さっそくですが、英語がなかなか好きになれないという方はいらっしゃるでしょうか。
ご存知の通り、英語は世界共通の公用語です。
よって、中学・高校、人によっては大学と長期間英語を学び、文法力や語彙力を持ち、英文を読んだり書けたりは問題ないというのに、なかなかこれが話せない、、、
話せるようになりたい、できるようになったらかっこいいのになと思いつつ、どうしても苦手意識があるため英会話が上達しない、英語の授業が億劫になるという方もいるかもしれません。
必要性がなければ、なかなか重い腰をあげることもできません。
では、なぜ英語ができるようになりたいと思いつつも英語が嫌になってしまうのでしょうか。
そんな理由と、英語嫌いを克服して好きになるための方法についてまとめてみました。
- 英語が嫌いな人はなぜ嫌いなのか
- 嫌いなものを好きになるきっかけとは?
- 好きにならなくてもいいので、とにかくとりかかる
- 好きになれるよう興味あるもの×英語のものを探していく
- 英語が話せるとどうなるかイメージする
- まとめ
英語が嫌いな人はなぜ嫌いなのか
そもそも外国語を学ぶことは難しい
僕が英語嫌いの理由に関してまず思い浮かぶのは、そもそも英語を学ぶこと自体が難しいので、うまくいかなくて嫌になったり投げ出したくなるのは普通だということです。
少し想像してみてください。
仮に、僕らではなくてある一人のアメリカ人が日本語を学び始めることになったとしましょう。
一説によると世界で最も習得が難しいと呼ばれる日本語を、今日を皮切りにゼロからスタートしていくわけです。
まずはあいうえおの発音に始まり。
次にひらがなやカタカナを書く練習。
「やっと五十音が言えるようになった!」 と思うのもつかの間。
次から漢字の勉強が始まるのです。(笑)
それも途方もない数の。
きっと0からスタートしたアメリカ人からすると、種類が多すぎるのとそれぞれの違いが全く分からなくて、頭がパンクしてしまうくらいの勢いではないでしょうか。
英語学習に取り組んでいる皆さんも、一から外国語を学んでいるという点では常に上り坂を上っているようなもの。
なので、たまに勉強が捗らずに落ち込んだ時には 「もともと難しいことに取り組んでいるんだから、まあうまくいかないときもあるか」 と客観視して、自分を適度に許してあげるといいのではないかと思います。
日本の学校教育の方針が原因?
また、英語があまり好きではない、苦手だという人の理由として、日本の学校教育が影響しているかもしれません。
というのも、日本の教育では、正しい文法や話し方を主に学ばせるという方針だったのではないでしょうか。
しかしその反面と言うか、学生時代に周りの人を見渡すと文法の間違いなどを気にして、先生に当てられてもあまり積極的にしゃべろうとしない人が多く見受けられました。
個人的な主観ですが、なんだかみんな恐る恐る授業に出ていたような気もします。
基本的に、学校の試験はペーパーテストがメインです。
スピーキング重視のテストなどはあまり聞いたことがありません。
つまり、いい成績を取るためにはテストでいい点を取る必要があり、そのためスピーキング力ではなく正しい文法の知識や長文読解などのリーディングの知識が求められているとも言えます。
だからこそ、積極的にしゃべろうとしないというより、どうしゃべっていいのか分からないのでしょう。
しかし、本来であれば会話というと、リラックスして楽しんだり、好きな話題を話すものです。
「間違ってはいけない」 という認識が頭の中に残っていると、気も休まらないですよね。
「ミスをしたらどうしよう」 と考えてしまうと積極性だって失われてしまいます。
英語嫌いになった人は、もしかしたら
・話せるようになりたいけど、ミスをするのが怖い。
・あまり喋れないから場数も踏めず自信も持てない。
という状況に陥っている可能性があるかもしれません。
これまでの教育法の問題点・課題点のひとつはここにあるとも言えます。日本人にとってのこの弱点を指摘するブログやウェブサイトは多くあります。
日本も国際化が進んではいますが、まだまだ日常生活で相手に英語を使う場面は少なく、自国語のみで生活ができるという状況にあります。
滅多にない英語で話す機会があったとき、「間違いたくない」という気持ちが強まるのも自然なことかもしれません。
嫌いなものを好きになるきっかけとは?
では、英語に限らず、嫌いなものを好きになっていく過程について考えていきましょう。
リコーダーから学んだ、嫌いから好きに変わる過程
皆さんは、何か初めのうちは嫌いだったにも変わらず、だんだんと好きになったという体験はお持ちでしょうか。
僕が思いつくのは、リコーダーを吹くことかもしれません。
まず、息の吹き方が分からずにみんな
「ピィィィー」
「ッッップゥー」
とか、とんでもなく外れた音ばかりを奏でていました。(笑)
しかしながら、先生に教わったドレミファソラシドの出し方を一つ一つ覚えて、息も適切な量をふーっと吹くと、それぞれの音を出せるようになっていきます。
僕も、最初は本当にへたくそだったのですが、毎回音楽の授業で練習しているとだんだん吹けるようになって、息や指使いのコツも会得しはじめ、なんだかリコーダーを吹くのが楽しくなっていったという記憶があります。
その経験を通して思うのは、きっと最初の時期、リコーダーでいうと各音の指使いをマスターする基礎的な段階では、なかなかきれいな音を出せなかったり、ひたすら地道に覚えたことを繰り返したりで非常につまらない時期でした。
でも、実際に曲のパート部分をマスターしたり、一曲丸ごとを弾けるようになったりすると 「自分ってここまでできるんだ!」 となった成功体験です。あなたも、嬉しく感じた体験がきっとあるのではないでしょうか。
特に、学芸会などの実際の演奏が迫っていると、本番へのプレッシャーや期待もあり、やってやろうとなるものです。
英語を身につける過程も、これに少し似ているのではないでしょうか。
英語に関しての成功体験で言えば、初めての海外旅行のために英会話を学習し、実際にホテルでチェックインできた、ツアーに申し込みができたというものもあるでしょう。
そのときの、目的を果たした充実感、相手の外国人の笑顔などは次へのモチベーションに必ずつながります。
最初の基礎固めの時期は、本当に地味でひたすら勉強なので、どうしてもつまらなく感じる人は多いと思います。
しかしその中でも早い段階で、
・海外のウェブサイトを見たる
・海外のTVを見る
英語を本気で使う機会を一度でも経験すると、きっとあなたの中での認識が変わり、本気で学びたいというスイッチが入る可能性があります。
好きにならなくてもいいので、とにかくとりかかる
考えるよりもまずやってみる
科学的に言われているのは、頭で考えるよりも先に行動を起こしてしまった方が、心理的負担が少なく楽だということです。
正直なところ、急ぎで英語の勉強をしている方はあまり多くないと思います。
しいて言うと、英検の試験を控えている方や受験生などでしょうか。
他には海外に行くことが決まった方などでない限り、そこまで急ぎで勉強する用もないと思います。
そんな中でおすすめなのが、あれこれ考えずにとにかく思い立った瞬間にやってみるということ。
そこで、取り入れられる方法のひとつに国際交流パーティに参加したり、オンライン英会話のトライアルを試すというものがあります。
国際交流パーティでは、外国人がいかに自然に会話を楽しむか目の前で見れたり、質問を受けて単語ででも応答ができる自分を発見できたりします。
オンライン英会話であれば、無料のトライアルがたくさんあり、 「まずやってみる」 という目的のためには最適です。
実際にやり始めてみると、意外にも夢中になったり集中できることが多いので、まずは始める前にあれこれ考えすぎる癖をやめてスパッとアクションを起こしてみましょう。
「取り組む」ことに慣れてしまえばこっちのもの
実際、英語の学習が習慣化してしまえば既にあなたの勝ちと言ってもいいでしょう。
毎日取り組むようになれば、学習時間も増え学べることも広がり、あなたの自信を育ててくれます。そのような日常の環境はとても大切です。そして自信を持てるようになってしまえばあとは簡単で、どんどん実践に出て自分の事を試していくだけです。
好きになれるよう興味あるもの×英語のものを探していく
好きこそものの上手なれ とはよく言ったものですが、趣味や好きなことと英語を掛け合わせることができたら、上達も早くなりそうでかつ長続きもしそうですよね。
フラメンコが大好きでスペインに行きたいのでスペイン語を習う、パティシエになりたいのでフランス語を習うといった具合です。
その点、英語の学習方法はいくらでもあります。
考えられる方法としては、例えば
・海外リーグのスポーツ中継や、ハイライトをYouTubeで見てみる
・英語のゲームをダウンロードしてやってみる
例えば洋画を見る時だと、もちろん最初から無理をしなくていいので日本語吹き替えで見てみるのも全く問題ないと思います。
英語を意識しすぎることなく、映画を見ていく中で少しずつ海外文化に触れていくのも良いのではないでしょうか。
また、慣れてきたら日本語字幕のみにしたり、もっと行けると思えば字幕なしの英語音声にしたり、趣味に浸っていく中で英語も自然とレベルアップしていけると理想です。
何より大事なのは、
やはり、肩に力を入れずに楽しみながら次いで感覚で英語も学んでいくというのが、筆者が経験してきた勉強法の中でも一番長続きし身になると思います。
断言しますが、趣味を通して学んだ英語は本当に忘れません!(笑)
英語が話せるとどうなるかイメージする
最後に、英語が話せるとどんなメリットがあるのかについても見ていきましょう。
世界中、多くの国に行けるようになる
世界中を旅行してみたいと考えている人はどのくらいいるでしょうか。
小さい頃に、いつか世界一周してみたいなと考えたことがある方も少しはいるかもしれませんね。
英語を話せるようになるメリットは、
多くの国へと旅行に行ける可能性が高まること。
英語が主言語である欧米のみならず、アジアなどの地域でも現地で英語を話せる人となら会話ができるため、もしかするとあなたは世界中どこの国でも生きていけるようになるかもしれません。
世界遺産を見て回ったり、各地のおいしいグルメなんかを楽しめたら最高ですよね。
気に入った国があったら長期滞在してみたり、現地の人と英語を通じて仲良くなってパーティーをしたり秘境を見に行ったり。
旅先での思い出はあなたの人生を変えること間違いなしです。
そんな、人生を熱くさせる無限の可能性を持っているのが、英語なのではないでしょうか。
外国人とバーで一緒に飲める
男女問わず、外国人が好きだいう人も中に入るかもしれません。
日本でも東京や大阪など、特に都市部に行けば行くほどバーやクラブには外国人も多く、知り合う機会もあるかと思います。
そんな、普段なかなか出会えない人たちと日本国内で知り合って友達になる、というのもワクワクしそうです。
ネイティブスピーカーのイギリス人やオーストラリア人と出逢い、ゆくゆくは国際カップル、国際結婚につながる可能性もあり、パートナーの母国で一緒に移住するなんてこともあり得るかもしれませんね。
趣味やスポーツの世界で一流に近づける
これは少し意外かもしれませんが、あなたが英語をしゃべれるようになっておくと、趣味やスポーツの世界でも活きてきます。
というのも、外国人の友達と趣味について話したり一緒にやったりできるのはもちろん、一流アスリートの言っていることも理解できるようになるからです。
例えばスポーツに関してだと、あなたが真剣に上達を目指している場合、日本語だけの情報を集めて練習に活かすのか、それとも世界一流プレイヤーが言っていることを英語で理解し研究した上で自身のスキルアップに活かすのとでは、かなり大きな差が出てくるのではないでしょうか。
日本ももちろん全てにおいてレベルは高いですが、例えばサッカーやアメフト、バスケなど、レベルの高い海外リーグがあるようなスポーツの場合、英語を理解できればダイレクトに情報を100%得ることが出来ます。
やはり本気で上を目指すのであれば、一流プレイヤーが言っているアドバイスを直接吸収できるようになった方が良いに越したことはないですよね。
英語はそんな、あなたの打ち込んでいる分野を飛躍的にレベルアップしてくれる情報ツールでもあります。
まとめ
英語嫌いになる理由として、長年学校のテストを経験してきたことによる 「自分の英語が正しいか正しくないか?」 という思考によって、なかなか自信が持てなかったことが原因の一つとして考えられます。
とはいえ、英語はコミュニケーションのツールなので使ってみてこそ意味があるといえるもの。
まずは難しく考えず、自分の好きなことと絡めてみたり、あまり難しく考えずに使い始めてみることによって、英語に慣れていきましょう。
そうする中で、上達していくと自信もつき始め、英語を話すことが楽しくなってくるはずですよ。
気軽な練習の場として、ネイティブキャンプではいつでもレッスン受け放題なので、思い立った時に外国人講師や日本人講師と話ができます。
気分転換したい時にはレッスン中に講師と歌を歌う、なんて自由なこともできるのが良いところです。

20歳の時にアメリカひとり旅を経験する。カリフォルニア西海岸の美しい日差しに惹かれ、将来海外移住することを決断。 現在は常夏の国フィリピンに移り住み、在住歴2年となる。英語に関して特にこれといった勉強はしてこなかったが、高校生の時から趣味で洋楽を歌い始めたことがきっかけで英語にハマる。 趣味はカラオケで、洋楽や邦楽問わずラップを愛する。将来の夢はロサンゼルス移住し、最高の夕日が見えるベニスビーチで遊ぶこと。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.