パン屋は英語で?「パン」を英語で説明しよう!

パン屋、パン、惣菜パン、あんぱん

近年では日本で生まれ育ったが、主食はご飯よりパンという人もいるくらい、子どもから大人までみんなパンは大好きですよね?!

私はパンが大好きです!私は旅行先では必ずパン屋に立ち寄ります。

一言で「あんぱん」「めろんぱん」「食パン」といっても店によって種類は全然違います!

パンについて語りだしたら止まらないのでこのあたりで辞めておきますが、これからもお気に入りのパンを探しながらの旅を続けていくつもりです。

旅先は国内外問わずですが、
世界中のパン愛好家たちとパンについて熱く語りたい!
パンの魅力をもっと伝えたい!
という方の為に、英語でパンを紹介するにはどのような表現を使うべきなのか、パンについての身近な疑問も解決しながら、熱く語っていきたいと思います。

「パン」とは何語?

皆さん、「パン」と英語で言いたい時に、「パン」で伝わるのかな?って疑問に思ったことはありませんか?

私たち日本人がよく聞く表現としては、パンの他にブレッド(bread)という表現があるのかなと思います。もしくは、ハンバーガーショップでは、バンズ(buns)なんて言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。

~パン?ブレット?バン?~

正解は・・・英語でパンは「bread」です。

・では、「パン」とは?

日本のパンは、パン・スイーツ・サンドイッチ・トーストなどを全てを指します。

フランスのパンは、バゲットを指します。
(パンで通じるのは、日本語、台湾語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語など)

パンという言葉の語源はポルトガル語のpaoから日本人に使われるようになりました。

調べてみると「パン」の語源はポルトガル語の「Pao(パン)」で、「pao」の起源はラテン語の「Panis(パニス)」が由来だそうです。

・では、「ブレッド」とは?

breadは一般的に食パンをイメージさせる言葉です。
(breadで通じるのは、英語、デンマーク語、ノルウェー語など)

英語の「bread」はゲルマン語の「Brauen(ブラウエン)」が語源だそうです。

・では、「バン」とは?

丸い形をした小さなパンのことを指します。これも英語です。
食パン以外のパンは、bunと呼ぶのが一般的です。

よく、ハンバーガーショップなどでは、バンズという言葉を耳にすると思います。

※英語でpan(パン)というと、料理で使うフライパンを意味しますのでご注意下さいね!

「パン屋」を英語でなんで言うの?

★パン屋は英語でbakery(ベーカリー)と言います!

英語では動詞のbakeがパンを焼く、という意味からbakeryという言葉になりました。

またパン屋さんで働く人のことは、bakerと言いますね。

※語尾のerは「する人」を表します。
※語尾のryは、「場所」を表します。

ベーカリーとブランジェリーの違いについて

街でよく目にするパン屋さんですが、店の名前を見てみるとベーカリー◯◯またブランジェリー◯◯と掲げている店がありますよね。

売っているのは同じ。そうパンなのです。
では、この違いは一体どこにあるのでしょうか。

BAKERY(ベーカリー)は英語

BOULANGERIE(ブーランジェリー)はフランス語です。

そもそもパンはフランス、特にパリが有名ですね。
フランスから始まり、パンは様々な国へ伝わりました。

フランスでは、ブランジェリー○○という名前の店を良く見かけますが、
ブランジェリーとは、パン職人さんが、店内で小麦から生地を作って焼いたパンを売るお店です。

職人さんが自ら小麦から選びパンを作り上げている場所、こういった店のみブランジェリーと名乗っても良いとフランスの法律で定められています。

フランスでは、パンが国をあげて大切にされています。驚きます。

その理由として、フランスでパン作りは「神の仕事」 と呼ばれ、語源は 「bouleを作る人」 。

bouleとはボール、つまり地球を意味します。小麦から粉を作り、地球を形どったbouleを作る。

まさに神の仕事です。

釜の中に入っているパンに祈りを捧げながらパンの焼き上がりを待つと言われています。それくらい大切な仕事、想いがこもった大切な食べ物とされているんですね。

ここで、BAKERYとBOULANGERIE違いをまとめると、 ①英語かフランス語かの違い
②生地から作って売る店か、小麦から作って売る店かの違い
ということになります。

日本では特に区別なく、パン屋をベーカリー、ブランジェリーと呼んでいますよね。

細かい事を言うとベーカリーは「パンを作って、売る場所」というのが正しく、どこかで焼いたパンを仕入れて売っているだけの店とは違います。

ただ、日本では特に区別なく、ベーカリーと呼んでいます。

正式にはパン屋を訳したら ブーランジェリーではないってことですね!

正式な解釈は難しい!

日本が産んだパンを紹介&英語で説明

日本発祥のパンがあるのは知っていますか?

パンって日本よりも海外で食べられているイメージが強いと思いますが、日本が産んだパンもたくさんあります。

外国人も認める、日本のパン。

例えば、分かりやすい種類だとあんぱんがまさに日本発祥です。

あんパンは1874年(明治7年)に、木村屋(現・木村屋總本店)創業者であり茨城県出身の元士族・木村安兵衛とその次男の木村英三郎によって考案されたと言われています。

◆アンパン sweet bean bun

アンパンを英語で説明する時は、
・甘いあんこペーストが入ったパンです。
The bun consists of a sweet bean paste filling.

◆カレーパン curry bun

カレーパンを英語で説明するときは、
・カレーソースを入れて焼いたパンです。
The bun consists of a curry sauce filling.

・カレーソースを入れて揚げたドーナツです。
It is a donut that is deep-fried, and has a curry sauce filling.

◆メロンパン melon bun

・メロンのような型をした甘いパンのことです。
It is a sweet, melon-shaped bun.

◆ジャムパン jam bun

・ジャムパンは、ジャムを包んで焼いたパンです。
The bun consists of a jam filling.

~世界のパンを紹介!~

【バインミー in Vietnam】

バインミーとはベトナム語でパンのことです!

ベトナムに訪れた時に、路上の屋台ででたくさんのパンが並んでいるのを目にしました。

見た目は、そうフランスパンで中に野菜や肉などいろんなものを挟んだサンドウィッチです。

ベトナムは、約100年フランスの統治下にあったので、フランス食文化の影響を大きく受けています。

そんな歴史的背景もあり、ベトナムのパンはとても美味しい!

【パンデサル in Philippines】

スペイン統治時代に生まれたといわれているパンデサル。

もともとはスペイン語で塩パンという意味ですが、実際に塩の味はせずふわふわしていてとても美味しいです。

モリンガ入りや全粒粉など色々な種類のパンデサルがフィリピンでは買えますよ!

パン屋に行った時に使える英語表現

日本のパン屋について英語で説明する時に使えるフレーズをご紹介します!

・トングを使って、好きなパンを取り、トレーにのせてお会計をします。
At the bakery, we place our favorite types of bread on a tray using the tongs, and then go to the cashier to pay.

パンの試食が出来ますよ。
At the bakery, you can take samples of some of the bread.

食べたい分だけカットしてもらうことが出来ますよ。
You can slice your bread into any size you want.

焼き上がりはいつですか?
When do you want your bread to be baked?

焼き立てのパン
freshly baked bread

パンの耳をカットしていただけますか?
※パンの耳bread crust
Would you like to cut off the bread crust?

パンをトーストして頂けますか?
Could you put my bread in the toaster?

バターを塗っていただけますか?
Could you spread some butter on the bread?

続いてパンを食べた感想を言う時の英語表現をご紹介!

このパンはふわふわしていて美味しい。
The bread feels very fluffy.

このパンは固い・・・。
The bread feels hard.

パリッとしていて美味しい。
The bread feels crispy. (Crunchy)

何個でも食べられる!
The bread is so delicious, it makes me want to keep eating it.

最後にパンの数え方をご紹介します!

~食パンの場合~

食パンは不可算名詞なので複数形のSは使えません。

カットする前の1斤のパン
a loaf of bread

※カットする前の2斤のパン
two loaves of bread

カットした後の1枚のパン
a slice of bread

※カットした後の2枚のパン
two slices of bread

ちぎった1切れのパン
a piece of bread

~菓子パンや総菜パンの場合~

数えられるものについては複数形のSをつけます。
2個のあんパン
two sweet bean buns 

いかがでしたか。ひとことでパン、パン屋と言っても世界を見ると意味の違いがあり、それぞれの国で独自に進化、発展したものがあって奥が深いですよね。

日本のパンも本当に美味しいものばかりなので、もっともっと世界中の人に食べてもらいたいですね。