つら~い花粉症シーズンに!「鼻水」の英語表現を知ろう

鼻水の様々な英語表現法、花粉症シーズンに役立つ英語フレーズ、ネイティブキャンプ

みなさんは、「鼻水」って英語で何て言うかご存知でしょうか?

ちょっと汚いですが、体調を言い表す表現としては欠かせない言葉ですよね。

特に、花粉症シーズンになると、鼻水で悩まされる方は多くいるので、話題になるようなこともあるかもしれません。

そこで今回は、「鼻水」にまつわる英語表現についてご紹介してみたいと思います。

「鼻水」って英語で何て言う?

それでは早速、鼻水の英語表現を見てみましょう!

鼻水は、英語で "runny nose" と言います。

"runny"という単語は聞き覚えが無いかもしれませんが、「粘液を分泌する」という意味があるそうです。

日本人でよく"running nose"と間違えて覚えてしまう方がいらっしゃいますので気を付けましょう。

このほか、 "dripping nose" と、表現をすることもあります。

"drip"とは日本語で「ドリップコーヒー」と言うように「したたる、ポタポタ落ちる」という意味があります。

鼻水のイメージが湧きやすい表現ですね。

また、医学用語としての鼻水は
"nasal mucus"といいます。

ちょっと難しいので、こちらは頭の片隅に置いておく程度で十分でしょう。

ちなみに鼻血は"nosebleed"と言います。

"bleed"には「出血する」という意味があるため、「鼻が出血する」というのをそのまま英語に訳したのが"nosebleed"なんですね。

このほか、鼻水に関連する英単語には以下のようなものがあります。

くしゃみ sneeze

風邪をひく
 have a cold, catch a cold

寒気がする chilly

のどの痛み a sore throat

 a cough

インフルエンザ flu

花粉アレルギー pollen allergy

アレルギー allergy

声がかれる lose one’s voice

鼻風邪 head cold

鼻の穴 nostrils(両穴), nostril(片穴)

花粉症 hay fever


花粉症にまつわる英語表現について知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね♪

nativecamp.net


「鼻水」に関するさまざまな英語表現

それでは続いて、鼻水に関するさまざまな英語表現について見ていきましょう。

鼻水が出る

have a runny nose
「風邪をひく」というのを"have a cold"と言うのと同じように"have"を使って表現することができます。

nose is running
"run"という動詞には「走る」という意味もありますが、「流れる」という意味もあります。
鼻水が流れ出る様子を分かりやすく表す表現となっています。

鼻血が出る

have a nosebleed
鼻水の場合と同じように、”have”を使って言い表すことが出来ます。

nosebleed
"bleed"は「出血する」という動詞として使われる単語ですので、「鼻が出血する=鼻血が出る」という意味にすることが出来ます。

鼻づまり

stuffy nose
ぬいぐるみのことを"stuffed animal"と言うように、"stuff"は「詰める」という意味があります。
「鼻づまり」をダイレクトに表す表現ですね。これも"have"をつけ"have a stuffy nose"とすることで「鼻が詰まる」という意味にすることが出来ます。

nose is stuffed up
"stuff"には「詰める」という意味がありますが、"up"をつけることで「詰め込む、ふさぐ」といったより強調したニュアンスになります。
これを”be動詞+過去分詞形”で受動態にすることで「鼻に詰め込まれる、鼻をふさがれる=鼻が詰まる」という表現にすることが出来ます。

congested nose
"congested"には「混雑した」という意味があります。鼻の中が混雑する、という表現はなんだかユニークですが、なんとなく「鼻づまり」のニュアンスはありますね。

鼻をかむ

blow one’s nose
「(風や空気が)吹く、通り抜ける」という意味のある"blow"を使って、「鼻を吹く=鼻をかむ」という意味にすることが出来ます。"with tissue"など、"with"をつけることで「~で鼻をかむ」という表現にすることもできます。

give one’s nose a blow
"blow"という単語には「鼻をかむこと」という名詞としての意味もあります。
そこで、「鼻に、”鼻をかむこと”を与える(give)」という文章で「鼻をかむ」という動詞としての意味にすることが出来ます。ちょっと複雑ですので、この形のまま丸覚えするようにしましょう。
"blow"はキーワードですね!

鼻水が止まらない

nose doesn’t stop running
先ほど「鼻水が出る」という意味の英語表現として"nose is running"というのをご紹介しましたが、これに"not stop(止まらない)"を付けることで「鼻水が止まらない」というのを表すことが出来ます。

nose is running badly
こちらも、"nose is running"から派生した表現です。"badly(ひどく)"をつけることで「ひどく鼻水が出る=鼻水が止まらない」というのを表すことが出来ます。

have a really bad runny nose
先ほど「鼻水が出る」という意味の英語表現として"have a runny nose"というのをご紹介しましたが、これに"really bad(とても悪い)"というのを付けることで、「ひどい鼻水=鼻水が止まらない」というのを表すことが出来ます。

鼻をすする

sniff
もともとは「ふんふんと匂いを嗅ぐ」動作を表す"sniff"ですが、「鼻をすする」という意味でも使うことが出来ます。

sniffle
「くすんと言う」「すすりあげる」という動作を表す"sniffle"を使って「鼻をすする」を表現することもできます。

ちなみに、海外では鼻をすする行為は日本以上に下品な行為だと考えられています。このため、人前で鼻をかむことに抵抗を持っていない欧米人は非常に多いです。

鼻をすするくらいだったら、人前だろうが鼻をかむ方がまだマシ、という考え方なんですね!

お鼻のトラブルにまつわる英会話集

さて、鼻水に関するさまざまな英語表現を知ったところで、続いては実際に英会話でお鼻のトラブルについて話す時のフレーズを見てまいりましょう!

all drippy here(ひどい鼻水)

1つ目は、海外ドラマ「フレンズ」からの1シーンをご紹介したいと思います。

風邪をひいていることを認めようとしない妻モニカに症状を自覚させるために、夫チャンドラーが言うセリフで、鼻水に関する表現が登場します。

※以下ではモニカを"M"、夫チャンドラーを"C"と表現します。

M:Okay, so what do you want to do? Let’s do something crazy!
(オッケー、それじゃあ何する?何したい?何かクレイジーなことやりましょうよ!)

C:I know, let’s rest and drink lots of fluids.
(はいはい、たくさん水分取って寝ようね。)

M:Okay, I’ll rest. But y’know if I’m going to bed, then you’re coming with me.
(わかった。休むわよ。でもね、あなたも私と一緒に寝室に来て。)

C:That would be impossible to resist if you weren’t all drippy here.
(それは無理だな。だってほら、ひどい鼻水だもん。)

鼻水をたらしたモニカの鼻を"here"と指差しながら"all drippy"と言うことで、ひどい鼻水であることを示しています。

冒頭で鼻水のことを"dripping nose"とご説明しましたが、まさにそこから派生した表現ですね。

なお、今回のチャンドラーのような、風邪を引いた人に対する気遣いフレーズが知りたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてくださいね♪

Mr.Sniffles(鼻水グズグズ君)

2つめに、映画「10日間で男を上手にフル方法」に登場する1シーンです。鼻詰まりの主人公ベンを、彼女のアンディと友人のトニーがからかうシーンでのセリフです。

※以下では、アンディを"A"、トニーを"T"と表現します。

A:Blow. Nobody likes Mr Sniffles.
(鼻をかんで。鼻水グズグズ君なんて、誰も好きじゃないわよ。)

T:I hate Mr Sniffles.
(鼻水グズグズ君なんて俺も嫌だなあ。)

A:Come on, stuffy head.
(さあ、鼻づまり君!(ティッシュを鼻に持ってくる))

"blow one’s nose(鼻をかむ)"という表現をご紹介しましたが、親が風邪を引いた子供によくやるのが、ティッシュを子供の鼻にあてがいながらの"Blow.(鼻かんで。)"です。

"blow"単体でも使えるんですね。それにしても、"Mr.Sniffles(鼻水グズグズ君)"はコメディ映画ならではの面白い表現ですね!

また、最後の"stuffy head"は、「鼻づまり」を意味する"stuffy nose"をもじっていると同時に、主人公ベンの天然パーマのフワフワ頭を馬鹿にする表現でもあります。

たったこれだけのセリフのやり取りにも、色々なジョークが隠されているんですね!

You’re nose is bleeding!(君、鼻血出てるよ!)

最後にご紹介するのは再び海外ドラマ「フレンズ」からの1シーンです。

愛猫を亡くしたばかりのレイチェルが、友人との会話中、ふと鼻血を出してしまうシーンです。

※以下では、ロスを"R"、レイチェルを"r"で表現します。

R:Hey, so uh, y'know how there's something I wanted to talk to you about?
(ほら、僕がさっき言いかけてたことがあっただろ?)

r:Oh yeah!
(あ、そうだったわね!)

R:Well, y'know how I'm trying to work things out with Emily. Well, there's this one thing… Okay, here goes. I made a promise that----Oh hey!
(うん。実はエミリーと仲直りしようとしているんだけど、そのために1つ彼女と約束したことがあって・・・ちょっと待って!)

r:What?
(なに!?)

R:You're nose is bleeding!
(君、鼻血出てるよ!)

r:Oh God. No! Oh not again! This-this happened when my grandfather died.
(あら大変、最悪!またなの~!これっておじいちゃんが亡くなった時もだったのよね。)

レイチェルは、ショックな出来事があると鼻血を出してしまう体質のようですね。

鼻血って、最初は自分でも出ていることに気づかなくて、人から指摘されて気づくパターンがよくありますよね。

先ほど、"nose bleed(鼻血が出る)"という表現をご紹介させていただきましたが、こちらの現在進行形がこのシーンで登場しています。

指摘された側は恥ずかしいので、
やはり"Oh God!(大変!最悪!)"といった反応になるのも当然です。

よく鼻血が出る人であれば、
"Not again!(またなの~!?)"というのも使えるかもしれません。

まとめ

「鼻水」の英語表現や、鼻のトラブルにまつわる英語フレーズについてご紹介してまいりました。

参考になるものはあったでしょうか?

「鼻」についての表現ってこんなにあるのか!と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は海外でも、花粉症に悩んでいる方は多く、意外に外国人とその話で盛り上がるケースはよくあります。

また、現地で体調を崩したときに、鼻の具合を病院で説明しなければならないこともあるかもしれませんよね。

花粉症の方や留学・駐在を控えている方は、今回ご紹介したことを参考にしながら、お鼻にまつわる英語表現をマスターしておくようにしましょう!