉自体で、「(口語または筆記の)返事・答え」という意味もあります。

例えば、 I received a reply from his teacher.
(私は彼の先生から返事を得た) というように、receive(受け取る、得る)の目的語としてreplyが使われています。

リプライの語源とは?

英語を覚える際に、接頭辞や接尾辞などの知識を増やしておくことは非常に大切です。

英単語の数は非常に多いので、これら接頭辞や接尾語を覚えることは、ボキャブラリーを増やすことに大いに貢献します。

ここでは、replyを切り口として、接頭辞「re」の意味、「reply」 の語源などについてもお伝えしていきたいと思います。

replyのという言葉は、元々ラテン語に由来があります。

元々、接頭辞の「re」には、 「後ろへ、再度、反対に」 などの意味がありました。

それにply(折る)という意味がくっつくことにより、 「反対に折る=折り返す=返事をする」 という意味になりました。

このreという接頭辞を覚えておくことは、他の語の暗記にも役立ちます。

例えば、reborn
【re(再度)+born(生まれる)】

=生まれ変わる・復活する

recede
【re(後ろへ)+cede(進む)】

=後退する という言葉も、reの接頭辞+動詞からできている言葉です。

また、SNSでよく使われる略語についての記事もご紹介しておきます!気になる方はぜひ読んでみてくださいね。


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メンションとリプライはどう違うの?

ここまでreplyの意味や用法などについてお伝えしてきましたが、TwitterやLINEでは、リプライと同じくらいよく出てくる言葉に「mention(メンション)」があります。

ここでは、mentionの語源や用法、意味などについて、またTwitter、LINEでの使い方の違いについてお伝えしていきます。

メンションの意味&例文や成り立ちについて

メンション(mention)という言葉は単語帳などでは「言及する」と訳されることが多いです。

「言及する」という訳ですと、なんだか大げさに感じてしまいますが、実際はもっとカジュアルな使い方をします。

Mentionの定義をOxford English Dictionaryで確認したところ、以下のような意味になりました。

Refer to (something) briefly and without going into detail.
(訳)手短に(詳細については触れずに)何かについて言及すること、話題を持ち出す

例えば、英文の中では以下の様に用いられます。

I haven't mentioned it to William yet.
(まだウィリアムに、そのことについては伝えていない。)

先にご説明したreplyは、 「誰かの問いについて答える」 という意味でしたが、 mention 「自分から話題について触れる、持ち出す」 という意味の単語です。

この違いを覚えておきましょう。

また、他にもよく使われるフレーズとして Don’t mention it.
(お礼に対する返事として「どういたしまして」の意味)

Not to mention~
(~に「ついてはいうまでもなく」というイディオム) という言葉もあります。

メンションの語源は?

では、mentionはどのような語源をもっているのでしょうか?

元々は、ラテン語「mentionem(言及する)」に由来があります。「mens」という言葉には、「心」という意味があり、形が変わって「mention」となりました。

メンションの過去形&過去分詞形

Mentionは規則動詞ですので、過去形、過去形共に語尾にedをつけるだけです。

Mentionedという形に変化します。

注意したいmentionとreplyの違い

LINEでは、メンションというと、グループトークの中での特定の相手に対してメッセージをしたいときに、使われます。

トークルーム内の相手の名前を長押しして@を表記し、メッセージを送信すれば、
「@+名前+メッセージ」という形で送られ、相手に通知がいきます。

一方、リプライは特定の相手、または特定のメッセージに対して返信をしたいときに使われます。

リプライ機能を使いたいときは、まず返事を送りたいコメントを長押しします。

そして出てくるメニューの中から「リプライ」を選択し、メッセージを入力します。するとタイムライン上に「相手のコメントに対する返信」という形で表示されます。メールでいう、引用返信のような形です

その他SNSでよく使われる英単語の意味や用法などついてご紹介!

これを読んでいる多くの方は、日常的にTwitter・Instagram・LINEなどのSNSサービスに慣れ親しんでいることと思います。

これらのサービスでは、多くの英単語が使われています。ここでは、SNSでよく使われている英単語について、意味だけでなく語源や用法も含め、ご説明していきます。

follow&follower(フォロー&フォロワー)

Oxford English Dictionaryでfollowの意味をひくと、以下の通りとなります。

Go or come after (a person or thing proceeding ahead); move or travel behind
(訳)前を進む誰かや物の後をついていく

そのような意味から、InstagramやTwitterで使われる「フォロー・フォロワー」は、特定のアカウントの発する情報を追いかけることという意味になりました。

フォロワーは、「follow+er」で、フォローをする人、つまり情報を追いかける人という意味です。

followを使う例文としては She followed the girl.
(彼女はその子についていった) というように、「追いかける」という意味でつかわれることが多いです。

しかし物理的に人を追いかけるという意味だけではなく、 No one knows what might follow.
(何が起きるか、誰も知らない) というように、「何かの結果として、ある事態が引き起こされる」という意味でも用いられます。

account

account(アカウント)という言葉は、Oxford English Dictionaryより以下の通りとなります。

A report or description of an event or experience.
(訳)出来事の報告書や概要

A record or statement of financial expenditure and receipts relating to a particular period or purpose.
(訳)ある一定の時期や目的に関する支出などを記録したもの
=会計書や口座

例えば、海外で銀行口座を開いたときに、口座残高を「account balance」などといいます。

SNSで使われるaccountという言葉は、コンピューター用語で用いられる、 ユーザーがネットワークを利用するための権利を得る状態≒本人のもっているページ のことを意味します。

マークやメッセージ、スタンプってどういう意味?

SNSでよく使われる言葉に「メッセージ・マーク・スタンプ」という言葉があります。

これらの言葉は日本語化しているといってもいいくらい、私たちの日常生活に浸透していますが、元々はどのような意味なのでしょうか?確認していきましょう。

マーク

マークという言葉は、動詞と名詞があります。
まずは動詞の意味からみていきましょう。

Write a word or symbol on (an object) in order to give information.
(訳)情報を与えたり、目立たせるために線や印を書くこと
(Oxford English Dictionaryより引用)

名詞では (本来の形や色を傷つけたりよごしたりする)
跡や傷跡、しみ
という意味や、記号や符合、刻印といった意味があります。

メッセージ

メッセージもとてもよく使われる日本語ですが、どのような意味をもっているのでしょうか。

辞書に書かれている定義では、以下の通りです。

動詞
Send a message to (someone), especially by email.

(訳)(特にe-mailで)誰かにメッセージを送ること。

名詞
A verbal, written, or recorded communication sent to or left for a recipient who cannot be contacted directly.

(訳)直接コンタクトをとれない相手に送るための、言葉や紙・録音などの手段で残したコミュニケーション手段のこと。
(Oxford English Dictionaryより引用)

スタンプ

日本語でスタンプというと、郵便局で使われるものや、子どもたちがインクを付けて遊ぶ、「押すような形のスタンプ」を想像する方が多いかと思うのですが、英語の意味はどうなっているのでしょうか。

Stamp(スタンプ)も、他の多くの語と同じく動詞と名詞があります。まずは、動詞からご説明します。辞書で調べますと、大まかに分けて二つの意味が出てきます。

動詞
Bring down (one's foot) heavily on the ground or on something on the ground.

(訳)足または何かを強く地面に押し付けること

Impress a pattern or mark on (a surface, object, or document) using an engraved or inked block or die.
(訳)書類や物の表面に、インクをつけて刻印やマーク、模様を押すこと

名詞
An instrument for stamping a pattern or mark, in particular an engraved or inked block or die.

(訳)インクを付けて刻印やマークをおすためのの道具

スタンプは、元々の意味である「押し付ける」という単語から派生してできた言葉です。

マーク・メッセージ・スタンプは、どの言葉も普段使っている言葉とあまり違いがありませんので、わかりやすいですね。

Twitter&Instagram

最後に、SNSで有名なツイッターと、インスタグラムの語源についてもご紹介します。

Twitter

ツイッターといえば青色の鳥のマークが有名ですね。

特定の相手だけではなく、世界中の人のつぶやきを、瞬時に読むことのできるとても便利なツールです。

さて、このツイッターの名前の由来となって「tweet」という単語は、どのような意味なのでしょうか。

Tweet をOxford English Dictionaryでひくと以下の通りとなります。

The chirp of a small or young bird.
(訳)若い、又は小さな鳥のさえずり声

「ツイートする」という言葉が一般的に用いられるため、ツイートという単語には、「つぶやく」というような意味があると思っている方が多いのですが、実はツイートという単語自体にはそのような意味はありません。

あくまでも、鳥がさえずる様子をさしたものでした。それでは、「つぶやく」と言いたいいときには、どのような言葉を使えばよいのでしょうか。

つぶやく、一人でぶつぶつ言うといった意味の単語には「mutter」と「murmur」という言葉があります。

例えば、 He muttered that it was not a good plan.
(訳)彼はその計画はよくないとぶつぶつ言った。 というような使い方をします。

Instagram

インスタグラムという言葉は元々英語にはありません。

この言葉は、 「instant(即時に)」+「telegram(電報)」 を組み合わせて作られた言葉だそうです。

有名な歌手や俳優も、インスタグラムをフォローするだけで、まるですぐそこに相手がいるかのように錯覚できるあのような手軽さと名前がよくマッチしていますね。

そしてSNSを使っていて必ず行うチャット。そんなチャットで気を付けるべきことを紹介している記事を載せておきます!気になる方はぜひ合わせて読んでみてください!


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まとめ

ここまで、SNSにまつわる英単語の用法や使い方などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

SNSを利用することは、英語の上達にはとてもよい方法の一つです。

海外のお気に入りのアーティストのツイッターやインスタをフォローすることで、日々英語に触れ、新しい言葉を習得するきっかけにもなります。

今は、グローバルな時代で、使える便利な機能が身近にたくさん溢れています。ぜひこれらのアプリを活用して、英語にたくさん触れ、もっと「使える英語」の数を増やしていきましょう!