知っておくと役に立つ花粉症についての英語表現

花粉症にまつわる英語フレーズ、アレルギーの英語フレーズ、ネイティブキャンプ

といえば、皆さんは何を連想しますか?

新学期のスタート、新社会人の仕事始めなど、何か新しい物事を始める季節だと感じている方も多いのではないでしょうか。

春は気候も穏やかで植物なども芽を出す時期なので、新しいことを始めるにはうってつけのシーズン。

しかし、スタートするのは、何も新生活だけではありません。

頭が重い、だるさや不眠、集中力の低下、目がかゆい、くしゃみ、鼻水が出る。

皆さんお気づきでしょうか。

そうです、花粉症がスタートするシーズンでもあります。

簡単に花粉症のことを説明すると、スギやヒノキなどの特定の花粉が鼻やのど、目の粘膜についたときにアレルギー反応が起こり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどの症状を起こすことを指します。

そこで今回は、海外で花粉症になってしまった時や日本に住んでいる海外のお友達が花粉症に悩まされている場合に使える、花粉症に関する英語表現を紹介させていただきたいと思います。

花粉症を英語で言うと?

花粉症を英語で言うと、以下の3つの表現があります。

1.Hay fever

Hayは「干し草」、Feverは「熱」英語圏では、干し草と言う主に家畜の飼料として用いられる、草を刈り取って乾燥させたものが原因で花粉症が発生すると考えられていたためHay feverで「花粉症」を表すようになったそうです。

2.Pollen allergy

Pollenは「花粉」、allergyは「アレルギー」と言う意味ですので「花粉アレルギー」、つまり「花粉症」と言う意味になります。

3.Allergies

単純にallergiesと言うだけでも、聞き手はあなたの症状(目が痒そう、くしゃみばかりしている等)をみて、花粉症だと言うことを推測できると思います。

ですので、もしHay feverやPollen allergyと言う単語がとっさにでてこない場合は、Allergiesと言いながら自分の鼻を差しておけば、みんなあなたがなんのアレルギーで苦しんでいるか気づいてくれると思います。

花粉症って病気なの?治るの?対処法は?

私たちが花粉症と呼んでいるものは
「季節性アレルギー性鼻炎」と言う正式名称があり、れっきとした病気です。

基本的に一度発症してしまうと、自然に治ると言うことはないそうです。しかし、現在では治療によって、症状を軽くしたりすることも可能となっています。

花粉症治療について

1.舌下(ぜっか)

免疫療法といって 自分が持っているアレルゲン(スギ花粉、ブタクサなど)の液体または錠剤を舌の下に置き、花粉症の発生を抑えると言う治療があります。

2.薬の服用

抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、ステロイド薬などの薬の服用。

日本だと「アレグラ」が一番有名でしょうか。私も花粉症に悩まされていた時期は、よくアレグラを服用していました。

3.レーザー治療

レーザーなどによって鼻の粘膜を焼く。

これはそのままの意味なのですが、花粉症は鼻の中の鼻粘膜で起こるアレルギー反応によって起きます。なので鼻の粘膜を焼いてしまうことで、そもそもアレルギーに反応しないようにしてしまおうと言うものです。

ただし、粘膜は1年から2年で再生してしまいますので、その際は再度病院に行く必要があります。

対処法について

花粉症は一度発症してしまうと、基本的には自然に治るものではないと言うことを先ほど説明しました。

しかし症状を悪化させないための対処方法はいくつかありますので、紹介させていただきます。

1.花粉対策用マスク/メガネを着用する

粘膜にアレルゲンを侵入させなければ理論上症状は出ません。

なので外出するときはマスク/メガネを着用し、アレルゲンの侵入をできるだけ防ぎましょう。

2.喉や目、鼻を保湿する

喉や目、鼻の粘膜が乾燥すると炎症が起こりやすくなるので、マスクや加湿器などで保湿を行いましょう。

のど飴などを舐めても効果はあります。

3.タバコやアルコールを控える

アルコールは血管を拡張させ、鼻づまりを悪化させる原因となります。

また、タバコも鼻や口の粘膜を刺激し、症状が悪化しますので控えた方がいいでしょう。

今までの説明を英語で説明できるように、以下にまとめさせていただきました。
ぜひ皆様が海外のお友達に説明するときなどの、参考にしていただければと思います。

I got hay fever.
「花粉症になった/かかった。」

There's a lot of pollen in the air today.
「今日は花粉が多い。」

I have a pollen allergy.
「私は花粉アレルギーを持っています。」

My eyes are itchy, I have a runny nose, headache, and I feel tired. It’s like hay fever.
「目が痒いし、鼻水も出るし、頭も痛い、しかも体もだるい。まるで花粉症のようだ。」

Why does Japan have a lot of cedars? This is probably why most people have cedar allergy.
「なんで日本にはたくさんの杉が生えているのですか。だから大半の人が杉花粉を患っているのだと思います。」

Sublingual immunotherapy is one of the treatments for hay fever.
「舌下(ぜっか)免疫療法は花粉症における治療法のひとつです。」

To melt the mucous membrane of nose by laser is the one of a methods of treatment for hay fever.
「鼻の粘膜をレーダーで焼くことは、花粉症における治療法のひとつです。」

You can avoid pollen and hay fever by wearing a mask and glasses.
「花粉用のマスクやメガネを着用することで、花粉から身を守ることができます。」

Hydrate your throat and eyes in order to protect yourself from hay fever.
「花粉症から身を守るために喉や目の保湿を行いましょう。」

Because alcohol makes your blood vessels expand and can worsen your symptoms, you have to stop drinking during the pollen season.
「アルコールは血管を拡張させ、花粉症の症状を悪化させるので、花粉症の時期はアルコールを飲まない方がいい。」


マスクに関する英語表現はこちらのブログでもご紹介しております!

nativecamp.net


様々なアレルギーの英語表現

今までアレルギーの中でも、花粉症にフォーカスして英語表現などを紹介させていただきましたが、次に世の中に存在するアレルギーの英語表現やその説明をしたいと思います。

Food allergies

...日本語で言う所の食物アレルギー/食べ物アレルギーのことです。

基本的に、アレルゲンである食べ物の名前をallergiesの前につければ自分が持っているアレルギーのことを相手に伝えることができます。

例)I have gnat bite allergy.
  I have an egg allergy.

Metal allergies

...金属アレルギーのことです。

金属アレルギーとは、身につけているネックレスや時計の金属が汗などによって溶け出し体内に入り込み、それを体が「異物」として認識し、過剰反応することで、アレルギーの症状が起きることを指します。

Dermographism

...皮膚描記症性じんま疹のことを表します。

こちらはあまり聞き慣れないアレルギーの一つだと思いますが、どういうアレルギーかと言いますと、自分の皮膚に爪や何かペンのようなもので何か文字を書くとその形に皮膚が膨れ上がってしまうという症状のアレルギーです。

諸説は色々あるのですが、いまだにはっきりとした発生原因がわかっていないアレルギーの一つです。

Vibratory urticaria

...振動性じんましんのことです。

走ったり手を叩いたりを繰り返すことによって、数分でじんましんを発生させます。

原因の一つとして遺伝が関係しているということが現在わかっています。

Aquagenic urticaria

...水アレルギーことです。

このアレルギーは、世界でこれまで100人に満たない発症者の報告しかない、非常に珍しいアレルギーです。

このアレルギーは、水に反応してかゆみや腫れを引き起こします。しかもその水というのは、自分の汗や涙ですらも含みます。

また、私たちが生きていくのに必要不可欠な水分を補給するだけでも喉が腫れてしまうという非常に恐ろしいアレルギーです。

人間の体の60%は水分で構成されています。その点から見ても、このアレルギーがいかに辛いかが想像できるかと思います。

また、残念なことにこのアレルギーの治療法は2019年の今でも見つかっていないということです。1日でも早く治療法が見つかることを祈っております。


花粉症の典型的な症状である「鼻水」についてはこちらのブログで!

nativecamp.net


まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は花粉症になった時や、花粉症について海外のお友達と話す時に使えるフレーズを中心に紹介をさせていただきました。

今や日本人の40%の人がかかっていると言われてる花粉症。しかし花粉症を患っていない人にはこの辛さはわからない。

そんな時に本日紹介させていただいたフレーズや単語などを使用していただければ、花粉症になったことがなく、馴染みがない方にみなさんの辛さを共有できると思います。

また、これはフィリピンに住んでいる私の実体験なのですが、この国には花粉症はない(あるとは思いますが、花粉症の人が極端に少ない)ため私が 「最近さHay feverっぽいんだよね〜」 と友達と話していたのですが、誰もその意味を理解してくれませんでした。

その時に日本以外の国では、花粉症というアレルギーは馴染みのないものなのだと実感しました。しかし"Hay fever"が通じなくても、本日紹介したもう一つの表現である"Pollen allergy"を使用し、その場を乗り切ることができました。以上余談でした。