【花粉症の人必見!】目がかゆいって英語でなんていうの?

目がかゆい、赤ちゃん、可愛い、英語で、ネイティブキャンプ

3月、4月。それは花粉症の人にとって、地獄の季節。早い人だと2月から薬を飲み始めて、なんとかこの季節を乗り切るという人も多いのでは。

今や日本では、2人に1人が花粉症だと言われています。

鼻水がでる、目が痒い、喉がイガイガする。

……なんていう症状は、花粉症の人なら、嫌というほど知り尽くしているはず。

かくいう私も、スギ花粉症の他にハウスダストなどの通年性の鼻炎ももっているため、一年中、目がしょぼしょぼして、鼻が詰まっています。

ですが、この花粉症、あまりにも市民権を得すぎていて、花粉症じゃない人からしたら「なんだ、ただの花粉症じゃん」と軽くみられがち。

「なんとかして、この苦しみを伝えたい!」
と思うのは、花粉症および、アレルギー性鼻炎に悩んでいる方なら当然なはず。また同じ花粉症同士なら、この苦しみをシェアしたいと思うもの。

たとえそれが海外の方で、日本語が通じないとしても、花粉症の苦しみは万国共通

なのでここでは、花粉症――特に「目」に関しての花粉症の訴え方についてみてみましょう。

いざ花粉症になった時、花粉症の症状がでた時、すぐに口からついて出てくるように普段から練習してみるといいですね。

「私、花粉症なんです!」と言いたい時

まずは、自分が花粉症であることを言いたい時に使えるフレーズをご紹介します。

【hay feverを使った言い方】

I have hay fever.
(花粉症なんだ。)

I suffer from hay fever.
(花粉症に悩まされているんだ。)

【pollenを使った言い方】

I’m allergic to pollen.
I have a pollen allergy.
I get an allergic reaction from pollen.

(花粉アレルギーがあるんだ。)

このように「花粉症」を表したい場合は、hay feverpollenを使うのが一般的になります。それぞれ詳しくみていきましょう。

hay fever

hayは枯草という意味で、直訳すると「枯草熱」。
もともと19世紀にイギリスの農民たちが牧草を収納する時に、のどにかけて焼けるような痛みとくしゃみ、鼻づまりなどの症状があったことから作られた言葉、今は「花粉症」と同意義。

pollen

ずばり「花粉」という意味で、もし特定の植物の花粉にアレルギー反応があるようなら、以下のように言ってみましょう。

I’m allergic to ________ pollen.

スギ Japanese Cedar
ヒノキ Japanese Cypress
ブタクサ Ragweed

ぜひ自分の言い易い方を使ってみて下さい。その際、allergyには冠詞(※)がついて、hay feverにはつかないことに注意しましょう!

※もし複数のものに対してアレルギーをもっているようなら、複数形のallergiesを使う。

また花粉症と同じような症状をもつアレルギー性の病気としては、下記のものもあります。

鼻炎
allergic rhinitis

季節性の鼻炎
seasonal nasal allergy
/seasonal allergic rhinitis

そして、今まさにこの瞬間に花粉症の症状に苦しんでいる場合は、次のように訴えてみましょう。

・I’m having an allergic reaction!
・My allergy is going off.

(アレルギーの症状がで始めた!!)

「目が痒い!」を訴えたい時

花粉症の主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、などがあります。まず、それらを英語でみてみましょう。

・Hay fever or pollen allergy causes sneezing and a runny and stuffy nose.
(花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを引き起こします。)

・Hay fever has symptoms similar to those of a cold such as sneezing, nasal congestion and sinus pressure.
(花粉症は風邪と似た症状、くしゃみ、鼻づまり、鼻の奥の炎症を引き起こします。)

※nosal (形)鼻の
congestion (名)過剰、渋滞、充血
sinus pressure (名)副鼻腔炎

さて、ここで本題の、目に関しての花粉症の症状をみていきましょう。

花粉症の時に、一番辛い目の症状は、「目のかゆみ」ですね。

よく「眼球を取り出して洗いたい」などと表現するように、あのかゆみにはどこにも逃げ場がありません。

そんな時、誰かに「めっちゃ、目がかゆいんだけど!」と英語で訴えられれば、ちょっとは気が紛れるかもしれませんね。

ところで「かゆみ」を表現する単語、みなさんは知っていますか。

答えは“itch”になります。

だいたいこの言葉で「かゆみ」はカバーすることができるので、覚えていて損はないです。まさに「かゆいところに手が届く単語」ですね。

なお、このitchという単語は、名詞、形容詞、動詞用法があり、それぞれ次のように使うことができます。

【動詞】
・My eyes itch from pollen allergies.

【形容詞】
・My eyes are itching from a pollen allergy.
・I have itchy eyes from a pollen allergy.

【名詞】
・I have an itch in my eyes from a pollen allergy.

それぞれ「私は花粉症のせいで、目がかゆいです。」という意味になります。その時の状況、または自分の言い易いものを選んで使ってみましょう。

また、ここでのfromは〈原因・動機〉を表しており、because of よりもカジュアルな表現となっています。

先ほども言ったように「かゆみ」はだいたい“itch”でこと足ります。ですが、もっと自分の痒みを的確に言いたいという方は、以下も試してみてもいいかもしれません。

・irritate(動)/irritation(名)…
痒いに合わせて、ヒリヒリするような、炎症を伴う痛みを表現する場合に使います。

(例)
My skin is irritated because of sunburn.
(日焼けのせいで、皮膚がヒリヒリする。)

I have an irritation in my eye.
(目が痒くてヒリヒリする。)

・scratchy…
チクチクする、むず痒い場合に使います。痒みと引っかかれるような痛みがある時に使います。

(例)
This sweater is scratchy.
(このセーターは、チクチクする。)

I’ve had a scratchy throat since I caught a cold.
(風邪をひいてから、ずっと喉がいがらっぽい。)

ぜひ、上記の単語を使って、自分自身のかゆみを表現してみて下さい。

また単語を変えずとも、違うレベルのかゆみもitchでも表すことができます。

やり方は簡単。副詞などをつけて強調すればいいのです。

My eyes are itchy like crazy! I want to take my eyeballs out and wash them!
(死ぬほど目がかゆい!!眼球を取り出して洗いたい!!)

これだけ感情をこめて言えば、相手もあなたがどれだけ苦しんいるのかわかってくれる……はず。

他にも、badlyの代わりにterriblyawful(共に、ひどい、という意味)などつけて、さらに強調してみてもいいかもしれませんね。

その他の目の症状

もちろん、花粉症の目の症状はかゆみだけではありません。涙目、充血、かすみ目、炎症……など嫌になるほど様々な症状に悩まされます。

それぞれ一緒にみていきましょう!

・涙目 watery eyes
・充血 red eyes(bloodshot)
・かすみ目 bleary eyes(blurry eye)
・炎症をおこした目 an inflamed eye

では、これらの表現を使った例文を、今までのまとめとともに次で見てみましょう。

花粉症で苦しんでいる人を見かけたら……

さて、前知識は得たということで、ここではより実践的な会話形式で花粉症の苦しみを訴えてみましょう。

また同時に、花粉症や他の原因で体調を悪くしている人にかけてあげたら喜ばれる「気遣いフレーズ」も一緒に学びましょう。

Hey! Is everything OK? You look awful. Your eyes are bloodshot, like a zombie.
(やあ、どうしたの? 体調が悪いようだけど? まるでゾンビみたいな目だよ。)

Yeah. You know I always suffer from pollen allergies every spring. It’s really annoying for me.
(そうなんだ。毎年、春になると花粉症に悩まされているんだ。本当にイヤになるよ。)

That’s too bad. What symptoms are you having? I have no idea because I’m not allergic to anything.
(かわいそうに。今、どんな症状がでてるの? 僕はなにもアレルギーはないから、全然わからなくて。)

Lucky you. I have a runny nose and I sneeze a lot. Above all, I totally hate it when my eyes are itchy and watery like crazy. Achoo!
(うらやましい。鼻水とくしゃみ、何よりも目が異常なほどかゆくなるのが耐えられないんだ。ハクション!)

Bless you. Did you take medicine?
(お大事に。薬は飲んだの?)

Not yet, because once I take medicine, I feel sleepy and dizzy.
(まだ。一回薬を飲んじゃうと、眠くなって、ふらふらするんだ。)

That doesn’t sound good. I hope you get better soon. Please take good care of yourself.
(そりゃ、よくないね。すぐに良くなるといいね。くれぐれも自分を大事にね。)

I hope so, too. Thank you for your concern.
(本当に。気遣ってくれてありがとう。)

【気遣いワード】

・(God) bless you…
風邪や花粉症で、くしゃみをした人に言ってあげましょう。

・I hope you get better soon…
体調の悪い人にかけてあげる定番の言葉です。

・Please take good care of yourself…
去り際にこんな言葉をかけてあげられたら、気遣い上手です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回学んだ単語やフレーズを生かして、花粉症の苦しみを少しでも相手に伝えることができるような気がしてきましたか?

花粉症の苦しみは国籍、人種問わず、誰でも一緒。ぜひ、花粉症をきっかけにして(?)交流の輪を広げてみて下さい!